衛宮士郎は修治の提案を聞き、とある人物達に会う為に登校した。
「おはよう……ちょっと時間あるか? 俺はお前と話し合いたいよ
「うん! 大丈夫だよ! じゃあ屋上に行こう!」
修治が士郎に接触を依頼した人物の名は
「良かったよ。じゃあとりあえず一緒に行こうか……」
そして士郎と響は屋上へと上がった。
「じゃあ士郎君……なんで無防備にしてるの? 仮にも私達は聖杯戦争のマスター同士だよ?」
響の言葉は最もだった。しかし士郎も無策でいる程の愚行は同盟相手とセイバーが許してくれなかった。
「生憎とセイバーは留守番だ。お前との話し合いが拗れる可能性もあるからな? まぁ……響はそんな事するつもり無いだろう?」
「そうだね。しゅう君が怒る事はしたくない……かな? でも士郎君……私としゅう君を引き離すつもりなら士郎君相手でも私は容赦しないよ?」
どちらも相手の事をある程度までは理解している。
「じゃあ響……単刀直入に聞くぞ? お前達は同盟相手はいるか?」
すると響の雰囲気が変化した。
「へぇ……士郎君面白い事をいうね……そして答えはYesだよ。でも同盟相手の情報はナイショだよ?」
響はあっさりと同盟相手がいる事を肯定した。つまりそれは修治の仮説が正しい事を決定づけた。
「随分あっさりと肯定したな。俺にそんな事を言っても良いのか? 修治と2人で今度こそ逆襲するかもしれないぞ?」
「大丈夫だよ。私の同盟相手のターゲットは士郎君で、私達はしゅう君が狙いだもん。利害関係は一致してるよ? 私達4組が残るまでは…………ね?」
そして士郎は修治の仮説を思い出していた。
〈僕達を襲撃した人物と治療した人物は利害関係がある。〉
「なるほどな。ここまで修治の仮説通りとはな……。これはいよいよ俺達の関係性が変化するんだな……」
「そっか……しゅう君はわかってたんだねぇ……。じゃあ士郎君を早く〈彼女〉に引き渡さないとね……」
〈関係性の変化〉…………それは士郎と修治が同盟関係を維持できなくなる可能性を指している。響と関係がある人物と士郎が手を組み、修治と響達が手を組む可能性だ。
「それと教えてくれないか? どうして響達は修治に惚れたんだ?」
「っ!? 士郎君! 今なんて言ったの!?」
士郎の問いかけに響は激しく動揺した。それはそうだろう…………この唐変木が〈恋〉などと口にしたのだから。
「やっぱりな。響が修治を見る様子は恋した乙女のソレだぜ? まぁ……あいつは良いやつだよ。だけど何でか浮いた話が無いんだよなぁ……。まあ響が修治を幸せにしてくれるんだろう?」
「しっ士郎くん! そんな……そんな事ある訳ないじゃん! 私だよ? 私がしゅう君を好きな訳……」
「凄いな……まさか本当に修治を好きだったんだな。その反応を見れば流石の俺でもわかるぞ響……」
士郎は苦笑交じりに言ったが、話題が良く無かった。
「知られちゃったかぁ……じゃあ士郎君……死んで貰えるかな?」
響は瞳のハイライトを消して士郎に飛びかかる!
