〈願い〉と〈愛〉が交差して……   作:タク-F

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魔女……キャロルが覚醒し、桜はセイバーを捕らえた。絶望しそうな状況の士郎の元に現れたのは……彼も知る人物だった。


動き出す奏

〜〜奏side〜〜

 

 そろそろ……()()()()()()聖杯戦争を始めないとな。

 

「修治が転生する世界を幾つもの並行世界から探し出して……先行してあたしは転生を果たした。そしてその際にその世界の未来を視る必要があった……」

 

 もしもその世界が危険な世界なら……修治はまた理不尽に殺されてしまうだろう。それは……それだけは避けないといけない。

 

「その為にも()()()()()()の召喚は必須だったな。だけど……自殺しちまったクリスや……戦闘の果てに亡くなった後輩達の救済の為には……今回の召喚しか無かっただろうな……」

 

 そもそもあたしは全員が誰を召喚するかを()()()()()。だけど……その運命を捻じ曲げる理由があたし達にはあった。

 

「だからまずは……そのイレギュラーに対するカウンタープログラムのシャドウサーヴァント……絶対に乗り越えないとな……」

 

 その為にも……まずは間桐桜を止めないとな。彼女は危険だ。だけど……その影響はあたし達が与えた変化だ。そのせいで衛宮 士郎(本来の主人公)が乗り越えるハードルが上がってしまった。

 

「場所は……なるほどな。じゃあ……近いな……」

 

 あたしは本格的に介入するべく動き出そう。もちろん……言峰 綺礼(一応の父親)間桐 臓硯(生きている筈の黒幕)も必ずこのイレギュラーを利用する筈だ。

 

「さぁ……あたし達の本当の戦いを始めるぜ!」

 

〜〜奏sideout〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜士郎side〜〜

 

「もう1度言うぞ桜。セイバーを……返せえぇぇえぇぇえぇぇ!!! 

 

 俺は何度目かもわからない程……桜に立ち向かった。しかし……桜は俺の攻撃を避けようとせずにただ……ただ不敵に笑っている。

 

「あぁ……先輩……良いですよ……。理不尽な現実に立ち向かうその姿……嘗て私が見た先輩の姿です……」

 

 しかし桜は俺に斬られる度に再生をする。しかも……無限に等しい魔力を持っているかのような感覚だ。

 

「桜……遊びは終わりにしなさい。じゃないと……人質のセイバーが壊れてしまうわよ?」

 

 キャスターは今……何と言った? 人質の()()()()()()()()()()()……だと……? 

 

さあぁくうぅらあぁ! それ以上……セイバーを……アルトリアに……手を出すなあぁ!!! 

 

 しかし桜の答えも変わる事は無かった。

 

「お断りします♪ だって……私今忙しいんですよ? 先輩の相手をしながら……取り込んだセイバーさんに……この世すべての悪(10年前の聖杯戦争の泥)を注ぎ込んでいるんですから。でも……そうですね……セイバーさんが……私に従順になれば解放しますよ?」

 

「そうね。確かにアレをサーヴァントに注げば通常の霊基では耐えられ無いでしょうね。余程のアイテムを持つ者ならば可能かもしれないけど……」

 

 キャスターからも太鼓判の桜の洗脳。……そんな理不尽な事を……どうしてっ! 

 

「桜……絶対にやめられないのか? どうしても……アルトリアを返してくれないのか?」

 

 俺は縋るように桜に問いかける。

 

「えぇ。()()()()()()()()()ダメですね。でも……もしも私に従順になれば……解放しますよ? 

 

 それはつまり……俺との仲を引き裂く事を意味している。俺は……どうすれば…………。

 

「ちょっと悪いけど介入させて貰うぜ!」

 

LAST∞METEOR! STARDUST∞FOTON! 

 

 突然複数の槍と竜巻が現れて俺と桜を分断した。

 

「この攻撃……まさか貴女が介入するとは思いませんでしたよ…………さん?」

 

「えっ…………奏……さん?」

 

 俺は言葉が詰まってしまった。しかし……奏さんは桜達に向き合うといつもの調子で語りかけた。

 

「おいおい……聖杯戦争をぶち壊したあたしが言うのもアレだけどさ〜。流石にソレを持ち出されたらアタシだって困る訳だよ。だからさ……ここからはアタシも介入するぜ? じゃないと……翼を助けてやれないからな!」

 

「天羽奏……やはり貴女は修治の知る奏なのね。なら……安心したわ。だって…………貴女は修治への教育に悪影響だもの! 

 

 キャスターは銃を構えると躊躇う事無く奏さんに発射した。

 

奏さん! 

