「「「あっ」」」
ジム戦の後、昨日と同じようにスタッフに変装して脱出に成功。一度ホテルに戻って着替えてからポケモンセンターへと向かい、ガオガエン、ヤドラン、ドラミドロの三体の回復をお願いして、俺は遅い晩飯を食いに居酒屋へとやってきたのだが…………。
「ハチくんじゃん。やっほー」
何故か店の前でギャル二人に遭遇した。
「ハチ………」
うっわ、すげぇ嫌そう。
ルリナパイセン、目がマジすぎるって。
「にひっ」
ソニア、その不適な笑みは気持ち悪いぞ。
「ねーえ、ハッチくーん。ご飯おごって♡」
「何でだよ」
「ちょ、ソニア………!」
なんかギャルにめちゃくちゃ媚びを売る声で詰め寄られてるんですけど………。
近い近いいい匂い近いデカい。
「えー、だってわたし一人でルリナの愚痴聞くのも結構大変だしさー。ハチくんもいたらわたしの負担も減るかなーって」
こいつ、甘えた声をしてるが言ってることが結構黒いぞ。
お前、一応親友なんだろ? だったら親友らしく黙って愚痴くらい聞いてやれよ。
「ねぇ、ソニア。一応聞いておくわ。今日負けた相手、誰だか知ってる?」
深いため息を吐いたルリナは一応の確認を始めた。
「え、知らないよ? でもアレでしょ? 偶にいる慎重派なトレーナー。最初の方に駆け込むようにして挑戦するんじゃなくて、充分鍛えて策を練った上でやってくる系の」
「そうね、こんな時期に負けてソニアがホウエン地方に留学してたから去年は通話でだったけど、確かにそんな感じの相手だったわ。けどね、違うのよ」
なんだ、そのカテゴリー分け。
それ、単に自信がなかったから中々挑戦出来なかったとかそういうのじゃねぇの?
「どうしてさっきのバトルで負けた相手とその後すぐに晩御飯を一緒にしなきゃいけないのよ。本人の前で愚痴を零せっていうの?」
「…………え? マジ?」
事実を知ったソニアは目が点になった。
変顔選手権とかあったら出れそうなレベルだな。
「悪いけど、マジよ」
「………そっかー。ハチくんに負けちゃったかー」
何をしみじみと思い馳せているのか知らないが、本当にジムチャレンジの情報はシャットアウトしてるんだな。今でもダンデの情報が入ってこないように徹底してるようだ。
「じゃあ、尚更ハチくんに奢ってもらわないとだね!」
「何故そうなる」
「あー、もう! 分かったわよ。ハチ、好きに頼むからね」
「え、えぇー…………」
唐突に奢らされる羽目になったんだけど。
ルリナももう奢られる気満々なようだし………。
「はぁ………、分かったよ。今日だけは奢ってやる」
「やったー!」
「はぁ………何でこうなるのよ………」
ほんとだよ。
ただただ飯食いに来ただけだってのに、ばったり会ったが最後奢らされる羽目になるとか聞いてねぇよ。
普通俺が勝ったんだから俺が奢られる側じゃねぇの?
「らっしゃっせー。何名様っすかー?」
「三人で!」
「奥の個室に案内しますねー」
二人して深いため息を吐きながら、ずんずん歩くソニアの後を続いていく。
案内されたのはトイレから三部屋離れた個室だった。個室といっても扉ではなくカーテンが降りてるだけなんだけどな。
「さあ、飲むぞー!」
「呑まれるなよ」
大抵こういう奴に限ってゲロ吐くまで飲みまくるからなー。
というかそもそも酒飲んで大丈夫なのか? 年齢的に。
「はい、メニュー」
「お、おう」
向かいに座る二人はパネルでメニューを選ぶようだ。
つまり俺はソニアたちが選んでる間にメニュー表から選んどけということか。
にしてもだ。
一枚めくってこれはないだろ………。
「居酒屋なのにメニューの最初がカレーってどうなのよ………。しかもカレーの種類が多すぎるだろ。いや、つかそもそも居酒屋にカレーって………」
最早カレー専門店って言われてもおかしくないレベル。
「普通じゃない? どこの店行ってもカレーは必須メニューじゃない。その店独自のものになるし、店主の見せ所でしょ」
「はっ?」
俺の独り言を拾ったルリナの言葉に、俺は理解が追いつかなかった。
はい?
