戦姫絶唱シンフォギア御唱和ください我の名を! 作:桐野 ユウ
「ついにこの日が来ちゃったんだね。」
調は街が見える丘で自分が戦ってきた場所を見ていた。ネフィリムの暴走で研究所が崩壊をしようとしていた頃、切歌と共に逃げていたが瓦礫が上から振ってきて彼女を突き飛ばした。
その結果、自分は一度は命を落としてしまったが・・・・・・ゼットと出会い別の地球で戦い鍛えてこの世界へ再び帰ってきた。
『調、寂しいですか?』
「そうだね・・・・・・やっぱり寂しい気持ちは大きいかな?そろそろ来るかな?」
調はゼットと話をしながら切歌を待っていると車がやってきて、そこから切歌、マリア、セレナ達が降りてきた。
「調!!」
「・・・・・・来てくれたね切ちゃん、マリア、セレナ・・・・・・」
「えぇ、あなたが私たちを指名をしてきたからね。」
「切ちゃん、マリア、セレナ・・・・・・私は今日、この地球を去ることになったの。」
「「!!」」
「ど、どういうことデース!?」
「巨大な闇・・・・・・ダークザギを倒したこともあり、この星を狙っていた宇宙人たちが次々に撤退をしていったのを光の国で確認をされた。そして歪みも収まり・・・・・・この地球での私の任務が終了をしたの。」
「そうなの・・・・・・」
「そんな・・・調・・・・・・もう・・・・・・会えないのですか?」
「・・・・・・ごめん、切ちゃん・・・・・・前も話した通り、私はもう普通の人間じゃない、あなたたちよりも倍に生きていく、だからこれは最後の話になるかな?マリア・・・・・・これからもセレナや切ちゃんと仲よく過ごしてね?」
「わかっているわ調・・・・・・あなたもこの地球を守ってくれてありがとう。」
「セレナ、切ちゃんのお世話大変かもしれないけど・・・・・・お願いをするね?」
「わかったわ。そうか・・・ネフィリムに襲われた時に助けてくれたのは調を助けてくれた人なんですね?ありがとうございました。」
そして調は泣いている切歌を見ていた。彼女も涙を我慢をしようとしたが・・・・・・ボロボロと出しながら言葉を言う。
「切ちゃん・・・・・・」
「調・・・あたしは調と別れたくないデース。」
「ごめん・・・でも、切ちゃんこれだけは言わせて・・・・・・たとえどれだけ離れていても、私と切ちゃんはずっと親友・・・・・・友達だよ?」
「私も・・・調とはずっと友達デース!!
「その言葉を聞けただけでも満足だよ?切ちゃん。」
調はゼットライザーを懐から取りだして、アクセスカードをゼットライザーにセットをする。
【シラベ アクセスグランデット】
そのままヒーローゲートが現れて振り返る。
「・・・・・・マリア、セレナ、切ちゃん、またこうして会えたこと・・・・・・私は絶対に忘れない。そしてありがとう・・・・・・さようなら。」
彼女はヒーローゲートの中に入り、そこから光が発生をしてウルトラマンゼットが現れる。
【ウルトラマンゼット!】
ウルトラマンゼットは、彼女達の方を見てから一度お辞儀をしてから空の方を見る。
『ジュワ!!』
ゼットは飛びあがり切歌は涙を流しながら叫ぶ。
「調えええええええええええええ!!」
そのままゼットが見えなくなるまで、手を振っていく。そしてゼットは宇宙空間へと到着をすると彼は振り返り青い地球を見ていた。
「・・・・・・・・・・・・・・・」
その隣にタイガ、タイタス、フーマの三人も実体化をしてみていた。
『長かったな。』
『まぁ、俺達は途中から参加だけどな。』
『そういうな、二人とも私達の力が必要だったのだからな。』
『よう待っていたぜ?』
ゼロ達も現れて、調は無言で地球を見ていた。そして響やヴァネッサ達は調についていくこととなり、ゼロ達の手に乗り彼女達が宇宙で死なないようにバリアーを張っていた。
(私はこの戦いを絶対に忘れない、切ちゃん達と再び再会をしたこと・・・・・・この地球で起こった様々な戦いを、私はこれからも宇宙警備隊隊員として宇宙の平和を守っていく!それが私の使命でもあるから。)
『調・・・・・・』
「ごめんゼットさん、わざわざ地球の方を見てくれて。」
『いえ、調が見たいと思いましてとまったのでありますよ。さぁまた宇宙警備隊隊員としての戦いが始まるのですね!調!これからもよろしくお願いいたしますぞ!!』
「うん、私もよろしくゼットさん!さぁ行こう!!私達の戦いはこれからだから!!」
ゼットはウルティメイトイージスを装着をして時空を越えて光の国の次元へと移動をする。
調はこれからもゼット達と共にこの宇宙の平和を守るために戦い続ける!
ありがとうウルトラマンゼット&月読 調!! END
はい、というわけでウルトラマンゼット×調の戦いは一旦終了となります!
一旦終了というのはどういうことか?続編があるかもしれないってことでではまたどこかで会いましょう!