スマイルプリキュア~復活のバッドエンド~ 作:aptx4869
ジョーカーが現れた場所に着くと上空は真っ黒の渦になった雲に覆われていた。ここは昨日、キュアサニーとキュアマーチがジョーカーと戦った場所であったが、既にバッドエンドの世界になっていた。辺りを見た星空みゆきが「ここも不気味な世界になってしまったんだね」と呟いた。
日野あかね「ポップとキャンディはうちらから離れときや」
それを聞いたポップとキャンディは後ろに走っていき、大きな岩陰に隠れた。そして上空にバッドエンドゴッドに変身したジョーカーの姿があった。ジョーカーはニヤリと笑いながらプリキュアのほうを見た。
ジョーカー「これはこれはプリキュアのみなさん。お揃いで来ていただけたのですねえー。妖精さん達まで本当にありがとうございます」
変化したジョーカーの姿をみた星空みゆきは「あれがバッドエンドゴッドになったジョーカーなの?不気味な姿になってる」と呟いた。
ジョーカー「プリキュアのみなさん、わざわざ神の裁きを受けにこられるなんて、本当にお馬鹿さんですねえ」
それを聞いた日野あかねが「何が神や!この化け物が!」と叫んだ。青木れいかは冷静に「みなさん、まずはプリキュアに変身しましょう」と言った。
みんなスマイルパクトを取り出して「プリキュア、スマイルチャージ!キラキラ輝く未来の光! キュアハッピー!太陽サンサン熱血パワー! キュアサニー!ピカピカぴかりんじゃんけんポン♪ キュアピース!勇気リンリン直球勝負!キュアマーチ!しんしんと降りつもる清き心!キュアビューティ!5つの光が導く未来!輝け!スマイルプリキュア!」とプリキュアに変身した。
ジョーカー「フハハハハッ!神罰を受けにこられたお馬鹿さん達のために、とっておきのものを用意してきました」
あざけ笑いながらそういって言ってジョーカーは大きな紫の玉を取り出した。そしてその玉を持った手をあげて「出でよ!ゴッドアカンベェ!!」と叫ぶとどこかで見たことのあるアカンベェが現れた。それを見たキュアハッピーが「あれはピエーロ!!」と大きな声で言った。キュアサニーも「ほんまや!あれ、ピエーロやん!」と驚きながら言った。
ジョーカー「フフフフ・・・そうです。ピエーロ様ですよ。しかも何倍にもパワーアップしたピエーロ様をわたしが召喚したのです」
キュアビューティ「ハッピーさんは下がって見ていてください。サニー、ピース、マーチ、三人はこのピエーロをお願いします。わたくしはジョーカーと戦います!」
キュアサニー「わかった!ピエーロはまかせとき!ピース、マーチいくで!」
そう言ってキュアサニーとキュアピース、キュアマーチはピエーロに向かって攻撃をはじめた。キュアビューティはジョーカーのところへ飛んでいった。
キュアビューティ「あなたのお相手はわたくしがします」
そうジョーカーに向かって言うとキュアビューティは氷の剣を出した。
ジョーカー「昨日、全くわたしにかなわなかったくせに、あなた本当に面白いですねえ」
ジョーカーは笑いながらそう言った。
キュアビューティは「昨日のわたくしとは違うのです!」と言って氷の剣を振りかざした。そしてキュアビューティはジョーカーに攻撃をしはじめた。
一方、キュアサニーとキュアピース、キュアマーチは召喚されたピエーロと戦っているが、まずは「アッカンベェ」というピエーロの声とともに、キュアピースが顔面にパンチをくらって地面に叩きつけられた。キュアサニーはピエーロの攻撃をかわしながらもパンチやキックを連続してくらわせている。ピエーロの背後からキュアマーチもパンチやキックを連続してくらわせている。しかし、ピエーロの反撃も凄まじかった。キュアサニーも腹部にピエーロのキックをくらって地面に叩きつけられた。そしてキュアマーチも回し蹴りをくらって岩の壁まで吹っ飛ばされてしまった。キュアサニーは「あのピエーロ強いで!」と言って立ち上がった。キュアピースも立ち上がって「本当に強い!」と呟いた。キュアマーチもすぐに飛んでいき、ピエーロにパンチやキックの連続をくらわせていった。
