スマイルプリキュア~復活のバッドエンド~ 作:aptx4869
上空から地上へ降りてきたのは紫の炎を覆ったジョーカーだった。
キュアマーチ「ジョーカー、なんてしつこいやつなんだ!」
キュアハッピーは地面に倒れたキュアピースを心配そうに見ていた。
ジョーカー「今回ばかりは本当にわたしが消されると思いましたが、間一髪逃れることができました。そのおかげで、わたしもバッドエンドゴッドを超える力を手に入れることができましたよ」
笑みを浮かべながらジョーカーはそう言った。
キュアハッピー「そんな・・・まだジョーカーが生きてたなんて・・・」
そう言いながらキュアハッピーは再び覚醒状態になった。しかし、キュアハッピーはかなり疲れていた。
ジョーカー「わたしとまともに戦えるのはキュアハッピーさんだけでしょうから、他の方々には消えてもらいますね」
みんな驚いてる時にキュアビューティは「これは予想外でした。まさかジョーカーがさらにパワーアップして戻ってくるとは思いませんでした」と言った。
ジョーカー「それにしても一番クズのプリキュアに当たってしまいましたね。わたしってなんてツイてないんでしょうか」
ジョーカーはあざけ笑いながらそう言った。その言葉を聞いたキュアサニーはジョーカーを睨みつけた。
キュアサニー「クズやて?誰がクズやねんっ!?うちらの大切な友達のことをクズとか言うなや!!!!!!!!うわあああああああああああああああーーーーーー」
キュアサニーが大きな声でそう叫ぶと地面が揺れて風が強く吹きだして、キュアサニーのスマイルパクトが光った。これはキュアハッピーが覚醒した時と同じ状況だった。そして、キュアサニーの全身が真っ赤に燃える炎のような光に覆われてバチッバチッという音が鳴っている。そのキュアサニーの覚醒を見たジョーカーは「何!?キュアサニーまで!」と驚きながら声をあげた。
キュアサニー「ジョーカー、あんただけは絶対に許さん!」
キュアサニーはそう言った瞬間、ジョーカーに攻撃をしかけた。パワーアップしたジョーカーと覚醒したキュアサニーの実力はほぼ互角のようであった。
キュアサニーの覚醒を見ていたキュアビューティはキュアピースの意識があることを確認すると「ピースさん、マーチさん、感情的になってください!強い感情を出すことで覚醒できるはずです!!」と大きな声で叫んだ。
キュアマーチ「感情的になるといっても・・・」
キュアマーチは困った様子であったが、疲れているキュアハッピーと必死に戦っているキュアサニーの姿を見てあらゆることを考えだした。キュアマーチは「わたしはハッピーやサニーを守りたい。家族も友達も、世界のみんなも守りたい!!!わたしは今、何もできない自分が情けない。わたしはそんな情けない自分は嫌だ!!!!!!うわああああああああああああああーーーーーーー」と感情的になった。そして再び地面が揺れて風が強く吹き出した。そしてキュアマーチのスマイルパクトが光ると、キュアマーチの全身が大きなエメラルドグリーンに燃える炎のような光に覆われてバチッバチッという音が鳴った。ついにキュアマーチも覚醒したのだ。それを見たジョーカーは「何?キュアマーチさんもですか!」と呟いた。そしてキュアマーチはジョーカーのところへ飛んでいって「サニー、わたしも戦う!」といってジョーカーに攻撃をしはじめた。
地面に倒れていたキュアピースは必死に戦っているキュアサニーとキュアマーチの姿を見ていた。今、地面に倒れて何もできないでいる自分が弱虫であることが悔しくて涙を流していた。キュアピースは「わたしがクズだなんて・・・たしかにプリキュアの中でわたしが一番弱くて泣き虫かもしれない。役に立ってないかもしれない。それでもわたしは負けない。絶対に勝つ!!わたしだって伝説のプリキュアの一員なんだから!!!!!うわああああああああーーーーーーーー」と叫ぶと地面が揺れて風が強く吹き、キュアピースのスマイルパクトが光った。そしてキュアピースの全身が大きな雷に包まれて黄色に燃える炎のような光に覆われてバチッバチッという音が鳴った。ついに覚醒したキュアピースは立ち上がってジョーカーのところへ飛んでいった。キュアピースは「ジョーカーだけは絶対に許さないんだから!」といってジョーカーに攻撃をしはじめた。
