尚、書いていたのは正月休みになります。
英梨々が倫也の家にきた。美智留もいる。
「やっほー澤村ちゃん。あけおめー」
「ってなんで、あんたがいるのよ。氷堂美智留」
「新年の挨拶ぐらいしようよー」
「あらそうね。あけましておめでとうございます。氷堂美智留さん」
「何モード!?」
「美智留。お前はあまり知らんかもしれんが、英梨々のお嬢様モードだ。騙されるなよ」
「ちょっと倫也、騙されるって何よ?」
「同人でエロ描いているようなやつに騙されるなってことだよ」
「ふーん」
「どうした美智留?」
「最近、二人は仲いいの?」
「わかる?氷堂美智留。さすがね」
「うん、まぁねぇ・・・」
「・・・」
「で、あんたどうしてここにいるの?」
「べっつにー」
「ああ、出番がないから出てきたのね?」
「そういう言い方しなくてもいいじゃないー。新年の挨拶ぐらいしておこうかなぁーって」
「そう、そんなこと言うと、※が三つ並ぶわよ?」
「どういうこと?」
※※※
髪はボサボサ、ドテラにこたつ。受験勉強に必死な出海。
「うわぁ、ちょっといきなりカメラ回さないでくださいよ!」
慌てる出海は顔を伏せる。
「リテイクしてください!」
※※※
「ね」
「あー時期的にも出番なさそうだもんなー」
「まぁ脇役が出番少ないのは当然ね」
「お前、ヘイト集めるなよ・・・」
※※※
お風呂シーン。頭を泡だらけにして洗っている。シャンプーハットも忘れない。もちろん背中からのアングルである。
「あれ、中学生の入浴シーンって、これだけでもアウトなのかな?」
映像的にはアウトなんだろうなぁ・・・
「リテイクを希望します・・・」
※※※
「なんか慌ただしいわね・・・」
「おまえが変な回収するからだろ・・・」
「フラグ立てたのは氷堂美智留でしょ」
「えっー、あたしのせいなの!?」
「なんで、こうイベント進行が忙しいときにでてくるのよ」
「そりゃあ、シリアスな展開が続くと疲れるからでしょ」
「・・・」
※※※
振袖に着替えた出海が正座している。
「新年、あけましておめでとうございます。本年も何卒ごひいきください。わたし、波島出海は出番が少なくてもめげません」
深々と頭を下げる。
「あと、できればこれだけ出番がないなら、次の話はわたしを主人公にした短編にすべきだと思うのですがいかがでしょうか?」
カメラ目線でにっこり笑う。
※※※
「終わったみたいね・・・」
「で、英梨々はいったい何の用事で来たんだ?」
「ああ、忘れてた。ちょっと倫也眼鏡みせてくれる」
「あ?うん。はい」
倫也は眼鏡をはずして英梨々に渡す。
「ありがと」
眼鏡を受け取ると英梨々はぐしゃり曲げて折る。
「うわぁ、お前なにしてんだよ!」
「細かい男ね」
「いや、細かくないだろ!」
「うわぁトモ、澤村ちゃんに何しでかしたのさー?」
「俺が悪いみたいにいうな!」
「はい、これ」
使い捨てコンタクトのBOXを倫也に渡す。
(つづく)
次回は続きになります。