スマイルプリキュア~復活のバッドエンド~ 作:aptx4869
大きな街の上空で黒い渦の雲が広がっている中、ジョーカーは人間からバッドエナジーを吸収していた。もうこの周辺の空は黒い渦の雲が広がったままで、街の人々はぐったりと座りこんでいた。
ジョーカー「もうこの辺りの人間からはバッドエナジーを吸収してしまいましたねえ。しかしバッドエンドゴッドになるためにはまだまだバッドエナジーが足りない。とにかく他の街へ行ってどんどん人間どもからバッドエナジーをいただきますか!」
ジョーカーはそう言うとその場から消えていった。
不思議図書館ではポップがジョーカーの行動や街の様子を感じていた。
ポップ「ジョーカーはもうこの辺りの人々からバッドエナジーを吸収したようでござる」
黄瀬やよい「じゃあジョーカーはさらにパワーアップしてるってこと?」
ポップ「そうに違いないでござる」
それを聞いた星空みゆきは少し焦った。
星空みゆき「今のジョーカーってピエーロなんかより強いんだよね!?どうしよう・・・」
青木れいかはずっと黙り込んで何かを考えているようだった。キャンディがみゆきの顔を見た。
キャンディ「みゆき、時の空間に入ってるあかねとなおを信じるクル!」
キャンディが強い口調で星空みゆきにそう言うと、星空みゆきは「そうだね!」と答えた。
黙っていた青木れいかが口を開いた。
青木れいか「そういえば時の空間に入ってもう1時間は経ちますね」
ポップ「1時間ということは時の空間では30日でござる。二人とも環境には耐えられていそうでござるな」
星空みゆき「あの二人なら大丈夫だと思うよ!」
星空みゆきは青木れいかのほうを振り向いた。
星空みゆき「ところでれいかちゃんはずっと何を考えてるの?」
青木れいか「プリキュアの限界を超えるためには、どのようなトレーニングをするべきか考えているのです」
星空みゆき「なるほど。たしかに何をすればいいかわかんないよね。あかねちゃんとなおちゃんは何してるんだろう?」
黄瀬やよい「あの二人はバレー部とサッカー部だから大丈夫なんじゃないかな?」
星空みゆき「運動部ってことは関係あるのかな?」
そんな話をしていた三人とも少し困った表情になった。
キャンディ「あかねとなおならきっと大丈夫クル!」
キャンディは元気よくそう言った。
しばらくすると星空みゆきがキャンディのほうを見た。
星空みゆき「それよりキャンディって今はメルヘンランドの女王様なんだよね?どんな感じ?」
キャンディ「うぅー正直、暇クル~みゆき達と遊んでるほうが楽しいクル~」
キャンディは少し低いテンションでそう言った。
ポップ「キャンディはメルヘンランドの平和を守る使命があるでござる!それを拙者も協力してござる。キャンディ、わがままを言うもんではないでござるよ」
ポップはキャンディに強く言った。
キャンディ「ぷぷぅーわかってるクル」
キャンディは少し拗ねた感じでそう言った。
星空みゆき「でも、たまにはわたし達のところにきて一緒に遊ぼうね!」
キャンディ「うんうん!たまにはみゆき達と遊ぶクル!」
それから2時間程経った時、遠く離れた市街地の上空でも黒い渦の雲が広がっていた。ジョーカーはどんどんと人々からバッドエナジーを吸収していた。
ジョーカー「かなり人間どもからバッドエナジーを吸収しましたねえ。フハハハハハッ」
ジョーカーは笑いながらその場から消えた。そして、また別の街に現れると、再びジョーカーは「世界よ!最悪の結末、バッドエンドに染まれ!白紙の未来を、黒く塗りつぶすのだ!」と叫んだ。そして上空が黒い渦の雲が広がり、街の人々からバッドエナジーを吸収していった。するとジョーカーの体が暗黒のオーラに輝きだした。
ジョーカー「おや、わたしの体に変化がおきましたね」
しばらくすると暗黒のオーラの輝きがなくなり、ジョーカーの体が変化した。肌が紫色に変化して体型もすこし大きくなって、目は不気味に赤くなっていた。
不思議図書館の中にいたポップはそんなジョーカーの変化を感じとることができた。それを感じて焦ったポップは大きな声で「皆の衆、ジョーカーが変化したでござる。邪悪で巨大なパワーアップしたようでござる!」と言った。不思議図書館にいたみんなが「ええー!」と驚きの声を発した。
星空みゆき「あかねちゃんとなおちゃん、まだ帰ってこないのかな?」
青木れいか「今はあの二人に賭けるしかありませんね」
青木れいかは冷静になっていた。
黄瀬やよい「あの二人ならきっと大丈夫だよ。プリキュアの限界を超えて帰ってくるよ!」
こうなれば、もうみんなが願うのは日野あかねと緑川なおがプリキュアの限界を超えた力を身につけて帰ってくることだけであった。