最後の自動人形ミカちゃんと戦うのはどうやら……?
冬木教会……それはこの土地で有数の霊脈だ。そして……今回の聖杯戦争の監督役が滞在する拠点だ。しかし……そこには今
「やっぱりミカの相手はお前達だゾ! その覚悟……とくとミカに見せるゾ!」
「当然あたし達は!」
「ミカを倒すよ!」
「まぁ……今回は私も参加させて貰うわよ?」
「憂さ晴らし……だけどね?」
ミカの前に立つのは4人。修治のサーヴァントである切歌・調はミカと浅からぬ因縁を持っているが、今回洗脳された
「でもまぁ……ミカの相手は
「え……?」
「2人……だけ?」
ミカの発言にこの場の人物達は動揺を隠せなかった。
「そうだゾ。花婿サマの想い人はわかっているゾ。だから……マスターとの戦いに無粋な横槍を入れさせ無いのがあたし達の役割だゾ」
「キャロルの……戦い? まさか……キャロルは
サンジェルマンはあの夜……受けたダメージの影響で会議の内容が一部朧げとなっていた。しかし……
「サンジェルマンの五感の情報がマスターへ筒抜けになっていたゾ。お前達は前例を識ってる筈だゾ?」
「ッ!」
サンジェルマン以外の人物達はその言葉を聞くのは初めてではないので、最悪の予想としていた。
「まぁ……前置きが長くなったから指名するゾ。暁 切歌そして月読 調……お前達が花婿サマに相応しいか……最後のテストをしてやるゾ! 」
ミカはカーボンロッドを展開して2人へと殴りかかった!
「切ちゃん! 私達の全力を! 」
「ミカにぶつけるデース! 」
切歌と調は修治への想いを胸に……最高の歌を胸に奏でた。
「Zeios igalima raizen tron〜♪ 」
「Various shul shagana tron〜♪ 」
「エクスドライブ……やはり……彼女達が修治の……」
「それ以上は無粋ですよ。ミカちゃんが何故2人を指名したのか……それがしゅう君の答えですから……」
未来の瞳から涙が零れていたが、それを拭う者はこの場にはいなかった。
切・呪リeッTぉ!
α式 百輪廻!
「焦って大技に頼らないところは評価するぞゾ! 」
ミカは何事も無いかのように射出された鋸と鎌の斬撃を火球で相殺した。
クリスタルレイン!
「切ちゃん! あの技は!」
「相殺出来ないなら回避デース!」
調の掛け声に反応した切歌は禁月輪で駆ける調の手を取り回避に成功した。しかし……状況はジリ貧とも言える程だ。
「冷静さは……大事だけど……」
「あたし達は……負けたく無いデス……」
「わかっているゾ。お前達は本当に花婿サマに愛されているゾ。マスターが嫉妬する程だゾ……」
そう……修治はマリア達に貞操を食われた後……
「花婿サマは……わかっているんだゾ。2人への想いを……口にしないでいたのは……マスターへの未練があったからだゾ。だけど……それも今日までの話だゾ?」
「何を……言ってるの?」
「キャロルは……何をするつもりなんデスか?」
「その答えは……アタシを倒したら教えてやるゾ! 」
ベネレイトロッド!
「調……あたしを信じて欲しいデス!」
「切ちゃん! アレで行くよ!」
2人は迫り来るミカの攻撃の前に1つの覚悟を決めた。
「もし先輩がいたら……絶対に許してくれないデスね……」
「多分令呪を使ってでも状況を打開しようとしたはず……」
「「でも……
2人が口ずさむ歌は……その表情から容易に想像がついた。
「見せて見るゾ! ザババの絶唱を!」
「Gatrandis babel ziggurat edenal〜♪ 」
絶唱……それはシンフォギアの決戦機能の1つだ。
「Emustolronzen fine el baral zizzl〜♪ 」
しかし……その使用には使用者の負担は考慮されていない。
「Gatrandis babel ziggurat edenal」
故に修治は無意識下でも使用を忌避していた。
「Emustolronzen fine el zizzl
」
大切な人間が……離れてしまう気がしたから……。
「あたし達は……覚悟しているデス!」
「ミカを倒すなら……全力じゃないと意味が無いから! 」
「そうだ…………そうだゾ!! もっとアタシを楽しませるゾ! 」
これで崩す!
調はアームドギアのヨーヨーを伸ばしてミカのカーボンロッドの破壊を試みた!
「良いゾ……その勢いだゾ! それでこそ花婿サマの隣を歩む者だゾ! 」
「切ちゃん! 今!」
「任せるデス調!」
形勢逆転デースッ!
