地味な俺のヒーローアカデミア   作:ショウy

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普通のヒーローアカデミア‼︎

主人公情報

名前  煙戸 霞(えんと かすみ)

個性  煙・霧=体内の水分を消費して煙や霧を発生させる事が出来る。濃度を上げることによって敵の行動の制御・妨害を行えるが、能力を使用しすぎると脱水症状になるので注意が必要。煙・霧は、本人の意思によって操作可能。(逐次詳細追加予定)

趣味  音楽鑑賞、楽器演奏

性格  無気力・温厚


中等部編
第一話


「あ〜‥今日も、普通に過ごせますように‥」

 

俺の名は、煙戸霞。

本作の主人公であり、一応ヒーロー志望の男だ。

 

「霞君。今日も相変わらずだね。」

 

隣に居た、緑谷出久が俺に声を掛けた。

俺と緑谷は、小さい時からの幼馴染で家も近所という事もあり、よく二人で登下校をしていた。

 

中等部へ向かう道中で、なんの気ない話をしながら歩く。

俺にとっては、普通の日常でありいつもの光景。

 

「そういえば、霞君は進路は決まった?」

 

「ん〜‥、一応雄英を受験しようと思ってるよ。特に他に行くとこ無いし。」

 

「そっか。僕は、まだ決めかねてるんだ。霞君やカッちゃんみたいに凄い個性がある訳じゃないしね。」

 

緑谷が少しうつむき加減で話を続ける。

 

「昔から、オールマイトに憧れてヒーローになりたいって思ってて。その近道が、雄英だっていうのも分かってるんだ‥‥だけど、無個性の僕が雄英を受験した所で結果も見えてるかなって‥」

 

「‥‥別に、いいんじゃねえか?無個性でも。」

 

「えっ?」

 

ビックリした顔で、緑谷が俺の顔を見てくる。

 

「あ〜‥あんまり、無責任な事言いたくねぇけどさ。お前が、影で人一倍勉強して努力して頑張ってるのは知ってる。昔からの仲だし、挑戦するのは誰もが持ってる権利だと思うんだよな。確かに、簡単な事じゃないし難しいかもしれないけどさ‥‥もし行けるなら一緒の高校行きたいしな。」

 

柄にも無い事言って、少し照れる。

けど、幼馴染でガキの頃から一緒に過ごしてきたからこそ、緑谷の事はよく分かってるつもりだ。

こいつは、昔から度が付くほどのヒーローオタクで誰よりもヒーローになる事に憧れてて‥けど、運命は残酷でこいつには個性が発現しなかった。

酷く落ち込んで塞ぎ込んで、夢が叶わないって思ったと思う。

けど、緑谷は前を向いて努力を続けていた。

隠れて、トレーニングして勉強して‥

 

「霞君‥ありがとう。うん、そうだよね!挑戦する権利はみんな平等にあるんだもんね!」

 

自分の拳を握りしめて、自分自身に言い聞かせるように緑谷が言う。

 

「まぁ、まだ時間あるし、しっかり頑張ろうぜ。」

 

「そうだね!よし頑張るぞ!」

 

 

ーー中等部教室ーー

 

中等部教室の休み時間、俺は普段通りヘッドフォンをして趣味の音楽鑑賞に勤しんでいる。普段と変わらない、そんな何気ない時間も長くは続かず‥

 

「おい!デク!お前、雄英目指すらしいな‼︎」

 

教室中に響き渡るほどの大声で叫んでる、ツンツン頭の金髪ヤンキー‥‥おまけに俺と緑谷の幼馴染の爆豪勝己が教室の隅に緑谷を追い込み胸ぐらを掴んでいる。

 

「笑わせるぜ!無個性のお前が雄英に受かる訳ねぇだろ‼︎さっさと辞退したらどうだ‼︎あぁ!?」

 

「い、嫌だよ!カッちゃん!僕は、もう決めたんだ‼︎絶対に雄英に行ってヒーローになるんだ‼︎」

 

決意の目で、精一杯爆豪に対して言葉を返した緑谷。

その決意を爆豪とその周りに居た生徒が笑い飛ばす。

 

「クソデクが本当に雄英に行けるって思ってんのか!笑えるぜ!てめぇが行けるなら誰だって雄英に行けるだろうが‼︎舐めてんのか!?」

 

「舐めてなんかないよ!けど、雄英に行く権利は誰にだってあるんだ‼︎カッちゃんにだって、僕にだって‼︎だから‼︎」

 

「うるせえよ!クソデク!生意気言ってんじゃねぇよ」

 

爆豪が緑谷に対して拳を振り上げる、それを見て自然と体動いた。

ヘッドフォンを首に掛けたままで、俺は爆豪の腕を押さえていた。

 

「その辺にしとけよ。勝己。流石にやりすぎだぞ」

 

掴まれた腕を見た後、俺を睨んだ爆豪に続ける。

 

「誰がどこの進路に進もうが人の勝手だろ。それに、お前もヒーロー目指して雄英行くなら、同じ進路の緑谷にそんな事言うんじゃねぇよ。」

 

「あぁ、なんだ文句あんのかよ!根暗野郎‼︎引っ込んでろ!」

 

そういうと、掴まれた腕を強引に振り解かれる。

俺は、緑谷と爆豪の間に入り仲裁に入った。

 

「そういや、テメェも雄英志望だったなぁ‼︎お前もデクも一緒だ!俺と同じ土俵立てると本気で思ってんのかアァ!?」

 

「あぁ、思ってるよ。少なくとも、今のお前なんかより緑谷の方がよっぽどヒーローに向いてると思うぞ。」

 

「なんだと‼︎テメェもう一回言ってみろよ!」

 

「あわわ‥霞君もカッちゃんも落ち着いて‥‥」

 

俺の後ろで、緑谷が慌てている。

 

「なんどだって言ってやるよ。テメェなんかより!!」

 

全てを言い合える前に、爆豪のパンチが俺の頬をを捉える。

思いっきり殴られた俺は、痛みに耐えてもう一度爆豪を睨む。

 

「痛って‥‥殴ってお前の気が済むなら殴れよ。勝己。だけどな、勇気ある決断をした緑谷を笑うな。周りに居るお前らもだ。ここに居る誰よりも、努力してんのは、こいつだ。そんな奴を笑うんじゃねぇ」

 

「か‥霞君。」

 

「うっせえよ!根暗!調子乗ってヒーロー気取りで俺に説教かますのか?!ふざけんじゃねぇぞ!胸糞悪ぃ‥おい、お前ら行くぞ!」

 

そういうと、爆豪は周りの奴らを連れて教室から出て行った。

その背中を見送り、俺は頬を押さえながら自分の席に着いた。

 

「霞君!大丈夫!?」

 

血相を変えて緑谷が俺の席まで来た。

 

「あ〜、大丈夫大丈夫。まぁ、気にすんな。いつもの勝己だ。」

 

ヘッドフォンが、壊れていないか確認しながら緑谷に答える。

昔は、三人で仲良く遊んでた時期もあったのに、個性が発現してから勝己は変わっていった。無個性の緑谷を見下して、俺には喧嘩越しで‥また、三人で昔みたいには戻れないのかな‥‥

そんな事を思いながら天井を見上げた。

 

 

 

 

 

 

 




初投稿です。不慣れなので、駄文・誤字脱字等あると思いますが暖かく見守って下さい♪
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