スマイルプリキュア~復活のバッドエンド~ 作:aptx4869
キュアハッピーとジョーカーの戦いは互角のようでありながら、スピードはやはりジョーカーが上回っていた。キュアハッピーの攻撃はジョーカーにあたっているものの、ジョーカーの攻撃は重くてダメージも大きい。地面に立ったキュアハッピーは「やっぱりジョーカーは強い」と思わず呟いた。ジョーカーはさらにキュアハッピーのほうへ飛んできて、パンチやキックの攻撃を続ける。キュアハッピーも反撃するが、ジョーカーの攻撃を受け続けてしまう。
ジョーカー「キュアハッピーさんも確かにお強くなられましたねえ。しかし、それではわたしに勝てませんよ。フハハハハ」
ジョーカーはあざけ笑いながら攻撃し続けた。
キュアハッピーは「それでもわたしは負けるわけにいかないの!」と言いながらジョーカーに反撃していった。
ジョーカー「そんな痛い思いをするくらいなら、なまけていたほうが楽ではありませんか?どうせ、あなたは絶望的になるのですよ」
キュアハッピー「そんなことない!絶望なんてしないし、なまけてるだけなんてできない!わたし達はがんばるの。たくさんがんばった先に幸せがあるの!」
キュアハッピーはそう言いながらジョーカーに攻撃し続けた。
ジョーカー「キュアハッピーさん、もう無理をしなくてもいいんですよーみんな楽になるほうがいいじゃありませんか!どうして辛い思いをしてまでがんばるのでしょう?」
キュアハッピー「辛いこともある!でもそれを乗り越えるからこそわたし達は成長するの!幸せになるの!」
ジョーカーは「楽になりなさい!友情?幸せ?成長?そんなもの捨ててしまえば楽になれるのですよ!」
ジョーカーはそう言うとキュアハッピーの腹部を蹴った。するとキュアハッピーは地面に叩きつけられて倒れてしまった。
キュアハッピーとジョーカーの話を聞いていたキュアビューティは難しい表情をしていた。そしてキュアビューティは「ハッピーさん!ジョーカーにそんな言葉は通用しません!がんばって秘められた力を目覚めさせてください」と大声で叫んだ。
ポップはキュアビューティのほうへ行って「ビューティ殿も早くキャンディのヒーリングを受けるでござる!」と言った。キュアビューティは「そうですね」といってキャンディのほうへ歩いていった。キャンディは「ビューティ、お疲れ様クル」といってキュアビューティにヒーリングをした。キュアビューティの傷と体力はみるみるうちに回復していった。
上空でキャンディがヒーリングをしてキュアビューティが回復している様子を見た。ジョーカーは「なるほど、そういうことだったのですね。あの妖精、余計なことをしてくれますね」と少し怒り口調で呟いた。
地面に倒れていたキュアハッピーは「負けない!」と言いながらゆっくりと起き上がった。そしてジョーカーのほうへ飛んでいきパンチやキックの攻撃をした。ジョーカーはキュアハッピーの攻撃をかわしながら「あなたはもっと痛い目をみないとわからないようですね」と言って、キュアハッピーに連続のパンチをくらわせていった。そしてジョーカーは「痛いでしょ?苦しいでしょ?フハハハハハ」と笑いながらキュアハッピーを攻撃する。キュアハッピーはそれでも「負けない!」といってなんとか反撃をした。ジョーカーは「神となったわたしに勝てるわけがないでしょう」といいながらキュアハッピーの攻撃をかわしていった。キュアハッピーは「あなたは神なんかなじゃない!」といって、ジョーカーの顔面にパンチをくらわせた。ジョーカーは少し後ろに吹っ飛んでいった。ジョーカーは少しだけ怒った表情をした。
ジョーカー「さっきの攻撃は少し痛かったですよ。あなたはあくまで神に背くというわけですね」
そう言ったジョーカーは複数のトランプを出すと、目に見えないほどのスピードで数枚のトランプをキュアハッピーのほうへ飛ばした。複数のトランプが体にあたっているキュアハッピーは「あぁー!」と叫びながらかなりのダメージを受けることになった。そしてジョーカーはキュアハッピーの背後にまわって背中に蹴りを入れた。キュアハッピーはそのまま地面に落ちていって倒れてしまった。
キュアハッピーとジョーカーの戦いを見ていたキュアサニーは「ハッピー大丈夫なんか?」と心配そうに見た。キュアサニーはピエーロへの攻撃で必死になっている。キュアピースは「このままだとハッピーがやられちゃう」と心配そうに呟いた。
回復したキュアビューティはさすがにキュアハッピーが心配になってきた。そんなキュアビューティは「ハッピー!我慢することありません!素直に感情を開放してください!」と叫んだ。
地面に倒れこんだキュアハッピーは小さな声で「負けるわけにいかない」と言いながら立ちあがった。ジョーカーは「まったくわかりませんねえ。そこまで痛い目をしてもまだがんばるのですか?」と言った。ジョーカーは地上に降りてきてさらにキュアハッピーにパンチやキックの攻撃をし続けた。キュアハッピーは「あーっあーっあーっ」とかなり痛がりながらダメージを受けた。そしてまた地面に倒れた。
それを見ていたキュアサニー、キュアマーチ、キュアピース、キュアビューティの四人は「ハッピー!」と大声をあげた。それでも小さな声で「わたしは負けないんだから」と言いながらキュアハッピーは起きあがった。
ジョーカー「なかなかしぶとい人ですねえ・・・おっと、それより先にやることがあるから待ってなさい!」
ジョーカーはキュアハッピーにそう言うと上空に飛んだ。
ジョーカー「わたしの邪魔をする妖精のお掃除をします!」
