更なる腕を磨いて気に入られる様に頑張ります!
アンケートご協力ありがとうございます!
追加ヒロインは「メレオレオナ・ヴァーミリオン」に決定っ!!
今後は主人公とヒロイン回も入れていくつもりですので、楽しみにして下さい!
アルトがラグヴァベインとスペード王国の魔導士達との戦闘に介入した。
アルトは自身の父と同じ魔力の波長を流し、明らかに人間とは思えぬ角と翼を生やしているスペード王国を一瞥。
次ぎに自身の中にある四つの領域の内、「天域・冥域」を感じさせる魔力を一つずつ宿しているラグヴァベインの魔導士三人にも一瞥した。
アルトにとってはラグヴァベインの魔導士三人に護られている[混沌の姫]と呼ばれたリアラを、この場にいる者達の中で一番凝視していた。
それは彼女の容姿が容姿端麗な美少女‥っという理由だけではないからだ。
では何故凝視したのか?
それは彼が転移する前に"全智の未来"にて見た未来にてリアラは未来視している当時のアルトに向けて、
未来の者から視られる感覚など、アルトよりも経験が長い時間魔法の魔導士・"魔法帝"ユリウス・ノヴァクロノですら経験がない。
そんな経験をしてしまったアルトはリアラに対して他の者たち以上に警戒心を抱いている。
(この女はいったい何者なんだ?)
リアラは未来でもアルトが転移してくるまでも他の三人によって護られていた。
にも関わらず、誰よりも危険性と警戒すべき存在として感じ取っていたアルト、だが同時に誰よりも安心感を抱かせる人物だと感じていた。
「‥‥‥」
アルトが一瞥をしている間に、ゼノンがアルトの魔導書の柄を見ていた。
「‥‥あれは混沌の魔導書」
「じゃ~さ~、じゃ~さ~。アイツ捕まえた方が早いんじゃない?」
ゼノンの呟きを聞いたヴァニカは早く殺したくて仕方がないと言わんばかりにアルトを捕獲する事を提案した。
「そうだね。ヴァニカの言った通り捕えるが、[
ダンテがヴァニカの提案を了承するが、同時に彼の実力を測る事をしていた。
__重力魔法"魔王の御前"__
アルトに向けて重力を掛けた。
アルトの周りの地面が重力でひび割れては凹み、空気が重くなったようになった。
しかし、当のアルトは顔色変えることなく仁王立ちしていた。
「私の重力魔法に抗うか。中々楽しめそうじゃないか?」
不敵な笑みを浮かべながらそう言うダンテ。
しかし、アルトはダンテを睨み付けた。
魔力を帯びた視線で‥‥‥
アルトが視線を向けると彼の魔力がこの場を覆い尽くし、重力魔法が消え去った。
「ダンテ兄の魔法を無効化するなんて面白そうじゃ~ん」
「‥‥脅威だ」
__血液魔法"紅いケダモノ"__
__骨魔法"無間骨牙"__
血液で創られた上半身の怪物を出したヴァニカ。
自身の身体から鋭い骨を大量に生やして相手に対し攻撃してきたゼノン。
そんな二人の攻撃魔法にアルトは魔法を行使した。
__混沌炎魔法"無慈悲な太陽"・
二個の太陽を放出したアルトの魔法は二人の魔法を容易く蒸発・燃焼させた。
__重力魔法"悪神の加圧技巧"__
重力で大岩を土から浮かばせると、加圧によって大岩を西洋風の剣へと変化させた。
加圧によって剣へと機構したダンテはアルトへと襲い掛かる。
彼に続く様にヴァニカとゼノンも襲ってきた。
__重力魔法"ヘビーインファイト・グラディエイター"__
__血液魔法"ケダモノの紅い爪"__
__骨魔法"硬骨剣"__
ヴァニカは右手に"紅いケダモノ"と似た血液で出来た紅い爪が覆っていた。
ゼノンはレイピアの様な形状をした骨の剣を創り出した。
アルトは聖剣エクスカリバーを抜剣し、音速を越えた速度で三人の攻撃を全て対処して見せた。
三方向から攻撃を、彼はエクスカリバーが聖剣となる以前までに多くの英雄達がこのエクスカリバーを使用していた。
その使用者の中には嘗て、盲目の剣士が使っていた「無明の舞い」と呼ばれる、視認する必要もなく攻撃を防ぐという剣技を編み出した剣士の魂が、聖剣エクスカリバー内に染みついている。
