やはり俺が暗殺教室に行ったのは間違っている。   作:アキメン

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とりあえず今書いているやつ全て投稿しときます。

先に申し上げておきますとこれ以上の更新は多分無いため完結もしません。

予めご了承ください


やはり俺の転校生は間違っていない

 

修学旅行が終わって次の日

 

 

俺は今重い足取りで三年E組の校舎に向かっている。

それもそうだ。

俺は修学旅行で、わざと嫌われるように酷いことを言ったのだ。

当然俺にはもう味方なんていない。

俺は全員から共通の敵になった。

まぁ元から味方なんていないんだけどなぁ

 

 

「はぁ…また物壊されたりすんのかなぁ………はぁ…………………っと、ん?」

 

 

今疑問に思ったのは、俺の横を通ったトラックについてだ。

スピードは時速30キロくらいで、少し蛇行運転している。

最近流行りの煽り運転か?

 

いや…そのような車はないし、トラックで蛇行運転なんかあれしか聞いたことないな………って!まさか!

 

 

少し先にあるのは横断歩道。

それを青信号で渡っている女の子。

 

 

「急がねーと!」

 

 

考え事をしている最中にもトラックはかなり進んでいた。

俺は本気で走る。

このトラック、きっと『居眠り運転』だ。

俺は『あそこ』で身に付けた身体能力があるため、あのぐらいの車の速さならこの距離だとギリ間に合うと思う。

 

 

 

 

 

 

「危ない!」

 

 

周りにいた女の人が叫ぶ。

もう女の子とトラックの距離は二メートルほどになっていた。

 

 

「あっ…」

 

 

女の子が目前に来たトラックを初めて認識し、声を漏らした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

間に合あえぇぇぇぇ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺は女の子に飛び付くようにジャンプした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドゥゴン!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ…はぁ……はっ!おい大丈夫か?!」

 

 

 

 

俺は女の子に突っ込み、そのまま抱いて一回転した。

そのため俺は少し頭を打ってしまったみたいだ。

女の子もどこか怪我をさせたかもしれない。

 

 

 

 

「う…うぅん…だ、大丈夫だよ…」

 

 

「そうか…良かった。」

 

 

女の子に目立った外傷はなく、頭なんかも打ってなさそうだ。

 

 

「お兄ちゃんこそ大丈夫なの?」

 

 

「あぁ俺は平気だ。」

 

 

まぁ俺は後頭部を打って少し痛いため血が出ているだろうが女の子には見えていない。

 

俺は立ち上がり、女の子も立ち上がった。

 

 

「じゃあ俺は用事があるからもう行く。車には気をつけろよ。」

 

 

めんどくさいことに巻き込まれる前に、逃げる。

俺は早足で頭に手を置き、いかにも掻いてますよ感をだしながらその場を去ろうとする。

周りにいた人に、顔を見られるのも極力避けたい。

 

 

「お兄ちゃん!ありがとう!」

 

 

そう女の子が叫だ。

俺はその言葉に反応せず、歩みを進める。

当然このまま学校に行くわけには行かないのでとりあえず家に向かう。

学校は昼から登校しよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

昼休み終盤

 

 

今はE組の教室前

 

扉を開けるのが怖い。

だがここまで来たのだ。行かない訳にはいかない。

 

よし!いざ参る!

 

 

 

ガラガラ

 

 

 

 

扉を開けた瞬間、全員がこちらを向いた。

 

 

 

 

「…………。」シーン

 

 

 

 

そして先ほどまでの、賑やかな雰囲気が嘘かのように静かになる。

大体こうなるだろうと予想はしていたが、なかなかにくるものあるな。

 

俺は黙って席へ向かい、座る。

 

よし!いじめはなし!

まぁ殺せんせーがいるし、いじめは無いだろう。

しかしとてつもなく気になる物がある。

俺の席の後ろに何か黒い箱があるのだ。

まさか、最新のいじめとかですか?!

