〈願い〉と〈愛〉が交差して……   作:タク-F

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最終話まで後5話……自動人形第1戦。

その組み合わせは……切っても切れない縁の元に……




遠坂邸の戦い

〜〜クリスside〜〜

 

「ほう……? 随分と私に対して頭数を並べたものだな。地味に足止めのみで終わると思っていたぞ?」

 

「お生憎様。遠坂の当主としては見過ごせないのよ。貴女達の目的が修治君なのはわかっているわ。だけど……このメンツでアンタはボコる。コレは私の八つ当たりなのよ?」 

 

「それに……俺のスキルが唯一お前さんの天敵とも言えるからよぉ……当然の人選だろ??」

 

 凛はある意味この聖杯戦争で想い人の士郎に告る覚悟を決めた。だけど……それはそれとしてキャロルの企みの危険性を充分識ってる。胸の中から燻る想い……その強さをあたし達は誰よりも知ってるからなぁ……。

 

「結局……誰よりも一途なのはキャロルなのかもしれないな……」

 

「派手にわかっているようだなクリス。そうだ……マスターは花婿様の事をお前達の誰よりも愛している。それこそ嘗てのマスター自身の命題が霞む程の情熱だ」

 

「ええ。修治君の記憶……そしてイザークさんからの情報どその事実は理解してるわ。だけど……この世界を壊す事は許せないわよ? 私が士郎と結ばれる為にね?」

 

「なるほどな。派手に理解した。愛する者と結ばれたい乙女よ……私が地味に相手をしてやろう。マスターの想いを……汚さぬ為に……な?」

 

ミスティック・コイン! 

 

 レイアはノーモーションでコインを飛ばしてきた! チッ! 今の掛け合いの間に準備を終えてたのかよ! 

 

「地味に油断していたな! このままつまらない戦いにはしないで貰うぞ! 」

 

「冗談抜かさないで貰うぜ! そんな簡単にやられるつもりもなんんでなぁ!」

 

矢避けの加護! 

 

 ランサーがあたし達の前に立つとレイアのコインが勝手に逸れた。なるほど……コレがランサーの……

 

「ランサーありがとう! 私も潰すつもりでいくわ! クラスカード〈アーチャー〉夢幻召喚(インストール)! 」

 

「行くぞアマルガム! あたし達の軌跡を見せてやるぞ! 」

 

 あたしと凛は自身の持てる最も信頼する力を解放した。するとレイアも……その口元を緩ませた。

 

「射撃に特化した……か。良いだろう! 派手に撃ち合うとしよう!」

 

エクスプロージョン・コイン! 

 

 無数のコインを投擲してきたかと思えばそのコインは反発し合って複雑な動きをしていた。だけど……そ(・)ん(・)な(・)事(・)は(・)大(・)し(・)た(・)問(・)題(・)じ(・)ゃ(・)あ(・)ね(・)ぇ(・)ん(・)だ(・)よ(・)ぉ(・)!(・)

 

「全部撃ち落としてやるからなぁ!」

 

BILLION MAIDEN! 

 

 あたしはレイアのコインを1(・)枚(・)残(・)ら(・)ず(・)撃(・)ち(・)落(・)と(・)し(・)た(・)

 

「お前は地味に忘れているぞ!」

 

「って……訳でもねぇんだぜ!」

 

 レイアはトンファーを構えてあたしへと1撃をかまそうとしたが、その行動はランサーに阻まれた。

 

「ついでに蜂の巣にできるのは私も同じよ!」

 

魔力放出(宝石)! 

 

 凛は高めた魔力を自身の力へと還元して着実に機会を伺っていた。

 

「しかし……私も地味に見(・)え(・)て(・)い(・)る(・)ぞ(・)!(・)」

 

「うおぉ!? なんて膂力だよ!」

 

 トンファーと打ち合っていたランサーが苦悶の声を上げた。なら……あたしも前衛に出るべき……だな! 