聖剣エクスカリバーを使うアルトは、アジト[永久の混沌城]三人の猛攻に対して視認するまでもなく難なく攻撃を防ぎ続けている。
完全に防ぎきられている事に気付いたゼノンは悪魔憑きとしての力を発揮しようとするが、アルトは既に別の魔法を行使しており、彼の瞳に"全智の未来"と行使しており、大地に過去と未来を思わせる時計回りと反時計回りの時刻版が二つ魔法陣の様に刻まれていた。
__混沌時間魔法"
アルトは自身の時間帯を加速させる事で三人の、大地に刻まれた二つの時刻版の魔法陣が、彼等三人に向けて、左右同時からの長針が重なる様に高速で動き出し、短針が十二の文字を刻み初め、長針と短針が同時に十二の文字へと指し示すと同時に、アルトは右脚を、相手の顔や首を狙う為に上段へ向けて、回し蹴りを行なった。
__混沌時間魔法"
放たれた回し蹴りは過去と未来‥‥‥それぞれの時間帯の十二時間分の破壊力を現在へと極圧縮された破壊力がアルトが回し蹴りした方向に向けて放たれた。
団扇を思わせるように、放たれた技によって出来た砂煙が形を成す。
アルトは一回転する様に砂煙で姿が見えないが、ダンテ達がいる方向へと身体を向けて、左手を少し上げるようにして新たな魔法の準備をした。
__混沌空間魔法"複写の
アルトが破滅の神シェヴァの呪いで暴走していた際に使っていた魔法。
砂塵で見えない敵の攻撃を完全に未来視にて観察・観測し、襲い来る無数の骨と血の針、そして岩石が波紋の起きた空間に侵入する事で攻撃を無効化したアルトは、すぐさまパチンッと指で音を鳴らし、波紋内にあった先程の攻撃の三種類を更に増幅してカウンターを行なった。
攻撃一つ一つの規模・範囲・数量・速度・威力が増幅された。
砂塵が舞い敵の見えぬその場所へ畳み掛ける反射した敵の攻撃に対して、キューブ型の空間魔法と、肉厚が集まった様な禍々しい右腕が、カウンターされた攻撃を囲い・犠牲にする事で防いで見せた。
「残念だ」
三つの膨大な魔力によって、突風に曝されて腫れるかのように、砂塵が取り払われるとそこには右腕を化け物のように変化させたダンテがつまらなさそうに告げた。
__肉体魔法"防厚腕"__
「確かに冥域たる時間魔法を使い、我々の魔法を反射して見せたのは素晴らしいが、それだけが我々の望む原初の魔法ではないだろう。もっと君を見せて貰おう」
ダンテがそう言い終えると、アルトの左右からそれぞれヴァニカとゼノンが襲ってきていた。
__血液魔法"ケダモノの斬爪"__
__骨魔法"早蕨"__
右手の"紅いケダモノの爪"から飛び出した爪形の斬撃を放つヴァニカと、左腕から質の良い強度を持つ鋭い先を持つ骨が飛び出してきており、ゼノンは左腕を突き出すようにして攻撃をした。
__混沌氷魔法"
過冷却水によって出来た盾の様に出来た壁。
襲い掛かる攻撃に衝突した過冷却水が突如として凍り出し、強固な壁となりて襲い来る血液魔法と骨魔法を氷付けにして凝固した。
「あはっ!簡単に凍らされちゃったぁ」
「‥‥驚異的な凍結速度だ」
ヴァニカはアルトとの戦闘が楽しくて仕方がないと言わんばかりに凶器的な笑顔となり、ゼノンは唯々冷静に彼の力を分析していた。
相反する様な二人の性格に何も感じないアルトだが、ゼノンを少しばかりユノと同一視しかけていた。
(‥‥ユノの様な奴だな)
ユノが聞けば違うと言うかもしれない為、心の内にて溢すだけにしたアルト。
「いいよぉ!いくね?いっちゃうね!!悪魔の力、51%!」
ヴァニカがそう言うと、彼女の悪魔の魔力が更に膨れ上がった。
(あの女は快楽主義者か‥‥)
悪魔の力を強めて身勝手に襲いに掛るヴァニカを冷静に捉えながら彼女の攻撃にアルトは瞳にゲルドルを捕まえる際に使った魔法を行使した。
__混沌消滅魔法"破滅の魔眼"__
瞳に特異な魔法陣が浮かびあがり、その魔眼はヴァニカを完全に捕えており、彼女の血液魔法のみならず、開放した悪魔の力まで滅ぼして無効化していった。