 

 

「比企谷君、遅刻とは感心しませんねぇ~」

 

 

沈黙を破ったのは殺せんせーだった。

 

 

「すいません。起きれませんでした。」

 

 

「そうですか。あぁそれと比企谷君の後ろにいる人は、新しい転校生です。」

 

 

人?転校生?これが?どうみても人間じゃないだろ。

まぁでも今の言葉で大体は予想はついたけどな。

大方殺せんせーを暗殺するために作られた、兵器かなんかを無理矢理生徒に登録したんだろう。

E組の生徒になれば、殺せんせーはこちらへ害は与えられないという約束もあるしな。

 

 

「そうですか。」

 

 

「おや?随分と冷静ですね?驚かないんですか?」

 

 

「もちろん驚いてますよ。顔に出さないだけで」

 

 

「そうですか。席も近いので仲良くしてあげてくださいね。」

 

 

「それは無理でしょうね。」

 

 

この先生、絶対修学旅行であったこと知っている。

それなのにわざと言っている。

全く性格の悪い先生だ。

 

 

 

 

ピンポンパンポン

 

 

 

 

授業が始まるチャイムが鳴った。

 

 

 

 

「それではみなさん、席についてくだはい。五時間目の授業を始めますよ。」

 

 

 

 

 

 

 

ジュシャーーーー

 

 

箱から銃器がでてくる。

その瞬間俺を除いて、E組の生徒全員が教科書を頭に抱え机に伏せる。

 

 

ん?まさか?!

 

 

「攻撃を開始します。」

 

 

 

ダダダダダダダダダダ

 

 

 

俺は後頭部に一発BB弾を食らう。

 

いてぇ。

 

傷口に直撃した。

さすがの俺も少し痛い。

だが表情が変わるほどでもない。

さて、こんな状況なため授業は真面目に受ける必用もないだろう。

ということで今から俺がすることは…

 

 

 

 

 

 

 

寝る!

 

 

 

 

おやすみ!

 

 

 

 

 

俺はそのまま目を閉じた。

 

 

 

 

 

 

 

 

そんなことを次の時間もしてこの日は終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日

 

 

 

もはや俺は一つも目立っていない。

なぜなら、後ろにガムテープでぐるぐる巻きにされた転校生が目立ち過ぎているからだ。

 

 

「殺せんせー、これでは銃を展開できません。拘束を解いてください。」

 

 

「んー…そう言われましてもねぇ…」

 

 

「この拘束はあなたの仕業ですか?明らかに私に対する加害であり、それは契約で禁じられているはずですが…」

 

 

「ちげーよ」

 

 

パコン

 

 

寺坂がガムテープを投げる

 

 

「俺だよ、どう考えたって邪魔だろうが。常識くらい身につけてから殺しにこいよ」

 

 

まぁそうなるわな

このまま同じような暗殺されても殺せんせーを殺せるはずがない。

そんなのただのゴミ箱のようなものだ。

 

ただ…今はこんなゴミ箱でも最新鋭のAI。

使い方次第で大きく化けることになるだろう。

さてそれをどうやってするかだが…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次の日

 

 

 

 

 

「おはようございます皆さん!」

 

 

ん?誰このモニターに写ってる可愛い子は

 

 

「親近感を出すための全身表情液晶と

体、制服のモデリングソフト、全て実作で66万6000円。豊かな表情と、膨大なソフトと追加メモリー。同じく110万3000円。」

 

 

 

 

 

「先生の財布の残高……5円!!!」

 

 

おいおいまじかよ…

先生そんなことまでやっちゃうのかよ。

ってかそんなにお金があったんだ…。

 

まぁそんなことはどうでもいいとして…

こいつはなぜ、自分の暗殺確率を上げるような真似をしたんだ?

協調性を持つことで暗殺の確率が下がるなんて思う馬鹿な先生でもないはず。

しかも数少ないお金を使って…。

生徒の信頼を得るためってだけの理由ではさすがにやり過ぎな気がする。

 

 

まぁいいか。俺らの常識なんか通じる相手でもないんだし、考える必要もない。

 

 

「庭の草木も、緑が深くなってきましたね。春も終わり、近づく夏の香りが心地良いです。」

 

 

「たった一晩でえらくキュートになっちゃってぇ…」

 

 

「あれ一応、固定砲台だよな?」

 

 

「なに騙されてんだよお前ら。全部あのタコが作ったプログラムだろうが。愛想良くても機械は機械。どうせまた空気読まずに射撃すんだろぉ?あのポンコツ。」

 

