CROSS OF WORLD   作:しきん

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どうも、しきんです。
バスターガンダムとカラミティガンダム(どっちもHG)のミキシングがどうにもなかなか進まず悩んでおります。もしかしたら完成したのを本作に出すかもしれませんので、何卒応援よろしくお願いします。


第1話 漂流、そして目覚め

西暦2021年、第二次世界大戦終結から70年余りの時が流れ、この長い平和は永遠に続くと誰もが信じて疑わなかった。だが、そんな人類を未曾有の災厄が襲った。

 

突如、海に現れたそれらは漁船や客船を、まるで海の底に引きずり込むかの如く襲い、人類はそれらを討伐すべく、国連軍艦隊を設立した。

 

だが、それらには従来の兵器では全く歯が立たず、人類は次第に制海権を奪われ、やがてそれらはこう呼ばれるようになった。

 

『深海棲艦』と。

 

それから2年、世界は絶望に包まれていた。そんな時、日本で少女達のある力が目覚めた。

 

その力・・・かつて第二次世界大戦に身を投じた艦の力を持つ少女達は、世界で初めて深海棲艦を倒した。

 

やがて、彼女達は『艦娘』と呼ばれるようになった。

 

艦娘の登場により、人類に希望の光が差したのである。また、兼ねてより研究開発が世界各国で進められていたモビルスーツの本格的な実戦配備がそれに拍車をかけたのだ。

 

そして・・・艦娘の登場から、1年が経とうとしていた。

 

 

4月21日 午前6時21分 日本 横須賀近海

 

そこで、4機のモビルスーツと20機ぐらいはある深海棲艦の戦闘機隊がドッグファイトを繰り広げていた。

 

その4機のモビルスーツは白と紺の2色で彩られており、鷹を思わせるエンブレムが付いている事から、エース部隊である事は想像に難くない。

 

そのエース部隊―――日本国航空自衛隊第4MS小隊『エンデュミオン隊』の隊長であり、『エンデュミオンの鷹』の異名を持つ子安武三等空佐は、愛機であるMTF-01A2『戦雷・壱型乙』を駆り、戦っていた。

 

「おうおう、どうした?そんな程度で、俺達を殺れると思うなよ!」

 

子安は深海棲艦の戦闘機達を睨みながら一気に3機撃ち落とす。

 

『エンデュミオン2、1機撃墜!』

『こちらエンデュミオン3、こっちも1機撃☆墜!』

『こちらエンデュミオン4、2機ぶちのめした』

 

僚機も敵戦闘機を次々と撃墜していく。そして、残りの敵機はあと1機となった。

 

「これでラストだ!残念だったな!」

 

子安は敵機にそう怒鳴ると、躊躇なくトリガーを引いた。戦雷・壱型乙の右手に持たれた23式ビームライフルの銃口からビームが放たれ、吸い込まれるように敵機に直撃、敵機は塵となっていった。

 

「終わったか・・・さーて、こちらエンデュミオン隊、迎撃成功、帰還・・・ん?」

 

子安は、海面に先程全て撃墜した深海棲艦の戦闘機以外に何かが浮いているのを見た。よく見ると、その正体は謎の衣装を身に纏った少女、しかも2人も浮いているのが分かった。

 

『隊長、どうしましたか?』

「お前ら、先に鎮守府に戻れ・・・俺はあれを拾ってから戻る」

『『『り、了解!』』』

 

子安のただ事ではないような剣幕の声に動揺しながら、僚機達は先に鎮守府へと帰還していった。子安はそれを確認すると、少女達の元へ機体をゆっくりと降下させた。幸か不幸か、少女達のすぐ側にモビルスーツが1機置けそうな大きさの岩があった為、そこに着地させ、機体を降りて少女達の元に駆け寄った。

 

「しかしこりゃあ・・・一体、何処の艦娘だ?いや、艦娘だったらヤバいだろ。国連軍仕事しろ」

 

