悪役令嬢「わたくしを断罪ですって!?受けて立ちますわ、闇のゲームで!」   作:sesamer

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 ルールミスに気付いたので初投稿です。
 厳密言うとまだミスしてなかったと言うか...
 まぁついでに1話の解説と、前回のデュエルを遊戯王やった事無い人向けに説明してるので、決闘者の皆さんは最初だけ見た後は途中まで飛ばしてもらってもOKです(アニメ特有のアイキャッチと書かれたところまで)
 


デュエルの解説や遊戯王って何?って人向けの説明(これいる?)

 

 ここは三大国の一つ、シリオスの中でも有力な貴族のローゼス家の邸宅である。

 その一部屋にその人物はいた。

 

「ルチア!ねぇルチア!いる!?」

 

「は!はいぃぃい!なんでございますか!?エリザベス様!」

 

 真っ白な肌に、同じように白く透き通った髪、それを煌びやかな衣装で着飾った少女は、大声で自分のメイドを呼ぶ。

 呼ばれたメイドは自身の死を半ば覚悟しながらも、これ以上少女の不興を買わないように急ぐ。ちなみに心当たりは無い。

 

「ルチア、わたくしは気付いてしまったの...」

 

「な、何に気付きらっしゃたのでしょうか...?」

 

(こ、殺される...!きっとお嬢様は先日の家庭教師を甚振るのに飽きが来て、今度は暇潰しに私を虐めるんだ...!)

 

 尋常じゃない汗を流して震えるルチアにエリザベスは苦笑すると、自身の考えを話した。

 

「今までわたくしはわたくしを満足させてくれる決闘者なんて居ないと思ってましたの」

 

「は、はぁ」

 

「ですが違うのです!!」

 

「ひっ!」

 

「かの伝説のチームのリーダーも言ってました!満足出来ないのなら、ここで満足するしか無いと!」

 

「...(何を言ってるのだろう?)」

 

「つまり、強い決闘者が居ないのならば作って仕舞えば良いのだと!」

 

「はぁ、それで一体私は何をすればいいのでしょう?」

 

「これからわたくしが貴女を鍛えます。少なくともわたくしに勝てるようにしましょう」

 

「え?」

 

「ですから、貴女はこれからわたくしよりも強くなるんですわ!」

 

「えええええ!」

 

 

 

 

 

「では、手始めに先日のアレイシス様との決闘を振り返りながら決闘の基本を教えますわ!」

 

「よ、よろしくお願いします」

 

 エリザベスが決闘空間を形成すると、その両側に幻影が投影される。

 

「まず、ルチアは決闘のルールについてどのくらい知っていますか?」

 

「えっと、まず最初の手札が5枚で、ライフポイントは4000で...」

 

 エリザベスは頷きながら、幻影の前にカードを出現させる。

 

「それで...それで...それ..で...」

 

「怒らないから正直に言いなさい」

 

「すみません!今まで決闘は見たことはあるのですが!どうかご容赦を!」

 

 では、とエリザベスはアレイシスの方のカードを移動させると、それをルチアの前に持ってくる。

 

「まずは、アレイシス様のプレイングを分析しながら確認しましょう」

 

「は、はい...」

 

 ルチアは5枚のカードの中に2枚、黒いカードがあることに気づく。

 

「あれ?このカードってなんですか?失敗?」

 

「あぁ、それはあの時の2枚は決闘中には出て来なかったので不明なカードとして作りましたわ」

 

「え、これってアレイシス様のものでは無くお嬢様が作ったものですか!?」

 

「?ええ、そうよ」

 

「(確かカードって生み出すのにとんでもない魔力と創造性が必要で、そのために平民ではデッキすら持てない人もいるって話じゃあ...)」

 

「何か言った?」

 

「いえ!滅相もありません!」

 

 顔を青ざめたルチアを見て首を傾げながら、エリザベスは話し始める。

 

「まずはドローフェイズがあるのだけど、先攻1ターン目はドロー出来ないから次にスタンバイフェイズね」

 

「ドローは分かりますけど、スタンバイ...?」

 

「...まぁ、スタンバイフェイズは特に何か出来るわけじゃないから、そのまま飛ばしてメインフェイズに入るのが一般的ね」

 

