GBNフォース『レイヴンズ·ヒル』活動録   作:屋根裏部屋の深海

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なんでかこちらの方が筆が進んでしまった………ブレイクデカール編書かずに何をしているのだ私は。
因みに今回から多分に別ゲームのネタが混ざります。具体的には海洋生物戦艦なあれこれ。
時系列的にはハザード達の話はリライズ辺り、ELダイバーの存在が認知されている頃になります。


【空でも海でも宇宙でも】海洋生物戦艦、作ります!

───嗚呼、どうしてこうなってしまったのか。

迂闊にゲームセンターになど連れていくのではなかったと、後に彼は語った。

 

「炎也君………私、あれ 作ってみたい………!」

 

普段まず見ることの出来ないキラキラとした眼に心を揺さぶられながらも、この後の地獄のような作業を考えた青年の眼は急速に光を失っていくのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「と、言うわけで………戦艦 作ります……!」

「「「いぇーーーーい!!!」」」

「いや訳がわかんねぇんだが」

 

は?

冷静なツッコミで草

はい?

何も分からんが

いや草

どういうこったよ(困惑)

てかココドコさ?

あー、見つかっちまったのか…

予測できたろ誰か止めろよぉ!

 

GBN内のとあるフォースのフォースネスト。

ハロカメラをテーブルに置き、配信するウォーターハザードの後ろではステラ·ルーシェとアウル·ニーダ、クロト·ブエルのなりきりアバターが楽しげに声を上げ、困惑を顔に浮かべたオルガ·サブナックがツッコむというカオスな空間が発生していた。

 

「なんで止めなかったのさー…絶対面倒なことになるって分かってたじゃん………」

「止めたさ…止めたが止まらなかったんだ……」

「ああ、押し負けたんですね………」

 

予想通り混乱しているコメントを見ながら、ガックリと項垂れる赤い鱗の蛇人間にスティング·オークレーとシャニ·アンドラスのなりきりアバターのダイバーは揃って同情の眼を向けた。

 

 

「大体なんで戦艦なんだ?MAじゃねえのかよ?」

「えっとね、そのゲームでは 戦艦って 扱いで MAより 更に大きいの」

「宇宙侵略用の戦艦だからねー。文字通り惑星一つを蹂躙できる位の奴とかいるから」

「マジかよ………」

「クジラ型*1とかあるんだ………リュウグウノツカイ型?」

「それどっちもラスボスで出てくるよ」

「何これ、Hi-νガンダムみたいな色の奴もいるじゃん」

「実際そのヒレが自律砲台だからフィンファンネルみたいなもんだよ」

「………え、こいつら皆ヤバくない?」

 

 

ほ、ホントにヤバイのは一部だから(震え声)

もう元ネタ分かった

あれ再現ってマジ?

漁師*2にでもなるのかよwww

クロトなりきりの奴もしかしなくても漁師か?

シューターで漁師の俺歓喜

ピラニア*3再現とかされたらヤバすぎる

 

 

シューティングゲームを得意とするクロトのダイバーがウォーターハザードの説明を補足し、敵として現れる様々な海洋生物を模した戦艦のリストをウォーターハザード達が覗き込む。

コメントには何のゲームかを察したダイバーもいるようで、再現されたくない戦艦の名前が飛び交い始めていた。

 

「今回は 一人だと 大変なので………フレンドの皆に 手伝って もらいます。自己紹介 どうぞ」

「あー、フォース『ブーステッドスイマー』のリーダー、ナックです。宜しくお願いします」

「同じくクロ、ヨロシクねぇ!」

「同じくアンドー、ヨロシクー」

「オークラです。ナック先輩やハザード先輩の後輩です、よろしく」

「同じく後輩のウルだよ、ヨロシク!」

「テラル、よろしく」

 

 

生体CPUトリオのフォースってw

こう見えて実力はガチだぞ

陸上だと水陸両用機体が多いんだよな

なんだろう、このリーダーから漂う苦労人感

ステラなりきりのテラルちゃんきゃわわ

良い感じに三馬鹿ロールしてて完成度高い

なんか名前が安直なのがいるなw

 

「あれぇ?一人足りてないよねぇ?」

「おいこら元凶、諦めて出てこい」

「センパーイ、観念して出てきてくださいよー」

「スネイク くん ?」

「…….…元凶ことスネイクチャーマーです、よろしく」

 

往生際が悪いw

嫌々感出てて草

草

草

ハザードちゃんに見せたの蛇ニキだったかぁー…

これは有罪

有罪ですねクォレハ…

責任とってフルスクラッチして?