ピエーロと戦っている三人のプリキュアをチラリとみながらキュアビューティと戦っているジョーカーは「何をしたのか知りませんが、あの二人、昨日よりパワーアップしているようですね。それにあなたも!」と言った。キュアビューティは「昨日のわたくし達とは違うのです」といって氷の剣でジョーカーを攻撃し続けた。
ジョーカー「フフフフ・・・キュアビューティさん、あなたと戦っていると楽しいですよ。ゾクゾクしてきましたよー」
ジョーカーは不気味な笑みを浮かべながらキュアビューティに言った。ジョーカーとキュアビューティはほぼ互角の強さであるかのように戦っている。キュアビューティは氷の剣を振り回しながらジョーカーの腹部に蹴りを入れた。ジョーカーは少し吹っ飛んでいったが、あまりダメージを受けていないようだ。そしてジョーカーは反撃をはじめて、パンチやキックの連続して、ときどきキュアビューティの体にあたっていた。
ジョーカー「キュアビューティさん、あなたと戦うのは何度目でしょうか。本当に縁がありますねえ。あなたと戦っていると本当に楽しいですよー」
ジョーカーはかなり余裕がある表情しながらキュアビューティの攻撃をうけていた。
他の四人が戦ってる姿をただ見ているだけのキュアハッピーは落ち着かなかった。
キュアハッピー「わたしも早くみんなと戦いたい!でもビューティのことを信じて今はただ見てるだけじゃないとダメなの?」
そんなキュアハッピーを見ていたキャンディはキュアハッピーの目を見た。
キャンディ「ハッピー、ビューティを信じるクル!」
キュアハッピー「うん。でも・・・」
ポップ「ハッピー殿、ビューティには何か作戦があるのでござろう。今は我慢するでござる」
キュアハッピー「そうなんだけど、ビューティの言ってた最終手段ってなんだろう?」
キュアハッピーはキュアビューティが何を考えているのか全くわからなかった。
ピエーロと戦っているキュアサニーとキュアピース、キュアマーチはそれぞれ攻撃し続けているが、なかなかピエーロを倒すことができない。キュアサニーは「こいつ強いくせにしつこいやつやなー」と言いながら攻撃している。キュアピースは「プリキュア、ピースサンダーハリケーン」と叫んで雷をピエーロに放った。ピエーロは雷でダメージを少し受けたようだが、すぐに起き上がってキュアピースの顔面にパンチをくらわせた。キュアピースは吹っ飛んでいき、岩の壁にぶつかった。キュアマーチは「ピース、大丈夫?」といったが、キュアピースは息を切らしながら「大丈夫だよ」と言った。キュアマーチはキュアピースをかばうようにピエーロを攻撃した。ピエーロは集中してキュアピースを攻撃しようとしている。キュアマーチは「プリキュア、マーチシュートインパクト!」と叫んで、エメラルドグリーンに輝く炎の玉をいくつもピエーロに向かって蹴った。エメラルドグリーンの玉はいくつかピエーロに直撃してピエーロが倒れた。キュアマーチは少し息を切らして地面に立った。するとピエーロもすぐに立ち上がってキュアピースに向かって紫色に輝いたエネルギー弾を放った。キュアサニーは「ピースあぶない!」と言って紫色のエネルギー弾を手で受け止めた。その瞬間、ピエーロはもう一発の紫色に輝いたエネルギー弾をキュアピースに向かって放った。キュアマーチが急いでエネルギー弾を受け止めようとしたが間に合わず、キュアピースに直撃してしまった。キュアピースは「キャーッ」といって地面に倒れた。キュアサニーとキュアマーチは「ピース!!!」と叫んだ。それを見ていたキュアハッピーが「わたしがピースを助けに行ってくる!」といって飛んでいった。
