魔法少女リリカルなのは IFストーリーズ   作:アルバロスガロード

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第五話「なのはの素質と実力なの」

~海鳴市・住宅地~

私はいつものように学校に行って、今日は塾もあったの。その帰りにジュエルシードの反応があり、その方向に向かうとそこには、ウサギのような生き物がいたの。いつも通り私はレイジングハートを構えながら、

「リリカル。マジカル。ジュエルシード、シリアル23。封印。」

と言って封印したの。

~高町家・自室~

私は自室で、ユーノ君と今日の反省をしていたの。ユーノ君は苦い顔をしながら、

「怖いぐらいに簡単に四つ目のジュエルシードが封印できたんだけど…。」

と言っていたの。私が、

「ユーノ君。簡単に封印できるなら、それに越したことはないんじゃないの?」

と聞くと、ユーノ君は少し考えながら、

「上手く行き過ぎているから少し気になるんだよ。」

と答えてくれたの。私が「気にし過ぎだよ~。」と言うと納得したのか、ユーノ君は「気にし過ぎかな。」と呟いていたの。その後私達は、

「なのは、身体大丈夫?疲れていたりしない。」

「大丈夫だよユーノ君。本当にユーノ君は心配症だよ~。特に疲れている感覚はないから。心配してくれてありがとうね。」

「大丈夫ならいいんだけど。兎に角もう遅いから寝よう。なのは。それじゃおやすみ。」

「うん。おやすみなさい、ユーノ君。」

と少し会話して寝たの。

 

ユーノは籠の中で丸くなりながら、「なのはの戦闘センスは目を見張る物がある。しかしこんな平和な世界で、普通の女の子のなのはが高い戦闘センスを持っていることはどういうことだろう?。」と考えていたが、そのまま夢の世界に落ちていった。

 

~海鳴市内の公園~

昨日に引き続きジュエルシードの反応があり、私達が反応を辿るとこの公園からだったの。カブトムシ型に変化したジュエルシードがそこにはいったの。私はユーノ君に、

「ユーノ君、半球状の結界張れる?張れるならお願い!」 

と言うと返事を待たずに走り出したの。ユーノ君は少し驚きながら、

「うん。出来るけど。って聞いてないし⁉なのは。」

と言っていたの。その後ユーノ君がすぐに結界を張った。

 

~結界内~

私は結界が張られたことを確認すると、飛翔してカブトムシの前に出るとわざと追われる様に動き、角が当たらないギリギリの距離を保ちながら飛び回っていたの。そして地面から突き上げるように結界の一番高い所に向かい、ユーノ君に「ちゃんと踏ん張ってね、ユーノ君!」と念話を送ると同時に結界の天井を蹴って斜めの方向に方向転換したの。追って来ていたカブトムシは結界にぶつかって墜落していったの。私は墜落していったカブトムシを見ながらレイジングハートを構えて、

「レイジングハートお願い。」

「Sealingmodo,Setup.」

「リリカル。マジカル。ジュエルシード、シリアル19。封印。」

と言って封印して元に戻ったジュエルシードに近づきレイジングハートを向けて、

「Receive,Number19」

の音声と共に中に収納したの。

 

ジュエルシードを封印し終わった私はバリアジャケットを解除しながらユーノ君の方を見ると、ユーノ君は固まっていたの。私が「ユーノ君?」と言うと、ハッっとした顔をして「何でもないよ。」と答えたの。私はユーノ君の反応を不思議に思いながらユーノ君と、

「ユーノ君。帰ろっか。」

「そうだね!なのは。お疲れ様。」

と会話したの。その後ユーノ君が結界を解除して家に向かったの。その時に視線を感じて周りを見渡したの。ユーノ君は私のその動きに驚いて、

「なのは、どうしたの?何かあった?」

と聞いてきたの。私は視線を感じたことを伝えて二人で見渡したけど、木の上に鴉が一羽いるだけだったの。ユーノ君は「気のせいだよ。」と言ってくれて私も気のせいだと納得したの。その後私達は、他愛の無い話をしながら帰ったの。