ずっと目を閉じながら精神統一をしているように静かに立っているキュアビューティ。キュアビューティは心の中で自分の道について考えていた。わたしの道、曲がったことが嫌いな自分、悪は絶対に許せないと思う心、何が正しくて何が間違いなのかわからない。しかし、ここにいるジョーカーは決して許すことはできない。そんなことを考えているとキュアビューティは「わたしは今持っている自分の信念を貫きます!!!!!うわああああああああああああああーーーーーーー」と感情的になった。そして地面が揺れて風が強く吹き、キュアビューティのスマイルパクトが光った。そしてキュアビューティの全身が凍えるような水色に燃える炎のような光に覆われてバチッバチッという音が鳴った。そしてキュアビューティの目が怒りへと変化した。ついにキュアビューティも覚醒したのだ。覚醒したキュアビューティもジョーカーのほうへ飛んでいった。キュアビューティは「みなさん、お待たせしました。わたしも一緒に戦います!」といって、ジョーカーに攻撃をしかけた。
ジョーカー「プリキュアの全員が覚醒してしまったのですか。これはかなり面倒なことになりましたねえ」
ジョーカーは困った表情をしながら四人の攻撃を受けていた。さすがにパワーアップしたジョーカーでも覚醒した四人のプリキュアからの攻撃を受けるとかなりのダメージを受けていた。ジョーカーは攻撃から逃げるようにさらに上空へ飛んだ。そして両手をあげて手をひらき、「はぁあああああああああああ」っと叫びながら気合をいれていった。そしてさっきとは比べ物にならないほどの巨大な紫色のエネルギー弾を出した。ジョーカーは「今度こそ避けられませんよ!みなさんこの星ごと消えてなくなりなさい!!!」と叫んだ。
キュアサニー「あれはあかん!あんなもん、避けられへんで!」
ジョーカーと戦っていた四人は地上に降りた。休憩して四人の戦いを見ていたキュアハッピーが「みんな!こうなったらミラクルレインボーバーストしかないよ!」と叫んだ。それを聞いたキュアビューティは「それしかありませんね。覚醒した状態だとミラクルレインボーバーストは何倍もパワーアップしているはずです!」と言った。
しかしポップは焦りながら「皆の衆、辞めるでござる!そんな異常な力を持ったままウルトラプリキュアに変身すると皆の衆の体もただではすまないでござるよ!」と叫んだ。
キュアサニー「それでももうこれを使うしかないんや!うちらはどうなってもええねん!うちらが世界を守るんや!!みんないくで!!!」
そうキュアサニーが叫ぶとみんな「うん!」といって覚醒した状態のままウルトラプリキュアの姿に変身した。
キュアハッピー「キャンディ、お願い!!」
キャンディ「わかったクル!」
覚醒した五人のウルトラプリキュアは力を合わせると、キャンディは「みんなの力を一つにするクル!」と言った。そして五人のウルトラプリキュアが「プリキュア!ミラクルレインボーバースト!!!」と叫んでミラクルレインボーバーストをジョーカーに向けて放った。以前、ピエーロに放ったミラクルレインボーバーストより数百倍のエネルギーであった。それをジョーカーに向かって放たれた。さすがにジョーカーが放ったエネルギー弾も跳ね返された。ジョーカーは凄まじいエネルギーのミラクルレインボーバーストをくらって「そ、そんなーーー!!!」という叫び声とともに今度こそ本当に消滅した。
ミラクルレインボーバーストを放ったウルトラプリキュア五人は、ジョーカーが完全に消滅したことがわかった瞬間に地面に倒れてしまった。そんなウルトラプリキュア達の姿を見たポップとキャンディは五人のほうへ走っていった。ポップは「皆の衆、大丈夫でござるか?」と大きな声で心配そうに言った。ウルトラサニーが完全に疲れた声で「だ、大丈夫や」と言った。ウルトラハッピーも「大丈夫だよ」と小声で言った。ウルトラピースやウルトラマーチ、ウルトラビューティもかなり疲れているようだが小さな声で「大丈夫」と言った。
ポップはウルトラプリキュア達のところへ行った。
ポップ「皆の衆、無茶なことをしたでござるな。しかし、無事でなによりでござる。キャンディ、皆の衆にヒーリングするでござる」
キャンディ「わかったクル!」
キャンディはウルトラプリキュア全員にヒーリングをかけていった。五人全員の傷と体力が回復した。
ポップ「今度こそ本当にジョーカーは消滅したでござるよ。もう邪悪な気配を感じなくなったでござる」
ウルトラプリキュア全員は変身をといた。
ポップ「皆の衆はプリキュアの限界を超えて拙者の想像をはるかに上回る力を手に入れたでござるよ。本当にありがとうでござる」
キャンディ「本当にありがとうクル!」
プリキュアのみんなは立ち上がってポップとキャンディのほうを見た。
日野あかね「れいか、それにしても質問したいことが二つあるんやけど、一つはなんでプリキュアに秘められた力があるって気づいたん?」
青木れいか「ハッピーと時の空間に入っていて二人ともヘトヘトになった時のことです。もう休憩しようと思っていると、ハッピーが『まだがんばる!』と叫んだのです。その時、ほんの一瞬でしたがハッピーが覚醒したのです。しかし、ハッピーはそれからすぐに倒れてしまいましたが、驚くほどのパワーを感じました。それでハッピーには秘められた力があることを確信しました」
