†MULTIPLE AIGIS† クリスマス&お正月恒例編   作:てゐと

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こんばんは。これだけは欠かしません。メリークリスマス


2022年 クリスマス  思い想いのプレゼント

 

 

 

まなこ「いやー、久しぶりに買った買った」

フェルム「買いすぎでしょうよ…!なんでアーマーガアのあたしが飛べないくらい買ってんのさ…!」

それは周囲の人も驚く光景だった。まなこの後ろではまなこのポケモンたちが全員力一杯買ったものを運んでいた。それも半端な数ではなく総動員だ

シロウ「ふんっ!ぐぬぬぬぬっ…!!」

アリサ「まなこの荷物持ちぐらい楽勝なんて言った言い出しっぺ誰さぁーっ!?」

ひんじゃく「ヒー…」

まなこ「みんな!もう一息だよ!」

その一言で再び立ち上がるまなこのポケモンたち。しかし無情にもまなこがウィーンと開く自動ドアの向こうに歩いてくのを見ると総出でずっこけた

ひぐらし「やってらんねぇですっ!!(買ってる量)アホですかっ!?」

ザード「予想外だったな…。まさかまだ買うとは…」

ズヴァイ「一度持ち帰った方がいいだろうな。総動員してヒーコラ言ってる量だ、このままだと持って帰れなくなる」

???「んだよだらしねぇな。この程度に参ってるようじゃまだまだだな」

そこに歩いてやってきたのはベノやラグナをはじめとしたメンバーだった。ラグナが手始めに荷物を取り上げると軽々と積み上げてそのまま近くに停めていたトラックの荷台にそれを積み込んでいく

ベノ「重いもんってなりゃラグナの専売特許だぜ。他も力自慢集めて来たからよ、とっとと渡して買い物の続きを楽しんでこい」

パパッと全員が苦労して運んでいた買い物をトラックに詰め込むとベノたちは颯爽と去っていった。そこにちょうどまなこたちが戻ってくる

まなこ「あれ?ベノさんたちもう来たんだ」

ひぐらし「え、はい…です」

もみじ「時間通りだね。まなこ」

まなこ「うん。みんな付いてきて」

 

 

 

 

そこは街の真ん中。大きなクリスマスツリーが色とりどりのイルミネーションで彩られている

 

 

まなこ「みんな、メリークリスマ…」

みんなの方へ向き直ったまなこが祝福の言葉をかける間際。突如としてクリスマスツリーが強く吹き飛ばされて建物に深々と突き刺さった!周囲のまなこたち含めた通行人はその衝撃に飛ばされてしまう

もみじ「痛た…!何!?」

ズヴァイ「大丈夫か!?」

ひぐらし「敵ですか…!?」

まなこ「誰かいる…!ダークネスポケモンじゃなさそうだけど…。えっ!?」

 

土煙の中からこちらへ複数の何かが飛んできた!それはまなこ達の前まで転がり込んで来た。その辺りでまなこたちはその見覚えのある姿に気がつく

アリサ「こいつら…。あのフランって奴のポケモンたちじゃない?」

 

転がってきたのはラフレイアにアトランティカ。アルケインドレスにレティセンシアの四人だ。完全にノックダウンしているようで呻くだけでピクリとも動けないようだ。そうこうしている間に次々とこちらへ投げ込まれて来る面々。ロップロールフレイムにフォルトゥーナ・アルコ。炭吹雪にキアラ・クリュエルにパラディオンズもまとめて凪払われてきた

フェルム「総動員じゃないか…!いったい何と戦ってるんだ…!?」

今一度目を向けるとそこではデスペラードとアイゼンケンプファー。アタナシアとイーヴィル・クォーレンが何かを取り囲んでいる。徐々に煙が晴れたそこにいたのは…

 

???「…」

クォーレン「こいつっ…!私達リモーディンズ総出でもこれか…!」

???「先ほどまでの意気込みはどうした…?私を捕まえるなどとまだ言うか…?」

アタナシア「あなたを我が主フラン様に捧げますとも。何度でも言いましょうか…?!あの方のためならば!」

 

まなこ「みんなは周囲の人達を助けてあげて!いくよ!なまあし!ひんじゃく!さらしくび!ばんごばん!」

 

取り囲まれた人物に背を向けてリモーディンズに相対するなまあしたち。デスペラードたちはいつものような余裕もなく問答無用で襲いかかってきた!

デスペラード「邪魔するならぶっ壊す!!邪魔!邪魔!邪魔っ!邪魔だぁぁぁっ!!」

激しい格闘戦が繰り広げられる四方。強化改造された力をなまあし、ひんじゃく、さらしくび、ばんごはんは持ち前の天性で互角に渡り合っていた

ひんじゃく「メガトンキーック!」

アイゼン「っ…!スクリュープレッシャーナックル…!!」

相殺し合う一撃一撃。しかしなぜか徐々に押され始めた

ばんごはん「な…なんか強くなってる…」

???「そりゃあね。こっちも手段は選んでらんないからね」

そこに現れたのはフランチェスカ。隣には初めて見る顔がいる

バンディエーラ(アマルルガ♀️)「お初ですよね?わたくしリモーディンズか一人、バンディエーラと申し上げますの。噂には聞いてますよ、フラン様に仇なす愚か者だと…」

きらびやかで清楚な雰囲気ながらもやはりと言うか冷酷な瞳を見せる辺りフランのポケモンであることを何も言わずに物語っていた。頭部に付けたヴェールがキラキラと虹色のオーロラのようにたなびいている

