あの後……僕はマリアさんに唇を奪われ……意識を失った。しかしその後に見た夢で……僕が
「ここは……どこだ? マリアさんは……」
僕は周囲を見渡す。すると自分に起きた異変を知る事になった。
「なんで僕は……服を? それに……ベッド?」
ちぐはぐな前後の記憶に困惑すると隣から声が聞こえた。
「ふふっ……可愛い寝顔だったわよ? それと……
「そうだな。流石私達が愛した男だ。これ程の幸福感はそうあるまい。ただ……次は
翼さんのその言葉と、マリアさんの強調した言葉…………それらが僕達に何が起こったかは容易に想像ができた。
「僕と……マリアさん達は……」
「えぇ……修治の
〈修治以外は要らない〉……とね?」
本気だったんだ。だから……こんな……。
「そんな悲しげな表情をしないで欲しい。私達とて……修治のそんな表情は見たく無いんだ。たまさか……修治が聖杯戦争に参加者だったからこうしただけだ」
「今日日〈たまさか〉なんて言葉を使うのは貴女達だけですよ。そして……後悔しますよ? 勢いだけで
「心配無いわ。だって……私達は狂おしい程に修治を愛しているわ。例え世界が滅んでも……連れ去られても……ね?」
実際に異世界まで殴り込みに来ているからどうしようも無い。何故僕はそこまで……。
「でもね修治……貴方は見たでしょう? 響達との…………
そう……僕の最後の記憶……その続きは響と未来にスタンガンで気絶させられ…………
「だから記憶が無い訳か。でも……だったら……なんで……」
僕は必死に2人の動機を考えた。するとマリアさんに抱きしめられた。
「だから今度こそ守ってあげるわ。その為に私達は修治の死後にあらゆる知識を求めた。そして…………」
「ギャラルホルンを使いこの世界を観測した。しかし不幸にも私達の世界でもトラブルは付き物でな……」
「クリスと未来は現実に耐えられず自殺。翼は過労死。切歌と調は…………敵対組織との戦闘中に……」
マリアさんは言葉を止めたが、その結果として残ったメンバーはこの世界へと転移し…………そしてサーヴァントとして召喚した……そういう事だ。
「なんで……僕……なんですか?」
「それは…………それだけは言えないわね。修治が私達を好きになる……その時までは……」
僕の死後にそんな出来事があったとは知るよしも無いけど、皆は僕に好意を寄せていた。だから僕は響に……未来に……。
「でも…………もう修治は私達からは逃げられ無いわよ? だって……貴方の遺伝子は既に取り込んだわ。例え世界を離れようとも……次はこの遺伝子を元に見つけてあげるわよ?」
もう……逃げられ無いのか。僕は……どうすれば…………
「私達と契れば良いだろう? いや……修治が私達を好けば良いんだ。そうすれば私達は相思相愛……人の目をはばかる理由はあるまい?」
こんな状況で無けれは……きっと……。
「でも……わざわざこんな事をしないでも……」
「…………ダメよ。だって……私達は…………既に気が狂いそうなのよ………………貴方のいなかった世界は色は無かった! 生きていくのが苦痛でしか無かったのよ! 」
マリアさんは怒声を響かせ……翼さんは涙を浮かべていた。
「なんで……そこまで僕に……」
「なら…………教えよう。修治が私にくれた……輝かしいあの日々を…………」
翼さんは僕に嘗ての想い出を語り出した。
あれは……いつの事だっただろうか…………。そう……立花と出会った頃だったな…………。
「奏を失った私は防人として生きねばならない。だから……奏のガングニールを扱うお前を私は認めない…………」
そう立花へと刃を向けた私に割って入ったのが修治だった。
「なんで私達が戦わないといけないんですか! 」
「貴女には覚悟が足りない。そんな貴女には聖遺物を……奏のガングニールを扱う資格は無い! 」
嘗ての私はそう告げて立花へと斬りがかかった。しかしそこで修治が割り込んだ。
「やめてくださいよ翼さん! 確かに響は未熟ど! ひよっこだ! そして……貴女の逆鱗を踏み抜いた! だけど……貴女は響と話したんですか!? 本当に……覚悟が無いと言うんですか! 」
「ならばどう示す? そこで怯えるだけの未熟者に……何がもたらされる?」
「知らないですよ! だけど……響は響だ! お人好しで! 大食いで! 明るくて! 前を向いて生きている! あのライブハウスの事件を乗り越えてね! 」
しかし私は修治の言葉に腹を立ててしまった。
「そうか……立花もあの事件の……だが…………それがどうした? ただのサバイバーズ・ギルトなら尚更許容できないな。奏が命がけで守った命……それを棒に振るう手伝いをする義理は私には無い」
私は当時……奏の死を乗り越えられずにいた。しかし修治はそこで私に思いもよらない言葉を投げた。
「響と奏さんを重ねるな! いや…………確かに響は言ってしまいましたよ……
〈奏さんの変わりに〉
ってね! でも……だからどうしたんですか! 響からすればどうすれば翼さんと話せるか試行錯誤してたんだよ! 」
私からすれば衝撃的だが、よく考えればその通りだ。しかし……私は…………。
「ならばお前を退けて立花を黙らせる。それだけだ……」
ズドン!
