スマイルプリキュア~復活のバッドエンド~ 作:aptx4869
時の空間ではキュアハッピーとキュアビューティは既にプリキュアの限界を超えた力を手に入れていた。
キュアハッピー「これでプリキュアの限界を超えることができたね。もう何倍も強くなった。思ったより半分の日にちで身に着けることができたね」
キュアビューティ「たしかにプリキュアの限界を超える力を手に入れることはできました。さらにここからパワーアップすることも可能です。しかし、これではこの先に進めません。これが限界ということになります」
キュアハッピー「でも、プリキュアの限界は超えることができたんだよ。これだときっとジョーカーに勝てると思うよ。ビューティは何か不安があるの?」
キュアビューティは難しい表情をした。
キュアビューティ「もし、ジョーカーがこれ以上の力を手に入れていれば、わたくし達に勝ち目はありません。それにこれ以上パワーアップして戦えば体の負担も激しくなってこちらもダメージを受けてしまいますので使い物になりません。やはり最初にパワーアップしたプリキュアの状態が一番ベストだと思うのです」
キュアハッピー「なるほど。だとすればビューティはどうすればいいと思うの?」
キュアビューティ「それなのですが、日常でもプリキュアで最初に光ってパワーアップした状態が当たり前のようにいれるようにしましょう。そこから別の道でプリキュアの限界を超えるトレーニングをします。今までわたし達はパワーアップに気をとられすぎていたように思います」
キュアハッピー「じゃあプリキュアに変身してパワーアップして光ったままの状態でずっといるってことだよね」
キュアビューティ「そうです。あと半分の日数がありますので、まずはその状態に慣れることに時間を使いましょう。もちろん、プリキュアに変身していなくても光ったままの状態でいれるようにトレーニングしましょう」
キュアハッピー「わかった。ビューティは頭がいいから信じてやってみるよ!」
キュアハッピーは目を輝かせていた。
キュアビューティ「最初からやり直しになりますが、プリキュアの限界を超えるにはこれが一番の近道のように思います」
キュアハッピー「でもこれって大きな賭けになっちゃうよね?」
キュアハッピーは少し心配そうな表情になった。
キュアビューティ「そうですね。しかし、もうこれ以外の手段はありません」
キュアハッピーとキュアビューティは基本からトレーニングし直すことにした。
一方、キュアマーチとジョーカーは互角に攻撃しあっていた。
ジョーカー「フフフフ・・・そろそろタイムリミットのようですね。キュアマーチさん、それではわたしに勝つことはできませんよ」
ジョーカーは笑みを浮かべながらそう言った。
キュアマーチ「負け惜しみを言うな!それならこれをくらえ!」
そう叫んでキュアマーチはマーチシュートインパクトを放った。凄まじいパワーをもった緑の光がジョーカーに直撃して辺りが煙に覆われた。キュアマーチは「はぁ、はぁ、はぁ・・・」と息を切らしながらその場で膝をついた。煙の中から無傷のジョーカーの姿が現れた。
ジョーカー「キュアマーチさん、そろそろ限界なのではないですか?」
キュアマーチは「くっ」と呟きながら地面に手をついた。
ジョーカー「キュアマーチさん、あなたのパワーが徐々に落ちていってることにわたしが気づいてないと思っていましたか?あなたはわたしにダメージを与えると引き換えに自分もダメージを受けていたんでしょう。もうあなたの体はボロボロになっているじゃないですか」
キュアマーチは「うぅっ」と言いながら立ち上がった。
ジョーカー「あなたにもがっかりしましたよキュアマーチさん。わたしに勝つといいながら自分のダメージと引き換えにパワーに頼って攻撃してくるとは愚かな人です」
ジョーカーは笑いながらそう言った。キュアマーチはプリキュアの変身がとけて緑川なおの姿に戻った。そして緑川なおは「わたしの完敗だ。もう好きにしろ」と言った。ジョーカーは「フフフフ・・・そうですね・・・」と言った。
遠くに逃げたキュアピースはキュアマーチとジョーカーの辺りが静まり返ったのを感じて「あれ?静かになったね。もしかしてキュアマーチが勝ったのかな?」と呟いた。日野あかねは「ち、ちがう。きっとマーチが負けたんや」と言った。日野あかねの言葉を聞いた黄瀬やよいはかなり心配した表情で「そ、そんな・・・」と呟いた。
ジョーカーは緑川なおのほうを見ながら「それにしてもあなた達のパワーアップには驚きましたよ。一体、何をしたのですか?」と質問した。緑川なおは黙って何も言わない。さらにジョーカーは「それは言えませんか。ではキュアハッピーさんとキュアビューティさんもあなた達と同じくらいパワーアップしているのでしょうか?」と質問した。
緑川なお「あの二人はわたし達よりさらにパワーアップしてるはずだ!そしてジョーカー、あなたよりもだ!」
ジョーカー「ほほう・・・それは楽しみですね。フフフフ・・・では、大サービスです。明日の朝、プリキュア全員でここに来てください」
緑川なお「プリキュア全員に何をするつもりだ?」
ジョーカー「神となったわたしがプリキュア達に神罰を下してあげましょう。せいぜいプリキュア全員でわたしにかかってきて楽しませてください」
緑川なお「最後に聞きたいことがある。ジョーカー、最終目的は何だ?世界をバッドエンドにすることか?」
ジョーカー「それもそうですね。しかし神となったわたしにとって世界をバッドエンドにするというより、全てが絶望に満ちた世界にすることが目的といえばいいでしょうか。そのうちメルヘンランドの妖精達も絶望することでしょう。あなた達プリキュアも今夜一晩、そんな絶望の世界になる恐怖を味わうといいでしょう。では明日を楽しみにしていますよ。フハハハハッ」
そして大笑いしながらジョーカーは空に飛んでトランプを広げて姿を消した。