 

 しかし煙が晴れると……そこに無傷の奏さんが立っていた。

 

「心配いらね〜よ。だってアイツ……全然本気じゃないからな。それに……()()1()()来るみたいだぜ?」

 

「へぇ……どなたでしょうね?」

 

 桜も怪訝な表情をしたが、その人物は直ぐに現れる事となった。

 

アーチャー! 全力で吹き飛ばしなさい! 

 

「任せな凜! 派手にぶっ飛ばすからよおぉ!」

 

MEGA DETH QUARTET! 

 

 小型と大型のミサイルのミサイルが荒野に吹き荒れ……その場の全員を襲う。しかし凜の目的はこの場の制圧では無い。

 

「確かにその技は素晴らしい出力だろう。しかし雪音クリス……君は忘れていないか? ()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 クリスはこの技を使うにあたり地面に身体を固定する必要がある。従ってキャスターの声は届かない。しかしマスターである凜はこう告げた。

 

「百も承知よ? まぁ……この技で倒せるなら儲けものだったけどね?」

 

「遠……坂……? なんで……この場所に?」

 

 しかし奏がここで口を開けた。

 

「いいや……また来るみたいだぜ?」

 

「ランサー……()()()使()()()()()()()()全力でやりなさい!」

 

「承ったぞマスター! その心臓を貰い受けるぜ! 

 

刺し穿つ死棘の槍(ゲイ・ボルグ)! 

 

ドガアァァン!! 

 

 そして朱い槍がこの戦場に飛来して盛大な爆発を起こした。

 

「ひゅう〜……恐ろしい威力だな。とても1個人の宝具とは言えないよ。な〜にがレプリカだよ……」

 

 悪態をつきながらも奏さんは俺を抱えていた。

 

「奏さん……今のって……」

 

「すぐにご本人が来るぜ?」

 

 そして言われた通りランサーである〈クー・フーリン〉と、そのマスターである〈イリヤスフィール・フォン・アインツベルン〉が現れた。

 

「遠坂先輩だけじゃなくてイリヤさんも現れましたか。では仕方無いですね。ここで戦闘をするのは乱戦になりそうですね」

 

「そうね。既にサーヴァントを失った衛宮士郎はとにかく、私と互角に戦えそうな天羽奏、そして万全な状態のアーチャーとランサーが出現した……と」  

 

 すると遠坂とイリヤは俺の前に立ちこう言った。

 

「間桐さん……貴女をここで倒す事ができるだけの戦力が今の私達にはあるわよ? いくら貴女が規格外の力を備えたところで……セイバーを取り込みながら勝てると思っているのかしら?」

 

「サクラ……と言ったわね。私は貴女に宣戦布告するわ。シロウは渡さないよ? だって……私に残されたたった1人の弟だもの……」  

 

 2人は目の前の桜に対して、  

 

 〈俺を守る〉と、

 

 はっきり言った。何故2人はそこまで俺の事を……

 

「だけど全員ここでは矛を収める事を進言するぜ?」

 

 すると再び奏さんが割って入った。

 

「だってシャドウサーヴァントが現れた時が()()()()()()()()()()()だったんだからさ……」

 

「どういう意味だ? 俺達の参加を以って全員揃った筈じゃあ……無いのか?」

 

 なら……あの時の奏さんの言葉は一体……

 

「あぁ……そういう事か……」

 

「なるほどね。確かに納得だわ……」

 

 遠坂のアーチャーと桜のキャスターは納得していた。一体……何がわかったんだ? 

 

「そういう事だよ。なら……アタシが説明するぜ?」

 

 そう言って奏さんが説明を始めた。

 

「まず本当の参加者は〈セイバー〉・〈ランサー〉・〈キャスター〉だけだよ。もちろん……イレギュラーだけどな?」

 

 3人だけが正規の参加者だと……? 

 

「そして〈アーチャー〉・〈ライダー〉・〈バーサーカー〉・〈アサシン〉はアタシ達の縁によって本来の参加者を押しのけて来たサーヴァントだ。そう言った意味では〈キャスター〉も言えるけど、アンタ自身は間違いなく英雄だからな。だからアンタは正規の参加者だよ」

 

「なるほどね。納得したわ……」

 

「教えてくれよ奏さん。なら……他のサーヴァントはなんで……」

 

 そして奏さんは俺達に告げた。

 

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 修治……お前は一体何なんだ…………?




実は正規の〈ライダー〉こと〈メデューサ〉さんは、桜に取り込まれました。その為に抑止力として残るのはバーサーカーのみです。次回は修治君の視点デス!

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主人公達の関係性…………最終的にどうしましょう?

  • 知り合い同士での同盟!
  • 主人公達は同盟を組む!
  • もちろん2人とも厄ネタ降り注ぐ!
  • ハイライトは仕事しない!
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