「はぁ、では何故スタンバイフェイズはあるのでしょう?」

 

「(他のカードゲームだったらマナのアンタップするところだけど...遊戯王にはマナの概念が無いから、マナのアンタップする必要が無いんだよね...)」

 

 エリザベスは遠い目でカードを見つめて惚けるが、首を振って目覚めると説明を再開する。

 

「細かいことはともかく、メインフェイズに入るとプレイヤーはカードを発動できるわ。そしてモンスターを一度だけ召喚できるの」

 

 エリザベスに言われてルチアは手札を見るが、そこには魔法と罠しかなかった。

 

「お嬢様!モンスターが無いので召喚出来ません!」

 

「焦らないで。まずは落ち着いてカードのテキストを読みましょう」

 

「えーと、グリモの魔導書...デッキから...加える...?」

 

「そうですわ!グリモの魔導書ですわ!」

 

「ヒィ!」

 

 

<グリモの魔導書>

通常魔法

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。

(1):デッキから「グリモの魔導書」以外の「魔導書」カード1枚を手札に加える。

 

 

「デッキからカードを加えることをサーチと呼びますの。ルチアはモンスターが6枚のデッキはどう思う?」

 

「どう思うって、6枚では私じゃあモンスターを引けないと思います」

 

「そうね、本来なら40枚中6枚のカードが5枚の初期手札に来ることそんなに多くない。だけどもし他に5枚、モンスターをサーチ出来る魔法があったら?」

 

「えーと、それならモンスターは実質11枚ですよね。それなら5枚引けば1枚は引けるかもしれないです!」

 

「そう!サーチ出来るカードはデッキから不純物を取り除いて、デッキの事故を抑えてくれるの!」

 

「はぇー、すっごい」

 

「それならどうすればいいかは分かるわね?」

 

「はい、グリモの魔導書を発動します!デッキはと...ええっ!」

 

「どうかした?」

 

「お嬢様!このデッキモンスターが8体しかいません!」

 

「そうね、バテルとアレイスターが3枚、あとジュノンが2枚ね。その代わりにバテルとジュノンをサーチするグリモが3枚、アレイスターをサーチするカードが計3枚入ってるわ」

 

「へー、じゃあモンスターは14体にもなるんですね」

 

「じゃあバテルを加えてそのまま召喚して頂戴」

 

「はい、魔導書士バテルを召喚!」

 

 

<魔導書士バテル>

効果モンスター

星2/水属性/魔法使い族/攻 500/守 400

(1):このカードが召喚・リバースした場合に発動する。

デッキから「魔導書」魔法カード1枚を手札に加える。

 

 

「ここでバテルの効果が発動するわ。バテルの効果は召喚した場合に発動するから、召喚自体が無効にされない限りは発動するチャンスがあるわ」

 

「バテルの効果は...あれ?これもサーチ?」

 

「そうよ、バテルの効果は魔導書魔法をサーチするから、これで次の魔法をサーチするわ」

 

「魔法をサーチするモンスターをサーチする魔法...?」

 

「まぁまぁ、こんな風にするのには理由があるの」

 

「理由ですか?」

 

「まずはデッキを圧縮することね。5枚の中から当たりのカードを引くよりも2枚の中からの方が当たりは引きやすいでしょ?それと同じで、グリモから魔法をサーチするよりもバテルを経由した方が減った1枚分デッキから当たりを引きやすくなるわ」

 

「はぁ、1枚分...」

 

「(うーん、この世界じゃあアドはあまり馴染みの無い概念なのかねぇ)じゃあ、バテルでセフェルの魔導書をサーチして頂戴」

 

「はい、えーとセフェルの魔導書と...あった!...けど?」

 

 

<セフェルの魔導書>

通常魔法

このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。

(1):自分フィールドに魔法使い族モンスターが存在する場合、

このカード以外の手札の「魔導書」カード1枚を相手に見せ、

「セフェルの魔導書」以外の自分の墓地の「魔導書」通常魔法カード1枚を対象として発動できる。

このカードの効果は、その通常魔法カード発動時の効果と同じになる。

 

 

「あー、セフェルの効果は墓地の魔導書の効果をコピーするわ」

 

「墓地?コピー?」

 

「さっき使ったグリモは場に残ってる?」

 

「えっと、あれ?バテルはいるけどグリモはいない」

 

