ポケモントレーナー ハチマン 完   作:八橋夏目

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5話

「ギィナァァァアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!」

 

 奴の声が段々と近づいて来た。

 もうすぐお目見えってことなのだろう。

 そういや前にサーナイトと一緒に襲われた夢を見たな。あの時は最後サーナイトと離れ離れになってしまったが、あれは予兆だったりするのだろうか。あるいは意識が朦朧としていて夢と現実の区別がつかない時に襲われたか。まあ何にせよ、一度奴とはキッチリやり合わないととは思っていた。それがこんなにも早くなるとは予想だにしていなかったが、ここに来てからの時間感覚がおかしくなってることもあり、頃合いだったりするのかもしれない。

 ーーー理由は何でもいいか。

 まずは奴がどういう反応を示しているか。何をしようとしているのか。今回も俺を狙っているのか。その辺が掴めれば対策を立てることだって出来る。

 

「ギィナァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!」

 

 あの黒い影………。

 奴さんのお出ましだ。

 

『「キタナ、ギラティナ」』

 

 これまでの経験上、こいつに言葉は通じない。逃げるか戦うかの二択しか用意してくれない。デオキシス襲撃事件の時に出て来た時も戦うしかなかった。その前は…………多分、ダークライの力で上手く逃げたはずだ。真っ向から戦ってもリザードンが勝てるかどうか。ただ、似たような存在ならどうなるのだろうか。今回はそこに賭けてみるしかない。

 

『「ソウソウニバトルッテカ。ウツロイド、マジカルシャイン」』

「しゅるるる!」

 

 近づいて来たかと思えば一瞬で消えてしまった。シャドーダイブだ。ゴーストダイブの上位技というか、シャドーダイブを他のポケモンが使えるように低能させたのがゴーストダイブというべきか、我こそがゴーストタイプの頭であると言わんばかりの技である。

 正直、ギラティナの真意が読めない現状ではどこにどう出て来るのかは分からない。だから範囲技であり、光を発するマジカルシャインが有能となる。

 

「ギィナァァァアアアアアアアアアッッ!!」

 

 効果は抜群か。

 だが、相手はギラティナ、一世界の王である。この程度ではどうにかなるような存在ではない。

 

『「ツギハドラゴンクローカ。ウツロイド、ショクシュデウケトメロ」』

 

 ギラティナの六本に分かれた翼の先が爪と化し、勢いよく迫って来た。

 

『「クゥ………ッ」』

 

 それをウツロイドの触手で何とか押さえつけたものの、勢いが凄まじい。身体が持っていかれるかと思ったぞ。

 

『「ウツロイド、ソノママデンジハダ」』

「しゅるるるるる!」

 

 直接流し込めばギラティナであろうと抗えないはずだ。

 

『「ウォッ!?」』

 

 とか思って時期もありました。

 力づくで振り回されて引き剥がされてしまった。正直吐きそうになったものの、ウツロイドがバランスを保ってくれたおかげで何とかなっている。

 

『「ヒトスジナワデハイカナイカ」』

 

 相手のスペックは最上級クラス。しかし、こちらのスペックもまた負けていない。未知の力、存分に見せてくれ。

 

「しゅるるるるるぷ! しゅるるるるるぷ!」

 

 うぉあっ!?

 な、何か身体が黒くなっていくんですけど!?

 触手の伸びていくし、まさか第二形態?!

 

「しゅるるるるる!」

 

 まあいい。ウツロイドがやる気を出してるんだ。こっちも応えてやらないと、な!

 

『「ウツロイド、ドクヅキ」』

 

 変化した勢いのまま両腕? が伸びてギラティナへと向かっていく。それを追随するように他の触手も伸びていった。

 またやるのね、あのゴムゴムのガトリングを。

 

「ギィナァァァアアアアアアアアアッ!!」

 

 うわっ?!

 目の前にあれだけ触手が迫っていても一瞬で赤と青の竜を模した波導、りゅうのはどうを撃って来やがった。流石は神と呼ばれしポケモン。俺の知る伝説のポケモンの中では群を抜いて早い。匹敵するのは暴君様くらいだろうか。

 なのに、この子普通にギラティナの顔をぶん殴っちゃったよ。触手撃ち抜かれてたよね? 痛くないのん?

 

「しゅるぷぷ、しゅるぷぷ、しゅるぷぷぷぷぷぷっ!」

 

 あ、再生した………。

 じこさいせい、じゃないんだよな?