 

両側をオルガアバターの『ナック』とシャニアバターの『アンドー』に挟まれ、背後にアウルアバターの『ウル』という【絶対に逃がさん(お前も道連れだ)】という強い意志を感じながら、今回の配信の原因を作ってしまったダイバー·スネイクチャーマーはカメラに向けて挨拶をするのだった。

 

 

 

 

「それで、今回は何を作るのさ?」

「初めて だから 分かりやすい あれにするよ?」

「リュウグウノツカイ型のこれ?どうしてこれが分かりやすいの?」

「こいつ、中に本体がいるんだよ。倒すと外側の装甲が壊れて中の金色の龍が出てくるのさ」

「何それカッコいい………え、龍ってことはまさか?」

 

あっ(察し)

ガンダムで龍と言えばアイツか

アイツとにかくでかくてタフだから嫌い

そういやアイツ水中用も宇宙用もあったなー(遠い目)

もうコメ欄がだいぶ察してるの草

あれベースに改造ってマジ?

 

「そのまさかだ、ウル後輩」

「今回は 【ドッゴーラ】を ベースに 外装を被せて フルアーマーに 見立てます」

「そこにアサルトシュラウドみたく火器とバッテリーまたはコンデンサを積み込むのか………」

「口に必殺砲あるじゃん?あれも付けるの?」

「もちろん だよ?」

「ボディはそのままヘッドに作り替えるから、一番手が掛かるな」

「その分の内装機器のスペースどうすんの?」

「ボディを上顎に見立てて下顎パーツをスクラッチする。砲塔は水中でも使えるものにするからフォノンメーザーを大型化させる」

「………ちなみにですが、パーツは?」

「あ、それ聞いちゃうんだ………」

恐る恐るといった感じのオークラの質問に、にっこりと笑うハザード。

その瞬間、オークラが何かを諦めた表情になり、アンドーがうへえと言わんばかりの表情になる。

 

「もちろん これから 漁を します」

 

 

かわいい

かわいい

満面の笑みで草

悪い顔してるw

アッ(心停止)

※この後友人達を地獄のマラソンに付き合わせます

 

 

 

ドッゴーラ。

機動戦士Vガンダムに登場する、東洋の龍を思わせる規格外の巨体と、切り離し可能なテールラッドというウェポンコンテナが特徴のMA。

宇宙用と水中用の2機体が存在するが、共通するのはどちらも複数の高性能MSを相手取りながら単騎で互角に戦える性能という点である。

なお、バリアコーティングというエネルギーフィールドを機体に纏わせたドッゴーラ改というプランも存在し、そちらは大型ビームサーベルを主武装とする近接型とされている。

 

『そんなデカブツがなんで2(・)機(・)もいるのさ』

『手っ取り早くドッゴーラを手に入れるならおすすめとは聞いたが………確かにこりゃ並の連中じゃ無理だな』

 

今回は宇宙にも対応している必要があるため、敢えて宇宙用ドッゴーラのパーツを狙うことに決めたのだが………元々が登場が少ない機体、かつ正規のキットが存在していない*4ということで、一部の有志がスクラッチした機体を使ったクリエイトミッションや原作におけるモトラッド艦隊への攻撃時を再現したミッションを周回せざるを得なくなっている。

そして原作では狙ったパーツが出るか分からないため、仕方なくクリエイトミッションを探すことになったのだが………

 

『アレ、どう見てもモチーフはガンダムじゃないよねぇ?』

『ミッションにも無双龍って書いてあったし、多分戦わなければ生き残れないアレ*5ですよね』

『ん………よく分かんない』

『まあ分からずとも困ることはないから大丈夫だろう、多分』

そうこぼす彼らの目の前には、燃えるような深紅と銀の龍と全てを飲み込むような漆黒の黒と銀の龍。

塗装以外はまるで双子のような2機のドッゴーラが、とぐろを巻くようにして彼らを睨み付けていた。

 

そして同時に身体を後ろに伸ばした───次の瞬間、テールラッドのアポジモーターを全開にした末端部が猛スピードで突き出される!

