悪役令嬢「わたくしを断罪ですって!?受けて立ちますわ、闇のゲームで!」 作:sesamer
マイページの方に書いたのですが、今まで怖くてしてなかったTwitterを始めました。あれって別に1人で呟く分にはいつまでもできますね。皆さんがハマるのも分かる気がする!(周回遅れの感想)
エリザベスとルチアは、バーン三兄弟やリューキを打ち破り、見事捕らわれていた人質を救出した。その後三兄弟達が乗っていた馬車に乗ってペオニー家に帰ると、ペオニー家総出でお出迎えされた。
「本当にありがとうございました!この御恩をどう返せば良いのやら...!」
「わたくしは別に見返りを求めて人質を救出した訳ではありませんわぁ、1人の決闘者として目の前で起きた悪事を見過ごせなかっただけですわ!」
エリザベスが胸を張って宣言すると、ペオニー家当主ショウを皮切りに周囲の人々は彼女を口々に褒め称える。エリザベスは最初はうんうんと頷いてたが、あまりに長かったので途中から照れて顔が赤くなっていく。
「流石はローゼス家のお嬢様です。社交界では貴方を悪く言う人達もいましたが、寧ろ貴方は素晴らしく人が出来ているのですね!」
「そうでしょうそうでしょう!わたくしは決して恐れられる様な人ではないのです。それはルーク様にお付き合いさせていただいていることからも分かりると思いますわ!」
エリザベスは辛い日々を思い出しながら答える。デュエラブ本編のルークはあんな決闘バカではなく、寧ろ落ち着いた好青年のイメージなのだが。エリザベスからするとあの子供があんなイケメンになるのが信じられなかった。
「確かにそうです、ルーク様が将来の伴侶として認めた人物が悪い人なわけありませんわ。寧ろルーク様は早くからエリザベス様の魅力に気付いたと言う訳ですね!」
人質から解放されたペオニー家御令嬢やお茶会に参加したお嬢様方が口々に話し出す。それは如何にルークとエリザベスがお似合いのカップルかを説くものであり、エリザベスは照れや将来的な不安から耳を塞ぎたくなった。
「そういえば、ルーク様はエリザベス様が素敵な女性であると、一眼見た時に気付いたらしいですわ!」
「確かにエリザベス様はお美しいですわ!まるで千年物語に出てくるお姫様のようですわ!」
「(アイツ...!もしやわたくしの居ないところで、あることないことほざいてるんじゃないでしょうね...!)」
エリザベスからすれば、ここまで過剰に持ち上げられるのは流石に恥ずかしいし、ルークとの仲だって将来的に別れるものなので(そもそもルークがそんなに好きじゃない)気分が良くないため、これ以上の会話が続くのを止めようとする。
「それにしても、皆さんがご無事で大変良かったわ!今日はもうお茶会を続けることは出来ないだろうし、わたくしも疲れたので帰ることにしますわね!」
「(あっコイツ逃げる気だ。お嬢様はどんだけお茶会に参加したくないんだろう)」
ルチアはエリザベスの内心を見透かして思わず呆れる。しかし自分は人質救出の際エリザベスの役に立つことができず、主人を疲れさせたのは事実なので、それは内心だけに留まる。
ショウ・ペオニーは彼女に再度大きな感謝を伝えると、彼女の逃げ道を塞いだ。
「此度は本当にありがとうございました。中止となったお茶会は再度開く予定ですので、よろしければその時も参加なさって下さい」
「・・・え?」
ーーー
そしてお茶会当日、エリザベスとルチアは再びペオニー家の前に来ていた。
因みにあの後エリザベスはマリーに雷を落とされた。その激しさはあんなにお茶会から逃げ出そうとしていたエリザベスから、完全に反抗の芽を奪った。
ルチアは流石にエリザベスが可哀想で心から同情したが、その雷は彼女にも飛んだ。2人は死んだ目をしながらペオニー家に入ると、使用人を始めとした人達から歓迎を受けて案内され、お茶会の席に着く。
「今回は私の開催したお茶会に参加してくれてありがとうございますわ。更に先日の失態についても皆様に深い謝罪の念と、解決を図ってくださったエリザベス様に多大な感謝の意を送りますわ」
ペオニー家令嬢のレベッカが最初に頭を下げると、他の令嬢は口々にエリザベスを褒め出す。