 

この時のなのは達は鴉がずっと見ていたことに気づいていなかった。

 

~公園の木の上の烏~

木の上の鴉は「あの二人、中々上手く戦えているな。特にあの栗色の女の子の方は、かなり高いポテンシャルをもっているな。フェレットみたいな方は俺と同じく動物に変身しているな。この二人の近くに居れば、素質のある人物に巡り会えるかな。」と考えながら飛び立っていた。  

 

〜高町家・なのはの自室〜

私達は帰宅して夕食を摂って、部屋で今日の反省会をしていたの。ユーノ君と私は、

「なのはお疲れ様。身体大丈夫?疲れてたりしない?」

「大丈夫だよ。ユーノ君。少し疲れているけど、寝たら回復するよ。」

「なら良いけど…。とにかく無理は禁物だからね。」

「わかってるよ〜。本当にユーノ君は心配症なんだから〜。」

と反省会を終了したの。その後は、他愛のない話をしていたの。その時に私はジュエルシードを封印した後のユーノ君の反応が気になっていたから聞いてみたの。

「ね〜ユーノ君。さっきはどうしたの?固まっていたけど?」 

「うん~。なのはの判断能力に少し驚いただけなんだ。心配してくれてありがとう。なのは。」

「そうだったんだね!あの時はただ閃いたことを実行しただけなんだよね~。実はね、にゃはは~。」

「そうなの⁉てっきり計算して突っ込んだんだと思っていたよ。」

少し会話して、ユーノ君が固まっていた理由が分かったの。この後、私とユーノ君は自分のベットに入ったの。

 

ユーノは籠の中で丸くなりながら、「やっぱりなのはは、高い戦闘に関する素質を持っている。今までは、状況判断能力が高いと思っていたけどそれだけで無く、その他の能力も目を見張る物がある。本当になのはは何者なんだろう?」と考えながら夢の中に入っていた。

 

~高町家・近所・朝~

学校に向かうなのはを空から眺めている一羽の鴉がいた。その鴉は授業中もなのはを見ていたが、帰る時にはどこかにいなくなっていた。

 

~海鳴市・私立風芽丘学園・夜~

私達はジュエルシードの反応を追っていてある場所に着いたの。その場所は、

「うそ~。ここお姉ちゃんが通ってる高校じゃないの⁉」

そう、お姉ちゃんが通っている高校だったの。でもどうやらもう誰もいない様だった。そして今ジュエルシードが変化した物が目の前に現れたの。その姿はクワガタそのものだった。私はユーノ君に念話を送ろうとした時にユーノ君から「昨日と同じ様に半球状の結界張るよ!」と念話が送られてきたの。私はユーノ君の方に顔を向けて首を縦に振ったの。そしてユーノ君結界を張るのと同時に戦闘が開始した。

 

~結界内~

私は昨日と同じように、飛翔してクワガタの前に出るとわざと追われる様に動き、地面から突き上げるように結界の一番高い所に向かい、結界にぶつけて地面に落としたの。レイジングハートを構えて、

「レイジングハートいくよ!」

「Confirmed,Master.(了解です。マスター。)Sealingmodo,Setup.」

「リリカル。マジカル。ジュエルシード、シリアル28。封印。」

といつものように封印して、レイジングハートの「Receive,Number28」の音声と共にレイジングハートに収納したの。

 

~私立風芽丘学園・夜~

私はユーノ君が結界を解除するのを見届けながらバリアジャケットを解除しながら地面に座ってしまったの。それに気づいたユーノ君が、

「大丈夫⁉なのは怪我したの⁉」

と慌てて聞いてきたの。私は、

「大丈夫だよ。ユーノ君。ちょっと疲れただけだから。」

とこたえた。ユーノ君は少し暗い顔をしながら、

「家に帰ろうか?なのは。」

と言っくれたの。私は「うん。」と答えて家に帰ったの。

 