ピエーロのほうを見ていたジョーカーがキュアビューティと戦いながらニヤリと笑った。
ジョーカー「おやおや、キュアピースさんがやられちゃったようですねえ」
ジョーカーは笑いながらキュアビューティと戦っていた。キュアビューティは「ピース・・・」と呟きながらもジョーカーに攻撃し続けていた。
ジョーカー「どうやらわたしが召喚したピエーロ様はキュアサニーさんとキュアマーチさんのお二人の攻撃でやっと互角のようですねえ」
キュアビューティ「そんなことありません!プリキュアの力はあなたが思ってる以上なのです!」
キュアビューティは強くそう言いながらジョーカーの体に氷の剣を当てた。
ジョーカー「今のは少し痛かったですよ。それにしても本当に楽しいですよ。キュアビューティさん!」
そう言ってジョーカーはキュアビューティに反撃していった。
キュアハッピーはキュアピースのところへ行ってキュアピースを抱きかかえた。
キュアサニー「ハッピー、ピースを頼むわ。ここはうちらにまかせとき!」
キュアマーチ「ハッピー、ここはいいから早くピースをキャンディのところへ!」
キュアハッピー「うん!」
キュアハッピーは急いでキャンディのところへ飛んでいった。そしてハッピーはキャンディの前にピースをおろした。
キュアハッピー「キャンディ、ピースにヒーリングしてあげて!」
キャンディ「わかったクル!」
キャンディはキュアピースにヒーリングをした。するとみるみるうちにキュアピースの傷が回復していった。回復したキュアピースは「あのピエーロ、本当に強い・・・」と小声で言った。キュアハッピーは「ピース、無理しないで!」と言ったが、キュアピースは「でも、まだわたしもがんばるの!」と強く言ってピエールのほうへ飛んでいった。
キュアサニーは「このピエーロはほんましつこいなあ。じゃあこれでどうや!」と言って「はぁーーーーーーー」っと気合を入れはじめた。そしてキュアサニーの体はさらに赤く輝きパワーアップして「プリキュア、サニーファイヤーバーニング!!!」と叫んで強烈な炎の玉を宙にあげた。そしてその炎の玉をピエールに向かってアタックした。強烈な炎の玉がピエールに直撃した。さすがのピエールもかなりのダメージを受けたようで地面に倒れた。キュアマーチは「やったか!?」と言った。戻ってきたキュアピースも「ピエーロを倒したの?」と言った。ところがピエーロは「ア・・・アッカンベェ」といって起き上がった。キュアサニーは「こいつ不死身なんか!?」と思わず声を発した。
ジョーカーはピエーロの様子をチラリと見た。
ジョーカー「キュアサニーさん、なかなかやりますねえ。それにしてもなぜキュアピースさんが回復してるのでしょう?さっきやられたはずなのでは!?」
キュアビューティは氷の剣を振り回しながらときどきジョーカーにダメージを与えていた。ジョーカーは不気味な笑みを浮かべた。
ジョーカー「キュアビューティさん、あなたは確かに強い。他のプリキュアの人達とは違いますね。そろそろわたしも本気でやらせていただきますね」
キュアビューティ「やはりあなたは今まで本気でやってなかったのですね。わたしも本気でいかせていただきます」
キュアビューティとジョーカーは攻撃を一時ストップして、キュアビューティは「はぁーーーーーーーー」っと言いながら気合を入れた。キュアビューティの体はさらに水色に輝いた。
ジョーカー「フハハハハハッ!いいですよ。ではお互い本気でいきましょう」
いよいよ本気で戦うキュアビューティはバッドエンドゴッドになったジョーカーに勝てるのだろうか。それにキュアビューティの秘策とは何であろうか。