スマイルプリキュア~復活のバッドエンド~ 作:aptx4869
ジョーカーは空に浮き上がって辺りを見回した。すると大きな市街地が海の向こうに見えた。
ジョーカー「あの大きな街の人間どものバッドエナジーを吸収すればわたしはバッドエンドゴッドになれるはず・・・」
ジョーカーは小さな声でそう呟いた。ところがキュアサニーがすぐにジャンプをして右足でジョーカーを蹴飛ばした。ジョーカーは地面に叩きつけられた。キュアマーチは「サニー早くトドメをさすんだ!」と叫んだ。ジョーカーは立ち上がってキュアサニーの目を見ながら笑みを浮かべた。
ジョーカー「キュアサニーさん、わたしに5分だけ時間をくださりませんか?」
キュアサニー「なんかたくらんでるみたいやけど5分で何ができるねん?」
ジョーカー「わたしに5分の時間を与えるのは怖いのでしょうか?」
ジョーカーは不気味な笑みを浮かべながらそう言った。キュアサニーは少し黙り込んで考え込んでいたが、すぐに笑いはじめた。
キュアサニー「わかったわ。あんたのたくらみにまんまと引っかかったる。5分だけ時間をやるから念仏でもとなえとき」
それを聞いたキュアマーチはかなり焦りだした。
キュアマーチ「サニー、そいつのたくらみに乗ってはダメだ!」
そう大声でキュアマーチは叫んだ。キュアサニーはキュアマーチのほうを見た。
キュアサニー「たった5分くらいでなんもできへんよ!どうせ消されるんやから絶望的なこいつの好きにさせてやったらええわ」
ジョーカーは空に飛びトランプを広げて姿を消した。
キュアマーチ「サニー、ダメだ!ジョーカーを追いかけてさっさとトドメをさすんだ!」
キュアサニー「ふんっ。ほっとけばええわ。5分経ったらすぐにトドメをさしてやる」
岩陰に隠れて見ていた黄瀬やよいが「ジョーカーは何をたくらんでるんだろう」と呟きながら辺りを見渡していた。すると海の向こう側の大きな街の空が真っ黒の渦になった雲に覆われていた。それを見た黄瀬やよいが「二人とも、あの海の向こうにある街を見て!」と叫んだ。それを見たキュアサニーは余裕の表情をしていた。
キュアサニー「そういうことなんか。バッドエナジーを集めたところでたった5分でどない変化するんや」
しかしキュアマーチは焦った。
キュアマーチ「まずい!ジョーカーはバッドエンドゴッドになるかもしれない。すぐに止めにいかないと!」
そう言いながらキュアマーチは海のほうへ飛んでいった。
大きな街の上空でジョーカーは不気味にバッドエナジーを集めていた。
ジョーカー「フフフ・・・これだけの人間どもからバッドエナジーを集めれば、わたしはついにバッドエンドゴッドになれますよ」
ジョーカーは街の人々からバッドエナジーを吸収していた。キュアマーチが飛んでいった街に飛んでいった頃には暗黒のバリアに遮られてジョーカーに近づくことができずに跳ね返された。
キュアマーチ「ま、まずい!ジョーカーの姿が変わっていく」
キュアマーチはかなり焦りながらそう呟いた。
ジョーカーの姿はみるみるうちに変化していって、全身は黒と紫の暗黒のオーラに輝きはじめた。周辺の樹林は風に覆われて、海では大きな波、地面がかなり揺れていた。そして眩しいくらいの暗黒の光が放った。キュアマーチはその光が眩しすぎたので「うぅー見えない」と手で目を隠した。そして、光が消えていくとジョーカーの体は暗黒の光に覆われて、図体が少し大きくなっていた。そして黒い雲の渦が消えて、地面の揺れもおさまった。ジョーカーは牛のような二本のツノが生えて不気味な全身は暗黒の光に覆われている。
ジョーカー「フフフ・・・これがバッドエンドゴッドなのですね。なんと素晴らしい力なんでしょう」
ジョーカーは不気味な笑みを浮かべながら呟いた。