青木れいかは時の本のことやバッドエンドゴッドになったジョーカーと戦うためにトレーニングしたこと、ウルトラプリキュアに変身できること、そしてミラクルレインボーバーストという技があることをメルシーに説明していった。
メルシー「なるほど、スマイルプリキュアのみなさんはそんな強い敵と戦うために時の空間という過酷な場所でトレーニングした。だからそのような巨大なパワーを手に入れたのですね」
星空みゆき「だからメルシー様、わたし達はまた時の空間に入ってトレーニングしようって思ってるんだよ」
日野あかね「時の空間は生涯で6時間までしか入っていられへんのやけど、うちとなおはもう時間を使ってしまったからなあ。たった二日間しかないし、どないしよ・・・」
メルシー「しかし、日野あかねさんと緑川なおさんはそれからもトレーニングを続けていたのですよね?」
日野あかね「そうやで。時の空間と同じ環境の空間に入れる本をポップに借りてるねん。でも時間の流れはこっちの世界と同じやから、うちらは二日間しかトレーニングできへんのよ」
メルシー「その借りている本の中は別世界の空間なのでしょうか?」
緑川なお「うん。別の世界の空間だよ」
メルシー「では、その空間の時間の流れを変えればいいのですね」
日野あかね「そんなことできるん?」
メルシー「チョコアの術を使えば時の流れを変えることができるのです」
青木れいか「この世界の1時間が時の空間では30日でしたね」
メルシー「ではその本の中の世界をそれと同じ時間の流れにしましょう」
日野あかね「それはええねんけど、あとはどういうトレーニングするかが問題やな」
それからしばらくの間、みんな考え込むようになって沈黙が続いた。
星空みゆき「みんな、覚醒プリキュア2になれるようにトレーニングすればいいんじゃないかな?」
日野あかね「さっきも言うたけど、パワーアップしただけではデモンを倒すことはできへんと思う。聖なる力がないと倒されへんと思うわ。それに覚醒プリキュア2でも体力は消耗するんよ。さっき戦ってみたけどデモンは全く体力が消耗してなかったんや」
星空みゆき「みんなが覚醒プリキュア2になって戦っても体力の問題があるんだね」
日野あかね「それにパワーだけではデモンに大きなダメージを与えることはできへん。技もくらわせていかなあかんと思う」
ずっと考え込んでいた青木れいかが口を開いた。
青木れいか「では、力をパワーアップする人と技のエナジーをパワーアップする人を分けるのはどうでしょうか。まずはデモンと戦えるほどの実力になるまでトレーニングしてからになりますが、力と技をパワーアップした人が一緒になって戦えばいいのではないでしょうか」
日野あかね「それやわ!さすがれいか、やっぱり頭ええな!」
青木れいか「もう一つ、わたしに考えがあります。あのバッドエンドゴッドになったジョーカーにトドメをさした時、わたし達は覚醒した状態でウルトラプリキュアに変身しました。それはあまりにも体への負担が激しかったと思いますが、普段からウルトラプリキュアの状態に慣らしておいて、そこから覚醒状態になれるようにトレーニングをすれば、体への負担はなくなり、さらなるパワーアップができると思います」
緑川なお「そうか!わたしは逆を考えていたんだ。プリンセスマーチの状態から覚醒状態になれば、さらにパワーアップできていたんだ」
その話を聞いていた黄瀬やよいが少し困った表情をした。
黄瀬やよい「ウルトラプリキュアになるのはいいんだけど、キャンディがいてくれないとミラクルレインボーバーストを放つことができないんじゃない?」
星空みゆき「たしかに・・・キャンディをデモンのところに連れていくのはあまりにも危険だよね」
黄瀬やよい「それに、わたし達って今でもウルトラプリキュアに変身できるのかな?またウルトラキュアデコルが必要になるんじゃない?」
日野あかね「ウルトラキュアデコルが必要ならキャンディに持ってきてもらうしかないな」
あらゆる話を聞いていたメルシーは「ウルトラキュアデコルとは何でしょうか?」と聞いた。青木れいかはメルシーにキュアデコルのことを説明しはじめた。
キュアデコルやメルヘンランドの話を聞いたメルシーは「わかりました」と言った。
メルシー「では、ロイヤルキャンディーさんには聖なる力を与えて、そのウルトラキュアデコルをパワーアップさせましょう」
隣に座っていたチョコアがそれを聞いて少し怒った表情になった。
チョコア「メルシー様、人間のプリキュアやメルヘンランドの妖精に神の力を与えるのでしゅか?神の力を簡単に下界のものに与えるのはいけましぇん!」
メルシー「チョコア、それはいいのです。今は全宇宙が破壊されるかもしれない危機なのです。わたしができることはこんなことくらいですが、みなさんのお力になりたいのです」
チョコア「メルシー様・・・たしかにそうでしゅね」
日野あかね「メルシー様、ウルトラキュアデコルをパワーアップさせたら、うちらのパワーもアップするん?」
メルシー「もちろんです。しかしわたしの力ですのでそこまでパワーアップは期待しないでください。ただそのウルトラプリキュアで覚醒するくらいの力を手に入れることができると思います」
星空みゆき「じゃあキャンディを呼びにいこう!メルシー様、ウルトラキュアデコルのパワーアップってどのくらいの時間がかかるの?」
メルシー「ロイヤルキャンディさんに聖なる力を与えるのはそんなに時間はかかりませんが、ウルトラキュアデコルのパワーアップは5時間くらいかかります」
星空みゆき「5時間って大変じゃない?」
メルシー「わたしもプリキュア界の大女神。みなさんのお力になれるとすればこのくらいしかありませんので頑張ります」
しばらくして青木れいかが口を開いた。
青木れいか「では、どなたが力をパワーアップさせるか、技のエナジーをパワーアップさせるか決めましょう。あかねさんはもう覚醒プリキュア2に変身できますので力ですね」
黄瀬やよい「わたし、攻撃には自信がないから技のエナジーをパワーアップさせるよ」
星空みゆき「わたしはあかねちゃんと一緒に戦いたいって思うから覚醒プリキュア2になれるようにがんばるよ!」
緑川なお「わたしはうーん・・・どちらもパワーアップさせたいって思う!」
青木れいか「ではみゆきさんとあかねさんは力をパワーアップ、やよいさんとわたくしは技のエナジーをパワーアップさせます。なおさんはバランス型になりたいようですが、どちらも中途半端にならないように注意してください」
日野あかね「よっしゃ!これで決まりやな!」
青木れいか「ではまず、技に関してはデモンと戦えるまでトレーニングをしてから、エナジーをパワーアップしていきましょう。最後はウルトラプリキュアの状態からすぐに覚醒状態になれるようにしましょう」
星空みゆき「じゃあ、わたしはあかねちゃんと同じ空間に入るね」
緑川なお「わたしは一人で入るよ」
黄瀬やよい「じゃあ、わたしとれいかちゃんは時の空間だね」
青木れいか「それで決まりましたね。しかしあかねさんとなおさんの空間にはベッドも飲食物もないのではありませんか?」
その話を聞いていたメルシーは「では、日野あかねさんと緑川なおさんの空間に簡易的な小屋と食糧庫を用意しましょう。それと水の中にいる環境を沼のような泥水の中にいるくらいの環境にしましょうか?」と言った。日野あかねは「メルシー様、そんなことまでできるんや!さらに体が動きにくくなる環境にしてくれたほうがパワーアップするからお願いするわ」と言った。