フラン「悪いけどまなこちゃん。以前のクォーレンの件と違ってこのポケモンはこうでもしないと捕まってくれないんだよ。とどのつまり他人の捕獲の邪魔はしないでくれるかな?君もポケモントレーナーならわかるでしょ?」

まとめてまなこの元に飛ばされてきた四人。いつの間にやらワンサイドゲームにも似た状況になっていた

まなこ「だからって街中でやっていいことじゃないと思うけれど?」

フラン「この子の方からここに飛んできたんだよ。まるで私のポケモンたちが街を破壊しているような言いがかりは止してほしいな」

まなこ「もしそうだとしてもここで暴れれる通りはないはずだよ!」

フラン「端的に言おう。さっさと終わらせたいから邪魔しないでくれる?」

フランの隣から離れないバンディエーラを除いたデスペラード、アイゼン、アタナシア、クォーレンがまなこたちを改めて取り囲む

フラン「みんな、よく狙ってね?くれぐれも、当てないようにね」

わざとらしく指示をすると四人が一斉に攻撃を放つ。その攻撃は全てが激しくぶつかり合って大爆発を起こした

フラン「…。生きてるか…」

四つの攻撃は…、紫色のバリアによって防がれていた

???「…。失せろ」

念力で瓦礫を浮かせて四方八方へ拡散。怯んだ所へ念力の大きなチャクラムを生成。その規模を広げて四人まとめて凪払った

???「これ以上敵対するならば命の保証が出来なくなる。それでもまだやるか?」

フラン「仕方ない。私の主義に反するけれども…。私直々に相手をしてあげよう」

まなこ「なんでそこまでして…」

フラン「図鑑持ってないのかな?このポケモンのこと知らないんだね。こいつは全国図鑑No.150。いでんしポケモン、ミュウツー。伝説のポケモンさ」

ミュウツー?「私はミュウツーではない。私の名はアストレイ。この世界に存在する全てのポケモンより強く作られたミュウツーを越える存在として作られた。だが私は争いを好まない。最後の忠告だ、失せろ」

フラン「それを聞いてなおのこと君のことが欲しくなったよ。私の身体の中で生きてくれないかな?」

その目は…アストレイをもはや生物として見ていない。好奇心と邪悪さと冷たさが蠢く冥王の名に偽りない目をしていた

アストレイ「断る。私は生きている。生き続ける。この世界の命として」

フラン「台詞が臭いよ」

 

 

片手で黒い玉をフランへ投げつけるアストレイ。フランはそれをデコピンで跳ね返してきた。その跳ね返りの速さを避けきれず建造物を巻き込んで大きく吹き飛ばされる

フラン「能力を使うまでもないね。素材は素材らしく使われなよ。むしろ私に選ばれたんだから喜んで欲しいんだけどね?」

ベノ「暴れすぎだバカが」

フラン「!」

首元に打突剣を突き付けられて身動きが取れなくなるフラン。バンディエーラもいつの間にかアデアに組伏せられている

フラン「これはこれは。いつも間が悪い」

ベノ「クリスマスパーティーなら他所でやれ。イブの夜に出勤させられるこっちの身にもなってくれると助かるんだがな」

フランはこっそり能力で周囲の気配を察知した。すると野ざらしにしていたリモーディンズは完全に人質状態でなおかつ完全に包囲されていた。本気で抵抗すれば撃退できるがこれまたそれをだけのやるメリットもなかった

フラン「(やれやれ…、せっかくリモーディンズのみんなが見つけてくれたミュウツーだけどそのリモーディンズが居ないんじゃ取り込んでも意味ないか…)」

いつかの時のように両手を上げて降参を示すとベノは打突剣を下ろす。フランは残念そうに指をならすとクリスマスツリーを召喚して街の欠損を再生させた。続けてリモーディンズを念力のような力で近くに呼び寄せる

フラン「ウェザーフォール。黒き夜を彩る雪化粧よ。ここに舞い降りて白夜に変えろ。ホーリーナイツ」

空に魔法を放って雪を降らせると足元に黒い影を作り出し、黙ってフランたちは去っていった

まなこ「綺麗…」

ベノ「見せかけだ。ったく飲み直しじゃねぇか…。まなこ!てめぇらもさっさと終わらせて帰ってこいよ!終わっちまうぞ!」

ぶっきらぼうにそう言い残すとベノも去っていく。どうやら今年は営業終了していたがフランチェスカが暴れていることから全員で緊急出動したようだ。まなこも苦笑いしながらみんなの元に歩いて行き改めて、笑顔で、高らかに、みんなに祝福の言葉を伝えた。

 

 

 

その後、まなこが大量に買い込んだのは全員へのクリスマスプレゼントであることが発覚し、各々が様々なものをもらい受けたのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

アストレイ「…」

 

白い雪が降る街を見下ろしてアストレイは何処かに飛んで行った。翌日。まなこの枕元には誰が置いたとも知らないプレゼントが置いてあった

 

 

まなこ「昨日の礼に…。アストレイ…。でもなんで兵法書…?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おしまい

 

 

 

 

 

 




お疲れ様でした。次はお正月編でお会いしましょう
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