「モンスターは破壊されない限り場に残るけど、普通の魔法や罠は発動した後は墓地に行くわ。モンスターも破壊されれば同様ね」

 

「ということは...セフェルはグリモと同じように使える?」

 

「そうよ、つまりまたサーチをするわけね」

 

「えぇ、またサーチですかぁ?今度は何をサーチするんですか?」

 

「あぁサーチはこれで最後だから安心して。最後はゲーテの魔導書ね」

 

「はいはい、ゲーテゲーテと、はい。ありました。」

 

 

<ゲーテの魔導書>

速攻魔法

自分フィールド上に魔法使い族モンスターが存在する場合、

自分の墓地の「魔導書」と名のついた

魔法カードを3枚までゲームから除外して発動できる。

このカードを発動するために除外した魔法カードの数によって以下の効果を適用する。

「ゲーテの魔導書」は1ターンに1枚しか発動できない。

●1枚:フィールド上にセットされた

魔法・罠カード1枚を選んで持ち主の手札に戻す。

●2枚:フィールド上のモンスター1体を選んで

裏側守備表示または表側攻撃表示にする。

●3枚:相手フィールド上のカード1枚を選んでゲームから除外する。

 

 

 

「ゲーテの効果は3つの選択肢から選べるの。ただしその条件は墓地の魔導書魔法が無いと使えないのよ。それで今までサーチをしながら魔法を連発してたの」

 

「えーと除外して発動。除外って確かゲームから取り除くことですよね」

 

「あら、よく知ってたわね。偉いわ!」

 

「えへへ」

 

「だけどゲームから除外って言っても戻ってくることもあるから注意ね」

 

「えぇ、じゃあ除外出来てないじゃないですか」

 

 ルチアの鋭いツッコミにエリザベスは明後日の方向に視線を向けて誤魔化した。

 

「まぁ、それは言わないお約束ってモノよ」

 

「アレイシスさんは2枚除外して効果を発動しましたね」

 

「ええ、私のモンスターを裏側守備表示にしたわ。裏側となったモンスターには効果を発動出来ないから妨害としては有効な手段な訳ね」

 

「あれ?ですが相手のターンには罠しか使えないんじゃあ?」

 

「それはね、ルチア。ゲーテの魔導書が速攻魔法だからよ」

 

「速攻魔法?」

 

「魔法罠には普通の魔法罠以外にも種類があるわ。まず場に残る魔法罠があるわね」

 

「罠で言えば永続罠。魔法で言えば永続魔法、装備魔法、フィールド魔法よ。これらは発動した後も場に残って効果が持続したり、その後に効果を使うことが出来るわ」

 

「なるほど、モンスターの様に破壊されない限り場に残るわけですね」

 

「そうなるわ、そして魔法にはそれ以外に速攻魔法があるわ。速攻魔法は言わば罠のように伏せることで相手ターンにも使える魔法なの」

 

「えぇ!それって凄く強いじゃないですか!」

 

「そうね。即座に自分のターンにも伏せて相手のターンにも使えるから普通の魔法罠に比べると強いのは事実だわ」

 

「はぇー、それなら全部速攻魔法にすれば良いのに」

 

「...まぁそれは神様(KONAMI)が認めてくれないんでしょう」

 

(最近は発動時効果もあるから永続魔法が復権してるよな)

 

「あと罠にももう一つありますが、それはまた後で教えましょう」

 

「あ、はい。分かりました」

 

「(申し訳ないが初心者に儀式魔法はNG)」

 

「え、なんて言いましたか?」

 

「なんでも!...ではゲーテと2枚の罠を伏せて下さい」

 

「はい、ゲーテと、デモンズチェーンと、ミラーフォースをセットします」

 

「デモンズチェーンは相手モンスター1体の効果と攻撃を無効にする効果。ミラーフォースは相手モンスターが攻撃した時に攻撃する相手モンスター全てを破壊する効果ね」

 

「ふわぁーめちゃくちゃ強いじゃないですか!」

 

「まぁ実際強固な布陣ですよね。アレイシスさんも内心勝利を確信してたのかも」

 

「メインフェイズが終わるとエンドフェイズに入ります。本来ならバトルフェイズと2回目のメインフェイズがありますが、先攻は攻撃出来ないので」

 