 

「てめぇとあたしは切っても切れねぇ腐れ縁だ! なら……てめぇを倒すのはあたしなんだよ! 」

 

MEGA DETH PARTY! 

 

 あたしはランサーに構わずミサイルをぶっ放した。普通なら躊躇うどころか悪手だが……今(・)の(・)ラ(・)ン(・)サ(・)ー(・)は(・)全力で戦っている。本人の意思に構わず……な。

 

「射手との戦いを無粋にするのは好かねぇが……今はマスターの願いを叶える為に文句は言わねぇんだよ! 」

 

「なるほど……クー・フーリンはタイマンを好む逸話があるが……今はその矜持すらもマスターに預けた……か。その覚悟……この私が派手に理解したぞ! 」

 

「ランサー! クリス! 私の魔力を持って行きなさい! 」

 

美の顕現! 

 

 力が……溢れてくる。エクスドライブにも……匹敵する程の魔力だ。

 

「だけど……コレだけの力があればあたしの戦い方も変えられるぞ!」

 

RED HOT BLAZE! 

 

 あたしはライフルを構えてそのままレイアへと殴りかかった。いつかのあたしと……同じように。

 

「その動きは派手に識っているぞ! 」

 

「んなこと承知の上だよ!」

 

「俺を忘れるなや!」

 

 レイアはあたしの動きに先んじてトンファーを突き出そうとしたが、それをランサーは許せない。常にレイアの行動を妨害して……凛への意識を確実に削ぎに来ていた。

 

「もちろん凛の力は活用するぞ!」

 

 あたしは力任せにライフルを凪いだが……凛の支援のおかげで負担を感じる事は無かった。

 

「ギアが重くねぇ! コレは……凛の力か! 」

 

「なるほどな。確(・)か(・)に(・)お(・)前(・)達(・)は(・)地(・)味(・)に(・)強(・)い(・)。しかし……私自身の力が届かぬならば……マスターの力はどうだろうなぁ! 」

 

 レイアはとうとう黄金の礼装の真の力を解放し始めた。今まではそれを纏うも本人の技で戦っていたが、今はそれすらも止めたみたいだな。

 

「マスターの力の一端を派手に見せてやるぞ! 」

 

ここで潰れろぉッ!! 

 

「チィ……なんてえげつねえ火力だよ!」

 

「グアアァァァ!」

 

 あたしとランサーはその爆発に吹き飛ばされてしまった。しかし……この程度で諦めるわけには……いかないからなぁ。

 

「この派手な力はマスターと花婿様の祝福をする為の力だ。故に……派手な火力でお前達を叩き潰す! そしてそれを祝福の花火としよう!」

 

 レイアの火力は……あたし達の知るキャロルを……優に超えていた。コレが……修治の言ってた力……か。

 

「ならその火力と競り合うのは私の役目よ! このサイ冬木の霊脈が潰れても構わないわ! 今貴女達を倒さないと世界が終わるから!」

 

 凛がグラガンナに跨り戦場を駆け始めた。どうやら……準(・)備(・)が(・)終(・)わ(・)る(・)み(・)た(・)い(・)だ(・)な(・)。

 

「諸共やれよ凛! 今のレイア相手に遠慮なんていらねぇ! あたし達諸共やれ! 」

 

「……イシュタルの弓……か。派手に撃ち合うとしよう!」

 

 レイアは今の火力を扱いながらさっきの技術を落とさずに凛を狙っていた。つまり……ま(・)だ(・)や(・)れ(・)る(・)わけか。

 

「ランサー! 動けるなら全力でレイアを抑えるぞ! そ(・)れ(・)が(・)あ(・)た(・)し(・)達(・)の(・)役(・)割(・)だ(・)!(・)」

 

「みたいだな! 宝具を見せてやるよ! 」

 

 ランサーはそう告げると杖(・)を(・)取(・)り(・)出(・)し(・)た(・)。

 

「派手に面白いな! ルーン魔術か!」

 