「っ!? 響! どうしたんだよ!」
「士郎君……士郎君は乙女の秘密に土足で踏み込んだよね? 私達の計画に支障が出そうだからさぁ……死んでくれない? 今のしゅう君に私の想いを知られる訳にはいかないの……だって告白のムードが台無しでしょう?」
「やめなさい響! これ以上士郎に手をあげるつもりなら私とアーチャーが相手になるわよ! 」
「遠……坂……? なんで……助けて…………?」
「簡単な話よ? 私は衛宮君の人間性に好感を持っているわ。そしてそう簡単に衛宮君を失う訳にはいかないわ。もちろん彼のサーヴァントがセイバーな事も理由の1つよ?」
現れた凛に対して士郎は困惑していた。凛が士郎を庇う理由があるのは教会への道中まで……その筈だったからだ。
「凛……そこを退いてよ。士郎君を殺さないと私の乙女の秘密がしゅう君に知られるかもしれないじゃん……」
「そうね立花さん。確かに乙女の秘密を知られた貴女はきゅうを要するでしょうね? でも私だって目的があるわ。貴女の同盟相手にも伝えなさい…………
〈士郎を傷つけて良いのは私だけよ? 〉
ってね。もしここで拳を降ろさないなら次は私とアーチャーが相手になるわよ? それにここには私が用意した結界もあるわ。〈地の利〉と〈数の利〉……その2つを抑えた私と貴女…………どちらが有利かわからない訳が無いでしょう?」
すると響は拳を下ろした。
「わかったよ。ここで士郎君の口を塞げないなら今は退いてあげる。だけど覚えておいて……
〈私達は聖杯なんて興味が無い。そして街がどうなろうと構わない〉
ってね。それに凛は〈彼女〉の獲物だよ? いくらサーヴァントがクリスちゃんでも私と未来…………そして〈彼女〉と〈あの人〉が本気になったらどうにもならなくなるからね?」
「そうね。確かに貴女達みたいに規格外且つ真名がわかっても、出自のわからないサーヴァントがいるこの聖杯戦争は異常ね。でもそれがどうしたかしら?」
凛も響もお互いに譲る気配は無かった。そしてとうとう
「待てよ遠坂……それに響も。俺が一体何をしたんだよ!」
やはりこの男は何も理解していなかった。
「はぁ……興も削がれたし、条件も不利までくれば撤収するしか無いね。じゃあ最後にいくつか教えてあげる。私の未来はバーサーカーで、彼女のサーヴァントは〈キャスター〉だよ。そして動きを見せていないのは〈ライダー〉だけだよ?」
「あら響……同盟相手のクラスを公開しても良いの? 自分達の有利を捨てるようなものよ?」
「別に構わないって。だって〈あの人〉と私が手を組んで、切歌ちゃんと調ちゃんを殺す。そして〈彼女〉の力はサーヴァントすら凌駕するからね……」
キ〜ン〜コ〜ン〜カ〜ン〜コ〜ン〜♪
響がそう告げた時に授業の予鈴が鳴ってしまった。
「それじゃあ私はもう行くよ?」
響はそう言うと校舎の中へと消えて行った。
「さて衛宮君……助けて貰ったお礼は無いのかしら?」
「そうだな。ありがとう遠坂……おかげで助かったよ」
「お礼なんて言葉じゃあ足りないわ。そうね……私の事を〈凛〉って呼びなさい。それで満足しても良いわよ?」
「ありがとう凛。これからも仲良くしような」
士郎は何も考えずに手を伸ばしたが、凛は動揺していた。
「しっ仕方無いでしょう! 衛宮君は素人何だから! 私がサポートしてあげないとダメじゃない!」
そう言いつつも手を伸ばすのが遠坂凛だ。そして2人は強く握手をした。
士郎が凛と握手をする頃……響は今後の動き方を考えていた。
「士郎君に感づかれたかもしれないね。どうしよう未来?」
すると霊体化していた未来が現れた。
「ダメだよ響……彼の言葉に動揺したら。私達が手をこまねいたからしゅう君は………………」
「うん。次は逃さないよ。やっと見つけ出したんだから……」
「そうだよ響……
「ッ!? それだけはダメ! もう初恋が失恋で終わるのは嫌だよぉ……」
響は先程の表情から想像できない程酷く怯えていた。そして響に言葉を告げた未来もまたその可能性に怯えていた。
「私達の
「クリスちゃんは……しゅう君のお隣さんだった。そして……離れ離れになった幼馴染だった」
そして響は生存者達へのバッシングを受ける事もしばしばあったが、修治はその度に響に手を差し伸べ続けた。そして響が装者になる頃には既に外部協力者となり、
「だからしゅう君は渡さない。絶対に他の皆には渡さない。私と未来だけのお日様で帰る場所なんだから……」
「みんな私達のお日様を狙う泥棒さんだもんね……絶対にしゅう君は渡さないよ。しゅう君は私と響の側にいれば……………それで良いんだから…………」
故に2人は修治を求める。その暖かさを取り戻す為に。………そして2度と他の人物の手に触れさせ無い為に。
「じゃないと………私達がしゅう君を殺した意味がないからね?」
そう……………修治を流れ星の日に殺害したのは
修治の死因にはひびみくが関係していた。何故……彼女達はその結論に至ったのかは……彼女達自身が語る事でしょう。
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主人公達の関係性…………最終的にどうしましょう?
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知り合い同士での同盟!
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主人公達は同盟を組む!
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もちろん2人とも厄ネタ降り注ぐ!
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ハイライトは仕事しない!