「そうですわ、もしエリザベス様がいなかったらと考えると、今でも体が震えますわ。本当にエリザベス様には感謝してもしきれませんわね」
「そ、そうですの。わたくしとしてはそこまでのことをしたつもりでは...」
エリザベスが頬を掻いて彼女達の熱い視線から逃れようとするが、レベッカに手を握られる。彼女は熱に浮かれたかのように語り出す。
「あの時のエリザベス様の勇姿は、馬車の中からも見えましたわ!最後の男が遠見魔法を発動したままでしたので私達も見ることができましたの!エリザベス様が3人の男をワンターンスリーキルゥ...したことや、最後の男を相手に氷の龍で大逆転したことは一生忘れない思い出ですわ!」
「(リューキさん...!メッチャ面倒見が良いじゃないですか!しかし今はその面倒見の良さがお嬢様を追い込んでいるッ!)」
ルチアはレベッカや他の令嬢からも向けられる熱い視線に困惑する。エリザベスはこの状況をどうにかしようと起死回生の一手を放つ。
「エリザベス様の決闘の腕は素晴らしいですわ!私達は決闘が全くできないから、同じ歳なのに何人もの大人を同時に相手にして勝ったエリザベス様は、とてもカッコ良かったのですわ!」
「そ、そうなの。あ!そうですわ、でしたらわたくしが皆様に決闘を教えて差し上げますわ!」
「え!エリザベス様が直々に教えていただけるのですか!?」
「えぇ!このお茶会の時間じゃ全て教えることはできませんが、とっておきのモノがありますわ!」
「とっておきのモノ?」
「詰めデュエルですわ!!!」
ーーー
「詰めデュエルとは、決闘における特定の盤面を抜き出して、それを解決することでその人のカードの知識やデュエルタクティクスを向上させる、謂わばクイズの様なものですわ」
「あっ、私知っていてよ。お兄様が決闘学園で解いていたのを見学したことがありますわ!」
令嬢の中の1人が反応する。その周りで「決闘学園と同じ...」「私では解けないかも...」と言った声が上がるのを聞いて、エリザベスはフォローする。
「確かに詰めデュエルは複雑なものになると、大人でも解けない様な問題もありますが、わたくしが出すものはシンプルですから、お紅茶を飲みながらでだってできますし、もしヒントが欲しければ言っていただければ教えますわ!」
「流石お嬢様ー、相手に合わせて問題を考えてくれるだけじゃなく、ヒントもくれるなんてー」
エリザベスの後ろでルチアが(皮肉っぽく)褒め称える。実はルチアもエリザベスから詰めデュエルの宿題を貰っていた。ルチアはエリザベスに教えを乞うたのだが、彼女は「貴方も決闘者になるのだから、このぐらいの盤面は自分で解決なさい!」と一蹴されてしまった。悲しい扱いの差である。
「わたくしが問題を出すので、お茶会をしながら皆さん方で考えて下さい。もし先に分かった方がいればわたくしに言っていただければ、新しい問題を出すわ!」
そうしてエリザベスは魔法を展開する。普段の決闘空間より小さな盤面にカードが並べられると、それらは互いのフィールド、手札に移動する。
ーーー
第一問「召喚権は1人に1つ、大切にですわ!」
クリア条件:このターンに勝利なさい、今は貴方のターンのメイン1ですわ
<自分>
ライフ、デッキ、墓地、除外は省略
手札 : ブラッド・ヴォルス(ATK1900)
幻獣ワイルドホーン(ATK1700効果)
逆ギレパンダ(ATK800効果)
ロードブリティッシュ(ATK1200効果)
フィールド(魔法罠) :
勇気の旗印(モンスターの攻撃力200アップ)
<相手>
ライフ : 1200
デッキ、手札、墓地、除外は省略
フィールド(モンスター) : 全て裏側表示ですわ
E・HERO クレイマン(DEF2000)
モリンフェン(DEF1300)
月明かりの乙女(DEF1300)
一言「最初は通常召喚して殴るだけですわ!」
ーーー
<幻獣ワイルドホーン>
効果モンスター
星4/地属性/獣戦士族/攻1700/守 0
このカードが守備表示モンスターを攻撃した時、
その守備力を攻撃力が越えていれば、
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
<逆ギレパンダ>
効果モンスター