 アレイシスの幻影は先日と同じ盤面を築いてエリザベスの幻影にターンを渡す。そしてエリザベスの幻影の前にあった手札はエリザベスの魔法によって移動し、ルチアの目の前まで動く。

 

「では、わたくしのデッキを紹介しながら、次のステップへと移行しますわ!」

 

「(あれ、私ってお嬢様とアレイシス様のデッキを勝手に見てることになるのでは...?)」

 

「やばくね...?」

 

やばかった

 

 

 

 

 

 

 

アニメ特有のアイキャッチ

 

 

 

 

 

 

「ではわたくしが作ったデッキ、ウォーダーについて教えて差し上げますわ!」

 

「は、はいぃ。よろしくお願いしましゅうぅぅ」

 

 さっきまでは楽しそうにしてたのに、一転して最初の様に怯えてしまったルチアを不思議に思いながら、エリザベスは自分のデッキからカードを持ってくる。

 

「ウォーダーはコストの概念を逆手に取ったデッキよ!名前の方はwar(戦争)とorder(騎士団)、それとwater(水)から着想を得ているわ!特にあるカードとの兼ね合いからオーダーという単語を使いたかったわ!」

 

「あの、コストの概念って一体何なのでしょう?」

 

 ルチアの質問にエリザベスは目を輝かせて反応する。

 

「良い質問ですね!エリザベスポイントを120点!」

 

「ポイント制!?」

 

「先程のゲーテの魔導書を見てください。発動できる。の手前に何と書かれてますか?」

 

「えーと、自分の墓地の「魔導書」と名のついた魔法カードを3枚までゲームから除外して発動、と書かれています」

 

「そうです。その墓地の魔法を除外することをコストといいます。そしてこれは効果ではないんですよ」

 

「え?ゲーテによって除外されてるんだから、効果の一つなのではないんですか?」

 

「まぁそう言う考えもありますよね。...では、例えば今私が使っている決闘空間展開魔法ですが、どんな効果をしているのか分かりますか?」

 

「え?私は魔法を使えないので正確な効果は分かりませんが...決闘するための空間を作る効果とか...?」

 

「それは正解!なのですが、魔法は魔力を消費して発動するのだから、魔力を消費する効果もあると言うべきではないですか?」

 

「えっ、あっ確かに。いやだけど、魔力を消費するのは効果とは違うような気がしますし...」

 

「それをコストと言うのです。ゲーテの魔導書の場合は墓地の魔法を消費することで強力な魔法を撃ってるわけですね」

 

「あーなるほどぉ。納得できました。」

 

「ではここで、ウォーダーナイトのテキストを読んでみましょう!」

 

 エリザベスはデッキから1枚のカードを引くと、それをルチアに渡す。

 

 

<ウォーダーナイト>

効果モンスター

星4/水属性/戦士族/攻 1500/守 1000

(1):このカードが召喚した場合にデッキから「ウォーダー」カード1枚を手札に加えて発動する。

自身を破壊する。

 

 

「お、お嬢様ァ!これってコストでサーチしてるじゃないですかぁ!」

 

「そうね、コストでサーチしてるわね」

 

「そんなことやって良いんですか!?あり得ないですよ!」

 

「まぁまぁ、作れたってことは神様は認めてくれたのよ...(多分)」

 

「はぁ、それなら良いですけど。実際何が違うんですか?コストでも効果でもやってることが同じなら変わらないと思いますけど」

 

「チッチッチ、それは違うわ。ルチア君」

 

 格好つけているエリザベスに多少呆れた目を向けながら、ルチアはその訳を聞こうとする。

 

「はぁ、一体何が違うんですか?」

 

「いい?例えばルチアが墓地の魔導書を除外して、ゲーテの魔導書を発動したとしましょう。しかし、わたくしはその後にゲーテの魔導書を無効化したとする。その場合、墓地に魔導書はあるかしら?」

 

「え?いや、コストで除外したんだから、効果が無効化されてもコストは戻って来な...ま...まさか...!?」

 

 驚くルチアを見て、エリザベスは深い笑みを浮かべる。

 

「そう・・・ウォーダーの真骨頂っ・・・!それは・・・無効化という・・・遊戯王の中で最も一般的な妨害をすり抜けっ・・・あまつさえ無効化されることでもっと強くなるっ・・・!まさに悪魔的発想っ・・・!」

