自動人形第2戦!ファラさんと相対するのはやはり……
そろそろ……来るだろうな……。
「やはり……お前だな……ファラ……」
「ええ……。今度は双翼の歌を聞きに来ましたわよ? 翼ちゃん達が……私の為に歌うのでしょう? 楽しみよ?」
「違うな。あたし達が歌うのはお前の為じゃあねぇよ。修治の為だぜ?」
「ふふっ……もうすぐ世界が滅びてしまうのですよ? であれば……私の為に歌って貰えるかしら?」
確かにその可能性は
「まぁ……行こうぜ? そろそろあたし達が始めないと……他の連中に申し訳立たないからよ?」
蒼ノ一閃!
「おやおや剣技では私には敵いませんわよ?」
「今よ奏! 」
「任せな翼! 」
LAST∞METEOR!
翼はアームドギアを攻撃されたが……幸い今はサーヴァントだ。つまり……まだ反撃する機会は残っている。
「とはいえ……翼の剣がこうも簡単に折られた訳な。コレが……〈哲学の牙〉って……やつだろ?」
「ええ。しかし……そう驚きがありませんわね? それは……中々予想外ですわよ?」
「しかし……私とてお前の相手は幾度目かも忘れてた訳ではない。先の破壊が……油断のみだと思うなよ! 」
逆羅刹!
翼の回転が始まりファラへと肉薄したが……ファラの余裕は消えていない。なら……そこはあたしの役割だな?
「アルカ・ノイズはどうしたよ! まさかタネ切れって……訳じゃあ無いだろう! 」
「ええ。確かにマスターはアルカ・ノイズを制作・供給していましたわ。しかし……今のマスターの命題をご存知ですよね?」
「キャロルの命題……やはり修治が目的か! 」
「ええ。花婿様をお迎えする事が私達の1つ目の役割です。しかし……私達の事を祝福してくださらない分からず屋は……灸を据えるのもまた命令の1つですわよ?」
だろうな。あたし達を倒したいなら……戦力を1箇所に集中させれば事足りるだろうな。特に……柳洞寺にでも……集めれば。
「だけどそれをしないのは花婿様がお心を傷つけてしまわないようにするためですわよ?」
「知ってるぞ? 故にファラ……お前はここで倒すぞ! 」
翼は再度ファラへと接近した。しかも……自らの嘗ての迷いを切り裂いて……
炎鳥極翔斬!
「流石は翼ちゃんね! 嘗て自分の犯した過ちは繰り返さないと言うのね! でも……
ファラは不敵に笑っていた。この場合……嫌な予感しかしない。翼……早まるなよ?
「翼! 今のあたし達は双翼だ! どちらかが欠けたらそれは……あたし達らしくねぇ! だから行くぞぉ! 」
「承知している! 奏の想いは……わかっているさ!」
影縫い!
「それでは反撃を…………おや? コレは中々……」
ファラは自分の身体が思うように動かなかった事に気づき、周囲を見渡すと既に翼の放った短剣が影縫を決めていた。
「影縫い……ですか。確かに私の動きを封じれば剣殺しも使いにくい状態を作れるかもしれないです。しかし……今の私達は花婿様をマスターと引き合わせる使命があります! 故に遊びは終わりですよ! 」
ファラは風を吹き荒れさせてあたし達の視界を塞ぎに来た。だけど……あたし達も負けねぇぞ!
STARDUST∞FOTON!
しかし……あたしの竜巻はファラの姿を捉える事はできなかった。
「そろそろ本気で行きますわよ?」
ストーム・ダンス!
ファラのやつ……あたしの竜巻をこうもあっさりと……
「さらにもうひと押し添えますわよ?」
トルネード・バイレ!