星3/地属性/獣族/攻 800/守1600
相手フィールド上のモンスター1体につき
このカードの攻撃力は500ポイントアップする。
守備表示モンスターを攻撃した時にその守備力を攻撃力が越えていれば、
その数値だけ相手に戦闘ダメージを与える。
<ロードブリティッシュ>
効果モンスター
星4/光属性/機械族/攻1200/守 800
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊した場合、
以下の効果から1つを選択して発動する。
●このカードはもう1度だけ続けて攻撃できる。
●フィールド上にセットされたカード1枚を選択して破壊する。
●自分フィールド上に「マルチプルトークン」
(機械族・光・星4・攻/守1200)1体を特殊召喚する。
ーーー
「1ターンに召喚できるモンスターは1体のみ、どのモンスターを出せば相手を倒せるのか、それをよく考えることですわ!」
紅茶の味を楽しみながら、エリザベスは令嬢達に言う。令嬢達は微笑ましく全員で相談しているのだが、その目は先程の様な穏やかなものではなく、どこかか剣呑なものをルチアは感じた。
「このターンでモンスター3体を倒して相手も倒すなんて出来るのかしら...?」
「攻撃力を考えれば、ブラッドヴォルスですわよね」
「だけど他のモンスターの効果も強そうですわ...」
令嬢達の出す雰囲気に困惑したルチアはエリザベスにその意図をコソコソと聞く。ついでに自分の出された問題との難易度の違いに文句を言う。
「お嬢様、なんで私にはああいったシンプルな問題を出さないんですか!それに、皆様子が変ですよ。なんかピリピリしてるというか...」
「だって初心者に複雑な問題を出すのは可哀想じゃない。このゲームは複雑なようでそれ以上に複雑なのですから、その入り口はシンプルで入りやすいものにしないと人口が増えないわ!」
「(別に貴族に生まれたなら決闘は必須で、お嬢様が考える必要は無いと思いますが...)じゃあ私にもそういう配慮をしてくださいよー」
「えー、だってルチアがこれから決闘をしていくのは確定ですもん。寧ろこの理不尽に慣れた方が早いですわ」
バッサリと言われた言葉にルチアはガッカリした。
「...それと皆さんの雰囲気ですが、これはわたくしの狙いの1つでもあるのよ」
「えっ!この雰囲気がですか!?」
「先程わたくしは、先に答えが分かった方には新たな問題を用意すると言いました。こうやって競争心を駆り立てることで、安易に周囲に頼らずに自分で考える様になるのですわ」
「はぇー、中々考えられてるんですね」
ルチアはエリザベスの考えに納得する。そういえばルールを教えることや解説が分かりやすかったし、彼女は教師に向いているんじゃないかと思った。
「...ついでにこのままお茶会の時間が過ぎれば良いのに」
「(...さてはコッチが本音だな?)」
エリザベスがボソッと呟いた言葉にルチアは呆れる。この人はどんだけ人見知りなんだ。
そしてエリザベスは束の間の紅茶タイムを楽しんでいたが、レベッカがエリザベスの元へと駆け寄って詰め寄る。
「エリザベス様!解けましたわ!」
「あら、早いですわね!」
周囲の令嬢達が未だ悩む中、レベッカは一足先に問題を解き終えた。皆に聞こえない様に2人で答え合わせすると、エリザベスは喜ぶ。
「素晴らしいですわ!他のモンスターでは解けない理由も含めて完璧です、エリザベスポイントを10点差し上げますわ!」
「ポイント制!?」
「(流石にデュエラブで主人公のサポートをするだけあって、デュエルタクティクスが高いですわ。まぁ問題が簡単だったのもあるけど)」
「ではレベッカには次の問題も出しますわ。これは皆様も同じですが、もしお茶会の時間まで分からなかったら、次のお茶会の時までの宿題にしましょう!」
「はい!エリザベス様!」
他の令嬢がレベッカを羨ましそうに見つめる。彼女の表情からは幸せオーラが溢れていた。
ーーー
第二問「遊戯王の基本にして奥義、特殊召喚ですわ!」
クリア条件:このターンに勝利なさい、今は貴方のターンのメイン1ですわ
<自分>
ライフ、フィールド、デッキ、除外は省略
手札 : 俊足なカバ バリキテリウム