 

『『わあああッ?!』』

『散開ッ!どうにかして先に片方を落とすぞ!』

『これどっちも削りきらなきゃいけないのー!?』

『やるしかねえだろ、これでもまだハードなんだからさぁ!』

 

青龍刀のような刀剣の形に整形されたテールビームガンをかわし、<ブーステッドスイマー>が赤いドッゴーラへ、傭兵二人組が黒いドッゴーラへと別れて接近する。

 

『宇宙だと火炎放射がマトモに使えないのがな!』

「尻尾は 私が…!」

宇宙仕様としてスラスターを組み込み、キュベレイの肩アーマーのような装備を4つ装備したシャンブロの改造機『シャンブロブルーロータス』がアーマーをドッゴーラへ向けて機体を中心に8枚の花弁が開くように展開。内部の砲塔がエネルギーチャージを開始。

更に肩部メガ粒子砲をチャージ、ユニットのメガ粒子砲と合わせて拡散砲撃で一斉射。

まるで艦隊の一斉射撃のごときビームの奔流がドッゴーラに襲いかかる。

 

しかし、直撃したビームは次々にその光を散らし、連続で照射を受けた装甲の一部にダメージが入ったのみ。

 

「ラミネート塗装…!」

『おいおい冗談じゃないぞ、テールラッドにまでそれか!』

只でさえ塗装に手間が掛かり、乾燥時のホコリの付着でも性能が低下するナノラミネート塗装ではあるが、それでもGPD時代に耐ビームコート塗装を経験し、十分な技量を持ったビルダーの手に掛かれば洒落にならない防御力を発揮する。

とは言え、それでも一部の超高出力のビームであれば突破は可能ではあるのだが………

 

『しばらく惹き付ける、その隙にチャージしろ!』

「了解…全砲門、収束砲撃…!」

 

反撃で各部の宝珠型ビーム砲門から連続で降り注ぐビームをIフィールドで防ぐブルーロータス。

打開のために正面に回った七本腕のアルトロンガンダムの改造機───『チートロンガンダムフオヤン』がその名の通りドラゴンハングを次々に伸ばし、ドッゴーラの装甲を食い破らんと刃を立てる。

振り払わんと振られたドッゴーラの腕はEW版アルトロンのドラゴンハングに内側から打撃を受けて弾かれ、ドラゴンガンダムの両腕が胸部を強かに殴り続ける。

流石にたまりかねたか、ドッゴーラがブーストを全開にし体当たりを仕掛けることでフオヤンを撥ね飛ばし、漸く引き剥がすことに成功。

───しかし、その時テールラッド数ヵ所と右半身に高出力のビームが突き刺さる。

身をよじって逃れようとするドッゴーラだが、何と照射され続けるビームが偏向し、ドッゴーラの身を焼いていく。

 

「逃げられ ません よ ?」

アーマーに仕込まれたゲシュマイディッヒ·パンツァーによりドッゴーラに大打撃を与えたブルーロータス。

全てのテールラッドの切除を余儀無くされたドッゴーラはせめてもの抵抗か、電磁ネットを投射しようとするが………その頭部がドラゴンハングに破壊され、上からフオヤンが襲いかかる。

 

「鉄をも焼き尽くす灼熱の火炎だ、内側から焼き払われろ…!」

 

深々と突き立てられたドラゴンクローからのドラゴンファイヤーによって内部機構を融解させられたドッゴーラは、内側から爆散するのだった。

 

 

 

 

一方、<ブーステッドスイマー>側はというと。

 

