その不思議な女の子はニッコリと笑って「わたしの名前はメルシー。そして隣にいるのが妖精チョコアです」と言った。
星空みゆき「すごいドレスを着た女の子だね。それよりキャンディ、あのチョコアって妖精さんのこと知ってる?」
キャンディ「キャンディも知らないクル」
日野あかね「それより、何でうちらがスマイルプリキュアって知ってるんや?」
日野あかねの質問にメルシーと名乗る女の子は「それは、わたしもプリキュアだからです」と言った。
黄瀬やよい「もしかして外国人のプリキュア?」
メルシー「外国人ではありませんが、当たらずしも遠からずといったところです」
星空みゆき「あーーー!新しく誕生したプリキュアなんだね。わたし、星空みゆきです。よろしくね!」
メルシー「キュアハッピーさん、残念ながらわたしは新しく誕生したプリキュアではありません」
星空みゆき「どうしてわたしがキュアハッピーだと知ってるの?」
メルシー「あなた達のことは噂で聞いています」
緑川なお「わたし達の噂ってメルヘンランドで聞いたの?」
メルシー「いいえ、プリキュア界で噂になっています」
そのメルシーの言葉を聞いて、そこにいたみんなが「プリキュア界!?」と声を揃えて言った。メルシーの隣にいた妖精チョコアが「スマイルプリキュアは有名になっているのでしゅ」と言った。
星空みゆき「キャンディも可愛いけど、そこにいるチョコアちゃんも可愛いね」
チョコア「チョコアが可愛いでしゅって!?失礼なこというでないでしゅよ!」
星空みゆき「可愛いって言うと失礼なんだ!?悪いこといっちゃったのかな!?だったらごめんね」
チョコア「さっきからみんな無礼でしゅよ」
メルシーとチョコアの存在が何だかわからない四人とキャンディは困った表情をしていた。
メルシー「チョコア、いいのですよ」
星空みゆき「ところでわたし達に何か用があるの?」
メルシー「スマイルプリキュアの力を見せていただきたいのです」
星空みゆき「スマイルプリキュアの力を見せてほしいってどういうこと?」
するとそこへ上空から本が飛んできて「皆の衆!!!」という大きな声が聞こえてきた。
本からポップが出てきた。四人は「ポップ!!!」と言ってキャンディは「お兄ちゃん、どうしたクル?」と聞いた。ポップはメルシーのほうへ歩いて行き、頭を下げた。
ポップ「もしかして、あなた様はプリキュア界の豊穣の女神様と呼ばれるお方ではないでござるか?」
チョコア「豊穣の女神などではないでしゅ。この方はプリキュア界の頂点に立たれる大女神様、キュアガディス様でしゅ!」
キュアガディスと聞いたポップは「えぇーーー!!!」と驚いた。
日野あかね「プリキュア界の大女王様って、なんかすごい偉い人とちゃうんか?」
ポップ「拙者も噂だけ聞いたことがあるでござるのだが、プリキュア界には豊穣の女王様と呼ばれるお方がいるのでござるが、それは人間のプリキュアでござる。しかし、プリキュア界の頂点に立たれている大女神様が存在するとのことでござる。皆の衆、このお方はプリキュア界の神様でござるよ!」
それを聞いた四人は「えぇえええええ!!!!!」と驚いた。
メルシー「はい。わたしはプリキュア界の大女神、キュアガディスです」
星空みゆきは「プリキュアの、か、神様・・・」
日野あかね「そんな偉い神様がうちらに何の用なん?」
メルシー「まずはスマイルプリキュアの力を見せてほしいのです。キュアハッピーさん、ここでプリキュアに変身してください」
緑川なお「でも、こんなところでプリキュアに変身するとまずいんじゃないかな」
黄瀬やよい「うん!誰かが見てたら大変だもんね」
その話を聞いたメルシーは「それもそうですね。ではチョコアお願いします」と言った。チョコアは右手を空にあげて何か水色の光を放った。メルシーは「時を止めました。これでプリキュアに変身しても誰にも見られることはありません」と言った。
星空みゆき「で、でも・・・神様の前でプリキュアに変身するなんて・・・」
ポップ「みゆき殿、大女神様の言う通りにするでござる!」
星空みゆきは「うーん・・・わかった」
星空みゆきはスマイルパクトを取り出した。そして「プリキュア、スマイルチャージ!キラキラ輝く未来の光! キュアハッピー!」と声を出しながらピンク色に輝くキュアハッピーの姿に変身した。以前、時の部屋でトレーニングをしていたおかげでスマイルプリキュアのメンバーはみんなプリキュアに変身すると同時に光った状態でいられるようになっていたのだ。
キュアハッピーの姿を見たメルシーは「なるほど、たしかにプリキュアの戦闘力をはるかに超えていますね」と言った。
キュアハッピー「さらにプリキュアの限界を超えて覚醒した力をお見せしましょうか?」
メルシー「えっ?そこからさらにプリキュアの限界を超えて覚醒した力ですか?」
するとキュアハッピーは「うああああああああーーーーーーー」と声を出した。地面が揺れて風が強く吹いてキュアハッピーのスマイルパクトが光った。そして大きな炎のようになったピンク色の光に包まれてパチッパチッと音を鳴らしながらキュアハッピーは立っていた。そのキュアハッピーの姿を見たメルシーは「なんという凄まじい力。これほど巨大なパワーを持ったプリキュアが存在していたとは・・・」と呟いた。
日野あかね「みゆき、やっぱりたまにはトレーニングしとくべきやったな」
メルシーの隣にいた妖精のチョコアが「メルシー様、どうするのでしゅか?」と聞くとメルシーは「これほど巨大なパワーを持つ人間のプリキュアがいるとは思いませんでした。とてもわたしのかなう相手ではありません」と答えた。
メルシー「キュアハッピーさん、わかりました。もう元に戻ってください」
キュアハッピーは星空みゆきの姿に戻った。
星空みゆき「メルシー様、これでいいの?」
メルシー「どのようにしてそんな力を持ったのかはわかりませんが、わたしの予想をはるかに上回っていました。もしかして、スマイルプリキュアのみなさん全員があの覚醒状態になれるのでしょうか?」
日野あかね「そうや、スマイルプリキュアのメンバー全員が覚醒状態になれるで!今はおらんけどキュアビューティもな!なあ、なお!?」
緑川なお「うん!」
メルシーはその話を聞いて驚きながらチョコアのほうを見て「スマイルプリキュアとはなんという人達なんでしょう・・・この人達であればお願いできるかもしれません」と言った。チョコアは「メルシー様、では事情をお話されるのでしゅか?」と聞いた。それに対してメルシーは「はい」と答えた。
メルシー「スマイルプリキュアのみなさん、わたしの話を聞いていただけるでしょうか?」