スマイルプリキュア~復活のバッドエンド~ 作:aptx4869
ジョーカーが去っていき、キュアピースと日野あかねは緑川なおのところへ戻っていった。緑川なおは下を向きながら落ち込んでいる表情をしていた。キュアピースは黄瀬やよいに戻って「なおちゃん!」と声をかけた。日野あかねは体力が少し回復して立てるようになっていたので、緑川なおの隣へ歩いていった。
日野あかね「なお、ジョーカーはどこ行ったんや?」
緑川なお「それはわからない。それにしても、あかね、ごめん。わたしはあかねの力を超えたと思っていた。でも、あかねもあのパワーアップができたんだね?でもあえてしなかった・・・」
日野あかね「まあそうやけど、そんなことはもうええんよ。それより、ジョーカーをバッドエンドゴッドにしたのはうちのせいや。うちがさっさとジョーカーにトドメをさせへんかったからや」
日野あかねはそんな自分を責めながら暗い表情をした。
緑川なお「あかねだけのせいじゃない。だからそんなに自分を責めなくてもいいんだよ。それよりジョーカーが明日の朝、ここにプリキュア全員を連れてこいと言ってたんだ」
日野あかね「とにかくこれからどないするかが問題やな」
しばらく日野あかねは考え込んでいた。そんな二人の話を聞いていた黄瀬やよいは「ひとまず不思議図書館へ戻らない?」と言った。日野あかねは「せやな」と言い、緑川なおも「そうだね」と言った。すると上空から本が飛んできて、ポップが本から出てきた。
ポップ「お二人とも、よく頑張ったでござる。とにかく不思議図書館へ戻るでござる」
黄瀬やよい、日野あかね、緑川なおの三人はポップが開いている本の中へ入って行った。
不思議図書館に戻った日野あかねと緑川なおはキャンディからヒーリングを受けて傷と体力を回復させた。
日野あかね「うち、もう一回、時の空間でトレーニングするわ。明日の朝までにはまだ時間は十分にあるやろ」
ポップ「そうでござるか・・・次はやよい殿が入る番でござるが、一人で入るのでござるか?」
黄瀬やよい「わたし、一人でも頑張るよ!」
それを聞いた緑川なおは何かを考えていたそして、
緑川なお「やよい、わたしが一緒に入るよ。一人より先にプリキュアの限界を超えたわたしが入ってやよいに教えたほうが早いと思う」
それを聞いた黄瀬やよいは申し訳なさそうな表情をした。
黄瀬やよい「それだとなおちゃんのトレーニングに迷惑かけるんじゃない?わたし、一人でも大丈夫だよ」
緑川なお「そんなこと気にしないでいいよ。最初だけ大変だと思うけどね。それに、わたしも基本からトレーニングし直すつもりだから」
それを聞いていたポップは話をまとめた。
ポップ「では、みゆき殿とれいか殿が出てきたら、次はやよい殿となお殿が入るでござるな」
日野あかね「じゃあその次にうちが一人で入ってトレーニングし直すわ」
ポップ「あかね殿となお殿は一度入ってござるので、時間に気をつけるでござるよ」
そろそろ星空みゆきと青木れいかが時の本に入って3時間になる。
日野あかね「それにしてもみゆきとれいかが戻ってくるのはもうすぐやな」
ポップ「あと15分ほどといったところでござろうか」
緑川なお「あの二人もプリキュアの限界を超えて戻ってくるのかな?」
緑川なおは不安げな表情でそう言った。黄瀬やよいも不安げな表情になっている。
黄瀬やよい「それより、わたしなんかがプリキュアの限界を超えられるのかなあ?」
それから5分ほど経つと時の本が光った。みんな時の本のほうを見た。すると星空みゆきと青木れいかが本の中から出てきた。
キャンディ「二人ともおかえりクル!」
時の空間の本からでてきた星空みゆきはピンク色に光り輝いていて、青木れいかは水色に光り輝いていた。
日野あかね「なんや、あとまだ10分もあるのにもう戻ってきたんか。それより、プリキュアに変身もしてないのに、なんで二人とも光ってられるねん?」
星空みゆき「ただいま・・・お腹すいたよ~何か美味しいものが食べたいよぉ~」
日野あかね「みゆき、帰ってきた最初の一言目がそれかい!」
日野あかねは星空みゆきにツッコミを入れた。
星空みゆき「だって、時の空間の中には栄養食と水だけで、お菓子もジュースもなかったんだよ~」
星空みゆきはへこたれた声でそう言った。
日野あかね「せやな。わかったわ。だったらうちが美味しいお好み焼き作ったるわ!」
星空みゆき「お好み焼き食べたい!!!」
青木れいかは日野あかねのほうを見た。
青木れいか「ところでジョーカーはどうなりましたか?」
日野あかねと緑川なおはジョーカーがバッドエンドゴッドになって敗北したことなど事情を説明した。事情を聞いた星空みゆきは「大変だったんだね」と言った。青木れいかは冷静に「そうですか。なってしまったものは仕方ありませんね」と言った。
緑川なお「それよりさっき、あかねが聞いてたけど、二人ともどうしてプリキュアに変身もしていないのに光ったままでいられるの?」
青木れいか「そういうトレーニングをしてきました」
緑川なお「普通の状態でパワーアップするトレーニングをしたんだ?だったらプリキュアに変身した時にはさらにパワーアップしているってことなんだね!?」
緑川なおはそうだと思うと驚いていた。それを聞いた日野あかねは緑川なおのほうを見た。
日野あかね「なお、そうやないと思う。たぶん、パワーアップが目的やなくてこの状態でいることに慣らしておけば、プリキュアの限界をさらに超えることができるかもしれんな。よー考えたわ」
緑川なお「そうだった・・・パワーアップだけに頼ってしまうとさっきのわたしのようになってしまう」
青木れいか「そういうことです。わたしとみゆきさんはもう時の空間に入りませんが、三人はもう一度入ってトレーニングしたほうがいいでしょう」
そこにポップが焦りながら「もうあまり時間がないでござるので、やよい殿となお殿、時の空間へ入ってがんばってきてほしいでござる」と言った。
黄瀬やよいと緑川なおは「わかった。がんばってくる」と言って、時の空間の本の中へ入っていった。
星空みゆき「二人ともがんばってきてね!」
日野あかね「ポップ、お好み焼きを作る材料と調理器具ってここに用意できるか?」
ポップ「では、すぐに集めてくるでござる」
日野あかね「みゆきが戦う前に飢え死にしよるから、うちが美味しいお好み焼き食わせたるわ。れいかも一緒に食べや!」
それを聞いた星空みゆきと青木れいかは「うん!」と言った。