『必殺!!……あー!なんで壊れないんだよぉ!?』

『ビームブレイドも通らない、どうしよう?!』

「テラルは逃げとけ、無理して惹き付けなくて良い!アンドー、ウル、分かってんな?!」

『実弾持ちは本体狙いでしょ、言われなくても分かってる!』

『うわぁ?!機雷にビームが!』

『カリドゥスもダメか!こいつ、本当に面倒な…!』

 

有効な攻撃がカラミティのトーデスブロックやフォビドゥン、アビスの実体砲に限られてしまい、中々有効打を与えられていなかった。

特にガイアガンダムとレイダーガンダムは深刻で、虎の子のミョルニルも宇宙世紀のMAでは分が悪くガイアに至ってはほぼ装甲を抜ける攻撃手段がないという有り様。

カオスもミサイル以外は通らず、必然的にフォビドゥン、アビス、カラミティの3機がオフェンスを担う形に。

その火力もMS1個中隊に匹敵するMAには火力が足りていない。

均衡が成り立っているのはフォビドゥンのゲシュマイディッヒ·パンツァーと全機がPS装甲持ちという防御力の高さに依るもので、それもバッテリー駆動であるSEED世界の機体では限界が見えている。

 

切り離したテールラッドの宝珠型ビーム砲からの射撃と本体の攻撃を凌ぎつつ、ナックのカラミティが砲門を全て赤いドッゴーラに合わせる。

「仕方ねぇ、物は試しだ!一ヶ所にビームを集中させろ、テラルも突撃砲で狙え!」

『わ、わかりました!』

『ゲロビを喰らいやがれーっ!滅っ殺!!』

『カオスの火力なら!』

『あーもー、メンドイんだけどー!?』

『全部一気に、撃つ!』

 

タイミングは若干ずれたが、次々に放たれたビームが本体の左側に次々着弾し、左腕と左肩のスラスターユニットを破壊することに成功する。

 

『やったっ、きゃあっ!?』

『うお、こいついきなり物理に、ぶべっ!?』

「ぐふっ………くそ、一旦逃げろ、パターンが変わったぞ!」

『あっぶな!?離れて、オールレンジ攻撃が来るよ!』

 

喜んだのも束の間、今度は分離したテールラッドが次々に襲いかかり、カラミティ達を吹き飛ばして更に締め付け捕縛しようとする。

更に分離したテールラッドからはビーム砲が次々にナック達を襲い、多角的にオールレンジ攻撃を形成。

6人は回避に専念せざるを得なくなる。

 

『フォロー!テラルは誰かと一緒に動いて、離れんなよー!』

『俺の心配は!?』

『どうせクロは大丈夫でしょ』

『後で覚えとけよお前ェェェェェ!』

『これじゃ攻撃出来ませんよ!さっきから射撃も激しくなってます!』

『うおっ!?くそ、攻撃ポッドが!』

経験のあるナック、クロ、アンドーの三人は体勢を立て直しているが、後輩たちはまだ漸くCランクに上がった程度。

密度と多角さを増した射撃に対応しきれず被弾が増えている。

後輩たちをアンドーがゲシュマイディッヒ·パンツァーで守っているが………確かに耐えられはするが、全てをカバーできるわけではなく、消費を考えると連続稼働は避けたい。

前に出たクロのレイダーに攻撃が集中していても、巨体からなる攻撃範囲の広さは伊達ではなかった。

「実弾避けのつもりか!クソウゼェ!」

『どーするよ、邪魔なテールラッド全部ぶっ壊して近寄る?』

「普通ならそうするが、こっちの弾とエネルギーが持たねぇな」

『ヤバいヤバい、俺STGの機体じゃねーんだけどぉ!?』

「もうちょい耐えてろ、後輩どもにこれ以上無理はさせられねぇぞ!」

『ウガーーーっ!ホントマジで覚えてろよーーーっ!』

 

悲鳴を上げながらもミーティアのフルバースト並の弾幕をギリギリで掻い潜り続けるレイダー。

しかしいくら攻撃がレイダーに集中していてもドッゴーラは見逃してくれず、接近しようとしたカラミティとフォビドゥンの行く手をテールラッドが阻む。

 