私は修治に峰打ちをした。しかし倒れそうになった修治は私の左足を掴んでいた。
「今の一撃で意識を残せた精神力は評価しよう。だが……その手を離せ。私の邪魔をするな」
ボキリ!
私は右足で修治の手を踏んだ。しかし修治は諦め無かった。
「ここで……僕が……手を離せば……貴女は……また……独りに……なる……。それは……それだけは……させない……。だから……僕は……」
修治は峰打ちの痛みに加えて右足に踏まれた事で腕の骨を折った。しかしそれでも尚諦め無かった。
「ならば何故お前は諦め無い? 私を止めたところで何になる?」
息も絶え絶えだが修治は必死に私の質問に答えた。
「僕の……前で……涙を……流した……
あくまでも私を救う為だと……そして救う相手を諦める事は……後に後悔すると修治は言い切った。私はそんな修治に動揺してしまった。
「何故お前は……そこまでして……」
そして修治は意識を失って尚その手を離していなかった。
「しゅう……くん……?」
そして立花もまた……目の前で倒れた幼馴染に動揺を隠せなかった。そんな固まる私達に叔父様が到着した。
「翼ァ! お前……自分が何をしたのかわかっているのかぁ! 」
しかし当時の私は動揺のあまり……その声が聞こえ無かった。
「そんな事があっただろう? だから私は……あの時の修治が頭から離れなかったんだ……」
翼さんの独白は確かに初対面の頃の話だった。彼女からすれば黒歴史だろうに…………。
「でも……その後からですよね? 翼さんが……僕達の声に少しずつ耳を傾けてくれたのは……」
そして姉さんが後に襲撃して来て響を守る為に絶唱を使い入院した。そして僕はそんな翼さんの側にい続けたっけ……。
「そうだな……。確かにあの入院期間の間側に居続けてくれた修治に私は惹かれていた。だからこそイグナイトの時も……」
そして〈自動人形〉のファラが風鳴邸を襲撃して来て翼さんは2度目の抜剣に挑んだ。そしてその時僕に言っていたな……。
〈修治の為にこの翼を広げる……だから見届けて欲しい〉……と。
「でもそれは修治が翼のパパさんに掴みかかったからよ? 1度気絶した翼を屋敷に運んだ修治は直ぐにパパさんの元へと突撃して……そして殴り飛ばしたわね…………
〈親子なら……きちんと向かいあってくれよ! 何かが怖いなら……人を……僕を頼ってくださいよ……〉
とね」
僕は翼さんの力になるべく頑張った。だけどその影響が顕著に出ていた風鳴邸の会話に違和感を覚え無かったな。
「そんな修治がいたから私達はあの日々と戦いを乗り越えられた。だから……修治のいなかった世界は……ただの孤独だ……」
そう呟いた翼さんに僕は何も答えられ無かった。ただ……それだけの強い想いを持って世界を越えて来た事だけは……よくわかった。
食われてた。あれれ〜コレが……噂の逆レ「それ以上は作者でも許さないわよ?」え……嘘……ぎゃあああああああ!!!
逃げろ……士郎(修治の拉致後に実は彼も食われていた模様。……つまり手遅れである!)
「よろしければ高評価・感想・お気に入り登録・メッセージ等お待ちしているわ。さて……じゃあ愛の営みを始めるわよ?」
主人公達の関係性…………最終的にどうしましょう?
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知り合い同士での同盟!
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主人公達は同盟を組む!
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もちろん2人とも厄ネタ降り注ぐ!
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ハイライトは仕事しない!