「ッ!? しまった翼! 分断させるな! 」
「奏……どういう事!」
困惑する翼の首をあたしは引き……翼との分断を防ぐ。しかし……突然首を掴まれた翼は息が荒れていた。
「ゲホッ! ゴホッ! 奏……何を……」
「わりぃが翼……アレを見ればわかるぜ?」
あたし達の視線の先は……派手に破壊された土蔵があった。士郎……悪いな。
「何て……規模だ。ファラ……あの出力はどこから……」
「お答えしますわよ? まぁ……タネはマスターの所持する聖杯ですので……」
「やっぱり聖杯だよな。なら……確認だ。聖杯は……
するとファラは
「花婿様を……お待ちしていますがどうしましたか?」
「やっぱり……キャロルが……既に……」
「奏……どういう事なの?」
「
「御名答。流石は監督役と言う事ですね?」
つまり……桜と響の敗北を聖杯が認識した。そして満身創痍なのを見計らってあたし達が動けないタイミングで聖杯を手に入れた。多分そういう事だな?
「では……そろそろ口封じと無力化しますわよ?」
この攻撃で消えろ!
ファラの放った斬撃は……
「修治達の帰りを待って笑顔で出迎える! その為ならあたし達は何だってやるんだよ!」
「修治がいたから私達は私達らしくあれた! ならば私達は修治が修治らしく過ごせる為に戦うまでだ! 」
「良いですよ! 私達もマスターが真に見つけた命題を見届けるのです! ならばこそ……どちらの信念がまさるか最後の斬り合いを致しましょう! 」
そうファラが告げた時……
「戦士の戦いは……かくも高潔で有るべきだ。しかし……ここはシロウの家でもある。カナデ……ツバサ……私も参戦しましょう。コレ以上シロウの家を壊させてはなりませんから……」
ストライク・エア!
アルトリアの迷い無き風の1撃は……今までで1番綺麗だった。
「なるほど……風の力を纏う剣士……ですか。しかし……
「だからどうした? その程度で臆しては英霊の名が泣く。つまり……その程度で諦める理由にはならないぞ! 」
アルトリアは自身の宝具である、
「せああぁ!! 」
「ぐうぅぅ……」
アルトリアが振り下ろした剣を受け止めたファラは力ずくで下がらされた。
「なるほど……その剣は決して折れぬ剣と言う訳ですか。では……私の哲学と競り合う唯一の剣……という事ですね……」
「ツバサ! カナデ! 初撃は私が畳かけます! お2人は追撃をお願いします! 」
「なら……援護は任せな! 最高の1撃を放たせてやるよ!」
「私達の誇り……その身で刻むが良い!」
「ええ……私もマスターの為に全力を尽くしますわ! まずは貴女方を正面から打ち破りましょう! 」
アルトリアは宝具の貯めに入った。ここが……あたし達の勝負のタイミングだ!
「束ねるは星の息吹。輝ける命の奔流。受けるが良い!!」
「ッ!? コレが……星の聖剣の力ですか! 私も……全力で打ち破りますわよ!」
エレメンタル・ブレイド!
キャロルの四色の光とアルトリアの聖剣の光は互いに譲らない1撃へと変わった。なら……あたし達は
「合わせろ翼! この1撃できめるぞ!」
「私達はどこまでも飛んで行けるんだ!!」
双星の鐵槌!
あたしと翼のコンビネーション・アタックは……聖剣の攻撃を防いでいたアルトリアの攻撃への対処に追われて反応が遅れた。そして……
「うあぁぁぁ!!」
致命的なダメージを負ったファラは吹き飛ばされた。
「なるほど……コレが……両翼の力。そして……聖剣の力……なのね。素晴らしいまでの愛……だったわ……」
「さて……ファラ……ジェム……あるだろう? 最高の戦いを……見に行かないか?」
「ふふっ……確かに……マスターの本心を……見届けたい……ですわね……」
「じゃあ翼……アルトリア……
「ええ。シロウの帰る場所……必ず守り抜きます!」
「必ず……帰ってきてね……奏?」
「ああ! 約束だよ! 」
あたしは……その言葉を胸に柳洞寺に転移した。修治達の……最期の……そして最高の……戦いの……為に……な?
ファラさんの撃破。しかし……それもまたキャロルの計画の内だった。聖杯を手にしたキャロルは何を……
次回は派手にガリィちゃんとの戦いをお送り致します!
よろしければ高評価・感想・お気に入り登録・メッセージ等お待ちしています
主人公達の関係性…………最終的にどうしましょう?
-
知り合い同士での同盟!
-
主人公達は同盟を組む!
-
もちろん2人とも厄ネタ降り注ぐ!
-
ハイライトは仕事しない!