絵本の外から大きな玉で様子を伺っていたメルシーは絵本の世界が崩壊していくことに気づいた。絵本を見るとガタガタと揺れていて今にも爆発しそうな感じであった。
メルシー「チョコア、すぐに絵本の世界へ入ってみなさんを救いにいきましょう」
チョコア「わかりましたでしゅ!」
メルシーとチョコアは絵本の中に入っていった。
キュアサニー「あかん、これはほんまにやばいで!」
キュアピース「この世界が崩壊しはじめてる・・・どうしよ!」
みんなが慌てているところに「みなさん!」という大きな声が聞こえてきた。みんな声を揃えて「メルシー様!」と言った。
メルシー「みなさん、この世界は間もなく崩壊します。外では絵本が今にも爆発を起こしそうなのです。急いでチョコアの体に触れてください!」
みんなチョコアの体に触れるとメルシーは「ポップさん、キャンディさんの手をチョコアの体に触れさせてください」と言った。ポップは「わかりましたでございまする」といって意識を失ったキャンディの手をチョコアの肩にあてた。チョコアは「では絵本の外へ移動しましゅ」と言った。すると上空にカラフルな光が伸びて、みんなチョコアとともに上空へ浮上して消えていった。
絵本の外にでるとプリキュアの変身をといた五人は一安心していた。ところが・・・
メルシー「みなさん、まだ安心するのは早いのです。この絵本が大爆発を起こします」
日野あかね「メルシー様、どないしたらええん?」
メルシー「ここは聖域の世界です。ひとまずみなさんのいた不思議図書館へ移動しましょう。みなさん、チョコアに触れてください」
みんなチョコアに触れるとチョコアは「移動しましゅ!」といって姿を消した。チョコアが移動した瞬間、その絵本は大爆発を起こした。
不思議図書館へ移動すると今度こそ本当に安心した。しかし大爆発をした絵本とその周辺はどうなっているのか心配だった。
青木れいか「メルシー様、大爆発した絵本の周辺はどうなったのでしょうか?」
メルシー「おそらくあの絵本を置いていた大図書館は崩壊してしまったでしょう」
星空みゆき「さっき聖域って言ってたけど、あそこはメルシー様がいる世界だよね?大丈夫なの?」
メルシー「大図書館はわたしの力を使って元にもどしますから大丈夫です」
それを聞いてみんなは「それならよかった」と安心した。
メルシー「それより、みなさん、あの邪王デモンを見事に倒していただいて本当にありがとうございました。みなさんがいなければ全宇宙が破壊されていたでしょう」
日野あかね「それにしてもデモンはほんまに強かったな。あいつ最強やったで」
青木れいか「あんな恐ろしくて邪悪な敵と戦うことになるとは思いませんでした」
そしてキャンディが意識を取り戻して「クル?クル?」と不思議そうに声を出しながら辺りを見渡した。ポップは「キャンディ!邪王デモンは消滅したでござるよ。キャンディもよくがんばったでござる!」と言って褒めた。キャンディは「やったクル!キャンディはみんなの力になれて嬉しいクル!」と言った。
しかし、星空みゆきは涙目をして落ち込んだ表情をしていた。
星空みゆき「デモンは倒したけど、他のプリキュア達はあのエビルとデビストにやられちゃったんだよね。他のプリキュア達を助けることはできなかったのが残念だよ」
メルシー「星空みゆきさん、そのことなら心配ありません。エビルとデビストにやられたプリキュア達はわたしの力で復活させます」
緑川なお「メルシー様、そんなことできるの?」
メルシー「わたしはなんでも願いが叶うジュエルを持っています。一度しか使えませんが、地球の神にも協力してもらって、それを使って他のプリキュア達を復活させます」
黄瀬やよい「地球の神なんているんだ?それにしても、なんでも願いが叶うってミラクルジュエルみたいだね」
メルシー「そのミラクルジュエルと同じかわかりませんが、神が必要とする願いを叶えることのできるジュエルです。プリキュア界の大女神のわたしや地球の神も人間界にプリキュアは必要なのです」
そんなメルシーの話を聞いた星空みゆきは笑顔になって「それならみんなウルトラハッピーになれるんだね!」と言った。
日野あかね「ポップ、あのトレーニング用の本やけど、もう少し貸しといてもらえへんかな?」
ポップ「別に構わないでござるよ」
星空みゆき「あかねちゃん、まだトレーニングするつもりなの?」
日野あかね「当たり前やん!覚醒プリキュア2はパワーとスピードはすごいけど、今回のやよいやれいかの技を見てたらエナジーは負けてたからな。うちはもっと強くなるつもりやで」
緑川なお「わたしもまずは覚醒プリキュア2を目指してもっとがんばるつもりだよ」
しかしメルシーは残念そうな表情をしながら「あの本の圧力や時間の流れは残念ながら元に戻ります。しばらくするとチョコアの術が解けてしまいます」と言った。メルシーのその言葉を聞いた日野あかねは「そうか、まあそれはしゃーないな」と言った。
メルシー「スマイルプリキュアのみなさん、そろそろわたしとチョコアは元の世界に戻ります。あの邪王デモンを倒したプリキュアとして永遠に語り継がれるでしょう」
プリキュアの五人は声を揃えて「伝説のスマイルプリキュア!」と言った。
メルシー「そうです。あなた達は伝説のスマイルプリキュアと呼ばれるでしょう。みなさん、本当にありがとうございました」
そしてチョコアの頭に手をあてたメルシーは「ではみなさん、さようなら」と言った。チョコアも「みなしゃん、ではさよならでしゅ!」と言った。みんなが「メルシー様、チョコア、さようなら」と言うとメルシーとチョコアの姿が消えた。
ポップ「キャンディ、そろそろ拙者達もメルヘンランドへ戻るでござる」
キャンディ「みゆき、あかね、やよい、なお、れいか、みんなまた会いにくるクル!」
ポップは本を出して「では皆の衆、またでござる!」といって本の中に入った。プリキュアの五人は「じゃあまたね!」と声を揃えていった。キャンディも「さよならクル!」といって本の中へ入っていった。そして本は空に飛んでいって消えていった。
星空みゆき「れいかちゃんももう戻るの?」
青木れいか「そうですね。ステイホームさせていただいている家族の方に心配をかけてしまいましたので、わたしもすぐに戻ります」
星空みゆき「それは残念だよ~ハップップ」
日野あかね「まあ、れいかはもうすぐ戻ってくるんやからええやん」
黄瀬やよい「また二学期になったらいつでも会えるんだよね」
青木れいか「夏休みが終われば帰りますのでもう少しだけ待っていてください」
緑川なお「夏休みはもうすぐ終わるしね」
緑川なおの言葉を聞いた星空みゆきは突然焦りながら「そういえば夏休みの宿題、まだ終わってないんだよー!れいかちゃんも近くにいないしどうしよう?」と困った表情で言った。日野あかねが「みゆき、一人でがんばるしかないな」と言った。星空みゆきが焦りながらは「あーーーーーもう早く家に帰らないとまずいよーーー」と言った。青木れいかは「では、みなさん、わたしは戻ります。また二学期にお会いしましょう」と言って不思議図書館からロンドンへ移動していった。残った四人は声を揃えて「じゃあまた二学期に会おうね!」と言ってみんな家に帰っていった。
家に帰って自分の部屋の中で机に座っている星空みゆきは「ぜんぜん宿題が進まないよ・・・」と呟きながら落ち込んでいる。そして「うぅー邪王より宿題のほうがわたしとって強敵なんだよー!ハップップ」と言った。