〈願い〉と〈愛〉が交差して……   作:タク-F

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別れた2人は襲撃者と対峙した。そして彼等は運命に立ち会う………


1月31日 ②

 士郎が校外へと逃走したのを見届けた僕は未だ校舎内に潜伏していた。しかしそんな悪運も長くは続かなかったみたいだな。

 

「悪いな。マスターからの命令だ。恨むならこの時間までこんな場所にいたお前さんの運命を恨みな?」

 

 こっちに来たのがランサーか。ならしかたないな。なら……士郎は一体どうなるんだ? 

 

「一応教えて貰えますか? 士郎……僕の相方はどうするつもりですか? そしてアーチャーとの戦闘は良いんですか?」

 

「ほぉ……そこまで知ってたのか。安心しな……お前の知る事じゃあねぇが、宝具は使わねぇよ。お前さん程度ならコイツで充分だからな」

 

 ランサーはそう言って普通の槍を取り出した。

 

「流石は〈アイルランドの光の御子 クーフーリン〉ですね。慣れないただの槍でも呪われそうだ……」

 

「頭が回る奴を殺すには惜しいが……まぁ1度死んでくれや!」

 

 ランサーは目にも止まらない速さで僕に接近して一突きで心臓を穿った。

 

「士郎…………生きて…………くれよ……」

 

 僕はそこで意識を手放した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜士郎side〜〜

 

 学校でヤバい奴等の戦闘を見た俺は修治の忠告を受けて急いで家に向かった。修治の奴は囮として残ると言ってた事にはムカついたが、俺を逃がす為に勇気を振り絞った事もまたわかった。

 

「すまない……修治……すまない…………」

 

 俺は何度も修治に謝りながら家に向かう。ウチの結界ならあるいはやり過ごせるだろうし、もし親父の知り合いの連絡先が分かればあるいは…………。

 

「早く……帰らなぃと………………」

 

 そして俺は家に辿り着く。そして土蔵へと駆け込んだ。この中には一応修行時代の名残りある品が溢れてる。ソレを使えばあるいは…………。

 

「そうはさせねぇよ。悪いがお前は死んでくれや……」

 

 少女の声が聞こえた。

 

「なに!?」

 

 家の結界が破られたのか!? いや………………そうじゃあ無さそうだ。なら一体どうして? 

 

「その疑問に答えてやる義理はねぇよ。だけどそうだな……お前の相方ならあたしのマスターが救ってくれるさ。ソレが取り引きだからな……」

 

「修治が……あいつが自分の命と引き換えにお前のマスターとやらに取り引きしたのか!」

 

「いいや違うな。これはあたし達のマスター同士の取り引きだ。お前達には1度死んで貰わないといけない。だけど自分達では覚悟が鈍る……だからあたし達はお互いのターゲットを入れ替えたのさ。そうすれば何とかなるからな……」

 

 少女の言葉に俺は納得できなかった。だから俺は少女を倒さないといけない。倒して修治を救いに行かないといけない! 

 

強化 開始(トレース オン)! 絶対にお前を倒す! そして修治を救いに行くぞ!」

 

 俺はひたすら最速で走り距離を詰めた。そして手にした木刀を少女に打ち込もうとした。

 

「ほぉ……良い気迫だよ。だけど残念だな。お前の速さは〈あのバカ〉には及ばない。その剣速は〈先輩〉には届かない。そして覚悟が〈あの娘〉に届かねぇよ………………」

 

 少女は俺の振るう木刀をあっさりと避けて俺に蹴りを入れた。

 

がぁ! 

 

ボキボキ…………

 

 蹴られた肋骨があっさりと折れた。そしてどうやら折れた骨が心臓の方にも刺さったみたいだ。

 

「なんて…………1撃だよ…………」

 

 俺はその言葉を最後に意識を失った。

 

 

〜〜士郎sideout〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜凛side〜〜

 

 アーチャーと別れた私は倒れている修治君に駆け寄る。

 

「安心しな……宝具は使わなかったよ。その方がお互いに都合が良いだろう?」

 

「そうね。じゃあ始めましょうか?」

 

 私は修治君の体の傷の位置を確認する。と……言っても実行犯のランサーがいるので把握自体は容易いが。

 

「さて……アーチャーの頼みだからね。失敗はできないわ……」

 

 そして私は修治君の傷を魔術で修復した。

 

「後は任せるわよランサー。彼を衛宮君の家まで運べば準備が終わるわ。そうすれば最後の2人が現れて貴方の目的も果たせるでしょう? マスターからの目的じゃない……〈貴方自身の目的〉をね」

 

「おいおい……そこまで見抜いたのかよ……とんでもない洞察力だな…………」

 

「当たり前じゃない。次はお互いに全力でやりましょう?」

 

「ったりめぇだ。こんな命令じゃないならどれだけ気楽かねぇ。まぁ……お前さんの方も似たような事をするからわからないけどよ…………」

 

 そうしてランサーは修治君を抱えて衛宮君の家(目的の場所)へと向かった。

 

〜〜凛sideout〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜イリヤside〜〜

 

 アーチャーが士郎を1度殺したからこれでサーヴァントとの接触をさせる事に成功した。

 

「首尾は上々みたいね。的確で良い1撃だったわ。じゃあ始めるけど文句無いわよね?」

 

