プリンセスマーチがはるか彼方に飛んでいくと、デモンは塔の外に出た。すると走って逃げているキュアハッピーとメルシーの姿を見た。デモンは「誰も逃がさないよ」と言ってキュアハッピーとメルシーのところへ飛んでいった。凄まじいスピードでキュアハッピーとメルシーの前まで飛んでいったデモンは「お前達も消しちゃうよ」と言った。そんなデモンの姿を見て足を止めたキュアハッピーとメルシーは怯えていた。
キュアハッピーはメルシーの前に立って「メルシー様だけでも逃げて!」と言った。そしてキュアハッピーは覚醒状態になると「プリキュア、ハッピーシャワーシャイニング!」と叫んだ。そして凄まじいパワーのハッピーシャワーシャイニングをデモンに放った。ところが、デモンはハッピーシャワーシャイニングを片手で跳ね飛ばした。キュアハッピーは「そ、そんな・・・」と呟くと、デモンは「お前も消えてしまえ!!」というとエネルギーが込められた紫に輝くデモンの拳がキュアハッピーの腹部に直撃した。キュアハッピーはそのままはるか遠くへ飛んでいった。
それを見ていたメルシーは「キュアハッピーさん!!!!!」と叫んだ。もうスマイルプリキュアはどこかに飛ばされたキュアサニーか、今は外国にいるキュアビューティだけになってしまったのだろうか。
メルシーは怯えながらも気合を入れて金色に輝いたキュアガディスとなった。そしてデモンに黄色いエネルギー弾を放った。デモンは「キー、キー」と声を出しながら黄色いエネルギー弾をくらいながらもゆっくりメルシーのほうに向かって歩いてきた。メルシーは怯えながらさらにエネルギー弾を放つがデモンには全くダメージを与えることはできない。デモンは「お前も消えてしまえー!!」といって右手をひらくと赤いエネルギー弾をメルシーに向かって放った。メルシーは「キャーーーーーッ」と叫びながらはるか彼方へ吹っ飛んでいった。
ダークラスによって別の場所へ移動させられたキュアサニーは砂漠地帯を歩いていた。キュアサニーは自分が一体どこにいるのかわからないまま砂漠地帯をさまよっていた。しかしキュアサニーは「なんか、かなり遠いところからものすごいエナジーを感じたな。なんかあったんやろか?」と呟いた。薄暗い砂漠地帯を方角もわからないままキュアサニーは歩き続けていた。
メルシーまでも吹き飛ばしたデモンは空に飛んで辺りを見渡していた。デモンは「もう僕の敵はいなくなったのか?キー」と言った。デモンは封印されていた塔のほうへ戻っていくと、背後から紫色の巨大なエネルギー弾が飛んできた。デモンは「キー」といって振り向くとその紫色の巨大なエネルギー弾をまともにくらった。そして大きな煙がもくもくと舞い上がった。煙が消えていくと「はぁ、はぁ・・・」と息を切らしながら上空に浮いていたのはダークラスであった。
ダークラスがニヤリとすると煙の中から無傷のデモンの姿が見えた。ダークラスは「なに!?」と言った。デモンは「お前、まだ消えてなかったのか。お前しつこい」と言った。ダークラスは「きさま、暗黒世界の王であるわたしを舐めるんじゃないぞ!!!」と叫ぶと緑の光を放った。この光はキュアハッピーのパワーを吸収したものと同じ術である。デモンは「キー、キー、お前なんてさっさと消えてしまえー!!」と叫ぶと赤いエネルギー弾をダークラスに放った。この赤いエネルギー弾はプリンセスマーチにくらわせた時より数倍のパワーで、ダークラスはまともにくらってしまった。ダークラスは「ぐあーーーーーーーーーーーっ」と叫んだ。そしてダークラスの姿そのものが消滅していった。
はるか彼方へ倒れていたメルシーはもはや虫の息だった。すると、メルシーが後ろに抱えていた人形が光りだした。その人形とはチョコアを抱いたキュアピースであった。そして、キュアピースとチョコアは人形から元の状態に戻った。
キュアピース「あれ?わたしどうなってたんだろう?」
チョコア「あれ、どうしたでしゅか?」
