愛歌を刺した。地の底に落とされそうになったいた佐条綾香を救った。
暗転する世界
拡散する意識
サーヴァントはマスターからの魔力供給がなければ現世に留まることは出来ない。自ら供給源を刺したのだから当然のことだった。
段階的な消滅が始まる。意識があちら側で目覚める気配がない。セイバーは願う。
西暦1991年の東京が救われて、あの幼子から守られるようにと。
(僕は、君を守ると誓った。沙条綾香)
「それならここで終わってしまう道理はないね」
聞き覚えのない男性の声がした。
「セイバー。お前さん、まさかここまで来てあきらめるわけじゃあるまい」
ペルシャの弓兵が鼓舞している。
「世界を救え」
太陽の灼熱を伴って響き渡る。ライダー、強大なる神王
「聖剣を担うセイバー。すべて貴方に託します」
紫水晶の煌めきを忘れる訳が無い。ランサーだ。
大聖杯に潜むものを産み落としてはいけない。
「それに、あれだ。騎士ってのは貴婦人を守るものなんだろう?」
サーヴァントとしての英霊に携わった四肢の感覚がほんの僅かに浮きあがって。
セイバーの肉体は存在していて、左腕には沙条綾香がいた。
己が成すべきことを成す。
救ってみせる。
「十三拘束解放! 円卓議決開始!」
「是は、己より強大なものとの戦いである」 ──承認 ベディヴィエール
「是は、1体1の戦いである」 ──承認 パロミデス
「是は、精霊との戦いではない」 ──承認 ランスロット
「是は、邪悪との戦いである」 ──承認 モードレッド
「是は、私欲なき戦いである」 ── 承認 ギャラハッド
そして、是は、世界を救う戦いである。 ──────承認 アーサー
完全なる真名解放ではなかった。不完全な解放状態であっても聖剣は脅威の力を有して対敵を穿つ。
自分の霊核の割れる音がする。
彼の肉体は聖剣を振り抜いた。
宝具 擬似解放を確認 見事大聖杯を破壊することに成功した。
だが、まだやることが残っている。今ここは、救われた。
「抑止力、僕と契約をしよう」
「僕は、沙条愛歌が起こすことをとめたい。彼女は必ず、違う世界線の中でブリテンの復興を.またこのような惨事を起こす。そんなことあってはならない!」
──────ーそれは名を失うことになったとしても?
「構わない」
僕じゃないアーサー王が生まれ、僕じゃないアーサー王がブリテンを築いて行くことだろう。
──────ー契約は完了した
僕は守護者となり、必ず特異点を生み出す彼女を止める。
──────────────
「召喚に応じ、従い参上した。私はセイバー、君を守り、世界を守る.サーヴァントだ」
この世界を守り、彼女を止める。
──────ー僕はサーヴァントではない
下手っぴですすいません!守護者にアーサー王がなれるわけないのに...申し訳ございません!