スマイルプリキュア~神も恐れる強敵~   作:aptx4869

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ダークラスの企み

ハッピーシャワーをくらったダークラスはかなりのダメージを受けていたものの、まだ戦える余裕があるようだった。

 

キュアハッピー「もういいでしょ?早くピースとチョコアの姿を元に戻して!」

 

ダークラスはニヤリとした。

 

ダークラス「きさま、わたしに本気で勝てると思っているのか?わたしは暗黒世界の王なのだ!」

キュアハッピー「まだやるつもりなの?」

 

ダークラスは「だったらこれでもくらえ!」と言って手のひらから緑の光を放った。ただの緑の光のように見えたが、メルシーは「あの光を浴びてはいけません!」と大きな声で叫んだ。キュアサニーは「なんや、また人形にでもなるんか?」と焦りながら言った。しかし間に合わず、キュアハッピーは緑の光を浴びてしまった。

 

キュアハッピーは「あれ?何が起こったの?なんだかパワーが落ちた気がする」と言った。

 

メルシー「あの光は相手のパワーを吸収してしまうダークラスの術なのです」

 

キュアマーチは「ハッピー、気をつけて!どうやらパワーが吸収されたみたいなんだ!」と大きな声で言った。ダークラスは「ハッハハッハハー!これできさまも終わりだ!」と笑いながら言った。キュアハッピーは「ええーーー!?」と驚いていた。

 

キュアサニー「メルシー様、パワーを吸収したってどのくらいなん?」

メルシー「わかりませんが、あれだと10パーセントくらいでしょうか。これでキュアハッピーさんのパワーは低下してしまいました」

キュアサニー「その程度なんか。まあそれでも大丈夫やと思うで」

 

キュアハッピーのパワーを吸収したダークラスは「それではいくぞ!」といって地上におりてきた。そしてキュアハッピーに向かって襲いかかっていった。ダークラスはキュアハッピーにパンチやキックの連続攻撃をしていった。ダークラスのパワーやスピードはさっきよりあきらかにアップしていた。キュアハッピーはダークラスの攻撃を避けながらも反撃し続けている。ものすごいスピードで戦っていたのだが、ダークラスの「ぐはっ」という声だけが何度も聞こえていた。

 

ダークラスはキュアハッピーから離れて攻撃を一旦とめると「わたしはきさまのパワーを吸収したはずなのだ。こんなはずはない!」と悔やみながら言った。キュアハッピーはあまりダメージを受けていないようだった。

 

キュアサニー「実力に差がありすぎたんやな。10パーセントくらいのパワーを吸収してもハッピーのほうがまだ実力は上ってことやな」

 

キュアハッピーは「もう終わりにしない?わたしはただピースとチョコアを元に戻してほしいだけなの。お願い!もう無駄な戦いはやめよう。あなたも諦めて自分の世界に戻ってほしい」と言った。それを聞いたダークラスは「無駄な戦いだと!!!調子に乗るな小娘!!!!!」と言って再びキュアハッピーに襲いかかっていった。ダークラスの攻撃はキュアハッピーにあたらない。それどころか、キュアハッピーの連続攻撃がダークラスにあたりつづけてダークラスはダメージを受けていった。

 

ダークラスは一旦キュアハッピーから離れて空に浮かんで何かを考えはじめた。

 

ダークラスは心の中で「このままだと、このわたしがあの小娘にやられてしまう。しかし、邪王デモン様の封印はもうすぐ解けるはず。ここは一度引き下がって邪王デモン様の封印をさっさと解いてしまうか。それにしてもわたしの実力を上回るプリキュアが存在したとは予想外だった・・・」と呟いた。

 

ダークラスはニヤリとしてキュアハッピーのほうを見た。そしてダークラスは大声で「わかった。小娘、きさまの言うとおりにしよう。戦いは一度終わりにする!」と言った。それを聞いたキュアハッピーは「だったら早くピースとチョコアを元に戻して!」と大声で言った。するとダークラスは「それだけはできない!ではさらばだ!!」と大声で言った瞬間、塔のほうへ飛んでいった。

 

それを見ていたメルシーは「まずい!ダークラスは邪王デモンの封印を解こうとしているのです!」と言った。キュアサニーは「なんやて!?」といってすぐに覚醒状態に変化して「逃がせへんで!!!」と言いながらダークラスのほうへ飛んでいった。ダークラスはそんなキュアサニーのほうへ振り向くと大きな四角い鏡を出した。それを見たメルシーは「キュアサニーさん、そこへ飛び込んではいけません!」と大声で叫んだ。しかし猛スピードで飛んでいったキュアサニーは鏡の中に入っていってしまった。ダークラスは「ハッハッハッハー!!!」とあざけ笑いながら飛んでいき、塔の中へ入っていった。

 

キュアハッピーはメルシーとキュアマーチのほうへ飛んでいった。

 

キュアハッピー「メルシー様、サニーはどこへ行ったの?」

メルシー「キュアサニーさんは別の場所へ飛ばされてしまったのです。ここは絵本の世界ですから、おそらくこの絵本の中のどこかでしょう」

キュアマーチ「それよりダークラスは邪王デモンの封印を解こうとしているんだよね?早くとめないとまずいんじゃない?」

メルシー「そうですね。わたしはダークラスの存在に気をとられていましたが、本当に恐ろしいのは邪王デモンなのです。封印が解かれてしまうと、この世界、いや全宇宙が破壊されてしまいます」

キュアハッピー「サニーのことは後で探しにいけばいいよ。まずはダークラスを止めにいこう」

キュアマーチ「よし、じゃあ塔の中に入ろう!」

 

急いでキュアハッピーとキュアマーチ、そしてメルシーは塔の中へ入っていった。塔の中はまるで迷路のようになっていた。ダークラスがいるのは最上階であるのは間違いないと確信していた。塔の中をさまよいながら階段を見つけていく。キュアマーチは「みんな、はぐれないようにできるだけ一緒に行動しよう」と言った。

 

最上階にいたダークラスは邪悪なエネルギーを本に向かって放っていた。その本は紫色と黒色の縦縞模様の表紙であった。ダークラスは「もうすぐだ。もう間もなく邪王デモン様の封印が解ける。フハハハハッ」と不気味に笑いながら呟いた。

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