「じゃあ修治……2人を解放するわね……」
マリアさんは眠らせれている2人を解放した。
「切歌ちゃん! 調ちゃん!」
僕は2人の元へと駆け寄った。
「およよ……? あたし達どうして寝てたデス?」
「翼さんに声をかけられて……それで……」
しかし次の瞬間切調コンビは僕の異変に気づいた。
「先輩……マリアと翼さんの濃いい匂いがするデス……」
「この移り香……お兄ちゃん……どうして……?」
2人に本当の事を話したい。だけど……話す訳には…………もう2度と辛い想いをさせる訳には…………
「ごめんね2人共……僕は……「その先は言わせ無いデス!」「私達は先輩が大好き! だからもう離さない!」へ?」
僕は言葉を失った。しかし2人は言葉を続けた。
「知ってるよ。サーヴァントとマスターは夢で互いの過去を見る事ができる」
「だから先輩の最後を見た……あたし達の姿を見たんデスよね?」
わかって…………いたんだね。
「そしてマリア達から聞かされたんだよね?」
「あたし達がどんな最後を迎えたかも……」
なんで……そこまで……。
「だから私達は決めたの!」
「先輩をもう死なせる訳にはいかないのデス!」
そして2人も僕に近づいてきた。
「最初は私から……」
調ちゃんはソフトなキスをしてきた。
「あたしは激しくいくデスよ?」
切歌ちゃんは舌を絡ませて執拗に僕を求めて来た。
「凄いね。僕の知らない2人はこんなにエロかったの?」
「冗談……本当の私達は……」
「もっともっと凄いデスよ?」
すると……マリアさんがこちらにやって来た。
「切歌……調……そういう事は場所を選びなさい。奥の部屋が空いてるから…………自由に使っていいわよ?」
「マリア……それって!?」
「あたし達が……修治先輩と!?」
「そうよ。今の2人はサーヴァントだもの。諸々の心配はしてないわ。それに……貴方達は〈マスター〉と〈サーヴァント〉の関係でしょう?」
そしてマリアさんは僕に小声で耳打ちをした。
「貴方のハジメテは私達が貰ったもの。次は2人を安心させてあげなさい……」
「マリアさん……はい! ありがとうございます! 」
僕はこの日に切歌ちゃん……そして調ちゃんの2人と部屋に入り……僕達はその夜に
「シロウ……私はシロウが欲しくて仕方無いです」
「セイバー……どうしたんだよ……そんなにくっついて来て……」
セイバーは俺達と響が戦闘をしたあの日以降態度が軟化した。それ自体はすごく嬉しいし、実際にセイバーは可愛い。
「私は……シロウが欲しいのです。〈マスター〉と〈サーヴァント〉……今はその関係で良いのです。しかし……いずれは……」
そんなセイバーの表情は召喚されたあの日以降どんどん柔らかくなっており、とても親しみやすくなって来た。だけど……
「修治はどこに行ってしまったんだろうな……」
「そうですね。シュウジ……彼の人柄も好感が持てます。なので心配ですね。何かしらのトラブルに巻き込まれていないか心配です……」
セイバー自身も修治の事を気にしてくれるからありがたい。だけど修治……お前は一体何を抱えているんだよ……。
「しかしシロウ……それは貴方も同じです。シャドウサーヴァント……その中でも〈アーチャー〉のサーヴァントと接触した時から……貴方自身も様子が異なりますよ?」
そう……俺達は奏さんの話でシャドウサーヴァントとの戦闘・撃破を依頼された。そしてアーチャーのサーヴァントと接触したあの時……俺は奴の〈投影〉に既視感があった。奴の最も扱う夫婦剣……その放つ〈ナニカ〉が俺と奴に重要な繋がりを示唆している……そんな気がするんだ。
「なんでだろうな……俺とアイツ…………他人な気がしないんだよ。まるで……自分自身みたいな……そんな気がするんだ……」
「アーチャーが……シロウ……? そのような事が……?」
セイバーも困惑していたが、頭ごなしの否定はされ無かった。
「確かにアーチャーの扱う剣と打ち合いになった時……奇しくもシロウとの鍛錬を彷彿させました。太刀筋が……妙に似ている……そんな違和感です」
セイバーの方も似たような認識なのか。
「なら……俺達はもう1度アーチャーに会わないといけないな。だけど……この違和感は一体……」
「わかりません。しかし……その違和感が晴れた時……シロウに何かしらの変化が起こる……そんな気がします」
セイバーの言葉を信じよう。俺自身も迷っているんだ。だけど……きちんと前に進まないとな……。
「それとシロウ……私はシロウと今日も……」
セイバーは顔を赤らめて俺の手を握る。はぁ……何故だろうな……セイバーにそんな顔をされたら……断われる気がしないのは。
「わかったよ。じゃあ……行こうかセイバー」
「はい! 今日の夜は長いですよ! 」
そして衛宮邸の屋根の上に1人の男がいた。
「やはりお前はそこまでの男だな…………〈衛宮 士郎〉」
男の姿は黒いモヤのようなナニカに覆われているが、その声色から感情を読み取る事はできるだろう。
「しかし……セイバーの気持ちを引き出せた……か。私の知らないサーヴァントの集うこの聖杯戦争は明らかに異質だ」
この男こそがシャドウサーヴァント〈アーチャー〉である。そして……その真名は……
「本当の名前等忘れてしまった…………が、奴を見ていると嘗ての未熟な自分自身のような気がするな……」
そのサーヴァントの真名は〈無銘〉。しかし強いて言うなら相応しい名前がある。
〈エミヤ シロウ〉
それは〈衛宮 士郎〉の行き着く可能性の1つにして〈世界の抑止力〉。正義の味方を目指した彼の…………救いの無い未来の終着点だ。
「しかし妙だな。シャドウサーヴァントが召喚された事までは理解した。しかしあまりにも
そう……この聖杯戦争においてシャドウサーヴァントを召喚した者は
1人は己の目的を達成する為の駒として。そしてもう1人は……
「言うならば
〈エミヤ〉を召喚したのは〈世界の意思〉だが、それは1人の……いや、
「しかし……〈木原 修治〉か。面白い男だな。縁があれば話してみたいものだよ……」
エミヤは修治に関心を示していた。彼と修治が出会えた時……〈fate〉はまた1つ変化するだろう……。
「じゃあマリアさん……まずは士郎達と正式な同盟の破棄をして来ます。だけど……もし可能なら……」
「わかっているわよ。
〈彼等とは最後に戦いたい〉
そういう事でしょう?」
「はい。僕は士郎に恩がありますからね。それを仇で返す程ロクでなしにはなりたく無いですから……」
そして僕達は衛宮邸に向かった。
「そういう訳だ士郎。悪いけど……僕達の同盟はここまでだ」
「修治は律儀だな。だけど……修治が決めた事を俺は尊重するよ。だから……」
「最後の決着は僕達の手でつけたいな……」
僕達は再会して……決別する道を選らんだ。だけど……僕は士郎を超えたい。その気持ち自体は……ずっとあったからね。
現れたシャドウサーヴァントが衛宮士郎と再び出会う時……それは1つの出来事へと変化する……
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主人公達の関係性…………最終的にどうしましょう?
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知り合い同士での同盟!
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主人公達は同盟を組む!
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もちろん2人とも厄ネタ降り注ぐ!
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ハイライトは仕事しない!