スマイルプリキュア~神も恐れる強敵~   作:aptx4869

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暗黒世界で黒幕登場

プリキュアの四人とメルシー、チョコアは薄暗い場所に出てきた。そこの周りは本棚がたくさんあって不思議図書館の何倍も広い空間だった。テーブルの上に一つの本が置いてあった。それは真っ黒で不気味な本であった。その本にはタイトルも何も書いてなかった。

 

メルシー「スマイルプリキュアのみなさん、いよいよ暗黒世界の絵本に入りますが、ここでプリキュアに変身してください。わたしも変身して入ります」

 

四人はスマイルパクトをひらいて「プリキュア、スマイルチャージ!キラキラ輝く未来の光! キュアハッピー!太陽サンサン熱血パワー! キュアサニー!ピカピカぴかりんじゃんけんポン♪ キュアピース!勇気リンリン直球勝負!キュアマーチ!」といって変身した。

 

メルシーは何も言わず金色に光り輝きだすと「キュアガディス!」といって白いドレスに金色のリボンを胸のあたりにつけて、シルバーの大きな冠をかぶった見たことのないプリキュアに変身した。そんなキュアガディスの姿を見た星空みゆきは「これがキュアガディスなんだね。すごいドレス!」と言いながら驚いていた。

 

メルシー「ではみなさん、絵本を開きますので入ってください」

 

メルシーはそう言うとテーブルの上に置いている黒い本を開いた。薄暗くて枯れた黒い木が並んでいる不気味な絵が見えた。

 

キュアサニー「なんか気持ちの悪い絵やな」

キュアピース「わたし、こんな気持ちの悪い絵をみるのははじめてだよ」

 

そう言ってプリキュアの四人は本の中に入っていった。最後にメルシーが「チョコア、わたし達も行きますよ」と言ってメルシーとチョコアは絵本に入っていった。

 

冷たい風が吹きつけて一本の葉もない黒い木が揺れている。空は薄暗くて不気味な雰囲気の場所だった。そこはとても絵本の中とは思えないほどリアルな暗黒世界であった。メルシーは「みなさん、こちらに来てください」と言って、不気味な黒い岩の塔のほうに向かって歩いていった。

 

キュアハッピー「それにしても気持ち悪いところだね」

キュアマーチ「メルシー様、あの塔の中にエビルとデビストがいるんだね?」

メルシー「そうなのですが、とりあえず塔の近くまで行って様子をみましょう」

 

そのまま5分ほど塔のほうへ歩いていくと、大きな岩があった。メルシーはその岩へ飛んでいくと「みなさん、ここの岩陰に隠れて様子をみましょう」と言った。メルシーの隣にキュアハッピー、その隣にキュアサニー、そのまた隣にチョコアがいて、その後ろ側にキュアピースとキュアマーチが隠れて塔の様子を見ていた。しばらくすると塔の中から誰かが出てきた。

 

塔から出てきたのは茶色い肌をして顔は闘牛のようで二本のツノがあり、背丈はキュアハッピーほどの高さで白い鎧をまとっている戦士だった。そしてもう一人、今度は灰色の肌をしてスキンヘッドであのアカオーニよりひとまわり大きな体をしていてマッチョで青い半ズボンだけをはいている戦士だった。

 

キュアサニー「なんやあいつら?」

メルシー「あの闘牛のような戦士がエビルです。そしてあの灰色の大きな体をしたのがデビストです」

キュアマーチ「あいつらか!」

キュアピース「でもあの二人の戦士って本当に強いのかな?」

メルシー「油断をしてはいけません。あの二人は他のプリキュアを倒していったほどの実力なのです」

 

みんな小声で話しているとエビルとデビストが何か話をしはじめた。

 

エビルは「デビスト、次はどのプリキュアを倒しに行こうか?」と不気味な笑みを浮かべながら言った。デビストは「そうだな、それにしてもこのプリキュアリストは本当に役立つ」といって何かの本を開いた。それを見ていたチョコアは「あれはプリキュアのリストでしゅ!あんなものまで手に入れてたのでしゅね」と小さな声で言った。それを聞いたメルシーは「なるほど。だから奴らは他のプリキュア達の居場所がわかったのですね」と言った。

 

