デモンは素早く上空に飛んでいった。しかしキュアサニーは「同じことはさせへんで!」といってデモンのほうへ飛んでいくとパンチやキックの連続攻撃をしはじめた。デモンもキュアサニーにパンチやキックの連続攻撃をしている。そこにデモンの背後へ現れたキュアマーチがデモンの背中へ強烈な蹴りをくらわせた。
挟み撃ちにあっているデモンは体を傾けて両手を開くと紫のエネルギー弾を出した。そのエネルギー弾をキュアサニーとキュアマーチは片手で弾き飛ばした。その瞬間、キュアマーチはデモンの腹部に強烈な蹴りをくらわせた。吹っ飛んでいきそうなデモンの腕を掴んだキュアサニーはデモンの体を少し上に持ち上げた。それと同時にキュアマーチは「プリキュア、マーチシュートインパクト!」と叫んでデモンに竜巻のような緑のエネルギー弾とともに強烈な蹴りをくらわせた。このマーチシュートインパクトの攻撃はデモンに大きなダメージを与えた。上空に吹っ飛んでいったデモンより素早くさらに上空に移動したキュアサニーは「プリキュア、サニーファイヤーバーニング!」と叫び巨大な炎をデモンに放った。サニーファイヤーバーニングがデモンに直撃すると、今度はデモンが地面に向かって落ちていった。再び地面に叩きつけられたデモンはさらなるダメージを受けたようで立ち上がってこない。
絵本の外から大きな玉で様子を見ていたチョコアがキュアサニーとキュアマーチの戦いを見ていて驚いていた。
チョコア「メルシー様、あのキュアサニーさんとキュアマーチさんはデモンより圧倒的な強さではないでしゅか?どうしてトドメをささないのでしゅか?」
メルシー「たしかにあのお二人はデモンより実力は上でしょう。しかし、トドメをさせないのです。デモンはダメージを受けていても体力やパワーはあまり落ちていません。だからデモンは恐ろしいのです」
チョコア「そうでしゅか・・・」
チョコアは残念そうにそう呟いた。メルシーは心配そうに「あまりデモンを追い詰めて怒らせると何をするかわかりません。早くみなさんが覚醒したウルトラプリキュアになってトドメをさせることができればいいのですが、なかなかそのチャンスがないのでしょう」と言った。
キュアピース「あの二人は本当にすごい連携攻撃をしてるね。このままデモンを倒せちゃうんじゃない?」
キュアビューティ「いいえ、あの二人だけではやはりデモンは倒せないと思います。デモンはダメージを受けていますが、体力はほとんど消耗していません。それにパワーも落ちていません。おそらく、そのことはサニーさんやマーチさんもわかっていると思います。邪王デモン、なんて恐ろしい存在なのでしょう」
キュアハッピー「やっぱり五人で力を合わせないと倒せそうにないのね」
キュアビューティ「わたしは先ほどからずっとそのタイミングについて考えています」
地面に倒れてるデモンは「キー、キー」と弱い声を出しながらゆっくり起き上がってきた。そして「キーーーーーー」と声を出して表情が怒りへと変化している。そしてだんだんデモンの濃い紫色の体が赤く変化していき全身から湯気が出てきた。
キュアサニー「なんか変化しよったで。デモンの体の色も変化して湯気がでとる」
キュアマーチ「あいつの表情をみてみろ。あれは完全に怒り狂ってるぞ!」
そんなデモンの変化を見ていたキュアビューティは「あれはまずいです。ハッピーさん、ピースさん、そろそろわたし達も戦う準備をしましょう」と言った。キュアハッピーは「ちょっとは休憩できたから大丈夫だけど何がどうなってるの?」と聞くとキュアビューティは「デモンは理性を完全に失っています。きっと暴走します」と言った。キュアピースは「暴走してもキャンディとポップは守らないといけないよね」と言った。
デモンは空に浮いてるキュアサニーとキュアマーチのほうを睨みつけると両手を広げて「お前達なんて消えてしまえーー!!」と叫び、赤色の大きなエネルギー弾を出した。そしてそのエネルギー弾をキュアサニーとキュアマーチのほうへ放った。キュアサニーは「ものすごいエナジーのエネルギー弾や!」と大きいな声で言うとキュアマーチも「まずい!」と言った。デモンが放った赤いエネルギー弾はキュアサニーとキュアマーチに直撃した。二人とも「うわーーー」と叫びながらそのエネルギー弾が爆発した。その瞬間、デモンはキュアピースとキュアビューティのところに飛んでいき「お前達も消えてしまえー!!」と叫ぶと両手から同じ赤色の大きなエネルギー弾を出した。キュアピースとキュアビューティは空へ飛び「プリキュア、ビューティブリザード!」と叫ぶとデモンのエネルギー弾を凍らせようとした。しかしエネルギー弾はビューティブリザードを吸収してしまい、そのまま放たれた。
キュアビューティは「ピースさん、ピースサンダーで避けてください」と言うとキュアピースは「プリキュア、ピースサンダー!」と叫ぶとピースサンダーでエネルギー弾を避けた。しかしキュアビューティはデモンの放ったエネルギー弾に直撃して爆発した。そこにキュアハッピーがデモンの背後に現れて背中を蹴飛ばした。デモンは岩のほうへ吹っ飛んでいったがなんとか地面に足を置いて立ち止まった。そしてデモンは「お前も消えちゃえー!!」と叫ぶとさらに大きな赤いエネルギー弾を出してキュアハッピーに放った。あまりのスピードで迫ってくるエネルギー弾にキュアハッピーには避けられない。そしてそのさらに大きな赤いエネルギー弾がキュアハッピーに直撃した。その瞬間、デモンは空に飛ぶとエネルギー弾を避けたキュアピースのところへ移動して「誰も逃がさない!お前も消えちゃえー!!」と言ってキュアピースの目の前でエネルギー弾を放った。エネルギー弾とともにキュアピースは吹っ飛んでいくと岩場にぶつかって爆発した。
周辺はもくもくと煙で包まれた状態になっていたが、だんだん煙が消えていくとキュアサニーの姿があった。
キュアサニー「あいつなんてことするねん!おーい、みんな大丈夫か?」
キュアマーチ「こっちは大丈夫だ!」
キュアサニー「ピースやビューティは大丈夫か?」
キュアビューティ「なんとか大丈夫そうです」
岩場にぶつかったキュアピースが爆発によってバラバラになった岩の中から出てきた。
キュアピース「わたしも大丈夫みたい」
煙が完全に消えるとキュアハッピーの姿が現れた
キュアハッピー「わたしもなんとか急所ははずれたみたいだから大丈夫だよ」
プリキュアのメンバー達はそのままキュアサニーのほうへ移動していった。
キュアハッピー「今のは結構ダメージ受けたね」
キュアサニー「あいつ、怒り狂って暴走しはじめたんや。こうなったらもう五人で戦うしかないで」
キュアピース「向こうにいるポップとキャンディには気づかれないようにしないといけないね」
キュアマーチ「それにしてもデモンのパワーは全く下がっていない!なんてやつなんだ」
キュアビューティ「とにかく五人で戦いながらデモンにダメージを与えていきましょう。もう少し弱らせたところでウルトラプリキュアに変身するタイミングを狙いましょう」
暴走したデモンを誰も止めることはできない。もうスマイルプリキュアの五人で戦うしかなくなった。