切歌の拡張されたアームドギアがミカの右腕を捉えた。
「チィ! 中々重たい1撃だゾ! だけど……簡単に負けるアタシじゃないゾ! 」
ミカは2人を倒す為に……限界を超えた1撃を放つ事を決めた。
「お前達の覚悟……その証明にこの1撃を凌いでアタシに勝利してみせるゾ!」
エンシェント・バースト!
嘗てキャロルが放った非常に効率的なエネルギーを運用したその1撃は……今のミカの出力で行えば周囲一帯を焦土とする程の1撃だ。
「私が受け止めるから……お願い切ちゃん! この1撃で決めて! 」
「任せるデス調! アタシ達の絆は……誰にも負けないのデース! 」
終Ω式・ディストピア!
調は自分のアームドギアを攻撃では無く防御に回した。それは……ミカを倒す想いも強いが……調の中ではもう1つの感情があったからだ。
(お兄ちゃんの……帰る場所は……私達の隣。だけど……想い出の場所を守る事ができるのも……私達!)
その為に調は攻撃では無く防御を選択した。
「月読 調! お前の覚悟はとくと見届けたゾ! 花婿サマの帰りを信じて自分のアームドギアを犠牲にしてでも守り抜く強さ……誇って良いゾ! 」
調のアームドギアはミカのエンシェント・バーストを受けて修復不可能な程破損していた。つまり……調は戦闘に於いて致命的な状況となった。しかし……それでも帰る場所を守る決心をして守り切った事をミカは称賛していた。
「調の稼いだ時間を無駄にはしないデス! ミカ……ここで倒すデス! 」
終曲・バN堕ァァSuナッ血ィ!
切歌は分身が見える程高速で動き……そのギアから斬撃を放った。そして……追撃の竜巻をミカへと叩きつけた!
「その1撃は自分のアームドギアの耐久すらも度外視した1撃だゾ! アタシを倒す為の覚悟……ちゃんと見届けたゾ暁 切歌! 」
発生した竜巻の中で響いたミカの声に……切歌は不安を感じた。
「届かないんデスか……あたし達はまだ足りないんデスか!? 」
その切歌の肩を叩く者がいた。そう……調だ。
「切ちゃん……なら……私達の最後の1撃は……」
「2人で一緒に……デスね!」
調は禁月輪で最後の助走をつけた。そして切歌も……壊れる間際のアームドギアに最後の仕事をさせる。
「教会の天辺から行くよ切ちゃん!」
「コレがあたし達の最後の1撃デス!」
禁合β式・Zあ破刃惨無uうNN!
「お前達の1撃……最後まで受けてやるゾ!」
ミカはカーボンロッドを構えて2人の1撃を受け止めた。しかし……
「私の……シャルシュガナが……」
「あたしの……イガリマが……」
ミカはその攻撃を凌ぎきるとカーボンロッドを投げ捨て……2人の頭に手を置いた。
「お前達は強くなったゾ。花婿サマが心に決めただけの事はあるゾ」
「ミカ……どういうつもり?」
「あたし達は……負けた筈デス……」
「アタシは1言も
その言葉に……この場所にいた全員の言葉が詰まった。
「…………どういう事なの?」
未来の問い掛けにミカは迷い無く答えた。
「アタシの目的はザババの2人のテストだゾ。マスターの初恋は花婿サマだけど……花婿サマの心は揺れているゾ。なら……アタシは花婿サマが笑えるようにしてあげたいだけだゾ。もちろん2人がつまらないなら……そんな事をする必要も無いゾ?」
ミカは……唯一修治の想いに寄り添った答えを告げた。
「何故……とは言わないわよ。嘗て修治を2人に届けたのは……貴女だったわね?」
サンジェルマンは修治がミカに人質として連れ出された3度目の戦いの事を示唆していた。
「そうだゾ。花婿サマはその時……アタシにたくさんのお話をしてくれたゾ。だから……そんな花婿サマの事を応援したくなっただけだゾ。でも……マスターにも幸せになって欲しいからアタシは悩んだゾ……」
「だから私達には戦闘を……」
未来も納得していた。そもそも……この2人が参戦しているならば……状況は変わっていただろう。しかし……それでも見届けたのは……
「マスターと花婿サマ達の戦いを見に行くゾ。もちろん連れて行くのは2人だけだゾ?」
2人……切歌と調はミカの手を取った。
「ミカ……お願い。私達を……」
「先輩の勇姿を見届けたいんデス!」
「じゃあ掴まるぞ。直ぐに転移を始めるゾ!」
そうして3人は……
必ずしも勝利する事が必要な訳では無いが……ミカとの戦いで2人はその想いの強さを証明した。
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主人公達の関係性…………最終的にどうしましょう?
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知り合い同士での同盟!
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主人公達は同盟を組む!
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もちろん2人とも厄ネタ降り注ぐ!
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ハイライトは仕事しない!