「ちぃ、マジで手も火力も足りねぇ………!」

 

 

 

 

『あるぞ、手ならばな』

『待たせ ました』

 

 

 

突如レイダーを攻撃していたテールラッドがメガ粒子砲の奔流に焼かれ、カラミティ達の目の前のテールラッドが次々に伸びてきたドラゴンハングに牙を立てられ、食い破られていく。

 

「ったく、来んのがオセェんだよ!」

『悪いな、その分は仕事をするさ』

『クロ君 後輩の 皆も……!』

『助かった~!神様仏様ハザード様ってね!』

『やー、助かるわホント』

駆けつけたブルーロータスがIフィールドとゲシュマイディッヒ·パンツァーを全開にして放たれるビームからカオス達3機を守り、反撃のメガ粒子砲でテールラッドを薙ぎ払う。

回避の必要が無くなった3機も射撃を開始し、更に分離し接近するテールラッドを撃ち落としていく。

 

「……おい、クロのやつどこ行った」

『あー、多分『良くも好き勝手やったなああああ!!必っ殺!!!』やっぱりなぁ…』

 

いつの間に接近していたのか、怒りのままにミョルニルをドッゴーラ本体に叩きつけるレイダー。

右の胸部ミサイルランチャーが潰れているあたり余程恨みが積もっていたのだろう。

 

「今のうちだな、接近する!」

『早く終わらせよっか』

『了解、合わせる』

 

 

 

 

 

「一撃で駄目なら百回殴る!滅殺!抹殺!圧っ殺!」

次々に猛烈な勢いで振るわれるミョルニル。

懐に潜り込まれると弱いのはMAの典型ではあるが、勢いに呑まれたのかドッゴーラの反撃は散発的。

何とか振り払うべく雲形機雷を射出するが、即座に飛来したビームが機雷を撃ち抜き爆発でドッゴーラがダメージを負う。

 

『クロー、スイッチ!』

『はいよ!』

 

ミョルニルを振るう反動で後ろに飛び上がるレイダーに変わりフォビドゥンが接近。

頭部ユニットを大鎌《ニーズヘグ》の一撃で落とし、胸部に槍となっている部分を突き刺す。

 

『スネイク、ヨロシク!』

『任された』

 

振り払われた右腕を下がりながら躱し、フオヤンがニーズヘグの突き立てられた部分にドラゴンハングを突き立て、装甲を引き剥がしていく。

メギャメギャと悲鳴のような金属の軋む音がし、装甲が大きく抉られる。

最後の抵抗と言わんばかりに推力を最大にして突撃するドッゴーラだったが………

 

「ゲームセットだよ、くそったれ」

 

装甲を引き剥がされた部分に勢いを利用されてトーデスブロックを突き立てられ、内部に直接バズーカ弾を叩き込まれ。

遂に深紅の龍は爆発しながら、データの粒子に姿を変えたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「づがれだ」

「あぅ~………」

「あれやるんなら無理にでもフォビドゥンヴォーテクス出すんだったかなー………決定打無さすぎ」

「まあ、こっちとしても報酬は良かったからな。それでトントンってとこか」

 

お疲れー

カラーリングだけでフツーのドッゴーラだったな

SEED系で鉄血系クラスの耐ビー持ちMAとか罰ゲームレベル

三馬鹿ズ良く頑張ってたわ

へにゃってるテラルちゃんかわいい

Cランクであれについていけるなら十分だわ、お疲れ

でもあのミッション更に上があるんだよね………

↑おいやめろ

 

ミッション終了後、ソファで延びているクロ、テラルに同じく肩を落としているウル、オークラ。

特に火線が集中していたクロの疲労は激しく、魂が口から抜け出したような顔になっていた。

 

「お疲れ。これは奢りだ、適当にやってくれ」

「冷たいの どうぞ?」

『『やったーーー!』』

「アイス………!」

「うーんこの単純」

「ま、奢りなら素直に受け取ろーぜ」

「頂きます、先輩」

 