少し胃が痛くなるのを感じながら、子安は目の前で倒れている少女達の正体が艦娘という予測を立てる。だが、それにしてはある筈の艤装が何処にも無く、衣装自体が見た事も無い代物だった為、子安はこの少女達の正体が、艦娘ではない何者かであると言った方がまだ納得が出来るんじゃないかと内心そう思っていた。

 

「それに、まだ息があるか。・・・まあ、流石の深海棲艦の野郎共もこんな謎だらけの仔猫ちゃん達に爆弾巻き付けるような真似はせんだろ・・・」

 

だが、このままのんびりとここで油を売る訳にもいかないので、愚痴るのを止めて愛機のコックピットに少女達を眠りを妨げないように押し込み、鎮守府に帰還した。そして、基地に着くや否や、回収した少女達を即座に医務室へと運ばせた。

 

 

午前7時9分 横須賀鎮守府 医務室

 

「・・・う・・・ん・・・・・・」

 

キアナが目を覚ますと、そこは見知らぬ天井の見慣れない部屋だった。周囲を見回すと、ここが医務室であり、自分がベッドの上に寝かされている事、そして同じ形のベッドが自分のを含めて4つある事から、館内ではなく、ちゃんとした陸の病院なのだろうという予測に行き着くのが無難なところだ。しかし、自分の身体を見てみると、自分が今来ているのは質素な患者服であり、光に飲み込まれて意識を失う直前まで身に着けていたものではなかった。更に周囲を見回してみると、誰かの私物なのだろうか、5人組のアイドルの写真集のようなものを見つけた。

 

「・・・誰?」

 

もちろん、キアナはこんな5人組のアイドルなど聞いた事も無い。まあ、キアナがアイドルに対してそんなに興味を持っていなかったのもあるが・・・。とはいえ、キアナがこの写真集を見て分かったのはこのアイドルや彼女達に関連するものは過去にテレビやラジオから得た情報の中に全く該当しないという事だけだった。それに、先程ここが何処かの病院だという予測はすぐ付いたが、そうなると今度はここが何処かの病院だとすれば、この病院が何処と関わりを持っているのかが気になるところである。もしもここがヨルムンガンドとの関わりが強い病院だとすれば、またあの時に逆戻り、最悪の場合は殺されてしまうだろう。だが、不思議とここが天命組織、ネゲントロピー、ヨルムンガンドとの繋がりが無い、そんな気がするのである。天命の施設でも、ネゲントロピーの施設でも、ヨルムンガンドの施設でもない。だとすれば、ここは・・・

 

「ッ!そうだ、芽衣先輩は!?芽衣先輩は何処なの!?」

 

芽衣の事を思い出し、キアナは自分の目が急激に冴える感覚を覚える。すると、それを待っていたかのように、医務室の扉が突然開かれた。キアナの前に現れたその男性は、20代後半の同年代の女性達のハートを纏めて射抜きそうな美丈夫だった。

 

「どうやら目が覚めたみたいだな。元気そうで何よりだぜ・・・おっと、自己紹介がまだだったな。俺は子安武、日本国航空自衛隊第4MS小隊・・・エンデュミオン隊の隊長だ。まあ、今は防空任務に回っているんだがな。お嬢ちゃんの名前は?」

 

美丈夫の話によると、自分と芽衣は海で漂流していたところを子安武―――今、目の前にいる美丈夫に助けられたらしい。だが、自衛隊など聞いた事が無い。だが、天命、ネゲントロピー、ヨルムンガンド関連の組織ではない事に感謝すると、言って良いのかと思いながら、とりあえず自分も自己紹介する事にした。

 

「・・・天命組織極東支部所属、キアナ・カスラナ。戦乙女です」

 

自分の所属を明かした直後、子安の眉が僅かながらに片方吊り上がった。やはり不味かったかとキアナの額から冷や汗が流れ始めた。

 