 えっ………、本当に触手ポケモンじゃねぇか。マジか…………。

 

「ギィナァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!」

 

 うわー、ギラティナ超お怒りモードだわ。

 六本に分かれた翼がくわっ!? と大きく開いている。今にも何かを放って来そうだ。

 でも、今回は敵でいてくれた方がありがたい。恐らく、ダークライとクレセリアは鍛え上げたサーナイトをギラティナにぶつけようとしている。だからあの二体は自分の技とバトルの技術ってのをサーナイトに叩き込もうとしているのだろう。ギラティナを相手にするのが最終試験と言わんばかりに。

 それならそれで、俺が今すべきなのは一度ギラティナを引かせ、再度ギラティナに襲撃させることだ。簡単なのは俺たちの方が実力が上であるということを見せつけてコテンパンにし、最後に挑発するという流れなのだが、相手は神と呼ばれしポケモン。前者がまず難しいというか無理に等しい。

 

『「ヨウカイエキ」』

 

 目眩し目的でようかいえきを発射した。

 すると爆発してしまった。

 

『「ハッ?」』

 

 今、ようかいえきを放ったんだよな…………。

 うん、やっぱりおかしいわ。絶対ようかいえきの威力じゃない。ともするとウツロイドは触手で直接攻撃するよりも、こういう遠距離技の方が得意だったりするのか?

 

『「チッ、マタキエヤガッタ」』

 

 爆発を目眩しにギラティナが消えていた。またしてもシャドーダイブが来るってことだ。

 

『「マジカルシャイン」』

 

 もう一度同じようにマジカルシャインで光を発し、消えたギラティナを探すことにした。

 うーん、なんかこれだけではさっきの二の舞になりそうな感じがする。何か、何か他に手はないのだろうか。シャドーダイブ対策でなくともギラティナ相手に効果的な何かが今は欲しい。

 

『「ッ?!」』

 

 来た!

 気配は背後から。一応うつ伏せ状態で飛行しているため、上からという言い方も出来る。

 

「ギィナアアアアアアッ!!」

 

 この状況、飛行バトルとなればよくあることだ。だから俺もリザードンを相棒としていたため見たことはある。こういう時、あいつにどういう指示を出していたか…………。

 

『「ハッ!」』

 

 あった。

 身体を斜に向け、右斜め前に舵を切る。そして気持ち左脚で蹴り上げ海老反りに大きく上昇し、身体を反転させて態勢を元に戻す。

 ーーーブラスターロール。

 リザードンと身につけた空で戦う技術、飛行技だ。

 ウツロイドは浮遊している身。俺自身は飛行技を体験したこともないが、要領だけは得ている。何ならネタ元はアニメだ。アニメキャラが出来ていたんだから、ポケモンの力を借りれば再現出来なくもない。

 

『「デンジハ」』

 

 ギラティナの上を取った俺は一定の間隔で電気の波を放った。

 この距離なら今度こそ麻痺させることが出来るはずだ。

 

「ギィィィィ」

 

 上手くいったみたいだな。

 なら次だ。

 これでギラティナの動きは今より鈍くなった。と言っても太く長い巨体に対しては、ウツロイドの身体は大きくなったとしても俺の身長の一回り程度である。

 逆を言えば、小回りの利く身体でもある。生かすとすればこの部分だろう。

 そして、ウツロイドは打撃よりも遠距離技の方が得意そうである。となるとバトルの構成はーーー。

 

『「アシッドボム」』

 

 とにかくギラティナの防御力を削っていき、一気に攻めることだろう。そのためにはアシッドボムやようかいえきを連射し、且つギラティナの攻撃を躱す必要がある。

 

『「アシッドボム!」』

 

 ギラティナの背中で紫色の爆発を起こす。

 これで毒も盛れたらいいのだが、そう上手いこといくことはない。

 

「ギィナアアアアアアアアアッッ!!」

 

 煙の中から赤と青の竜を模した波導が撃ち込まれて来た。相手は神と呼ばれしポケモン。何か返して来るのは想定済みである。

 

『「ミラーコート」』

 

 自身の前に壁を波導を真っ向から受け止めた。

 ただ、やはりというか威力が他のポケモンたちとは比較にならない。普通なら押し返せるはずなのだが、対神ともなると中々難しいのかもしれない。これをサーナイトがやっていたら、即弾き飛ばされていたかもしれない。

 そう考えると、ウツロイドの力はギラティナのりゅうのはどうを受け止められるだけのものがあるということだ。

 こうなったら押される力を利用して一度距離を取ることにしよう。恐らくギラティナは追って来るはずだ。ちょこまかと動き回る侵入者を擁護することはないだろう。俺だったら叩きのめす。

 

『「ソニックブーストハ…………、ジッサイヤロウトオモウトムズカシイナ」』

 

 停止状態から即加速なんて、しかも普通の踏み込みとはさらに素早い動きともなると、身体で覚えるしかなさそうである。今は何とか押される力で加速に繋げられたものの、これは要領だけを得ていても今すぐには出来ない技もあるな。

 

『「ッ!?」』

 

 ッ!?