必須メニュー?
カレーが?
「あ、あー………ガラル地方はね、カレー文化が凄まじいんだよ。旅に出る前に覚える料理はカレー、旅の道中に食べるのもカレー、旅の醍醐味こそカレー、なんて感じでね。だから他の地方からすれば独特な文化なんだよねー」
俺が固まっていると、ホウエン地方への留学経験があるソニアがフォローしてくれた。
なんか初めてソニアがまともに見えてしまったのは、それだけ俺がカルチャーショックを受けた証なのだろう。
「あーね。なんか理解したわ」
要はガラル文化ってことで片付けておいた方がいいってことね。
「そうなの? カレーないとか物足りなくない?」
「いやいやいや、ルリナは他の地方を知らないからそう言えるんだって。ホウエン地方でもカレー専門店とか定食屋くらいにしかなかったから」
「マジ………?」
「マジよ」
こっちはこっちで少なからずカルチャーショックを受けている。
そうなるくらいにはどこにでもカレーはあるのだろう。
…………言われてみるとミツバさんも頻繁にカレーを作っていたような気がする。ただ、道場では人が多いから一回で大量に作れる料理ともなるとカレーが楽なんだろうなという印象だったが、なるほどカレー文化の賜物だったわけか。
「道場出てからは食ってないし、今日はカレーにするか」
ミツバさんのカレーを思い出したらカレーの口になってきてしまった。
「にしても………」
ホイップカレーってなんぞ?
インスタントめんカレーとか、パスタカレーってのも気になる。麺と合うのか? うどんならまだしも………。
あと、デコレーションカレーってのが怖い。カレーに飴細工なのか? イーブイとピカチュウを模るようにカラフルな飴細工らしきものが散りばめられている。はっきり言って着色料がヤバい。カレーに乗せていい色じゃないだろ。カラフル過ぎるって。
「デコレーションカレーだけはないな」
「あー、デコレーションカレーは味捨ててるから。それは写真映えするから人気なだけよ」
「味捨ててるって…………」
恐ろし過ぎる。
無難かつ食べたことのなさそうなのがいいな。
となると………あぶりテールカレーにしてみるか。何となく見たことのある尻尾ではあるのだが、カントーやジョウトにはありそうでなかったカレーだ。というかこっちにいる奴の尻尾も食われてるんだな。鎧島にはいっぱいいたのに、一回も食べた記憶がない。ミツバさんもその辺にいるあいつらの尻尾を切り落として使おうなどとは考えなかったようだ。多分、食べた後にあいつらの尻尾を食ったのか、とならないように配慮されていたのかもな。
「決まったぞ。あぶりテールカレー、ノーマルで」
「オッケー」
ルリナたちがタブレットを操作しているため、俺の注文もそのまま任せることにした。
「飲み物は?」
「お茶でいいわ」
「はいはーい」
特に今はジュースを飲みたい気分でもないしな。かといってコーヒーも違うし、酒は飲んだことねぇし。
「さあ、今日は飲むぞー!」
「人の金だからって高いの選んでないだろうな」
「大丈夫大丈夫。ここ、元々そんなに高くないから」
確かにカレーも八百円にすらいかなかったしな。
最悪二万もあれば足りるよな?
「あ、そうだ。アンタ、ポケッターやってないわよね」
「ないな。何ならそういう系のを一切やってないわ」
「なら、はい。ちゃんと自分の目で確かめておきなさい」
そう言ってルリナのスマホを渡された。
「…………一応聞いておくが何を?」
多分言いたいことは分かるが、一応聞いておかねば。
「世間一般からのアンタの評価をよ」
やっぱりか。
「またあのコメント欄を読めと?」
「いや、今度は掲示板」
はっ?