エーリアンソルジャー(ATK1900通常)
カゲトカゲ
エーリアン・ドッグ
ゴブリンドバーグ
フィールド(魔法罠)
守備封じ(守備表示モンスターを攻撃表示に)
墓地:バルキリー・ナイト
<相手>
ライフ : 2150
デッキ、手札、除外は省略
フィールド(モンスター)
切り込み隊長
墓地:モリンフェン(ATK1550/DEF1300)
一言「特殊召喚できるモンスターを詰め込めるだけ詰め、詰め込みましたわ!制作者としてはモリンフェン様の絶妙なステータスにびっくりしたわ!」
ーーー
<俊足なカバ バリキテリウム>
効果モンスター
星4/風属性/獣族/攻1600/守 600
このカード名の(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできない。
(1):このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):このカードの(1)の方法で特殊召喚に成功した場合に発動する。
相手は、自分または相手の墓地からレベル4モンスター1体を選び、自身のフィールドに特殊召喚できる。
<カゲトカゲ>
効果モンスター
星4/闇属性/爬虫類族/攻1100/守1500
このカードは通常召喚できない。
自分がレベル4モンスターの召喚に成功した時、
このカードを手札から特殊召喚できる。
このカードはシンクロ素材にできない。
<エーリアン・ドッグ>
効果モンスター
星3/光属性/爬虫類族/攻1500/守1000
自分が「エーリアン」と名のついたモンスターの召喚に成功した時、
このカードを手札から特殊召喚できる。
この効果で特殊召喚に成功した時、
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスターにAカウンターを2つ置く。
<ゴブリンドバーグ>
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1400/守 0
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。
手札からレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚する。
この効果を発動した場合、このカードは守備表示になる。
<バルキリー・ナイト>
効果モンスター
星4/炎属性/戦士族/攻1900/守1200
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手は「バルキリー・ナイト」以外の戦士族モンスターを攻撃対象に選択できない。
(2):このカードが戦闘で破壊され墓地へ送られた時、
自分の墓地から戦士族モンスター1体とこのカードを除外し、
自分の墓地のレベル5以上の戦士族モンスター1体を対象として発動できる。
その戦士族モンスターを特殊召喚する。
<切り込み隊長>
効果モンスター
星3/地属性/戦士族/攻1200/守 400
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。
手札からレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚する。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
相手は他の戦士族モンスターを攻撃対象に選択できない。
ーーー
「この問題には、2.3個の引っ掛け要素がありますわ!もし答えを出しても何度か見直しをした方が良いわね!」
問題を見たレベッカとルチアは唸り出す。それを見たエリザベスは慢心した態度で優雅にまだ温かい紅茶に口をつける。
「(この問題ではかなり出来ることが多いので、それだけ時間が掛かるはずですわ!直ぐに答えの出せなかったルチアは後でお仕置きするとして、これならお茶会が終わるまで持つでしょう!)」
「分かりました!」
「ぶふっ!」
ルチアが考え込む隣でレベッカが手を挙げる。予測を遥かに超えた早さにエリザベスは飲んでいた紅茶を噴き出した。