「へえ・・・天命、天命ねえ・・・お前ら、天命って組織なんて聞いた事あるか?」

 

子安はいつの間にか来ていた自分の部下に天命を聞いた事があるかと問う。だが、部下達は3人揃って首を傾げ、顔を見合わせているだけで、聞いた事が無いといった様子だった。

 

「・・・そうか・・・・・・で、キアナちゃん?その天命っていうのは、一体何処の組織・・・それか、深海棲艦とどういう関係があるのか?それに、極東・・・東アジアに天命と関係のあるところなんて、俺の知る限りじゃ聞いた事も無いな」

 

今度はキアナが聞いて驚くターンだった。何を隠そう、極東支部は自分が律者に覚醒した時に起こった一連の騒動以前に所属していたところであるし、深海棲艦などというものは見た事も聞いた事も無い。大体、世界規模の影響力を持つといっても過言ではないであろう天命組織を知らないなんてそれこそ有り得ない事なのである。

 

「あの・・・私達は意識を失うまで廃墟に調査する為にそこにいた筈なんですけど・・・私達が目覚めるまでに、何かありましたか?少しだけでも良いんです」

 

すると今度ばかりは子安が驚くターンとなった。

 

「廃墟に調査?おい、ちょっと地図持ってきてくれ」

「はい!」

 

子安の部下の1人が一旦部屋を出て、30秒程経って世界地図を持って戻ってきた。

 

「ええっと、ここの辺りなんですけど・・・」

 

キアナが長空市があった位置を指す。すると、子安と部下3人、医師は目を信じられないと言わんばかりの表情となり、どう考えてもとんでもない事になってきたのを理解した・・・否、理解せざるを得なかった。

 

「な、なあ・・・ここって陝西省だよな・・・なあ、こんなところに調査しに行くような廃墟なんて聞いた事あるか・・・?」

「いえ、聞いた事はありませんが・・・でも、廃墟自体なら空き家とかぐらいのボロ家ならあると思いますよ・・・というか、ボロ家なんて大都市以外なら必ず1軒くらいはあります」

「そうか・・・中国政府か国連軍なら何か知っているかも・・・」

 

キアナは子安達の話を途中から聞くのを止め、1人今まで得た情報を基に推察していた。子安含む目の前にいる全員がまるで長空市を全く知らないようだし、先程聞いた深海棲艦など聞いた事は無い。新たな崩壊獣が現れたのならともかく、今度はその出所ないし自衛隊等の矛盾が生まれてしまう。

 

「・・・おい、嬢ちゃん。ちょっと話を聞かせてもらうぜ」

 

子安のその言葉に、嘘や黙秘は許さんと釘を刺されるような感覚を覚えたが、自分も彼から少しだけでも情報を聞いておきたいのもまた事実。キアナは決心して話し合いに応じた。

 

 

数分後

 

「崩壊に天命組織、戦乙女に律者か・・・」

「深海棲艦に太平洋決戦、艦娘にモビルスーツ・・・!?」

 

互いが互いから齎された信じられない情報を山彦よろしくぼつりと呟く。そしてそのどちらもが全くの事実なのである。

 

話の途中で隣の医務室担当の看護スタッフから一緒に救出したもう1人の戦乙女・・・芽衣が目を覚ました―――彼女の苗字を聞いた瞬間、キアナとその看護スタッフ以外全員が噴出した―――と聞き、キアナと子安はその医務室に移動し、子安が彼女にも話を聞くと同じ反応で同じ返答が返ってきた為、盛大に机に突っ伏して「なんてこった・・・」と嘆いた。なお、3人以外の事の一部始終に立ち会った者達は全員この2部屋を通る廊下でバリケードを張っている。

 

「・・・それで、お嬢ちゃん達は一応とはいえ、天命組織に所属する戦乙女っていう戦闘員をやっていた、ってか」

「はい。もっとも、長空市で気絶するまで2人で盛大に大ゲンカしてたんですけどね・・・」

 