星空みゆき「あーあの時のことだね!わたし、れいかちゃんに迷惑かけたってずっと思っていたんだよね」
そんな星空みゆきのほうを見て首を横に振った青木れいかが話を続けた。
青木れいか「それからわたしやプリキュアのみなさんにも秘められた力があるのではないかと考えていました。あと、どのようにすれば秘められた力を目覚めさせることができるのか・・・ずっと考えていました。そして、ハッピーが覚醒した時、強い感情を出していたことに気がついたのです」
星空みゆき「だかられいかちゃんは時の空間でしばらくずっと考え込んでいたんだね!」
青木れいか「その秘められた力があるとすれば、それはハッピーさんだけなのか、それともプリキュアのみなさんが持っているのか確信はできませんでした。しかし、サニーさんも覚醒したのを見て確信できました。そして覚醒させる方法もわかりました」
日野あかね「なるほどなあ。それにしてもれいかの予想通りになってほんまよかったわ。それともう一つの質問やけど、さっきれいかはうちかみゆきのどちらかが目覚めさせることができるって言ってたけど、なんでうちが目覚めさせれるって思ってたん?」
青木れいか「あかねさんはプリキュアの限界を超えた状態のまま日常でもいられるようになりました。それはわたしやみゆきさんにもできなかったことなのです。ですからもしかするとあかねさんはプリキュアの限界を超えて覚醒できるかもしれないと思いました。しかし、あかねさんは普段から感情的になることがありますので、みゆきさんのほうが可能性はあると考えました。結局、プリキュアのみなさんが覚醒できましたのでよかったと思っています」
黄瀬やよい「わたしも覚醒できて本当によかった。みんなの役に立ちたいって思ったの」
緑川なお「みんなの力を合わせることができたからジョーカーを倒すことができたんだよ!」と言った。
一通りの話が終わるとポップとキャンディが二人並んだ。
ポップ「これで世界の平和は守られたでござる。キャンディ、そろそろ拙者達もメルヘンランドに戻るでござるよ」
キャンディは涙目で「またみゆき達とお別れクル!?」と言った。星空みゆきはキャンディを抱きかかえると「キャンディ、たまには遊びにおいで!永遠のさよならじゃないんだからね。スマイルスマイル」と言った。キャンディは涙目で「うぅーわかってるクル。絶対にまた会えるクル!一緒に遊ぶクル!」と言った。
ポップ「皆の衆、本当はもうプリキュアの力を持つ必要はないと思ったでござるが、また強敵が現れた時のためにスマイルパクトは持っていてほしいでござる」
星空みゆき「だったらいつでもキャンディと話せるね!それはウルトラハッピーなことだよ!」
日野あかね「うちはバレーもがんばるけど、プリキュアとしてもっとトレーニングを続けて覚醒したプリキュアの限界も超えてみせるで!」
緑川なお「あかねには負けないよ!わたしだって覚醒したプリキュアの限界をさらにこえてみせる!」
黄瀬やよい「わたしももっと強くなれるようにがんばる!」
そんな黄瀬やよいの言葉をきいた日野あかねは「やよいはまず泣き虫をなおさなあかんでー」と笑いながら言った。黄瀬やよいは「あかねちゃん、もうーそれは言わないで!」と言った。
ポップとキャンディは本を開いた。
ポップ「それでは皆の衆、またでござる!」
キャンディ「みんなー!またクル!キャンディはいつもスマイルでいるクル!」
プリキュアの全員は「ポップ、キャンディ、またね!」と大きな声で言った。そしてポップとキャンディは本の中に入って空に飛んで消えていった。
ポップとキャンディが去った後、星空みゆきが「お腹すいたねえ」と言った。それを聞いた日野あかねは「みゆき、またモダン焼き二枚も食べるか?」と聞いた。
星空みゆき「あかねちゃんが作るお好み焼きだったら毎日食べたいよ」
日野あかね「じゃあみんな、うちの店にきて!うちがみんなに美味しいお好み焼き作ったるわ!」
日野あかねがそういうと、みんな「うん!」と言った。
日野あかね「それにしてもうちらはプリキュアの限界を超えることができたんやな。ほんまに最強になったんとちゃうか?」
青木れいか「さらなる強敵が現れるかもしれませんので、油断は禁物ですよ」
緑川なお「また強敵が現れたとしても絶対に負けない!」
黄瀬やよい「そうだね。わたしも絶対に負けないよ!」
そして五人は「だって、わたし達は伝説の戦士、スマイルプリキュアなんだから!」と声を揃えて言った。
最後に星空みゆきは「ハップップー・・・早くお好み焼き食べたいよぉー」と言った。