その後、なのはとユーノは夕食やお風呂を済ましていつもより早く寝ったの。なお例の鴉もなのはの戦いを見ていた。




登場する家族の詳細解説コーナー
 ・月村家
  本作では月村家はアニメを基にしていますが、月村姉妹は吸血鬼の力を持っています。すずかは作品内では、重要人物の一人です。本作品開始以前から吸血鬼の力を月村姉妹が持っていることを知っているのは、月村家の人間と恭也だけである(恭也はなのは達にすずか自身が話すまで秘密にしている)。
 月村すずか
 なのはの親友でクラスメイト、いつもなのは・アリサ・勇吾・勇我と一緒に行動している。すずかは父親が月村重工を母親が月村建設を経営している資産家夫婦の次女である。性格はどちらかというと大人しく引っ込み思案な内気な性格の一方で、思慮深く相手の心を汲むことが得意である。外見・性格とは裏腹に運動神経が抜群で、目もとても良いのは吸血鬼の力を持っているためである。なのはとアリサとは、一年生の頃に出会いその時のある出来事から仲が良くなり親友になった。なのはとアリサと出会うまでは、吸血鬼の力を持っているため今以上に内気な性格だった。今では上記の性格に加えて、必要な時には自分の意志を曲げない心の強さを手に入れている。姉がなのはの兄の恋人である。勇我に対して、弟のように思っている一方でそれ以上の感情を持っていることに気づいていない。猫を家でたくさん飼っている程の愛猫家である。家では両親と姉とメイドと生活しているが、両親は仕事でほとんど家に居ない。すずかはなのは達に、吸血鬼の力について明かしたいと思っているが、自分から離れて行くことを恐れている。年齢は9歳。
 月村忍
 すずかの姉で、なのはの兄の恭也とは親公認の恋人である。性格は社交的で明るく仲が良い年下の子達の面倒を良くみている。機械オタクで趣味がゲームといった庶民的な一面もある。翠屋を手伝っていたり、夕食を高町家でとることもあるためほとんど高町家の一員である。なのは達のことを妹・弟のように思っており可愛がっている。ゲームが好きな天宮兄弟は忍のゲームの弟子であり、機械についても教わっている。忍はすずかの勇我への思いに気づいている。すずかがなのは達に吸血鬼の力を明かしても大丈夫だと考えている。年齢19歳
 月村俊 
 すずかと忍の父親で、月村重工の経営者を務めている。優れた先見の明によって一代で月村重工を大企業に押し上げた才能を持っている。子供達が健やかに成長することを願っているが、仕事のために家を空けることが多いため寂しい思いをさせているのではないかと考えている。子供達の吸血鬼の力が明るみになり、危害を二人に加えられることを恐れている。年齢は45歳なのだが、30代のような見た目をしている。
 月村春菜
 すずかと忍の母親で、月村建設の経営者を務めている。優れた人心掌握術で多くの仕事を成功させて、一代で月村建設を大企業に押し上げた才女である。旦那である俊と同じく子供達が健やかに成長することを願っているが、仕事のために家を空けることが多いため寂しい思いをさせているのではないかと考えている。すずかが勇我に特別な思いを持っていることに女の感で気づいている。なのはたちが、すずかの吸血鬼の力を受け入れてくれると信じている。年齢は45歳なのだが、30代前半の見た目をしている。 
 ノエル・K・エーアリヒカイト
 月村家でメイド長を勤めているクールな性格の大人の人。月村家では、主に忍の世話と月村家全体の管理を行っている。吸血鬼の力を理解している恭也がいる忍と違い、なのは達に伝えられていないすずかを内心心配している。年齢は24歳。
 ファリン・K・エーアリヒカイト
 月村家でメイドをしている人で、ノエルの妹でドジっ子である。主に家事手伝い(買い出し)とすずかの専属メイドをしている。ノエルを「おねーさま」と慕ってそんけいしている。また私立風芽丘学園の1年生でもある。ノエルと同じく吸血鬼の力を理解している恭也がいる忍と違い、なのは達に伝えられていないすずかを心配していて、すずかになのは達に話してみてはどうかと言っている。年齢は16歳。
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