第1の聖杯が降臨した土地にして……今回の聖杯の降臨の地。それが柳洞寺だ。
「キャロル……僕を……待ってたんだね……」
「ああ……オレの愛する花婿よ。お前の心を射止める為に……オレはこれ程の事をして見せたぞ?」
「みたいだな。だけど……イザークさんから頼まれたんだよ。こんなやり方をさせたところで修治は笑わないぜ?」
「キャロルちゃん……私……どうしても……」
この場の4名は想いがバラバラだ。キャロルの暴走を止めたい士郎。恋心を燻ぶらせ続ける響。自分の中の気持ちに整理のつかない修治。そして一途な想いの集大成を見せるキャロルだ。
「だけど……コレだけは言うべき……だね。ありがとうキャロル。僕は君のおかげでまだ生きていられたよ……」
「だが……それももうすぐ永遠に変わるぞ? 修治……オレ達が行くのは月……ムーンセル・オートマトンの準備は整った。後はオレとお前が過ごす楽園を作るだけだ。それも……独善的な
語られるキャロルの計画の全貌……それは……あまりにも大きな愛だった。正直……僕にキャロルの愛を背負う事は……
「ごめんねキャロル。君の気持ちに応える事は……僕には……
「そうか。やはり……暁 切歌と月読 調だな?」
「うん。2人の後輩に……僕は惚れてたみたいだから……」
「しゅう君……それじゃあ……私は……」
「ごめんね響。僕は響の気持ちにも応える事は……出来ないよ。だけど……
「イザークさんからの伝言は必要なさそうだな! なら……最後の戦いだ! クラスカードセイバー
「ありがとう士郎……隣を頼むよ! クラスカードアヴェンジャー!
「しゅう君のお願い……そして
響の聖詠が……今までで1番綺麗だと感じてしまった。
「では……最後の戦いの始まりだ!」
キャロルは糸を張り巡らした。
「士郎! この戦いは士郎の投影が重要だ! 僕達の動きは士郎にかかってる! 」
「決め手は修治だ! 俺はその為に動き続けるぞ! 」
「2人を支えるのは私の役目! だから……安心して背中は任せてよ! 」
「安心しろ修治! オレはお前を殺さない! 愛しいお前の死など見たくないのだ! 故に不死となって未来永劫オレの側にいて貰うぞ! 」
キャロルは修治を求め……士郎は聖杯を壊し……修治は日常への帰還を決め……響は2人の男子を支える。
「1番槍は私だよ! 」
我流・特大撃槍!
響は胸に燻る恋心をバネにしてキャロルへと肉薄して1撃を放とうとした。
「流石は我が友だ! 修治に焦がれたお前は必ず1番に動くと確信していたぞ! 」
キャロルはダヴルダヴラを手繰り寄せて盾の様な形状をした。そして……響の右拳を受け止めるとその腕ごと絡め始めた。
「響! 援護するぞ! 」
士郎は〈干将〉・〈莫耶〉の夫婦剣を投影してキャロルの糸の切断を試みた。
「させんぞ! お前の剣は高名にして誇り高き信念の塊だ! 故に近づけさせるつもりはないぞ! 」
キャロルが顕現させたのはエレメンタル・ブレイドだ。やっぱり……キャロルは並行世界の自分の力を……
「俺への警戒をそれだけしてくれたのは嬉しいが……父親の言葉を聞き届けられないクソガキには灸を据えてやるよ!」
「そうだな……。パパの静止を振り切ったオレは間違い無く親不孝だろうな……」
「キャロルちゃん……」
拘束されている響も悲痛な表情をしていた。それはつまり……キャロルが
「憎しみの炎に焦がれて無いなら……僕は安心してるよキャロル。だけど……君の凶行は止めて見せるから! 」
「いいぞ修治! もっとオレを求めてくれ! もっとオレを見つめてくれ! その為ならばオレは世界も滅ぼそう! オレは世界の壁すらも超えて見せよう! 何度でも修治を救うと約束しよう! 」
キャロルの一途なまでの愛はすごい。嘗て奇跡を否定したキャロルは……奇跡の源でもある
「私も……負けていられない!」
響も拘束されて終わる程柔らかなだけの乙女じゃない。みんなを照らすお日様は……力強い輝きを放つから!
「うおおおぉぉぉぉぉぉ!! 」
響らしくキャロルの拘束を力任せに引き千切る。うん……響だ。
「少し糸が足らんかったか? まぁ……流石は我が友と言っておこう!」
「油断してると足元掬われるぜ? くらっていけよ! 鶴翼三連! 」
士郎はキャロルが響へと意識を逸したほんの一瞬で投影を済ませてキャロルへと夫婦剣を投擲・接近という流れまで組んだ。コレが……村正の力か。
「チッ! 流石は村正の力だな! ならばくらって行け……オレの1撃を! 」
エレメンタル・ブレイド!
キャロルが4色の光を放ったかと思った次の瞬間……4属性の奔流が士郎を襲った!
「士郎! 援護するから凌いでくれ! 」
竜の魔女(EX)!
士郎に火力の底上げをしてこの局面を凌ぎたい……が、どれほど有効か……
「うおおおぉぉぉぉぉ!! キャロルちゃん……私は負けないからあぁぁあぁぁ! 」
TESTAMENT!
響全力の攻撃に僕の支援まで乗ってる。いかにキャロルが強くても……これだけの攻撃は流石に……
「ヴァイスハウプトを退けた攻撃だな! 面白い……オレにその全力をぶつけて来い! 」
エレメンタル・ユニオン!
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「響ぃぃぃ!! クソっ! やっぱりキャロルは対応してきたか! 」
キャロルは直ぐにエレメンタル・ユニオンへと換装して響への対応にかかった。クソっ……換装がこれ程速いとは!
自己改造(EX)!
「うおおぉぉぉぉぉぉぉ!! 」
僕は可能な限り火力を引き出す為に自己改造を施し……キャロルへと魔剣を振り下ろし……憎悪の炎を展開して攻撃をした。
「あぁ……修治……お前の攻撃は防御しない。何故なら……それがオレの愛だからだ! 修治からの全てをオレは無条件に受け止める! だから修治よ! オレの愛を受け止めてくれ! 」
インヘリットラスター!
黄金錬成された1撃が僕の攻撃をたやすく飲み込んで尚も衰えない威力の輝きを放って来た!
「くそぉぉ!! まだだ……まだ僕は折れていないぞぉ! 」
こうなったら宝具だ! 宝具で確実にキャロルにダメージを!
「そうだ修治……オレに宝具を放って来い! 」
うたかたの夢(A)!
キャロルの思惑通りだけど……僕と邪ンヌとの絆は本物だ。だから……確実に当てる!
「これは憎悪によって磨かれた我が魂の咆哮……
僕の全力だ……キャロルに届けぇぇ……!!
「続くぞ修治合わせてくれ! 真髄、解明。完成理念、収束。鍛造技法、臨界。冥土の土産に拝みやがれ! これが俺の
士郎の……いや、村正の1撃は確実にキャロルを捉えていた。しかし……
「流石は3人の絆だ。ならば……オレも戦うとしよう。修治を傷つけまいとしていたが…………
こんなところでも……フィーネの言葉……か。だけど……今回だけは……否定しないとね。
う〜ん……キャロル強い!(当然!)この3人の共闘は最初で最後なのですが……それでも見せ場が……
次回最終話です!更新をお待ちください!
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主人公達の関係性…………最終的にどうしましょう?
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知り合い同士での同盟!
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主人公達は同盟を組む!
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もちろん2人とも厄ネタ降り注ぐ!
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ハイライトは仕事しない!