うーんこの部活感

実際部活の部員でフォース組んでるらしいぞ

手伝ってくれた後輩たちに奢りを欠かさない先輩の鑑

アイスまであるのいいな

運動の後のアイスは良いぞ

アイス旨そう………

 

 

奢りとして持ち込まれたドリンクとアイスに嬉々として舌鼓を打った一同。

一通り飲み終えたところで、ナックが水を向ける。

 

「んで、目的のパーツはどれくらい集まったんだ?」

「設計データは後3回ってとこだな。予備パーツは廻してくれた報酬分もあってなんとかなりそうだが全体となるとまだ足りん」

「あと3回………流石にもう一度あれはキツいんだけど」

 

 

実質4回で必要パーツ集まるのはまあ有情

問題は集めた後なんだよなあ

本体と外装両方あるからな

しかも新機軸の武装もあるという

如何にフルスクラッチの連中が頭おかしいか分かる

RHの本拠見たら割りと笑えんぞ

 

「なので ここからは 設計を します」

手元にホロウィンドウを表示し、ドッゴーラのテールラッド部分を表示するウォーターハザード。

 

「外装を どうするか 皆で 考えましょ?」

 

 

 

「アンカー!アンカー付けようよ!ミサイルも!」

「レーザー機銃………バッテリーどーしよーか」

「装甲も問題だな。パージ前提ならチョバムアーマー風にするか?」

「どちらかといえばペーネロペーやフルアーマープランに近いな。装甲と武装の強化というパターンだ」

「んー………頭の飾り、どうせならもっと伸ばしてそれっぽくしない?」

「リュウグウノツカイ 確かに もっと 長い よね」

「ミノフスキークラフトも組み込むんですよね。いっそ頭もブレードにしてみます?」

「宇宙まで行けるようにするとドライブにして本体に組み込まないと駄目だから…ああ、本体にも機銃を仕込む必要があるのか」

 

 

やベーのが出来上がりそうと言うのはわかった

外装どうするかだけで一週間はかかる自信がある

どんなのに仕上がるか楽しみだなー

これ苦労して外装剥がしたら中から金ぴかが出てくるのか

 

 

わいわいと、ダイバー達の話は途切れず。

その後2時間、リスナーを交えて外装の設計は続いたのだった。

 

*1:
ラスボス筆頭の戦艦、グレートシング。こいつの撃破を指して捕鯨と呼ぶことも。専用BGMの名称が意味深なことで有名

*2:
敵対勢力が歴代海洋生物をモチーフにした戦艦のためやり込みプレイヤーのプレイングを漁になぞらえた名称

*3:
ハングリーグラットンズ。本体と無数の子機で構成され、画面を埋め尽くすほどの子機で攻撃と防御を両立する強敵

*4:
300m超の巨体がサイコミュもミノフスキークラフトも無しに何故かテールラッドを自在に分離合体できるという時点でお察し

*5:
戦っても生き残れなかった鏡の世界の仮面騎士




<ブーステッドスイマー>
SEEDのブーステッドマン、エクステンデッドのなりきりアバターで構成されたフォース。
エクステンデッドの3人とブーステッドマンの3人は水泳部の先輩後輩の関係。ウォーターハザード、スネイクチャーマーとは同じ学校でスネイクもここの水泳部所属。
本来は水中戦が得意で、フォビドゥンヴォーテクス、シンカーレイダー、アビスカラミティという水中改造機を主力としている。

ナック
オルガ·サブナックのなりきりアバターのダイバー。ランクはA昇格間近のB。
水泳部の部長であり、<ブーステッドスイマー>のリーダー。メドレー担当はクロール。
本来の機体はアビスガンダムとカラミティガンダムのミキシングである『アビスカラミティ』。
ただし水中戦にリソースを振り向けた結果宇宙適正が悪化したため、今回はカラミティで出た模様。
フォースのまとめ役であり、読書家。最近哲学者の本を読んだこととあるアニメに影響され、電子世界の生命体であるELダイバーのアイデンティティーについて考えることが増えたらしい。