「あ、あら。間違いないのね?」
「はい!完璧です!答えはゴニョゴニョ...」
レベッカはエリザベスの耳に手を当てて答えを話す。エリザベスはレベッカの答えを聞くと、両手を挙げて降参したかの様に言う。
「...合ってるわ。凄いわ、レベッカ...」
「エリザベスポイントは何点ですか!?」
「これは80点ね...!(初心者でこれなら本当は114514ポイントだってあげられるけど...)」
その時他の令嬢達も答えを出し、レベッカの解いていた問題を解きにかかる。
「100点まであと10点...!」
「(お嬢様は100点の人には何をするんでしょうか...)」
「ならこの問題が最後よ!とっておきの問題を出すわ!」
エリザベスは椅子から立ち上がると、気合いを入れて魔法を発動する。
ーーー
第三問「攻撃力を変化させるのですわ!」
クリア条件:このターンに勝利なさい、今は貴方のターンのメイン1ですわ
<自分>
ライフ : 4000
デッキ:ブラックマジシャン(ATK2500)
手札 : サイクロン(魔法罠破壊)
コズミックサイクロン(ライフを1000払って魔法罠除外)
黒魔術のカーテン(ライフ半分払ってブラマジ特殊召喚)
巨大化
フィールド:無し
墓地:青眼の白龍(ATK3000)
<相手>
ライフ : 1600
デッキ、手札、除外は省略
フィールド(モンスター)
ものマネ幻想師(青眼の白龍に効果を使った)
フィールド(魔法罠)
一族の結束(モンスターの攻撃力が800アップ、幻想師に適用)
聖なるバリア ミラーフォース(攻撃宣言時、攻撃表示モンスター破壊)
墓地 : マジカル・コンダクター
一言「ブルーアイズを倒したモンスターをブラマジで倒す!中々浪漫のある展開ですわね!」
ーーー
<巨大化>
装備魔法
(1):自分のLPが相手より少ない場合、
装備モンスターの攻撃力は元々の攻撃力の倍になる。
自分のLPが相手より多い場合、
装備モンスターの攻撃力は元々の攻撃力の半分になる。
<ものマネ幻想師>
効果モンスター
星1/光属性/魔法使い族/攻 0/守 0
このカードが召喚・反転召喚・特殊召喚に成功した時、
相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。
このカードの攻撃力・守備力は、
選択したモンスターの元々の攻撃力・守備力と同じ数値になる。
ーーー
「この問題には2通りの答えがあるわ!別解の方までできたらエリザベスポイントは120点ですわ!」
「「「エリザベスポイント120点!?」」」
「(結局エリザベスポイントって何なのだよ...?)」
内心でツッコむルチアの周りで、皆が盛り上がる。その盛り上がりには言った本人でさえついていけてなかった。
「エリザベスポイントが120点もあれば...」
「エリザベス様にあんなことやこんなことができる!」
「(なんかエリザベスポイントがとんでもないことに利用されようとしている!!!)み、皆様。エリザベスポイントを幾ら貯めても、わたくしが出来ることしかしませんわ!犯罪とかも出来ませんからね!」
「「「大丈夫です!!!」」」
異常な雰囲気となったお茶会の会場を見て、エリザベスは無性にここから逃げ出したくなる。というか自然とその足は会場の外に向かいつつあったのだが、その肩に手が置かれる。
「お茶会の会場を抜け出したと奥様に連絡すれば今度こそ八つ裂きですよ」
「...前門の虎、後門の狼ッ!」
そうしてエリザベスはビクビクとしながらお茶会が終わるまで待ち続けた。口にした紅茶は既に冷たく、それでも絶品な筈なのに緊張で味がしなかった。
結局別解まで正解した人はいなかったのでエリザベスは胸を撫で下ろしたのだが、これからエリザベスポイントの乱用は控えようと心に誓ったのだった。
今回は詰めデュエル回でした。前回前々回のデュエルが非常に重かったので箸休めです。
詰めデュエルの解答は感想で受け付けますが、全部解く必要は全然無いので気軽に書いてください。
例によって誤字、ルールミスも受け付けてます。
...この小説を書き上げる頃には少しは遊戯王に詳しくなってるのかな...いや無理だな。