 ランサーは槍術には劣るけど凛の支援の為にルーンを展開した。それでも……あたしの眼で追いきれてねぇ程の速さだ。

 

「焼き尽くせ木々の巨人! 灼き尽くす炎の檻 (ウィッカーマン)! 」

 

 巨大な人形が現れたかと思うと炎を纏いながらレイアへと倒れかかった。そして……その攻撃範囲はあたしの予想を遙かに超えていた。

 

「令(・)呪(・)を(・)以(・)て(・)命(・)じ(・)る(・)わ(・)!(・)クリス……私の後ろに転移して全力の1撃を放ちなさい!」

 

 するとあたしは凛の跨がるグラガンナへと騎乗していた。

 

「おおぉぉぉぉぉぉ!!! 」

 

インヘリット・ラスター! 

 

 炎に包まれるレイアは全力を込めて1撃を放った。その黄金の輝きは炎の巨人を粉々にして尚も威力は高い程だった。

 

「おいおいまじかよ……。これでも結構強い宝具なんだかなぁ……」

 

 しかし稼いだ時間は充分だ。あたしは既に凛(・)の(・)令(・)呪(・)に(・)基(・)づ(・)い(・)て(・)弓(・)に(・)手(・)を(・)掛(・)け(・)て(・)い(・)る(・)。

 

ARTHEMIS ROAR! 

 

「チッ! 今の攻撃は私の視界を……! 」

 

 レイアは気づいたみたいだが……も(・)う(・)遅(・)い(・)。

 

「コレがあたし様の全力だよぉ! 」

 

 あたしはこの弓の1撃に全(・)て(・)を(・)込(・)め(・)た(・)。そして……その1撃はレイアを捉える事が出来た。

 

「……コレがお前の成長の……。派手に見事だクリス! お前の力……確かに受け止めたぞ! 」

 

「寝ぼけんなよレイア! まだあ(・)た(・)し(・)達(・)の(・)攻(・)撃(・)は終わってないぜ! 」

 

「なんだと!? …………そういう事か! 」

 

 既に凛は宝具の詠唱を始めた。後は……全てを凛に託すだけだ。

 

「飛ぶわよ、マアンナ! ゲートオープン! ……ふふっ、光栄に思いなさい? これが私の、全力全霊……! 打ち砕け!! 山脈震撼す明星の薪 ( アンガルタ・キガルシュ)!!! 」

 

 既に上空に転移していた凛の1撃は……体勢を崩したレイアには充分な威力となった。

 

「うおおおおぉぉぉおぉぉぉ!!」

 

 そして攻撃が終わり煙が晴れると……ひび割れた黄金が辺りに散乱していた。

 

「マスターの……インヘリット…………ラスター…………が……」

 

 そしてとうとうレイアは前のめりに倒れた。

 

「ジェム……持ってるだろ? あたしは……修治の活躍……いや……、選択を見届ける。文句は……ねぇだろう?」

 

「ふっ……派手に同感だ。私も……マスターの……戦いを……見届ける……つもり……だからな……」

 

 あたしはレイアに肩を貸して凛へと向いた。

 

「行(・)っ(・)て(・)く(・)る(・)よ(・)」

 

「ええ……行(・)っ(・)て(・)来(・)な(・)さ(・)い(・)。(・)後(・)悔(・)し(・)な(・)い(・)為(・)に(・)…(・)…(・)ね(・)?(・)」

 

 凛にそう告げたあたし達は……修治がいると思われる戦場へと……そ(・)の(・)結(・)末(・)を(・)見(・)届(・)け(・)る(・)為(・)に(・)転移した。




クリスは因縁の相手を下した。そして……修治の戦う柳洞寺に向かう。

次はファラさんとの戦いを投稿します!

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主人公達の関係性…………最終的にどうしましょう?

  • 知り合い同士での同盟!
  • 主人公達は同盟を組む!
  • もちろん2人とも厄ネタ降り注ぐ!
  • ハイライトは仕事しない!
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