 急に目の前に現れるなよ!

 恐らくシャドーダイブで移動して来たのだろうが、心臓に悪い。こんなところにいるけども、一応俺はまだ死んでないんだからな!

 てか、反射的にコブラを使ってたわ。

 すげぇ足に来る。

 ウツロイドの身体を使っているとはいえ、この重さ。足への負担が凄い技だな。

 と、このまま前にも行けないし、上からはギラティナの六枚翼が襲いかかって来ているし、さっさと逃げないとマジで死ぬ。

 ここは垂直エアキックターンだな。

 

『「グヌヌヌヌッ!」』

 

 ウハッ?!

 これヤバい。超ヤバい。よくリザードンはこんなのを何度も何度も出来るな。やらせた俺が言うのもなんだか、リザードンはすげぇわ。

 

『「フー、フーッ………。アブナッ…………」』

 

 上に飛んだということは次はこのままハイヨーヨーに繋げるのがいつものパターンか。

 というか今のところこの世界変な重力に邪魔されてないな。重力の方向が変わった場所にいつたどり着いてしまうのか気を張っておかないと、か。

 

『「ウツロイド、パワージェム」』

 

 上空で反転しながら、無数の岩を作り出していく。

 ドラゴンクローを外したギラティナは首を動かして俺を探している。上に逃げたのまでは分かったのだろうが、軌道を追いかけられなかったようだ。

 

『「サイコショック」』

 

 ただパワージェムを撃つだけでは、りゅうのはどう等で破砕されるのがオチである。それをサイコパワーでこちらで軌道を操作してやればギラティナを撹乱させることが出来るだろう。それでもなりふり構わず突っ込んで来るのならば、その時はその時だ。迎え撃つなりすればいい。

 

「ギィナァァァアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!」

 

 あれは………はどうだんか?

 エネルギーが蓄えられ、こちらに向けて放たれた。

 あれがはどうだんならちょいとばかし面倒である。はどうだんは追尾機能付きのかくとうタイプの技。いわタイプの技であるパワージェムを軌道上にあるものは一掃してしまうだろう。そして、そのまま俺たちの方へと向かって来る。

 俺は一旦攻撃の手を止めて、意識を右手へと集中させた。俺にもよく分からないこの技。いや、そもそもこれは技なのだろうか。何でどくづきよりも威力があるんだとか、キックや頭突きにおいても同様の結果を見せたウツロイド特性ハチマンシリーズの技。

 ーーーハチマンパンチ!

 

『「……………イヤ、ホントイミワカンネー」』

 

 予想通り、岩を一掃しながらこちらに向かって来たはどうだんを右の拳で殴ってみた。

 すると弾き返してしまった。

 ミラーコートの効果でもあるのだろうか……………。

 これ、蹴っても頭突きしても同じ結果になるってことだろ?

 下降速度が加えられていたとしてもおかしな話だ。超謎である。

 

「しゅるるるるる、しゅるるるるる」

 

 あ、こいつ今ドヤ顔してるだろ。

 顔がどれかは知らんが、めっちゃそんな空気を感じるぞ。

 ギラティナの横を下降しながら、そんな能天気なことが読み取れてしまった。

 

『「チッ………アクノハドウヲツカエタカ。ウツロイド、ヨロコンデルトコロニワルイガ、ツギクルゾ」』

「しゅるるるぷぷ」

 

 と、ウツロイドがはしゃいでいるとギラティナは黒いオーラを纏い、撃ち返したはどうだんを吸収していった。

 こりゃ、ようかいえきもアシッドボムもあの黒いオーラに吸収されそうだな。

 次の策を練るためギラティナの下を潜り抜けて再び距離を取った。

 …………そういえば、サーナイトたちのところに戻れるのだろうか。地形とか一切把握しないままバチバチしてるけども、今になって心配になって来た。

 生きて戻るとは誓ったが物理的に戻れなくなるってことを考えてなかったわ。

 やべぇ、マジっべーわ。

 

『「ア、コレナラギラティナヲトオザケツツ、モウイチドシュウゲキサセラレルカモ」』

 

 けど、出来るのか?

 ウツロイドの身体から比べると数倍ある巨体だぞ?

 しかも暴れられたら身の危険が著しい。最悪どこかに俺の方が飛ばされる。

 でも、あの黒いオーラを纏われた状態ではプランを変更せざるを得ず、他に手はない。

 …………やるか!