51%も開放していた悪魔の力を滅ぼされ、更には自身の血液魔法すらも無効化された彼女は、唯のヴァニカ・ゾグラディスとしての姿にされた。
無効化されて驚く彼女だったが、すぐさま攻撃を行なおうと魔力を発するがアルトの"破滅の魔眼"の前に忽ち無効化された。
前のめりにアルトへと転がりそうになるヴァニカを、アルトは左手で彼女の身体に接触する程度に当てるために、手を差し伸べた。
彼の差し伸べた掌が彼女の豊かな山々に挟まれるように接触してしまうが、戦闘中のアルトと戦いに快楽を感じているヴァニカは羞恥心を感じていなかった。
アルトはヴァニカに時間魔法と空間魔法を合わせた魔法で座標を固定し時間を停止させた為、逃げる事も出来ぬようにした。
「色々と教えて貰おうか」
「前言撤回しよう。ヴァニカを捕えるとはやるじゃないか」
ヴァニカが捕えられた事にアルトの背後に移動していたダンテが両手を握り拳にして殴りつけてきた。
__重力魔法"ヘビーインファイト"__
移動速度・殴打に掛る負荷・威力の増加などを重力を弄るだけで可能にした肉弾戦闘用の魔法であり、先程アルトに向けて行なった"ヘビーインファイト・グラディエイター"と違うのは剣を持っての攻撃魔法か否かの話しであり、"ヘビーインファイト"の派生魔法である。
しかも、ダンテの右腕は先程の"防厚腕"を左腕にも行使しているため、彼の両腕は正しく化け物と云える状態だった。
そんな両腕による重力を支配下に置いたインファイトに襲われるアルト。
ダンテの腕が彼を捕えようとしていた時、アルトの身体が小人並のサイズへと縮小した。
ダンテやゼノン、停止中のヴァニカの肉眼では視認する事すら出来ほどのサイズに瞬時に縮小された事で、彼の"ヘビーインファイト"を軽々しく回避した。
肉眼で見えぬならば魔力感知で戦えば良いというだけのことだが、アルトは魔力感知すらもクローバー王国の魔法騎士団長でありながら裏切ったゲルドル・ポイゾットの魔法を使って魔力感知を透過していた。
__混沌弱体化魔法"
"少名碑古那"=術者の肉体と物質を瞬時に限りなく小さく縮小・復元を宿した混沌の魔法。しかもこの魔法の利点は魔力・自然・物質由来関係なく攻撃を瞬時に縮小させる‥‥つまり弱体化させる事ができ、この魔法に次いで、とある時間×空間魔法も利用する事で更に利便性を宿していた魔法でもあるのだ。
"少名碑古那"を使って己を縮小したアルトは同じ様に縮小しておいた剣魔法を行使していた。
__マナゾーン・混沌剣魔法"
嘗て父バヴェルがゲブラーを相手に行なった"流星群の嵐爆撃"__嵐のような荒々しさに、原爆の如く爆発力を秘めた、流星群のような無数の光りの突き攻撃を行なう__を、斬る攻撃へと変えた合計37回分の斬撃を連続で発動していた。
しかも、マナゾーンの状態な為、彼等の全方位から
アルトを視認できなかったダンテとゼノン、そして停止中のヴァニカは突如現れた斬撃の猛撃に驚愕する。
ダンテ達はアルトからの攻撃を間近で直撃してしまい、彼等のいた場所に爆発が生じた。
そんな彼らの戦いを護衛対象を防衛していながらも、ラグヴァベインの魔導士達はアルトを見ていた。
「あれが、[
「未だに神や悪魔の力を使ってすらいないとは‥‥‥」
「基礎を整えていると言うことでしょう」
「下手に実力を付けて有頂天になって無駄に力を使うよりはいいだろうな」
三人はアルトに向けてそれぞれ感想を述べていた。
彼等はアルトが神や悪魔の力を有している事だけでなく、その力を覚醒している事に気付いていた。
それは彼等が無域異界ラグヴァベインの出身者だからだろう。
「やはり、来て正解でしたね」
リアラの発言に三人は誰もが肯定する様に頷き返した。
彼女達は自分達が此処へとやってくる事になった経緯を、脳裏に思い浮かべていた。
今回はアルトとゾグラディス兄弟達との対戦を入れていました。
次回からリアラ達の正体についてのオリジナル話になります。
次回~無域異界ラグヴァベイン~