〈願い〉と〈愛〉が交差して……   作:タク-F

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それぞれのゆずれない願いは……すれ違って……重なり合って……。だけど信じ続けるならば…………きっと……

そしてようやく最終話の構想が纏まりました!なので最後の休息回の次の話よりカウントダウンを開始します!


認められない想い

〜〜マリアside〜〜

 

「ねぇ……未来……今の貴女はど(・)っ(・)ち(・)なの?」

 

「小日向 未来ですよ? しゅう君と響の幼馴染で……翼さんやクリスの後輩。切歌ちゃんと調ちゃんの先輩で……マリアさんのファンの……〈小日向 未来〉ですよ?」

 

「嘘だな。今(・)の(・)小(・)日(・)向(・)は(・)お祖父様(嘗て)に洗脳されていた頃の私だ」

 

「はぁ……翼さん……あ(・)の(・)時(・)の(・)た(・)だ(・)操(・)ら(・)れ(・)て(・)い(・)る(・)だ(・)け(・)の(・)貴(・)女(・)と(・)一緒にしないで貰えますか? 貴女と同じだと思われると吐き気がしますので……」

 

 未来は翼に対して1度も言わなかったような言葉をぶつけて来た。なるほど……確かにキャロルの洗脳は相当根深いのね。

 

「そうね。今(・)の(・)貴(・)女(・)は(・)あ(・)の(・)時(・)の(・)翼(・)に(・)す(・)ら(・)劣(・)る(・)わ(・)ね(・)。(・)比(・)べ(・)る(・)な(・)ん(・)て(・)翼(・)に(・)失(・)礼(・)じ(・)ゃ(・)な(・)い(・)か(・)し(・)ら(・)?」

 

閃光!! 

 

「あら? 随分と短気ね? そんな事だと修治に嫌われるわよ?」

 

「うるさいですよマリアさん! しゅう君が……た(・)か(・)だ(・)か(・)こ(・)の(・)程(・)度(・)の(・)事(・)で(・)私を嫌う訳無いじゃないですか!! 」

 

「やめろ小日向! こんな事では修治は喜ばないぞ!」

 

 未来は……本当に私達と会話しているのかしら? 

 

「本当に……変わってしまったのか……それとも…元々こうだったのか……」

 

「翼! 神獣鏡が驚異なのはわかっているわね!」

 

「無論だマリア。全力で行くぞ!」

 

 私達はアマルガムを纏い未来に対峙する。

 

「ふ……ふ……あはははははははは!!!! 可笑しいですよマリアさん! 翼さん! 貴女達は私を舐めてますよ! た(・)か(・)だ(・)か(・)2(・)人(・)で私に勝てると思っているんですか!! 」

 

「そうね未来……本(・)当(・)に(・)貴(・)女(・)が(・)私(・)達(・)を(・)殺(・)す(・)つ(・)も(・)り(・)な(・)ら(・)戦力は全然足りていないわ。だけどね……私達には退けない理由があるのよ! 」

 

「小日向……お前の修治への愛は……とても素晴らしい物だ。私達は……修治無しでは過ごせない程に……依存している。だがな……修治と肌(・)を(・)重(・)ね(・)て(・)わかったんだ。修治はな……怯(・)え(・)て(・)い(・)る(・)ぞ(・)?(・)」

 

「しゅう君が……〈怯えている〉? 翼さん……冗談が下手なのは知っていますが……全く面白く無いですよ?」

 

 やはり……私達の言葉は……届いていないのね。

 

「いいえ……修治は確かに怯えているわ。〈あの世界〉では……何よりも……〈死〉を恐れていたわ。それは……私達が直面した困難を識ってるなら……当然よ。命何て……幾つあっても足りないような世界よ?」

 

「だ(・)か(・)ら(・)こ(・)そ(・)で(・)す(・)よ(・)マリアさん……翼さん。私達は……し(・)ゅ(・)う(・)君(・)が(・)苦(・)し(・)ま(・)な(・)い(・)為(・)の(・)世(・)界(・)を(・)作(・)り(・)た(・)い(・)ん(・)で(・)す(・)よ(・)。(・)そ(・)の(・)為(・)な(・)ら(・)ば(・)私(・)達(・)は(・)何(・)で(・)も(・)で(・)き(・)ま(・)す(・)よ(・)? 」

 

 やっぱりね。未来は……修治の想いを全く考慮していない。ただ……独善的な愛を与えるだけのつもりなのね……。

 

「修治は一方通行の愛は求めない。私達だからこそわかる事なんだ。故に暁と月読は修治とあれ程濃密に……」

 

「うわあああぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!! 」

 

暁光! 

 

 未来は強引にエクスドライブに至って極大の光を放って来た! 

 

「翼! まずは無力化! シェム・ハを引きずり出して修治へと届けるわよ! 」

 

「承知! 行くぞマリア! ついて来い!」

 

 視界が狭まる程の光を放った事で私達は互いの姿が見えない。でも……信頼できる翼なら! 