 

「なんか顔変ですよ」

 

「あら失礼。とにかくウォーダーはコストによって恩恵を受け、効果によってそのデメリットを受けるテーマですわ。その性質上、アレイシス様がセットしたデモンズチェーンは寧ろこちらを有利にしてしまいますの」

 

「あ!そうか!効果によってデメリットを支払うのなら、無効化されればデメリットは無視されるんだ!」

 

「そういうことですわぁ」

 

 エリザベスが胸を張って答える。心なしか、ルチアにはエリザベスの鼻が伸びている様に見えた。

 

「だけどそれってズルだと思います」

 

「う、ルチアも思ったりする?」

 

「だって普通に考えておかしいじゃないですか!コストってのはデメリットじゃないといけないですよ!そんなズルいことしてるのはお嬢様だけです!」

 

「じゃあ、広く普及してるカードに同じようなカードがあれば認めてくれるの?」

 

 エリザベスのカードに文句を言っていたルチアだったが、エリザベスの言葉に思わず固まる。

 

「え"っ。まさかあるんですか?」

 

「ええ、まずはカードガンナー。これはデッキの上から3枚を送ってステータスを上げるわ。元々はステータスの低さから見向きもされていなかったけど、最近はデッキから墓地に落とせる効果が注目されて価値が上昇しつつあるわ。主には平民が使うけど、貴族の中にも使う人がいるのだとか」

 

 怒りで赤かったルチアの顔が青くなっていく。

 

「あとはジェネクスウンディーネもいるわ。この子は水属性モンスターをデッキから墓地に送ることでジェネクスコントローラーを手札に加えるわ。ジェネクスコントローラーという弱いモンスターを入れないといけないことから、近年社交会では価値が下がってるけど、今でも水属性のデッキを使うなら選択肢になるわ」

 

 ルチアの顔が青を通り越して白くなっていく。

 

「これはテーマカードだけど、海皇子ネプトアビスもいるわね。こいつはコストでも効果でもデッキから墓地に落とせるから圧倒的な強さよね。私のウォーダーだってコイツに比べたら謙虚な方なんじゃないかしら?」

 

 真っ白になってしまったルチアが頭から崩れ落ちる。しかし、倒れる前にエリザベス前に一瞬で移動して見事な土下座を決めた。

 

「おじょうさまぁぁぁあああ!どうかいのちだけばぁぁぁあああ!」

 

 突然土下座してきたルチアにエリザベスは少し驚くが、ルチアの内心を考えると優しく微笑んで語りかける。

 

「フフフ、別に私は貴女に怒っているわけではないのよ。ただちょっとだけ、貴女の困った顔が見たかったの。ルチアは私の大切なメイドなんだから、そう簡単に切り捨てたりなんかしないわ」

 

「お、おじょうさまぁぁあああ!」

 

 エリザベスの優しい笑みと言葉にルチアはさっきまで恐怖から流れた涙とは、別の感情によって涙が溢れる。

 

「それに、ルチアはわたくしよりも強くなって貰わなくちゃいけないからね!そう簡単に手放すわけないわ!」

 

「お?おじょうさま?」

 

 エリザベスは先程の優しい笑みが信じられないほどの凶悪な笑みを浮かべる。ルチアはさながら長年信じていた人に裏切られたような気持ちを、この一瞬にして味わった。

 

「(これって、私とんでもないことに巻き込まれてるのでは...?)」

 

とんでもなかった。

 




 結局ルールミスのところまで行ってねぇ!
 これだから思い付きで書くのはいけないと云々かんぬん
 というわけで、作中でエリザベスが言った兼ね合いのあるカードと、私が何のルールミスをしたのかはクイズ形式にしたいと思います(感想乞食)

 ちなみにエリザベスは現代の今の環境を想定してオリカを使ってますが(実は省略しただけで名称指定ターン1はある) この世界ではガチ勢でも現デュエルリンクスや9期前後の環境、素人はそれ以前のデュエルしてます。
 何が言いたいかというと、エリザベスはうららやヴェーラー、無限泡影が憎くてウォーダーを作って愛用してますが、この世界ではそんなに刺さるものではないということです。
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