スマイルプリキュア~復活のバッドエンド~ 作:aptx4869
バッドエンド王国の世界はもはや破滅寸前の状態になっていた。プリキュアに倒されたピエーロもこの世のものではなく、バッドエンド王国も生物のいない小さな世界になっていた。しかし、バッドエナジーの小さな欠片が残っていた。その小さな欠片から暗黒の光がたちこめて、ある人物が現れた。それは傷だらけになったジョーカーの姿であった。
ジョーカー「バンドエンド王国もこれで終わりなのでしょうか・・・」
そう呟きながらジョーカーは立ち上がった。今のジョーカーの体ではプリキュアに勝つどころか、戦う力すら失っていた。そんなジョーカーの前に現れたのは皇帝ピエーロの影であった。皇帝ピエーロはジョーカーに向かって「もう一度、バッドエンド王国を復活させるのだ」と大きな声で叫んだ。
ジョーカー「お久しぶりですピエーロ様。もう一度といっても、私にはもう戦う力すら残っていません」
皇帝ピエーロ「私が持つ全ての力をお前に託す。それで戦う力を取り戻して、人間どもからバッドエナジーを奪い取るのだ。そしてバッドエンド王国を復活させのだ」
ジョーカー「わたくしにピエーロ様の力をいただけるのでしょうか?」
皇帝ピエーロ「その通りだ。そして、お前がこのバッドエンド王国の神となるのだ」
ジョーカーはニヤリと微笑み「かしこまりました」と言った。皇帝ピエーロは暗黒の力をジョーカーに注いでいった。
皇帝ピエーロ「今度はプリキュアの力までも奪いとってしまうのだ。そして人間どもからバッドエナジーを奪いとって完全形態となればお前はバッドエンドゴッドとなれるだろう」
そういうと皇帝ピエーロはそのまま姿を消していった。皇帝ピエーロの力を吸収したジョーカーの顔は暗黒の色と化した。
ジョーカーはニヤリと微笑みながら「す、素晴らしい力ですね。これならプリキュアなんてもはや敵ではありませんね」
バッドエンドゴッドを目指すピエールはまずプリキュアの力を奪い取るためにメルヘンランドへ向かった。今回の目的はメルヘンランドのバッドエナジーではなく、あくまでプリキュアの力を奪い取ることであった。メルヘンランドに現れたジョーカーの姿をみた妖精達は「なんだなんだ」と騒いで逃げだした。ジョーカーはそんな妖精達は無視をしてすぐにロイヤルキャンディの元へ向かった。ロイヤルキャンディは今やメルヘンランドの女王でもあり、プリキュアの力を握る存在でもあった。ジョーカーはロイヤルキャンディの前に行った。
ジョーカー「お久しぶりですねえ」
そう言うとジョーカーはニヤリと微笑みながら右手を広げた。
ロイヤルキャンディ「なぜジョーカーが復活してるクル?」
ロイヤルキャンディがそう言った瞬間、ジョーカーの右手から発せられた紫の光を浴びた。
ロイヤルキャンディ「ち、力が吸い込まれていくクル!!」
しかしロイヤルキャンディは何も抵抗することができなかった。ジョーカーはロイヤルキャンディの力を吸収し終えるとジョーカーは不気味な笑みを浮かべて「これでプリキュアの力まで私のものになりました。フフフ・・・もうここに用事はありません。バッドエンド王国の復活に期待していてください」
ジョーカーはそう言って姿を消した。
ポップが急いでキャンディのところに現れた。
ポップ「キャンディ、大丈夫でござるか?」
キャンディ「大丈夫クル。それより早くこのことをみゆき達に伝えるくる」
ポップ「それにしてもあれほどパワーアップしたジョーカーが復活するとは困ったでござる。今のプリキュアではかなわない相手でござる」
キャンディ「おそらくジョーカーはバッドエナジーを集めるために人間の世界へ行ったクル」
そう言ってキャンディは椅子から立ち上がった。
ポップ「拙者がみゆき殿たちに伝えてくるでござる。キャンディはここでおとなしくまってるでござる」
キャンディ「キャンディも一緒に行ってみゆき達の力になるクル!」
ポップ「キャンディはメルヘンランドの女王。危険なところへ連れていけないでござる」
キャンディ「それでもキャンディはみゆき達のところへ行くクル!」
キャンディはポップの目を見ながら強くそう言った。
ポップ「わかったでござる。しかし、危険を感じた時は必ず逃げるでござるよ」
ポップとキャンディはすぐに本の中に入って人間界へ向かった。