 

蒼ノ一閃! 

 

「外していた!? もう…………大人しく死んでくださいよ! 化けて出て来るなんてストーカーですか! 」

 

 未来……貴女は《自分の事がわからない》》程狂っているのね。なら……私達は貴女を止めないといけないわ。それが……修治を悲しませない為の方法だから……。

 

SERE†NADE

 

「たあぁあぁぁぁぁぁ!!! 」

 

「技の軌道が違う!? ガラ空きの場所に叩きこまれる!?」

 

 私はアマルガムでありながらイグナイトの技を放つ。すると未来は動作が違う事に困惑して回避行動を間違えた。

 

ガシャアァァン!! 

 

 鈍い音が響いたと思ったら未来は受け身すら取れずに壁へと叩きつけられた。…………一体……何故? 

 

「邪魔……しないでよ……シェム・ハ……。こんな事をしたら……貴女も死ぬのよ…………?」

 

「小日向……? 何を……言ってる?」

 

『醜いぞ未来。〈嘗てのお前〉と〈今のお前は〉は天と地程も差があるぞ? 愛する者を信じ続けたお前の輝きは……我すらも驚愕する程のも(・)の(・)だ(・)っ(・)た(・)。しかし……今のお前はその面影を感じない。故に静観するつもりも無い。そのような醜悪な感情を垂れ流すなら……我(・)が(・)修(・)治(・)を(・)娶(・)る(・)と(・)し(・)よ(・)う(・)。修治の行いは素晴らしい。お前達に殺されて尚も信じているのだからな……。であれば……そろそろ修治は報われるべきだ。お前達とてそう思わないか?』

 

「お前は…………まさかシェム・ハか!? 」

 

「どうしてまた現れたのよ! 貴女は……何が目的なのよ! 」

 

 わからない。シェム・ハが……修治を娶ると言っていた。何故……シェム・まで…………。

 

「黙ってよシェム・ハ……。私は……私はしゅう君と添い遂げるの! 響といっしょに3人で過ごすの! 3人でご飯を食べて……お風呂に入って……一緒のお布団で寝る。…………そんな当たり前の生活が何よりも欲しいの! だから出て行ってよ! 私の中から消えてよ! 私の感情を見ないでの! 私を……助けてよ……」

 

 未来の瞳から……涙が溢れ落ちた。それは……まぎれも無い未来の本心だった。

 

「翼! フ(・)ラ(・)ン(・)メ(・)よ! 嘗ての私達が成し得たあの連携……再現できるわよね! 」

 

「無論だマリア! 寧ろ……あの頃よりも素晴らしい動きをするぞ! 」

 

HORIZON†CANNON! 

 

 まずは私が砲撃を放ち牽制する。

 

『未来は我が抑えよう。しかし……20秒だ。それ以上は保証しないぞ?』

 

「充分だシェム・ハ! お前の信頼……しかと受け止めたぞ!」

 

 翼が距離を詰めて私が時間差で攻撃する。それが私達の基本にして最高のコンビネーションだ。

 

「させない! 離してよシェム・ハ! 私と響の幸せを……奪わないでよ! 愛を識った貴女ならわかるでしょ! 」

 

「まだわからないの未来! シェム・ハがなんで貴女に呼びかけているのか! 」

 

「奴自身が実感した純粋な愛! それがどれほど素晴らしい事かを知っているからだ! だが小日向……それを最初に私達に見せたのはお前達の外してだ! 」

 

 私は蛇腹剣を強化する。嘗て黄金の力を纏わせたこの剣に……今度は想い出も乗せるとしよう。

 

「正面は私が抑える! 必ず決めなさい! 」

 

「承った!」

 

 私は浮遊する未来のマーカーからの光線を剣圧で弾きとばす。何かの間違いでギアを解除させる訳にはいかない。

 

「翼! 左3個のマーカーを破壊して!」

 

「了解した!」

 

 翼は蒼ノ一閃を放ちマーカーを物理的に破壊。そしてその影で短剣を私に託した! 

 

「小日向の影に刺せマリア! それで影縫いが完成する! 」

 

「わかったわ!」

 

 私は翼の頼み通り未来の背面へ作り出された影に短剣を投げた! 

 

「させない! これ以上邪魔されたら!」

 

『させると思ったか未来! 』

 

「ぐうううぅぅぅぅ…………ッ!」

 

 未来が背後の短剣を触手で外そうと試みたが、それをシェム・ハは妨害した。良し……コレならいける! 

 

「1撃で決めるわよ翼! 」

 

「任せろマリア!」

 

至高善・薔薇X字! 