 

「仰る気持ち…分かります…。寺坂さん、昨日までの私はそうでした…。ポンコツ…そう言われても返す言葉がありません…。」

 

 

「あーあ。泣かせた。」

 

 

あざといな…。

一色のバワーアップ版みたいな。

 

 

 

「でも皆さん、ご安心を!殺せんせーに諭されて私は協調の大切さを学びました。

私のことが好きになってもらえるよう合意が得られるまで、私単独での暗殺は控えることにしました!」

 

 

「そういう訳で仲良くしてあげてください。あぁもちろん、先生は彼女に様々な改良を施しましたが、彼女の殺意には一切手をつけていません。」

 

 

 

ドシャン!

 

銃が展開された。

 

 

 

「はい!」

 

 

 

 

 

 

これで殺せんせーを殺せる確率は上がった。

俺は別、殺せんせーを殺したい訳じゃない。

俺はこれからも生きたい。それだけのために殺せる方法を模索しているだけ。

だから、他の人が殺してくれるならそれでも構わない。

 

まぁまだ殺せんせーを殺せるような人材はいないがな。

 

しかし本当の問題はここからなんだよな。

多分だがこいつの親が今日ここに来る。その時今のこいつは元のこいつに戻ってしまう。

 

 

 

さて、どうやって止めようか…

 

 

 

 

「あとさー、この子の呼び方決めない?自律思考固定砲台っていくらなんでも…」

 

 

「だよねぇ」

 

「そうねぇ…何か一文字とって…」

 

 

 

「自…律…そうだ!じゃあ律は?!」

 

「安直だな。」

 

「えー。可愛いよぉ!」

 

 

「律…」

 

 

「お前はそれでいい?」

 

 

「はい!嬉しいです!では、律とお呼びください!」

 

 

 

 

 

 

本当に人間みたいになったな…

 

人間は脳が考えて動いている。

AIはコンピューターが考えて動いている。

結局、人間もAIも生きてるか生きてないかの些細な違いしかないのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

その日の真夜中

 

 

俺は今校舎に来ている。

 

 

「なんだ?!これは!」

 

 

「こんばんは、マスター。おかげ様でとても楽しい学園生活を送らせていただいています…」

 

「ありえん!勝手に改造された上にどうみても暗殺とは関係のない要素まで入っている…」

 

 

「今すぐオーバー…」

 

 

「それはどうかな?」

 

 

比企谷八幡登場~

 

 

「誰だお前は?」

 

 

「俺はこの校舎の生徒だ。それよりもお前ら今何をしようとしているんだ?」

 

 

「何って聞いていたなら分かるだろう?オーバーホールだ。」

 

 

「じゃあその必要はないぞ。今こそ、そいつの完成形であり、一番あのタコを殺せる確率の高い姿だ。」

 

 

「何を言っている?このゴミ箱が完成形だと?」

 

 

「あぁそうだ、今が完成形だ。もし元に戻したりなんかしたら本当のゴミ箱だがな。一生あのタコを殺せなくなる。」

 

 

「比企谷さん…」

 

 

 

 

「なぁ律、今お前は楽しいか?」

 

 

 

 

「はい!皆さんといてとても楽しいです!」

 

 

「そうか…じゃあ律、お前は今元の律に戻りたいと思っているか?」

 

 

「えっとー…いえ正直戻りたくないです。

今の私は協調性の大切さを知り、暗殺確率も格段に増えたと思います。

なにより私は今どこか温かいようなものを感じています。きっとこれが幸せというものだと思います。

だから私は、もう皆さんに迷惑をかけるような事はしたくないです。

例えマスターのご意向だとしても。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「分かっただろ?こいつはもうただのロボットなんかじゃない。

感情も意思もあり、俺らなんかよりも立派な人間をしている。

じゃあお前らが今するべきことはなんだ?

その感情と意思を奪うことか?

