「俺達が……マスター? 一体何の冗談だよ……」
士郎はまだ現実を受け入れていなかったが、そうも言っていられなくなった。
「見つけたぜお前ら……へぇ……サーヴァントが出揃ったわけか。じゃあ…………始めるぜぇ!」
そう言ってランサーはセイバーへと距離を詰めた!
「ッ! マスター! 指示を!」
「待てよ! 状況を教えてくれよ!」
セイバーは士郎の言葉を聞かずにランサーとの交戦を始めた。そしてサーヴァントはもう1人いる。
「なるほどな。修治……お前のサーヴァントはそいつらだったのかよ…………。ちょっと待ってな……姉ちゃんがすぐに助けてやるからよ…………」
アーチャーと呼ばれたサーヴァントの正体を僕は気付けなかったわけ
「なんでアンタがこの世界にサーヴァントとしているんだよ!
僕達の前に立つアーチャーの真名は……シンフォギアの世界に存在する
「クリス先輩……また私達からお兄ちゃんを奪うつもりですか? そんなことは……絶対に許しませんから……」
「修治先輩はあたし達の大切なお兄ちゃんデス! 先輩には……クリス先輩みたいなあたし達の大切な人を無条件に奪う酷い酷いクリス先輩には負けないデス! 」
そう言って
「待ってくれよ! なんで2人がクリス姉さんと争うんだよ! やめてくれよ!」
僕の叫びは3人には届かなかった。
「やっぱりこうなったわね。クリスは召喚された時に私に言っていたわ。
〈あたしは愛しい弟を抱きしめてあたし色に染め上げる為にやって来た〉
……ってね。木原君……貴方はお姉ちゃんに愛されているわね」
凛は姉さんの事を知っていた。つまりは僕達を引き合せる為にこの聖杯戦争に巻き込んだのかよ…………。
「でもね木原君……私自身は聖杯なんてどうでも良いのよ。私が聖杯戦争に参加した私自身の目的は士郎なのだから……」
そう僕に語る凛の瞳は
「あぁ……士郎…………貴方が欲しいわ……私は貴方が愛おしい……その手に触れたい……その腕に抱かれたい…………その体で……❁❁❁されたい…………」
凛の状態は明らかに正気じゃあなかった。しかしその視線は常に士郎へと向いていた。
修治の召喚したサーヴァントが、まさか
「お前達に確認だ。まさかお前達は……
「その聞き方……やっぱり貴女は……」
「間違いなくあたし達の知るクリス先輩なのデス」
「「なら絶対に私(あたし)達は負けられない! (デス)! 」」
どうやら向こうもあたしの知る後輩2人みたいだ。
「ならその体に教えてやるよ! あたし様の怒りをなぁ!」
「上等……私達の嫉妬は……」
「クリス先輩如きに止められる程弱くないデス!」
調の奴が後方に下がり切歌の奴が前衛を張りやがる。接近戦が好きじゃないあたしはこの対処が少し面倒だ。
「群雀なお前達があたしに勝てると思うなよぉ!」
〈MEGA DETH PARTY〉
「こうなりゃてめぇらはボコボコにする! そして聖杯に放り込んで後は修治とイチャイチャするんだよぉ!」
あたしは後輩共を纏めてぶっ飛ばすべく銃を取った。しかし奴等もソレは同じみたいだ。
「クリス先輩がそこまで分からず屋なら!」
「もう手加減なんてしてあげないデェス!」
〈α式 百輪廻〉
〈切・呪リeッTぉ〉
あたし達はお互いを全力で潰すべく技を放った。
私は聖杯戦争を勝ち抜くべくサーヴァントとして現界した。そしてマスターと思しき少年と、ランサーと思われるサーヴァントを確認した。
「なるほど……。その槍捌き……さぞ高名なサーヴァントと思われる。貴公のようなサーヴァントと手合わせできる事を私は誇りに思う」
「ほぉ……俺の槍技を見てその余裕……てめぇもさぞ高名なサーヴァントだとわかるぜ。しかし得物を隠すとは洒落てるねぇ……間合いが測り辛えなぁ……」
私の
「とはいえ……このまま埒が明かないのも面白くねぇ。マスター! 宝具を使わせろ! セイバーはここで倒してぇ!」
マスター……か。この近くにいると言うのなら、私は自分のマスターであるあの少年の注意もしないといけない……。随分と私の旗色が悪いか。