 

 金色の炎を纏う剣と金色の蛇腹剣……2つの黄金の剣が未来を叩きつけ神獣鏡のギアに亀裂が入った。

 

「うあぁぁぁぁぁあああああ!!!!」

 

「小日向……お前の想いは……その程度か!? キャロルに唆されて動く程軽い想いなのか? 違うだろ! お前の想いはその程度では無い筈だ! ここにいる私達が識っている〈小日向 未来〉はそんな心の弱い人間では無いぞ! 」

 

「うるさい…………うるさい! うるさい! うるさい! うるさあぁぁい! もう誰にも私達のお日様は奪わせ無い! 絶対に許さない! こんな想いをするくらいなら……皆殺してやるんだからあぁぁぁ!!! 」

 

混沌! …………天光! 

 

「2連撃か!? マリア!」

 

「耐えるのよ翼! 勝機は必ず訪れるわ! 」

 

 未来の自爆覚悟の光は私達を包もうとしたが、そこに突然の声が聞こえた。

 

「頼むよ2人共! 未来を止める為に! 」

 

「任せるデース!」

 

「今の私達ならなんでもできる!」

 

β式 獄糸乱舞! 

 

凶鎖スタaa魔任イイ!! 

 

「動けない!? まさかこの拘束……切歌ちゃんと調ちゃんの!?」

 

「もう一度頼むぞ邪ンヌ! クラスカード〈アヴェンジャー〉夢幻召喚(インストール)! 」

 

 すると翼の炎が修治の掲げる旗へと集まる。

 

「これは憎悪によって磨かれた我が魂の咆哮……吼え立てよ、我が憤怒 ( ラ・グロンドメント・デュ・ヘイン)!!! 」

 

「しゅう君の宝具!? 不味い! 防がないと!」

 

「令呪を以て命じるよ! 未来……しゅう君の想いとちゃんと向き合って! 」

 

『でかしたぞ神殺し! これで決める事ができる!』

 

 突然ではあったが現れた修治……切歌……調……そして響が未来に追撃を始めた。響に至っては貴重な令呪を使ってまで未来を拘束した。

 

「熱いよう! 焼けるよう! 助けてよ! しゅう君! 私は…………私はぁ!!!」

 

 未来は炎の中で泣き叫んでいた。だけど修治は……悲痛な表情を続けながら炎を消さなかった。

 

「皆! もう一度活路を開いて欲しい! 次の接近で終わらせるから! 」

 

「「「「「『任せろ/なさい/るデス!! 』」」」」」」

 

 切歌と調は鎖とヨーヨーで、シェム・ハは精神から、翼は影縫い、私は蛇腹剣で未来を拘束した。

 

「未来…………目をさませえぇぇ!! 」

 

バチイィィィン!!! 

 

 修治が未来を思いっきり引っ叩いた。あら〜……中々良い音が響いたわよ? 

 

「う……うぅ……うわあああぁぁぁぁぁぁぁん!!! しゅう君に嫌われたよぉ!!! もう生きていけないよおおぉぉぉ!!! 」

 

 とても可哀想に見える程未来が盛大に泣いてしまった。でも……響は複雑な表情をしていた。

 

「未来……しゅう君は望んでないよ。私も……さっき……2回も引っ叩かれたから……」

 

 よく見ると響の顔にはうっすらと紅葉の跡があった。修治……相当強く引っ叩いたのね……。

 

「それについては悪かったけど……。未来……自分だけの想いを押し付けないで欲しい。確かに未来の気持ちは嬉しいけど……僕はそんな愛だと息ができなくなりそうなんだよ。だって……そんな愛はいずれ恐怖に変わるから。僕は……未来や響をそんな眼で見たくは……無いんだよ……」

 

「しゅう君……しゅう君…………うわあああぁぁぁん!!! 」

 

 修治はそっと未来を抱きしめた。

 

「帰るよ未来……僕達の場所へね……」

 

「はいはい。私が未来を背負うから撤収するわよ。そもそも修治……貴方立ってられない程フラフラじゃないの?」

 

「あはは……バレ……まし……た……? 」

 

 そのまま修治は前のめりに倒れて意識を失った。

 

「先輩……疲労を抜かずにここに来てるデス……」

 

「夢幻召喚(インストール)も3回使ってるし、宝具も2回……。しかもエクストラクラスだから……」

 

「その負担は相当だろうな。わかった……皆集まれ。士郎の家か奏の教会に転移するぞ?」

 

「あはは……お願いします翼さん……」

 

 私達は動けない未来と修治を連れて衛宮邸へと転移した。残るはクリス達かしら?

 

 




シェム・ハの嫁感高えなぁ……。なんだかんだで1番美味しいところ持って行ったし……。それにしても……修羅場NOW!

最後の戦いは……ただの前哨戦となるのか……それとも……

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主人公達の関係性…………最終的にどうしましょう?

  • 知り合い同士での同盟!
  • 主人公達は同盟を組む!
  • もちろん2人とも厄ネタ降り注ぐ!
  • ハイライトは仕事しない!
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