キュアハッピー「プリキュアのリストって何?」

メルシー「あれは全プリキュアの特性や技などが書かれているプリキュアリストなのです。あれもプリキュア界の聖域で保管していたのですが、盗まれていたとは予想外でした」

キュアハッピー「そんなものがあったんだね」

 

続けてエビルとデビストの話に耳を傾けた。

 

デビスト「しかし、そろそろ邪王デモン様の封印が解けるはず。そうなればもうプリキュアを倒す必要もなくなるではないか」

エビル「それもそうだな。おっと・・・」

 

突然エビルとデビストが頭を下げた。すると塔の中から濃い緑色の肌をしてデビストよりすこし小さい体をした人物がでてきた。

 

キュアサニー「なんや、もう一人でてきよったで」

メルシー「あ、あれはダークラス!!!」

 

メルシーは怯えながらそう言うとチョコアも「メ、メルシー様・・・あ、あれは、ダ、ダークラスでしゅよ!」と怯えながら言った。メルシーとチョコアが怯えてる姿を見たキュアマーチは「ダークラス?」と不思議そうに呟いた。

 

ダークラスという緑の肌をしていて大きな耳に目が吊り上がって大きな牙を二本出していた。ダークラスは黒い服に白いマントを羽織っていた。エビルとデビストは「ダークラス様、そろそろ邪王デモン様の封印が解けますね」と言った。ダークラスは「そうだな。そろそろのようだ」と言った。

 

デビスト「それでもまだ我々はプリキュアを片付けに行ったほうがいいでしょうか?」

ダークラス「プリキュアは邪魔だから全て消してしまうのだ」

デビスト「かしこまりました」

 

キュアサニーが「メルシー様、ダークラスって何者なん?」と聞くと、メルシーはガタガタと震えながら「ダークラスは暗黒世界にいる王なのです。まさかあんな恐ろしいやつが黒幕だったとは思いませんでした」と言うとチョコアが「ダークラスは暗黒世界で最も恐れられてる存在なのでしゅ」と言った。

 

キュアマーチ「暗黒世界ってこの絵本の中での王ってことだよね?」

メルシー「いいえ、ここは絵本での暗黒世界ですが、あなた達がいる世界の裏には暗黒世界が存在するのです。ダークラスはその暗黒世界で最も強く恐れられている厄介な存在なのです」

 

ガタガタと震えているチョコアをキュアピースは必死に抱きかかえるようになだめていた。

 

メルシー「みなさん、絶対に見つからないように隠れていてください。奴らが塔の中に入ったらすぐにこの場を離れましょう」

 

その時、チョコアはガタガタと震えていて石ころがポロッという音とともに落ちていった。

 

メルシー「まずい、気づかれたかもしれません!」

 

ダークラスは「ん?」といって岩場のほうを見た。チョコアは「あぁー逃げるでしゅ!」といって空へ飛んで逃げようとした。するとダークラスは「フフフフッ・・・お前達の次の相手が見つかったぞ。あいつらをさっさと片付けてしまうのだ」と言ってすぐに岩場のほうに向かって飛んでいった。

 

キュアサニーは「まずいで!やっぱり気づかれてしまったみたいや!」と大声で叫んだ。ダークラスは飛び上がって逃げるチョコアに向かって黄色い光を放った。キュアピースは「危ない!」といって飛び上がってチョコアを抱きかかえたが、ダークラスの放った光に当たってしまった。

 

メルシー「まずいです!その光にあたると・・・」

 

メルシーが大きな声でそう叫んだが遅かったようだ。チョコアを抱いたままのキュアピースが人形になってしまい地面に落ちていった。そこにいたスマイルプリキュア達は「危ない!」と言いながらダークラスの攻撃をかわそうとした。

 

ダークラス「邪魔な妖精は片付けた!ハッハッハー」

 

ダークラスは笑いながらそう言いながら塔のほうへ飛んで戻っていった。そしてダークラスは地上におりてエビルとデビストに向かって「フフフフ・・・それにしてもキュアガディスまでいたとは好都合だ。あとはお前達に任せた。あいつらは全て消してしまえ!」と言った。そしてダークラスは塔の中へ入って行った。

 

エビルとデビストは「ダークラス様、かしこまりました。あとは我々にお任せください」と頭を下げながら言った。

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