「はぁ……今回のサーヴァントがイレギュラーだらけだから、私の知らないサーヴァントがいたら撤収と伝えたはずよ。それにセイバーのマスターはまだ素人だけど、彼女との接触はまた行う事を約束するわ。だから今回は退なさい。今は情報が何よりも大切よ。だって明らかに英霊と思えないサーヴァントが、そこのアサシンを含めてこの聖杯戦争には5組いるわ。明らかに私達の方が情報戦では不利よ」
「チッ! 確かにな。明らかに英霊らしくねぇ奴等がそれだけいれば俺達が不利か。しかしマスターよ……俺のマスターならわかっているだろうな?」
「えぇ。貴方の場合は宝具をそう簡単に切らせる訳には行かないわ。魔力じゃなくて知名度の問題でね……」
そう言ってランサーとそのマスターは撤退の準備を始めた。私のマスターが素人となるとその選択肢はありがたい。しかし……ランサーのマスターには見覚えがあった。
「ランサーのマスターよ……貴女はまさかイリヤスフィール・フォン・アインツベルンか? もしそうだと言うなら何が目的だ?」
「あら? セイバーは私の事を
そう言ってイリヤスフィールはランサーと姿を消した。そうなるとこの戦場に残るサーヴァントは3組。私達とアサシン達……そしてアーチャーだ。両者ともに明らかに英霊らしからぬサーヴァントであり、どうやら顔見知りの様だ。
「ならば私はその2組のサーヴァントを屠るとしよう。幸いランサーは早くに撤退した。それだけ私には余力がある!」
私は2組のサーヴァントを討ち取るべくその戦いに介入を試みた。
まずい。姉さんと切歌ちゃん達を早く止めないと!
「もうやめてくれよ3人共! なんで3人が争うんだよ! 前はあんなに仲が良かったじゃないか!」
僕の知ってる切調コンビと姉さんは仲が良かった。と……言うよりも姉さんは2人の姉貴分として、2人はそんな姉さんを慕う後輩として過ごしていた筈だった。
「なるほどね。貴方達とアーチャーの関係性がなんとなくわかったわ。ます貴方とアーチャーは家族のような間柄かしら?」
いつの間にか凛は冷静さを取り戻して僕に質問をしてきた。
「はい。僕はクリス姉さん……アーチャーの義理の弟です。次にあの2人は姉さんを慕う後輩のような関係性でした」
すると凛は溜息をついた。
「はぁ……呆れるわね。貴方……自分がどんな感情を向けられているか自覚しているかしら?」
「向けられている……感情…………ですか?」
「ええ。貴方がアーチャーに向けられているのは家族愛じゃないわ。もっと強い恋愛の為に向けられた感情よ」
僕に向けられたのが……恋愛感情?
「まさかその顔…………自覚ないって言わないわよね? はぁ……呆れるわ。だったらそこのアサシンも恐らくは先輩後輩の間柄じゃないわね。見る限り恋敵ってところね…………」
切調コンビが……恋敵? じゃあもしかして2人が僕にべったりくっついてたのは…………。
「その答えを教えるのは私の役割じゃあないわ。だから彼女達に貴方が直接聞く事ね」
僕はどうすれば良いんだ?
「誰か………教えてくれよ………」
あ〜らら〜こ〜ら〜ら〜♪ヤンデレエンカウントはっじまっるよ〜!
彼等を導くのは果たして………
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主人公達の関係性…………最終的にどうしましょう?
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知り合い同士での同盟!
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主人公達は同盟を組む!
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もちろん2人とも厄ネタ降り注ぐ!
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ハイライトは仕事しない!