結果はこの通り、と言ったところで芽衣がキアナの患者服の袖にしがみ付き、今にも泣きそうな・・・そして困惑しきった表情で声を出す。

 

「キアナちゃん、どういう事・・・?」

(こ、困ったなあ・・・私、芽衣先輩より一つ年下なんだけど・・・・・・)

 

流石の芽衣もこの状況に戸惑いを隠せず、共に冷や汗をかいている子安とキアナも遂にある事実に行き着いたのではあるが、芽衣のこの惨状(?)を前にしてそれをなかなか言えずにいた。

 

「けどな・・・人類の脅威として見られているのは現状としちゃ、深海棲艦だけだし、崩壊やら崩壊エネルギーやらなんてもんは聞いた事ないぜ。というか、そもそもそんな代物が存在して、しかも5万年くらい前から確認されていたとすりゃ、世界中の科学者が大パニックになって、キリスト教の信者達がこの世の終わりだとか再臨だとか叫びまくるんじゃないか?そんでネゲントロピーってところが造って運用しているっていう4~5m級の機動兵器だが、航空自衛隊や陸上自衛隊・・・いや、世界中で運用されているモビルスーツは18m前後のが殆どで、そんなにちっこいもんじゃない。終いにゃ、その動力は殆ど場合が崩壊炉ってやつじゃなくてバッテリーだ。試作機の中にはガスタービンで動く代物もあるって話だが、コスト面じゃ、バッテリーに負ける。こうも食い違うと、恐怖や困惑通り越して呆れ返っちまう」

 

ちなみに、先程子安、キアナ、芽衣の3人以外の全員はこの医務室2部屋を通る廊下でバリケードを張っていると言ったが、その理由はキアナ達から得られた情報があまりにも荒唐無稽で俄かには信じ難いものだったのが3割、そして残りの7割が奇しくも芽衣にあったのである。

 

「・・・とは言ってもな、芽衣ちゃんの苗字を聞いた時、キアナちゃんの話よりも質の悪いドッキリに嵌められたような気分になったぜ。雷電なんて、下手すりゃぷらずまの新たな犠牲者になりかねんだろww」

「芽衣先輩は関係無いでしょ!?幾らなんでもそこまで酷く言われたら怒るから!!」

「お、おう・・・すまんすまん・・・・・・」

 

あの時思っていたのと違う意味とはいえ、天地がひっくり返るような現象に本当に巻き込まれたという事実を認めたくないが故に、子安の巧みな話題逸らし(!?)テクニックにキアナは怒りを露にする。子安はやりすぎたかと謝るが、芽衣の様子を見ると、これが最善だと速攻で判断したし、こうする他無かったのが一番の理由と言っても良いだろう。

 

「失礼するよ」

 

その空気に新たな風を吹き込んだのは、医務室に入って来た新たな人物だった。

 

「か、鹿島総理!?」

「子安三佐、恐らく彼女達は異世界から来たのだろう」

 

キアナと芽衣は、入って来たその男に目を向ける。そこにはやや長めな黒髪の子安に負けないくらいの男性がいたのだ。

 

「先程、彼女達が持っていた物を一式見たよ。仮に彼女達が艦娘だとしても、あれらの中に混じっていた剣以外に武器は無かった。鎧のような物もあったのはあったが、ふつうに考えても、深海棲艦の攻撃が直撃したら防ぎきれるかどうか不安だね。それなら、艤装を盾にするか、避けた方がまだ安全だろう。衣服にも触れてみて分かったのは肌触りもこれまた従来の物とは違う。ここまで来れば、何処かの艦娘か深海棲艦のスパイと考えるより、異世界から来たと断定する方が納得が行くよ」