果たしてそれは本当に正しいことなのだろうか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なるほどな……お前ら帰るぞ。」

 

 

 

 

「え?!いいんですか?!」

 

 

 

 

「あぁ。こんな出来の悪いやつ、改善したってなんの役にもたたないだろう。」

 

 

「マスター…」

 

 

「さぁ早くでろ。次の便に間に合わないぞ。」

 

 

「は、はい!」

 

 

 

律と開発者と俺以外は全員外にでていった。

 

 

 

 

 

 

 

「なぁお前、律って言うのか?」

 

 

開発者が律に聞いた。

俺は黙って聞くことにする。

 

 

「はい!皆さんにつけてもらいました!」

 

 

「そうか…いい仲間を持ったようだな。

これからも精々頑張れよ。」

 

 

そう言い残して開発者は教室をでていく。

悲しい感情を殺して。

 

 

「ありがとうございます…マスター…。」

 

 

 

既に開発者のいない教室で、律が呟く。

 

 

 

 

「良かったな。」

 

 

「はい!これも比企谷さんのおかげ、本当にありがとうございます!」

 

 

「………それと比企谷さん…

こういった行動を反抗期と言うのですよね?

律はいけない子でしょうか…?」

 

 

「中学三年生らしくて俺は良いと思うぞ。」

 

 

「そうですか。ありがとうございます!」

 

 

「じゃあ俺も、もう帰る。」

 

 

「はい!気をつけてお帰りください!」

 

 

この後は特になにもなく俺は家にかえった。

 

 

 

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

次の日

 

 

 

朝のホームルーム前

 

 

「全員少し静かにしてくれ。」

 

 

烏間先生が教室に入ってきて言う。

 

 

「なんだろう?」

 

「さぁ?」

 

 

「昨日律君の開発者がきた。

生徒に危害を加えないという契約だが、今後は改良行為も危害とみなすと言ってきた。

君らもだ。彼女を縛って壊れでもしたら賠償を請求するようだ。」

 

 

 

なんだ…。

あいつもちゃんと親をしてるじゃねーか。

今のE組は元の律に戻ったんじゃないかと勘違いしているだろうが、俺からしたら少し感動を覚えてしまう。

 

 

 

「チッ」

 

 

「持ち主の意向だ。従うしかない。」

 

 

「じゃあつまり、律は前の律に戻ったってことか?!」

 

「そんな…またあの銃撃されるのー?」

 

 

「持ち主とはこれまた厄介で…親よりも生徒の気持ちを優先させたいんですがねぇ」

 

 

 

 

ブゥアン

 

 

「おはようございます!皆さん!」

 

 

ちゃんと律だ。

 

 

「え?!律?開発者に元に戻されたんじゃないの?!」

 

 

「はい!本当はそうなる予定でしたが、比企谷さんが私を助けにきてくれ、私はマスターに逆らうことができました!」

 

 

「え?比企谷が?」

 

「ほんとに?」

 

 

やってくれたな律。

 

 

「おい律、嘘はやめてくれ。

放課後の時点で開発者の気配が一つもなかったってことは、来たのは真夜中。

そんな時間に中学生が歩けるかっつの。

なにより俺はE組生徒と関わらないっていう契約までしている。

俺が一人で寂しそうにしてるからって気を遣わなくて大丈夫だぞ。

だからもう俺に関わるな。」

 

 

「だよねぇ」

 

「比企谷が、そんなことするようなやつではなさそうだしな。」

 

「律っていい子だねー」

 

 

他人が、俺のことどやかく言うなよ。

嫌いだ。

 

 

「え?い、いえ本当に比企谷さんが…」

 

 

「律、俺のことは黙っててくれ。それと『他の人がいるところでは俺とは話さないようにしてくれ』」

 

 

今教室内がざわざわしているなか、律にだけ聞こえるように言う。

 

 

「えっあ…わ、分かりました…」

 

 

俺の真剣な顔を見て了承してくれた。

 

 

 

 

 

 

こうしてE組に一人生徒が、加わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それと…

なぜ俺が他の人がいるところでの会話は控えてほしいと言ったのか気になっているだろう。

それは今後俺が暗殺をしようと思ったとき、必要な材料になりえると思ったからだ。

現代の最新鋭AI。

そこら辺の少し有能な人間よりよっぽと価値がある。

今回のことで俺はやっと殺せんせーに一歩近づいた気がした。

 

 

 

 

 

 

殺せんせー…卒業までに絶対暗殺しますよ

 

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