二人とも何が何だかわかっていなかった。キュアピースはすぐに「なんかものすごく恐ろしい気配がするんだけど、何かあったのかな?」と言うと足元を見て「あーーーーっ!」と言った。チョコアも足元を見ると「メ、メルシー様!!!」と大きな声で叫んだ。そこには足元で倒れているメルシーの姿があったのだ。
キュアピース「も、もしかして死んじゃってるの?」
チョコア「まだなんとか生きてるようでしゅ!」
チョコアはすぐにメルシーの体に触れて「ヒーリング!」と言った。メルシーの体はカラフルな光が輝いていった。そしてメルシーは傷と体力が回復して意識が戻った。
チョコア「メルシー様、間に合ってよかったでしゅ!」
キュアピース「メルシー様、何があったの?他のみんなは?」
メルシー「わけはあとで話します!それよりすぐにキュアハッピーさんとキュアマーチさんを助けにいきましょう」
チョコア「メルシー様、その二人がどこにいるかわかるでしゅか?」
メルシー「わかります。かすかですが、二人の気配を感じますのでまだ生きています。さあ急ぎましょう」
そしてメルシーはチョコアの頭に手をあてて「チョコア、まずはこの場所へ移動してください。キュアピースさん、あなたもチョコアに触れてください」と言った。チョコアは「わかったでしゅ!では移動しましゅ」と言った。キュアピースはチョコアの肩に触れた。三人はそのまま姿を消した。
黒い木が立ち並ぶ地面に星空みゆきの姿に戻って倒れている場所に出てきた。
キュアピース「みゆきちゃん、大丈夫?」
メルシーは「チョコア、すぐに星空みゆきさんにヒーリングしてください」と言った。チョコアは星空みゆきの体に触れて「ヒーリング!」と言った。星空みゆきの体はみるみるうちに傷と体力が回復していった。そして星空みゆきは意識が戻ると「あれ?わたしどうしたの?というかデモンはどうしたの!?」と言った。メルシーは「事情は後で説明します。では次の場所へ移動しましょう」と言った。
メルシーはチョコアの頭に手をあてて「チョコア、次はこの場所へ移動してください。キュアピースさん、星空みゆきさん、チョコアに触れてください」と言った。キュアピースはまたチョコアの肩に触れて、星空みゆきはチョコアの腕に触れた。チョコアは「ではまた移動しましゅ」と言ってその場から姿を消した。
広い高原地帯に緑川なおが意識を失って倒れていた。
キュアピース「なおちゃん、もしかして死んじゃったの?」
メルシー「危ないところでしたが、大丈夫のようです。チョコア、すぐに緑川なおさんにヒーリングをかけてください」
チョコアは「わかったでしゅ!」
そういってチョコアは緑川なおの体に触れると「ヒーリング!」と言った。緑川なおの傷と体力はみるみる回復していった。意識を取り戻した緑川なおは「わたし、まだ生きてたの?デモンは?」と言った。メルシーは「事情は後で説明します。チョコア、最後、ここに移動してください」と言ってチョコアの頭に手をあてた。チョコアは「わかったでしゅ」と言った。メルシーは「みなさん、チョコアの体に触れてください」と言った。みんなチョコアの肩や腕に触れるとチョコアは「移動しましゅ」と言ってその場から姿を消した。
広い砂漠の真ん中にキュアサニーが歩いていた。星空みゆきは「あかねちゃーーーーーん!」と叫んだ。するとキュアサニーが振り向いて「みんな、無事やったんやな!」といって走ってきた。キュアサニーは「遠くからものすごいエナジーを感じたんやけどなんかあったん?」と聞いた。メルシーは「事情は後で説明します。まずキュアサニーさん、キュアピースさん、まずプリキュアから元の姿に戻ってください。一刻も早くこの絵本の外へ移動します」と言った。キュアサニーは日野あかね、キュアピースは黄瀬やよいの姿に戻った。
そしてメルシーは「みなさん、チョコアの体に触れてください。チョコア、絵本の外へ移動してください」と言った。みんなチョコアの肩や腕に触れてメルシーはチョコアの頭に手をあてるとチョコアは「では絵本の外へ移動しましゅ」と言った。すると上空にカラフルな光が伸びた。それとともにみんなチョコアとともに上空へ浮上して消えていった。