ルガーランスはぁ!こう使う! 作:ミツヒRo・バートランド
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すごい短い。全然かけなかった……
もしかしたら次はここに追加することになるかも
「どうして、道生が……どうしてよっ、ねえ!」
「弓子……」
「おかしいと思ったのよ。いつも受け身の道生が誘ってくるから……何も言わずに居なくなるなんて、そんなのあんまりじゃない…………」
日野親子がミツヒロに次いで島を離れた話題は、島を駆け巡った。子供たちには仕事を見つけたという説明だったが、アルヴィスの大人たちは洋治さんが自分たちと違う考え方をしていたことに気付いていて、いつかはこうなると悟っていたようでもある。
ただ、やはりというか。
最も被害――傷を負ったのは弓子さんだった。
ここ数日の間ずっと情緒不安定だ。
千鶴さんがなんとか宥めているけど、あまり芳しくない。薬は効くけど乱用できないわけで。真矢ちゃんもなぜ仕事に出た程度でそんなに苦しんでいるの? また会えるよね? という顔をするし、誰も悪くないけど……いや遠因は俺なんだ、罪悪感がすごい。
誰だよやったあとか言ったやつ。
今日も気になって影から盗み聞きしている。調子が戻るまで時間をかけるべきか、怒りの矛先を与えるべきか。それともちゃんと帰ってくると説明するべきか……根拠は示せないけど。
「道生……どこなの、道生……」
少し時間が経つと、弓子さんはいつものように家から出てきた。
今日も灯台に向かうようなので後をつける。
上まで追いかける度胸は……なかった。俺にできたのは、ただ嗚咽と苦しみの声を聴き続けるだけ。
彼女が現実逃避を終えた帰り道、ようやく話しかける決心がついた。
「案子ちゃん……どうしたの?」
「道生さんのこと話したくて」
「え? あっ、うん、そうね、ごめんね。勝手に出て行ったから案子ちゃんも心配してるんだよね? でも大丈夫よ、道生のことだもん。そのうちひょっこり帰ってくるに決まってるんだから。まったく、道生は罪な男だよね。子供にまで慕われてさ」
目元を赤くしたまま、無理に笑顔を作ろうとする姿は悲壮につきる。
「弓子さん」
「そうだ、今から帰るところで丁度よかったわ。今日こそ一緒にご飯を食べましょう? 由紀っぺも呼んでみるのもいいわね」
「弓子さん」
「ああ、でも。ごめんなさい、今日は確か道生が来るんだったわ。知ってる? 道生って意外とピーマンがあの年になっても食べれないのよ。苦いのは嫌いだなんていうんだけど、どうもピーマンじゃなくて成分のクエルシトリンがダメらしいのよね。だから同じ苦いものでもモモルデシンが主成分のゴーヤーは食べれるのよ。面白いわよね」
「弓子さん」
「ちなみに竜宮島のピーマンは苦くない品種改良されていてね、そもそも苦いのはピーマンに香料が含まれていたことが原因だったんだけど……ともかく、道生が来たときのためにわざわざ苦い昔のピーマンを青木のおじさんに作ってもらっているのよ。『うわっ』なんて言いながら舌を出して涙目になるのが可愛いのよ。絶対嫌だって思ってるのに私の前だからって維持張っちゃうの、もっと弄ってあげたくなっちゃうと思わない?」
「弓子さん」
「案子ちゃんは苦手な食べ物とか――――」
「弓子さん!」
「ど、どうしたの? 急に大声なんて出して」
「道生さんを外に行くよう唆したのはオレだよ」
「え?」
「
「何を……」
「弓子さん……道生さんはもう居ないんだよ」
始めは突然の言葉で意味を測りかねていたようだが、やがて言われた意味を理解したのだろう、すごい勢いで表情を変えた。
「あなたねえっ!」
そして振りかぶる掌。
やがて来る痛みに備えて、俺は目をつぶった。
家に帰り、夕食後のテレビを見ていると母さんに話しかけられた。
「浮かない顔ね、案子」
「え? あー、うん………」
「言わなくてもわかるわ。道生のことで弓子と揉めたんでしょう」
「……そうなる」
「あなたって、極端よね。慣れない真似をしてうまくいく方が珍しいのよ」
「うぐ……」
慣れない真似。そう断じてしまえるくらい俺のとった行動はお粗末だった。
怒りの矛先を俺に向けさせる程度で何とかなるくらい、弓子さんの思いは薄っぺらくなかったということ
というか俺は何をしているんだ。自分でもよくわからない行動をとってるなんて馬鹿か?
――――ごめんね。ここで案子ちゃんを
結局、弓子さんは拳を振り下ろすことなく、握りしめるだけだった。
それだけ言うと彼女は去ってしまい、俺もまた追いかける気になれず。
彼女の言葉がひどい図星を突かれたように感じたからだ。
俺は、罪悪感から逃げたかっただけなんだろうか。そのために弓子さんを利用したと?
人間の屑じゃないか。
「道生のことであなたがあれこれ考えることはないわ。あいつは自分で決めてこの島を去った、それだけ」
「でも」
「”でも”もないの。例えあなたが道生の周りをこそこそ探らなくたって、こうなっていたのよ」
「……それは、母さんの差し金?」
「さて、どうかしら」
原作通りならそれはそうだけどさ。
実際にあのラブラブっぷりを間近で見てしまったら……。
「じゃあ、待つしかないの?」
「いいえ、わたしも弓子があのままだと困るの。だから彼女のことはわたしに任せておきなさい」
「……」
「それでも落ち着かないなら、あなたは別にできることを探せばいいんじゃないかしら」
「……うん」
母さんがやるっていうなら任せた方がいいんだろうか。
でも……この世界の道生さんが何も言わずに出ていくような人には見えなかった。
いや、原作のほうでもそうじゃなかったんだろうけど……あの人が結構な恥ずかしがり屋なのは知っての通りで、たぶん渡そうとしたんじゃないのかな。
それを探せば……何かの意味にはなるのだろうか。
あと、ディスクについてだけど……まるで分らなかった。
俺は暗号解読とか情報系の技術をもってないから当然といえば当然なんだけど、まさか暗号化されてるとは思わなんだ。
たぶん助けを借りろってことなんだろうな。自分で解読するにせよ、誰かに頼むにしろ。
1人じゃできないってこういうことか。ほんと、食えない人だ……。
暗号系は、スパイで情報系の得意な母さんや改ざんできる程度に持ってる弓子さんだろうか?
なおのこと道生さんのことが解決してからじゃないとだめだな……。
それと、あの突然現れて突然消えた人。
絶対ミョルニアだろ。なんでこの時期にいるんだよ……この時期は原作も描写があまりないから判断できない。そもそも共鳴核として完成してないはずだから、下手したらミールに情報筒抜けじゃないのか?
それとも、ずっとこの島にいたとか……?
わからんよ。
問題が山積みじゃないか……。
自分もいっぱいいっぱいなのに手を差し伸べようとする竜宮島の人って神的にいい人だから……
オリ主は悔い改めて
我々がオリ主を乗せたいもの
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