今回は試験的に他者視点をいれてみました。
自分でしっくりくるようなら定期的に他者視点を入れていきたいと思っています。
その情報を聞かされたのは「7SEEDS計画」の構成が練れてきて、その中の夏のチームの子供たちを育て上げる施設の建設が始まった頃だった。
「要様! 至急お耳にいれたい情報が」
「どうかしましたか?」
「百舌戸家、並びに日本政府に向かってハッキングが行われ、「7SEEDS計画」の詳細情報、今度立てられる施設のことまで盗み出されてしまいました。」
「なんだって!?」
詳しく聞いてみると、「7SEEDS計画」のほぼ全ての情報がそのハッキングした者に完全に盗まれたというものだった。
「それで、どこの誰がやったことかは分かってるんですよね?」
「いや、それが…」
「まさか何も分かっていないんですか?」
「いえ、決してそのようことは… ですが、その…」
「なんですか! はっきり仰って下さい。」
「名前が残っていたんです」
「名前?」
「そうです。 山翡翠という名前が」
「まさか、ハッカーがわざわざ名前を残すなんてあり得ないですよ。」
「ええ、ですので我々もそれは罠だと見て調査しているんですが…」
「ですが…?」
「それ以外の手掛かりが全く無い状態でして、それで要様に一応報告をしようと。」
「そうですか… 山翡翠という名前に心当たりは?」
「そちらの方でしたら、調査は終わっております。一番怪しい人物でいえば要様と同じ大学に通っている『山翡翠 武司』という人物が怪しいかと。」
「山翡翠? 聞いたことないですね。」
「こちらが、山翡翠の情報です。」
『山翡翠 武司
生年月日〇〇〇〇年 8月31日 乙女座 O型
身長184cm 体重68kg
〇〇大学二回生
大学内の評判では至って平凡
成績もトップクラスというわけでもなく、どの単位も常に平均的。コンピューターに強いという噂も誰も聞いたことがない。
ただ、高校に入学したあたりから渡米回数が異常に増えており何か特別な事をしている可能性がある。 現在調査中
他高校時代の部活動など…etc』
「なんですか? これは? 何も分かってないじゃないですか?」
「そうなんですが…余りにも怪しい所が無さすぎてこれ以上の調査も難しい状況なんです。」
「そうですか…」
(確かに情報を見る限りは特に怪しい部分はないな。
だがそれが逆に怪しい。 何より〇〇大学にいて全ての成績が平均的だと? 〇〇大学はあれでも一流の大学、いわばのその道を志して入学した者も多いはず… その大学で平均的ということは…)
「分かりました。 もう少し調査を続けてください。」
「了解しました。」
(もし新しい情報がなければ… 直接会ってみるしかないな。)
※作中の要さんは基本タメ口ですが、年上には敬語で話していたので今回は敬語にしました。 かなり違和感がありますがご了承下さい。
(敬語で間違えている所があればコメント欄で教えて下さい。)<小声