掲示板?
「え、もしかして俺のスレ立ってんの?」
「そうだけど? というか用語は分かるのね」
「一応は」
まさか自分が掲示板に載る日が来るとは。
いや、俺が知らないだけで実は前からあったりして………。
俺じゃなくても忠犬ハチ公のこととかカロスポケモン協会のこととか。
うん、俺絶対ポケッターやらね。やったら絶対面倒なことになるもん。というか投稿するのが面倒くさい。その時点で俺には向いてないと思う。
まあいいや。
見ろと言うのだから見るだけ見てみようではないか。
一体何が書かれているのやら………。
『仮面のハチのポケモンが徐々に明らかになってきたな』
『それな』
『ガオガエン、サーナイト、ヤドラン、ドラミドロ』
『ガオガエン→言わずもがなヤバい。サーナイト→まだジムリーダーとはバトルしてないけど、可愛い顔して恐らくヤバい。ヤドラン→お前そんなこと出来る種族だったのかと思わされるくらいにはヤバい。ドラミドロ→とけるがチート、ヤバい』
『あと二体、何連れてると思う?』
『今のところエスパー二体、どく二体ってきてるからな。ほのお、フェアリー、ドラゴンタイプ辺りはいるんじゃないか?』
『二体ずつってことか』
『あくタイプもやぞ』
『何故?』
『ガオガエンはほのお・あくタイプらしい。だからあくタイプがもう一体いる可能性だってある』
『あいつあくタイプもあるのか。初耳』
『恐らくハチはアローラ地方ってところが出身のトレーナー。ラルトス系統も生息しているみたいだから、あのヤバそうな二体はアローラ地方で仲間にしたんじゃないか? で、こっちに来てマスター道場で修行している間に増やしていった、みたいな』
『ということは次はホウエン対アローラってことか。ガラルどこいった笑』
などなど。
まだまだ下に続いていたが、もう見る気を失せた。
自分に関係ないことだと普通に目を通して、また対立してるよってくらいにしか思わないが、いざ自分のことを書かれると気恥ずかしくて仕方がない。
しかもなんか俺がアローラ出身のトレーナーってことになってるし。
それだけ俺=ガオガエンって印象が定着してきたみたいだな。
「失礼しまーす」
「お、きたきた!」
え、もう来たの?
飲み物だけ………じゃなさそうだな。
早くね?
注文から出来上がるまでの時間に驚いている間にもテキパキとテーブルに並べていくお姉さん。
カレーはこっちですよー。
「かんぱーい!」
「「か、乾杯……」」
ジョッキを持った辺りから、一人だけさらにテンションが高くなった。
ルリナを励ますためにも盛り上げようと必死なのか、それとも元々こういうノリなのか。何となく後者な気はするが、だからと言って乗れるかとそれはまた別の話である。トベじゃないから無理。
「ぷはーっ!」
うん、おっさん臭い。
炭酸入りのジュースを一気に半分まで飲み干すとか、ユキノやユイならやらねぇな。イロハ辺りはやりそうだけど………ああ、そうか。ソニアは見た目はユイに近いものがあるものの、中身はイロハに近いのかもしれない。変に真面目なところがあるし、勤勉なところも似ている。
それでいくとルリナはユキノに近いのかもな。我が強く、負けず嫌いなところはそっくりだ。まあ、ルリナの方が顕著な方ではあるが。ユキノが色黒ギャルになったら、こんな感じになるのかもしれないな。
つか、ユキノがギャルって時点で違和感しかないわ。
「で、で。ハチくんとどんなバトルしたの?」
「それ聞く?」
さて、俺もカレーを食ってみるか。
今か今かと尻尾をブンブン振ってるように見えるソニアはルリナに押し付けておこう。
「うん、聞きたい」
「はぁ………私の手持ちはカジリガメ、グソクムシャ、ドヒドイデ。ハチはガオガエン、ヤドラン、ドラミドロだったわ」
「ルリナの方はガチじゃん」
「昨日ヤローが瞬殺されたのよ。んで、ジムリーダー間で情報が共有されてハチとのバトルはガチで行かないとバトルにもならないって結論になったわけ」
「あーね。それは分かるわ」
まずはルーだけで。
「………カレーって感じの辛さだな」
口が痛くなるような辛さではない。
かといって甘くもないので食べやすい。
「で、私としてはアンタからハチの話を聞いていたから、共有される前からガチの構成を考えていたってのに、この有様よ」
「バトルの内容は?」
「ヤドランが二刀流でシェルブレードを使ってくるせいで、一緒にシェルアームズも警戒しなくちゃいけないとか聞いてないっての。しかもヤドラン以外にもどくタイプがいて、ドヒドイデのどくびしも効果なくなっちゃうし、ドラミドロのとけるとか何なのあの使い方! しかも私への目眩しでえんまく使ってから使ってくるし!」
米と絡めると………?