ジョーカーはそう言うと人差し指を立てて丸い紫色のエネルギー弾を出した。そしてそのエネルギー弾をキャンディのほうへ向かった放った。それを見たポップはすかさず「危ないでござる!」といってキャンディの前で盾に変身してエネルギー弾を受けようとした。ところが、エネルギー弾はポップが変身した盾を突き破ってキャンディに当たってしまった。ポップは元の状態にもどってそのまま倒れてしまった。エネルギー弾を受けたキャンディもそのまま倒れてしまった。
プリキュア全員が一斉に大声をあげて「ポップ!!!!!キャンディ!!!!!」と叫んだ。
ポップとキャンディは地面に倒れて動かない。それを見たキュアハッピーは涙を流すどころか、もうわけのわからない感情になってしまって目を大きくあけて唖然とした。キュアサニーは「なんて酷いことするねん!」と言った。近くにいたキュアビューティは「死んではいないようですが、かなりのダメージを受けたようです」と叫んだ。
ジョーカーは不気味なニヤリとした表情した。
ジョーカー「これで回復できなくなりましたね。フハハハハハッ」
ジョーカーはあざけ笑いながらプリキュア全員に向かってそう叫んだ。
キュアハッピーは目を大きくしながらぼそっと「ゆ、許さない」と呟いた。
ジョーカー「おや、キュアハッピーさん、何かおっしゃいましたか?」
するとキュアハッピーの表情が怒りへと変わった。
キュアハッピー「絶対に許さない!!!!!!!!うわあああああああああああああああーーーーーー」
キュアハッピーは突然叫びだした。それと同時に地面が揺れて風が強く吹きだした。そしてキュアハッピーのスマイルパクトがピンク色にピカッと光った。キュアハッピーの体がピンク色をした大きな炎のように輝いた。そしてキュアハッピーは全身ピンク色をした燃える炎のような光に覆われてバチッバチッという音が鳴っている。キュアハッピーの目はもう怒りに変化しているようだった。
キュアハッピーの変化を見たキュアサニーは「なんやあの変化は!?みゆき、いやハッピーがブチギレよったで!」と言った。キュアマーチやピエーロまでもキュアハッピーの変化に圧倒されて攻撃が止まっていた。キュアピースは「ハッピーが本気で怒ったんだ」と呟いた。そしてキュアビューティニヤリとした。
キュアビューティ「ついに秘められた力が目覚めて覚醒したのですね。わたしの思った通りでしたが、こんな酷いことをしなければ覚醒できなかったのが残念です」
キュアビューティは少し悔やんだ口調でそう言った。
キュアハッピーは一言も声を出さずにジョーカーのところへ飛んでいった。そして片手を広げてジョーカーのほうに向けると「はっ!」と声を出した。するとジョーカーは後ろへ吹っ飛んでいった。
キュアマーチ「ハッピーは今何をしたんだ?攻撃もしていないのにジョーカーが飛んでいった」
キュアサニー「ハッピーは気合だけでジョーカーを吹っ飛ばしたんや」
そのままキュアハッピーはその場から姿を消した。そして今度はピエーロの前に現れた。
キュアサニー「ハッピー、何をするつもりなんや?」
キュアハッピーは素早くピエーロの顎に蹴りをくらわせた。するとピエーロはそのまま空中に飛んだ。そしてキュアハッピーは「プリキュア、ハッピーシャワー」と叫んでピエーロへ放った。まともにハッピーシャワーをくらったピエーロは「アッ、カン、ベェーーーーー」と叫びながら姿そのものが消えていった。
キュアマーチ「わ、わたし達が三人で必死に戦っていたピエーロをたった一発で・・・」
キュアサニー「うちらがこんなに苦労してたピエーロをハッピーシャワーだけで消しよったで」
キュアサニーやキュアマーチは圧倒的にパワーアップしたキュアハッピーに驚いていた。キュアピースは「ハッピー・・・」と呟きながら様子を見ていた。
そのままキュアハッピーは姿を消すとジョーカーの前に移動した。
キュアピース「今のハッピーの動きが全く見えなかった!一瞬でジョーカーのところに移動したよ・・・すごい!」
戦いが終わったキュアサニーとキュアピース、キュアマーチはキュアビューティのほうへ移動した。
キュアサニー「ポップとキャンディは大丈夫なんか?」
キュアビューティ「気絶しているだけなので大丈夫だと思います」
キュアピース「もしかしてハッピーがこうなることをビューティは予想してたの?」
キュアビューティは「はい。わたしはプリキュアの中に秘められた力があることを発見したのです。それを目覚めさせれることができそうなのはハッピーさんだと思っていました」
キュアサニー「じゃあうちらも目覚めさせることできるんかな?」
キュアビューティ「正直、ハッピーさんかサニーさんのどちらかが目覚めさせることができるんじゃないかと思っていました。しかし、プリキュアの全員が目覚めさせることができるかもしれませんね」
ジョーカーの前に一瞬で移動したキュアハッピーは黙りながらじっとジョーカーの目を睨みつけた。
ジョーカー「それがプリキュアの秘められた力ですか。わたしが召喚したピエーロ様を一発で消してしまうとは大したものです」
しかしキュアハッピーは無言のままでジョーカーを睨みつけている。
ジョーカー「キュアハッピーさん、ピエーロ様を消したからといって何か勘違いしてるんじゃないでしょうか?まさかそれでわたしに勝てるとでも思っているのですか?」
キュアハッピー「勝てるよ」
キュアハッピーはジョーカーを睨みつけて勝てるという言葉、それを聞いた他の四人のプリキュアはただ茫然と見ているしかなかった。