クロ
クロト·ブエルのなりきりアバターのダイバー。ランクはA。
水泳部所属。担当はバタフライ。
レイダー制式採用をベースに背部ユニットの改造とミョルニルにスラスターを取り付け水中戦に対応した『シンカーレイダー』を使用。
やはり宇宙適正が下がっているため、今回は通常レイダーにて参戦。
クロト同様やたら叫ぶ癖があり、シューティングゲームが得意。

アンドー
シャニ·アンドラスのなりきりアバターのダイバー。ランクはB。(めんどくさがっているせいで本来の技量はもっと高い)
同じく水泳部。担当は平泳ぎ。
彼のみ、実際の作品で出演した『フォビドゥンヴォーテクス』を使用。今回は宇宙戦のため通常のフォビドゥンで参戦。
シャニとは違い、純粋に音楽好き。範囲はテクノ、メタル、ロックからクラシック、ジャズまで幅広い。

オークラ、ウル、テラル
エクステンデッドのなりきりアバターを使用した3人。
スティングアバターがオークラ、アウルアバターがウル、ステラアバターがテラル。
まとめ役のオークラにお調子者な所があるウル、マイペースで懐いた相手には素を見せるテラルという水泳部の後輩達。
まだまだダイバーとしては新参だが、順調に腕を上げている。
使用する機体はゲート処理や合わせ目消し、コーティング塗装がなされたカオス、アビス、ガイア。
特に大規模な改造はなされていないため、相性でどうしようもない相手の場合は打つ手が無くなってしまうことも。


スネイクチャーマー
レイヴンズ·ヒル所属傭兵。ダイバーランクはA。
赤い鱗の高身長蛇人間といった出で立ちで、リアルでも威圧感のある高身長三白眼。
乗機はアルトロンガンダムをベースに、ドラゴンハングをありったけ取り付けた『チートロンガンダムフオヤン』。
ドラゴンハングの火炎放射で相手を焼き尽くし、並の機体の格闘ならば弾き飛ばして捕縛からのラッシュで破壊してしまう荒々しい機体。
その戦い方ゆえに残虐な性格と思われがちだが、本人はバトルジャンキーの気がある普通のダイバーである。
ウォーターハザードとは交際中。彼女からは「私の手を引いてくれた、ヒーロー」と見られている。


チートロンガンダムフオヤン
アルトロンガンダムをベースにシェンロン、EW版アルトロン(ナタク)、ドラゴンガンダムの腕を追加し、7本腕とした上で背部バインダーのビームキャノンを腰から伸びるテールバインダー状にした上で1本にまとめ出力を上げた機体。
現在ドラゴンガンダムの腕を装着しており、原型機から格闘戦に更に磨きが掛かっている。
宇宙空間では練気によるものか、ドラゴンガンダムのドラゴンファイヤーだけは使用できるがそれ以外は普通のドラゴンハングとなるため、本領は地上戦。
5本のドラゴンハングから放たれる火炎放射はまともに受ければガンダムやトールギスですら大ダメージを与えられる。
ドラゴンガンダムのものとは違う必殺技があるようだが………?

シャンブロブルーロータス
ウォーターハザードが宇宙にて使用する、深みのある蒼と白のグラデーションに塗装されたシャンブロの改造機。
ゲシュマイディッヒ·パンツァーを仕込み、キュベレイの肩アーマーを模した4つのフレキシブルバインダーを持ち、内部には拡散と収束を切り替えられるアプサラスのメガ粒子砲を搭載。
ミノフスキークラフトはそのままに、肩部と接地脚部、スカートユニットにスラスターを追加し宇宙空間での機動性を確保。
サイコガンダムMk-Ⅱに搭載されていたリフレクタービットを採用し、地上戦時はビームローターで飛行するように改良。
又一部の発射管は垂直発射式ミサイルランチャーに変更、いざというときの対空装備となっている。
クローユニットは内部にエグナーウィップを仕込み伸縮可能になった他、クローをザンスマッシャークローとして切れ味のあるクローに整形、掴んで挟み切ることも電撃を流すことも可能。
制圧·艦隊戦、対大型目標用のMA。この状態でも水中で行動可能だが武装は大きく制限される。
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