「お、おおう………多分すんごい端折ってるんだろうけど、これだけ聞いても鬼畜だよ………」
「それで内側に入られたドヒドイデは為す術もなくやられるわ、ドラミドロをグソクムシャが何とか相討ちに持っていけたってのに、最後にガオガエンよ! 相性不利なくせにキョダイマックスは強制解除されるわ、何か急に炎が激しくなってブレイズキックの威力が上がるわ、水を蒸発させるわで、最後まで圧倒されてたわよ! 思い出しただけで腹立つわ!」
「…………やっぱミツバさんのカレーとは味が変わってくるな」
カレーは作る人によって味が変わってくる。それこそ同じ材料、同じレシピにしても変わってくるのだから不思議である。
こっちのは大衆向けって感じで、ミツバさんのは家庭のカレーって感じだ。
「まあ、ハチくんだからね………」
「違う! 終始覆せなかった自分に腹立つのよ!」
「あ、そっち?」
「ハチが強いのは分かってたことなのに、あそこまで差を見せつけられたら、ジムリーダーとして情けなくもなるわよ!」
次はお待ちかね。
トッピングのあぶりテールとやらを試食してみようではないか。
「………正直、ダンデとの実力の差に打ちひしがれてたソニアの気持ちを味わった気分よ。こんなにも実力差を見せつけられると、人ってこうも後ろ向きになれるんだなって」
「やっと分かってくれたかー。埋めようのない実力差ってどうしたらいいか分からなくて焦っちゃうし、心が穏やかではいられないよね………」
「辛っ!?」
うぇ!?
マジか?!
こっちのヤドンの尻尾ってこんな辛いのかよ。
あ、でも段々と口の中に旨味が広がってきた。
これ、全部まとめて口に入れるとどんな感じなんだ?
「で、ハチはこれを聞いてどう思うわけ?」
「え? 俺に振る?」
今からルー、米、あぶりテールを一片に口に入れようと思ったのに。
「ここまで聞いたんだから、答えなさいよ。一人我関せずでカレー食べてないで」
「えぇー………」
取り敢えずスプーンで掬って口に入れる。
あ、辛いのきた………!