「当たり前だよ。これでサーヴァントが召喚されるんだ……。そして聖杯に7体のサーヴァントの魂が入ったその時が……」

 

「英霊の願いを叶える聖杯が現れるわ。だから貴女達が呼ばれたのでしょう?」

 

 そして私は士郎の傷口を修復する。

 

「なるほどね。今ランサーから連絡が入ったわ。貴女の弟君……現在はランサーに抱えられて来てるそうよ。もちろん貴女のマスターと一緒にね……」

 

「そうかい。じゃああたしはランサーの到着とソイツの治療が終わるのを待つよ。事が始まる時に教えてくれるか?」

 

「わかっているわ。だから今は霊体化してなさい……」

 

 そして彼女は霊体化し、私はランサーの到着を待った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「待たせたなマスター。ちゃんと連れて来たぜ?」

 

 そう言ってランサーは〈木原 修治〉と〈遠坂 凛〉を抱えて連れて来た。後は2人が覚醒して英霊を呼び出すだけだ。

 

〜〜イリヤsideout〜〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜〜修治side〜〜

 

「ここは…………どこだ?」

 

 僕は周囲を見渡した。すると隣に士郎が寝かされていた。そして良く見ればここは士郎の家だった。

 

「起きたのね修治君。早速で悪いけど貴方はサーヴァントに襲われたたわ。そしてその手には令呪がある。まずはサーヴァントを召喚しなさい。私と相手のマスターも貴方達2人がサーヴァントを召喚するまでの休戦協定を結んだわ」

 

 僕の前にいたのは

遠坂 凛(あかいあくま)
か。いよいよ本格的に巻き込まれたな。

 

「その方法とやらはなんですか?」

 

「その詠唱は衛宮君が目覚めたら教えてあげるわ。それに……木原君も命を狙われるのよ?」

 

 だろうな。だからこそ僕は恐れている。ランサーのマスターが近くにいるはずだから……。

 

「まぁソレは彼が起きるまでは無いから安心しなさい」

 

 凛の言葉を信じた僕は士郎が起きるのを待った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここは…………俺の…………家か? …………だけど……なんでこの部屋に?」

 

 士郎は状況把握の為に部屋から出て来た。

 

「衛宮君…………そして木原君。貴方達は命を狙われているわ。状況を打開したかったら私の言う事を良く聞きなさい」

 

 そう言って凛はサーヴァントの事と僕達の令呪についての説明を終えた。そしてサーヴァントを召喚する〈あの呪文〉も。しかし士郎は当然だが凛の要求を断る。

 

「命を救われた事には感謝するさ。だけど遠坂の言う聖杯戦争に参加する必要が俺にあるとは思えない。ソレよりもやるべき事が俺にはあるからな」

 

 士郎の決意は硬かった。なら僕の答えも同じだな。

 

「なら僕の答えも同じだよ。そんな危ない事にこれ以上首を突っ込む義理は無い。だから僕は帰らせて貰うよ」

 

 そう言って僕達が部屋を出ようとした時に〈アーチャーとランサー〉が現れる。

 

「そうか。じゃあしかたないな。サクッと死んで貰うぜ?」

 

「恨むならその選択をした自分自身を恨むんだな」

 

「「ッ! 逃げるぞ!」」

 

 僕達は士郎の土蔵に逃げ込んだ。そしてあの魔法陣を見つめる。

 

「士郎……こうなったら一か八かだ。僕は自分の運命を切り開く。士郎…………後は任せるよ」

 

 そして僕は〈あの詠唱〉を唱えた。すると土蔵の魔法陣から2()()()()()()()()()()()

 

サーヴァントアサシン! 暁 切歌召喚に応じて参上デェス! 

 

「同じくアサシン月読 調。召喚に応じて参上したよ」

 

あたし(私)達は2人で1人のサーヴァントザババ(デス)! マスターの事をずっと待っていた(デス)! 

 

 僕が喚んだアサシンの影響はすぐに現れた。土蔵の魔法陣がもう1度反応したのだ。

 

「なんだ!? 何が起こるんだ!?」

 

 士郎の叫びに反応して型月のドル箱(アルトリア・ペンドラゴン)が現れた。

 

「問おう……貴方が私のマスターか……」

 

「俺が……マスター?」

 

 そしてこの3人のサーヴァントの召喚を以て冬木市には7体のサーヴァントが出揃った。

 




「さぁて……主役の登場デェス!次回が初戦デェス!」

「あの人達が出るなら当然私達だって……」

ん?ちょっと待って……君達を呼んだ覚えは

「うるさい作者は死んでしまえデェス!」

「〈雉も鳴かずば撃たれまい〉って諺があるよ?」

えぇ……ちょっと……待っ……ぎゃああああァァァんまりだァァアァ!!!!!

〈作者 は 死んで しまった !〉

「よろしければ高評価・感想・お気に入り登録・メッセージ等お待ちしていますデス」

「私達の活躍に乞うご期待!」

主人公達の関係性…………最終的にどうしましょう?

  • 知り合い同士での同盟!
  • 主人公達は同盟を組む!
  • もちろん2人とも厄ネタ降り注ぐ!
  • ハイライトは仕事しない!
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