「・・・それで、総理は彼女達が帰る方法は何かあるとお思いで?」

「フフフ・・・私は超常現象にはそこまで詳しくないから、そこまでは分からんよ。ただ、彼女達にとって残酷な事を言うようではあるが、彼女の話が事実だとすれば、このまま帰らない方が彼女達にとって、幸せではないかな?」

 

鹿島という、総理と呼ばれている事から国のトップなのだろうこの男は帰る事が出来る可能性についてバッサリと切り捨てる。その言葉に芽衣は俯き、キアナも一瞬その言葉に怒りを覚えたものの、すぐに納得した。元の世界に戻ったとしても、その世界を救う事が出来ても滅んでしまっても、その後の自分達の行き着く先は己の身が朽ちる様ただ一つであるという事は変わらない。自分は世界を救う為ならば死んでも良かったのだが、天が自分がそういう形で死ぬ定めではないと自分と芽衣にあの超常現象を以て告げたのではないかと不思議とそう思い、納得出来るような気がしたのである。戦乙女として、もう充分使命を果たしたのだという事も含めて。

 

「では・・・戦乙女という戦闘員である彼女達も深海棲艦との戦いに送り込む、と?」

「いや、正直に言って、彼女達はこの世界に住処どころか身内すらいない。戦い云々以前に、まずは衣食住と職を得なければ生きて行く事は出来ないだろうね。尤も、職については私の友人が成子坂重工社長を務めているから、そこに就職するのが一番手っ取り早いかもしれない」

 

どうやら鹿島の友人はとある企業の社長なのらしい。訳ありでないならば、とりあえずは大丈夫だろう。

 

「どうするの、キアナちゃん・・・?」

 

芽衣はまるで親からはぐれてしまった子供のように袖を掴みながらキアナにそう聞く。とは言っても、今の現状では、このまま自衛隊に入るというのも気が引ける。

 

「軍に入る以外に方法はありますか?」

「うむ、さっき言った通り、私の友人は成子坂重工という企業の社長で、そこに就職するのが一番手っ取り早い方法だと思う。それなら、身元引受人も私か彼がなる事になるから、一番安全でもあるだろう」

 

鹿島の言葉に、キアナは芽衣の方を見る。今の芽衣には、かつての精気が無く、自分が少しでも目を離したら暴走しかねない。瞳にも光が宿っていないようにも見え、これだけでも不安に思えてくる。

 

「・・・分かりました。成子坂重工に入ります」

 

キアナ1人であれば、自衛隊とやらに入っても何ら問題は無いだろうが、芽衣がこんな状態では、戦闘に関わらない方が最善の策だろう。それにそもそもこの世界で手に入れた情報があまりにも少なすぎる。故にキアナは自衛隊入りを捨てたのである。

 

「心配する事は無いよ。最初の1ヶ月は私がこの世界について教えるし、成子坂重工では必要になってくるだろうモビルスーツの操縦については私から彼に頼んでおこう。成子坂は日本のモビルスーツ開発に携わる企業で、モビルスーツの性能テストを行う事もあるが、余程の事が無い限りは実戦に出る事は無いから、これについては私が保証しよう。ああ、そうだ。念の為、偽名を考えておいた方が良いと思うよ。強制はしないから、使うかどうかは君達次第、と言っておこうかな」

 

その言葉を聞き、キアナは頷いた。

 

時に2024年4月21日、キアナ・カスラナと雷電芽衣は自らの知る世界とは異なる世界で生きる事となった。




うーん、やっぱり崩壊3rdはハッピーエンドで終わってほしいですね・・・。でないと、キアナ達が頑張って来た意味が解らなくなってしまいますよ、本当。といっても、艦娘が深海棲艦と戦っている世界(モビルスーツ付き)もこれはこれでかなりヤバそうなんですけどね・・・。

次回予告

遂に平和な生活を取り戻したキアナと芽衣。だが、その矢先に待ち受けていたのはなんと深海棲艦による空襲だった。果たしてキアナと芽衣は生き延びる事が出来るか。

次回『自由と鷲』

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