けど、ルーでまろやかになって、米と絡むと味に深みが出てくる。
ああ、これは美味いわ。
「…………んく。別に何とも………荒れてんなーってくらいだな」
さて、ひとまずカレーの楽しみ方を一通りに味わえたので、面倒ではあるが会話に混ざってやるかな。
「はっ? 喧嘩売ってる?」
「売ってねぇよ。負けた時の悔しさだとか情けなさだとかは俺だって何度も味わってるし、正直お前らの悩みはまだまだ可愛いレベルだとすら思う。まあ、ジムリーダーやらポケモン博士の孫やらの肩書きによるプレッシャーがどんなものかなんてのは人それぞれだから、一概に比較するようなことでもないとは思うが」
別に話を聞いていなかったわけではないからな。
聞き流していただけだ。
だからルリナが超悔しがってんなーというのは、ひしひしと伝わってきていた。
「強いくせに何言ってるのよ」
「………そうだな。どんなに強くても大切なものを守れなかったり、泣かせたくないからって無茶して結局は泣かせて、あまつさえ目の前で俺が殺されかけるところを見せちまってたら、結構無茶した俺も精神的にくるものはあったぞ。感情が渋滞して発狂しそうになったわ」
「「はっ?」」
俺が強いとか何寝ぼけたことを言ってるんだか。
強かったらこんな目にも遭ってないだろうし、イロハの目の前であんな惨劇を生み出したりはしなかっただろうさ。
そうならなかったのだから、俺はその程度の人間であり、ポケモンたちの助けがあって何とか今を生きながらえているに過ぎない。
「ちょ、ちょ、ちょっと待って。殺されかけた?」
「ああ、腹をナイフでこうブスっと。んで、大事なもん守ろうとして背中をブスっと」
「え、えっ……?」
手振りで刺される瞬間を再現すると二人とも青ざめていく。
「その他にも誘拐されたこともあったな。拉致監禁、いや軟禁の方が合ってるか。強制労働を強いられて、生きた心地がしなかったわ。生きる屍状態だな。んで、そこで優しくされた女の子に告白して振られてやっと決心がついたというか、脱走する気持ちになって、最終的には同じタイミングくらいで組織は瓦解していったみたいだが、その後も後で別の組織の親玉に人質を取られてやっぱり強制労働というか組織の内部崩壊を手伝わされて………うん、俺の人生滅茶苦茶だわ」
思い出すだけでも波乱の人生だったのは間違いない。
まだ俺十八かそこらなんだけどな…………。
一生分の危機に晒されている気がする。
「ねぇ、ソニア」
「な、なに?」
「なんかアホらしくなってきたわ。ハチに負けたくらいで命狙われるわけでもないし、誰かを人質に取られるわけでもないしさ」
おい、目のハイライトを戻せ。
何その珍獣を見るような目は。
怖ぇよ。
「そ、そうだね…………いや、てか、ハチくん、そんな目に遭ってたの?!」
「そうそう。だからバトルに負けたくらいで死にはしないんだからそう落ち込む必要はないんだぞ」
「スケールが違いすぎて逆に参考にもならないよ!」
「えぇー………。折角俺の自虐ネタを引っ張り出してきてやったってのに」
一応ルリナには効いたから良しとしておこう。
結局、人生なんてそんなもんだ。
どんなに強くなっても危険な目に遭う時は遭うのだし、運命には抗えない。
抗えないながらも手を尽くすしかないのだ。
「え、なに? 励ましてるつもりだったの?!」
「他に何のためにこんな話してると思ったんだよ」
「励まし方下手すぎるでしょ!」
「んなこと言ったってな………」
ここ二人は俺に何を求めていたのだろうね。
コミュ障の俺に過度な期待はしないでいただきたい。
「でも、なんか、うん………納得したわ。アンタが強い理由。そんな経験してれば、そりゃ強くもなるわよ」
「生きるために必死だっただけだ」
生きてさえいれば、どうにかなる。
どうにもならないのなら、どうにかしてやる。
じゃないと俺は何のために過去に飛ばされたんだって話だ。
あいつらの元に帰るためにも俺は生きてやる。
「ハチくん………」
それからもソニアからの質問攻めに合うルリナに度々話を振られながら、カレーを完食した。
うん、普通に美味かった。辛いけど、こっちのヤドンの尻尾も美味かった。
あ、やべ。
カレー食ったからか押し出しがきちゃったわ。
「ちょっとトイレ行ってくる」
この感じだと俺が戻ってくる頃には二人も食べ終えてそうだな。
さっさとトイレに行こう。