ゆるく行こう~野クルの男子部員~   作:Akila?

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自分で考えた設定盛り沢山ですので、お許しをm(_ _)m



とあるキャンパーのキャンプ風景

某所の林間キャンプ場

 

そこの一角で焚き火に当たりながらキャンプを楽しむ、おじいちゃんが一人

 

 

 

 

とあるおじいちゃんキャンパーside

 

…今日は絶好のキャンプ日和だ

 

 

風は少なく、程よく空気が乾燥して焚き火の炎が安定している

 

無論悪天候には悪天候なりの楽しみ方があるが、コンディションが良いに越したことはない

 

 

…私の孫も、今日はキャンプに行っていると聞いている

 

なんでも友人と一緒らしく、それを聞いたときは思わず驚いてしまった

 

一人を好む、私の性格に似てしまったあの子はソロキャンプを常にしていた

 

友人…キャンプ仲間と共に過ごす事も楽しんで欲しいと思っていたから、大変嬉しい

 

…しょっちゅうこうやってあの子の事を思い浮かべるのだから、私は俗に言う孫ばかなのだろう

 

そんな事を考えていると、視線を感じた

 

見ると少女が一人、こちらを離れたところから見詰めている

 

視線の先からして、私のキャンプ道具と

 

今目の前で焼いている、『これ』に興味があるようだ

 

私と目があい、あちらは一瞬びくりとする

 

私は少女に手招きした

少女はゆっくりと近付いてきた

 

 

 

「…肉、喰うかい?」

 

 

 

「……いいんすか?」「………」

 

スキレット……鉄のフライパンで焼いていた肉を、一切れフォークに刺し、少女に差し出す

 

「…いただきます」

少女はぱくりと、肉を口に運んだ

 

 

「……!!!!」「………」

 

言葉はいらない

 

真に美味いか否かは、表情を見れば分かるものだ

 

 

 

 

「ごちそうさまでしたっ」「…うむ」

 

少女は深々と頭を下げ、それから去っていった

 

活発だが、礼儀正しい子だった

高校生くらいだと思うが、まだ若いのにこういう静かな所に休日に足を運ぶとは珍しい

 

…孫と案外話が合うのではないだろうか

 

 

……また孫のことを考えてしまったな

 

 

………………今頃あの子も、あの子と一緒にいる子も

 

キャンプを楽しんでいるだろうか─────

 

 

 

 

冬の陽は落ちるのが早い

 

すっかり辺は暗くなり、より静寂が包む

 

…やはり落ち着く

 

私がキャンプ……もとい旅に魅せられたのは、そのきっかけはこの時間だ

 

静まり返り、音は焚き火の炎がパチパチと爆ぜるのみ

 

月と、炎の明かりのみに包まれる

 

自然と一体となった感覚が、私は好きだ

 

いつしか生き甲斐となるほどに

 

 

 

 

…だが、家族が出来てから

 

『寂しさ』も、旅の中で感じ始めた

 

結婚してからは、妻と

 

子供が出来てからは娘と

 

その子供が巣立ち、新たな命を芽吹かせてからは孫と

 

 

時が進み、寂しさの素が増えてゆく

 

愛する人が増えてゆく───

 

矛盾とはこういうことを言うのだろう

 

一人になりたくて旅をしているのに、

一人が寂しくなる

 

相対する感情を持つ……されど、それも醍醐味なのかもしれないな

 

楽しみ方は、それぞれなのだから

 

 

…歳を取ると考え事が増えてしまうな

 

もうそろそろ寝よう……コップに残った、すっかり冷めたコーヒーの最後の一口を飲み

 

焚き火の始末などをし、テントへ入った

 

防寒をしっかりして、寝袋へ入る

 

 

…娘には呆れられるが、やはり止められない

 

この生き方はまだ終わらないだろう

 

私にとって、旅とは

 

キャンプとは、生き甲斐なのだから────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一番の生き甲斐は勿論、家族なのだけどね




キャンプと家族大好きおじいちゃんの話でした
誰のことなのでしょうね
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