 

『「ッ?! マタカ!」』

 

 プランを決めたところで、背後から赤と青の竜が襲いかかって来た。

 それを振り向いて壁を作って撃ち返す。三度目ともなるとミラーコートの使い方も馴染んで来る。

 

『「グァッ!?」』

 

 すると今度は背後から追撃があり、突き落とされてしまった。衝撃がヤバいのなんの。脳震盪を起こしてもおかしくない衝撃だわ。ウツロイドの身体がクッションになり、何とか俺の意識が奪われることはなかったが、今の一撃はウツロイドには効いているだろう。

 

『「クッ、ゥゥゥ!」』

 

 だが、絶好のチャンスにもなった。目的地はギラティナの尾の下。あの手この手とちょこまか動いた上で、この位置取りにたどり着かなければと構成を組み立てるところだったのに、真っ先に来てしまったよ。

 俺は何とか頭の衝撃から意識を逸らし、身体を丸めるようにして踏みとどまった。落とされた時の落下速度は結構あったみたいで、足への負担がさっきの比じゃない。

 なるほど、これはポケモンの身体でも経験を積み重ねて慣らさないと辛すぎるな。

 足の力を一気に解放して、エアキックターンで急上昇。ギラティナの尾へと触手を伸ばして張り付いた。

 

『「オモイッキリブンマワセ! ウツロイド!」』

 

 三半規管がやられるのは承知の上で高速回転していく。飛行技の中でもトルネードだけは最初から使うつもりなかったんだけどな。さすがに目が回ってバトルどころではなくなってしまうのが目に見えている。

 なのに、こうなってしまうのか…………。

 ウツロイド、もし失敗して俺も目を回して使い物にならなくなったら一目散に逃げてくれよ。お前が無理する必要はないからな。

 

「しゅるるるるるるるるるるるるるるるっ!!」

 

 二人して死に物狂いで高速回転している、ような気がする。何だろう、目が回って来てるからかな。そんなどうでもいいことばかりが頭に湧いて来る。ウツロイドと波長が合って来たのかね。

 

「ギィナァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!」

『「ニガ、サネェ………ゾ! ウツロイド………クサ、ムスビッ!」』

 

 ギラティナの身体の触手の先が触れている部分から蔦を伸ばし始める。遠隔で触手を操っているような感覚、とも言えなくもない。

 ギラティナの身体は高速回転しながら、痺れ、蔦と動きを奪われていっている。反撃もさっきより弱々しい。これなら、いける!

 

『「フンヌヌヌヌヌヌヌッ」』

 

 最後の力を振り絞ってブウンブウン! とギラティナの巨体を大きく振り回していく。同時に自分たちも高速回転しているため、正直なところ、既に周りがよく見えなくなって来ている。というか見たくない。気持ち悪いし、バランス感覚も無くなって来た。そろそろ吹っ飛ばさないとヤバい。

 

『「ウォォォオオオオオオオオオリャァァァアアアアアアアアアアアアッッッ!!!」』

 

 かつてない程の絶叫が木霊していく。

 そして何か知らんけども、俺が光ってる!

 えっ? なに? ウツロイド、なんかしてんのっ?

 最後に一際大きく振り回すイメージでギラティナを吹っ飛ばした。

 

「ギィナァァァアアアアアアアアアアアアアアアッ!?」

 

 やな感じ〜! って声が聞こえたような聞こえなかったような。いや、聞こえてたら俺の耳がヤバいことになってる証拠だわ。

 

『「…………ゥェ………」』

 

 …………気持ち悪い。

 さすがにウツロイドの毒では、この気持ち悪さは解消出来ないよね。原因が毒で何とかなるようなものじゃないし。

 しばらくこのままでいよう。フワフワと漂っていれば気持ち悪さも治まって来るはずだ。治るよね?

 それにウツロイドも結構ダメージを食らっただろうしな。休むことも大事なことだ。

 ……………………やっぱ気持ち悪いな。

 何か考えてないと気持ち悪さに呑み込まれそうだ。

 まあ、これでウツロイドは新たに変則的なぶんまわすを習得したわけだ。多分、普通のぶんまわすも使えるようになった、はず………。

 俺もウツロイドの身体を用いての自分自身が戦闘に立つイメージは、何となく掴めた気がする。まだまだ経験は積まなければいけないが、ウツロイドとの相性は悪くないだろう。それに何気に飛行技が使えるというのが発見出来たのは大きい。俺のバトルのイメージがリザードンと重ねやすくなったのはありがたいことだ。そして、ウツロイドも自発的に技を使ってくれることも。最後に光ってたのはマジカルシャインを使ってたんだな。目を閉じて思い返してみるとそんな気がする。

 ………………………………まだ気持ち悪い。

 こうなったら少し寝よう。寝て酔いを覚まして帰ることにしよう。

 というわけで、おやすみなさい。


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