私達がお互いの技をぶつけ合って舞った砂埃が晴れる前に…………私はマリアさんの前からテレポートジェムを使って姿を消した。
「面倒だなぁ……。マリアさんのアマルガム……記憶の中よりも出力が高かったなぁ……」
完全に想定外の実力だったな……。まさか……錬金術まで使えるなんて……。それに……シャドウサーヴァントを取り込んでるみたいだから……想い出も事足りるみたいな感じだったなぁ……。
早く未来と合流しないとね。じゃないと……シェム・ハが未来を乗っ取って……
「でも……翼さんが相手だと……少し未来は分が悪いかな……」
私は令呪の示す輝きを頼りに未来との合流を急いだ。
「小日向に宿るシェム・ハ……か。早く修治の元へ連れて行かなくては……な……」
ッ! 翼さんと未来の戦いは未来が押されたのか! 早く翼さんを撃退しないと! 未来の中にいるシェム・ハが覚醒して……
「うおおおおお!!! 」
〈我流・大地浸透勁! 〉
私はまだ解除されていないアマルガムで翼さんに奇襲した!
「ッ!? 立花か!」
動揺した翼さんの背後から私は地形を変える一撃を放った。しかし……やはり相手が翼さんだと簡単に防がれてしまうかぁ……。
「未来は返して貰いますよ? どうやら翼さんが未来を押していたみたいですけれど……連戦に耐えられるなら私は構いませんよ?」
「なるほどな。マリアから立花が姿を消したと連絡が来たが……こちらに来ていたのか。しかし……それならば私とて好都合だぞ?」
翼さんはエクスドライブ……か。少し分が悪いなぁ……。ギアの形状から出力はあっちが上で、こっちは未来を気にしながら戦わないといけない。
「とはいえやる事は変わりません! 翼さんを倒せば良いだけなんですから!」
「思い上がるなよ立花? お前が……私を倒せるだと?」
翼さんとの戦いは技術で押されかねない。そもそも未来を回収しないと意味は無い。だから……私は桜ちゃんを通じて
「翼さん……コレが何か分かりますよね?」
「やめろ立花! お前……自分が何を取り出したのかわかっているのか! 」
やっぱり翼さんは
「大変ですよねぇ……。神秘の隠匿が必要な時代に……どうしようも無い未知のバケモノが現れたら……世界は混乱しますよねぇ……?」
「やめろ立花ぁ! お前……自分が何をしようとしているのかわかっているのかぁ! 」
翼さんは激怒しているけど……私だって翼さんが許せない。
「じゃあ翼さん……取り引きです。未来を大人しく返して貰えますよね? じゃないと
「立花……お前……」
翼さんは血が出そうな程唇を噛み……拳を握っている。時間をかけ過ぎたらマリアさんが合流しかねないから早くしないと……。
「どうしましょうか? 早く答えて貰えますか?」
「嘘は……無いな? 本当に……今直ぐにばら撒く事はしないのだな?」
「はい。もちろんですよ!」
私は
「その言葉を……信じているぞ?」
翼さんも私の言葉を信じた。そして未来を背負うと……マリアさんまで合流してしまった。
「翼! 響がこっちに来た筈よ! 早く捕らえないと響がとんでもない事を!」
あぁ……やっぱりたどりついて警戒を促しますよね。でも……今翼さんは……
「済まないマリア……。何も言わずに立花を……見逃してくれ。でなければ……立花は……」
「どういう意味なの! 説明をしないとわからないわよ! 」
「マリアさん……
私はマリアさんにアルカ・ノイズの結晶を見せた。
「ッ!? 響……貴女が何でそれを!」
私が所持している事に混乱しているマリアさん。少し……揺さぶれるかな?
「この結晶は桜ちゃんから貰いました。桜ちゃんのサーヴァント……ご存知ですよね?」
「バヴァリアの……サンジェルマンか。私達と……彼女は再び……」
「まさか……貴女がソレを所持しているなんて考える訳ないじゃない! 私達の……倒すべき相手なのよ!」
「ええ。知っでいますよ? でも……
私の目的はただ1つ。
「冷静になれ立花! そんな事をしたところで修治が喜ぶと思うのか? 」
「貴女達が
「はぁ…………。溜息がでます。翼さんも……マリアさんも綺麗事ばかり……。私と未来がどれほど辛い思いをしたのか……わかりませんよね? 大好きなしゅう君が……どんどん新しい女の人に好意を寄せられる姿……それを見るのはとても辛いんですよ?」
私は自分でも驚く程低い声が出た。そして……改めて交渉を行う事にした。
「取り引きです。未来をこちらに返してください。そして今直ぐに私達の前から消えてください!!」
「そうすればアルカ・ノイズはばら撒かないのね?」
「嘗ての仲間が非道な道に堕ちる等……今の私達は許すつもりはないぞ?」
「大丈夫ですよ?」
「
すると翼さんとマリアさんは私と未来の間を空けた。
「ありがとうございます。マリアさん……翼さん……」
私は未来を背負うと……
「ッ!? やめろ立花ァ! 」
「ッ!? やめなさい響!! 」
私の事を慌てて静止するように告げる2人の前で……
「立花ァ! お前は何て事をしたァ! 」
「今直ぐにアルカ・ノイズを自壊させなさい! 聞こえなかったの! 」
必死に叫ぶ2人に……私は笑顔で答える事にした。
「マリアさん……翼さん……
私はそう告げるとテレポートジェムを起動した。
「次は必ず殺すつもりで来てくださいね?」
「立花アァァァァ!!!! 」
「戻って来なさああああい!! 」
最後に叫ぶ2人の声は……
現在の響は相当深々とキャロル様に洗脳されております。でも響……君は本来主人公の筈なんだけどなぁ……(キャロルヤバすぎぃ!)
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主人公達の関係性…………最終的にどうしましょう?
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知り合い同士での同盟!
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主人公達は同盟を組む!
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もちろん2人とも厄ネタ降り注ぐ!
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ハイライトは仕事しない!