101番目の家畜   作:八雲 紅

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ハマったので初投稿です
スピンオフキャラや実写版のキャラも出したいので捏造しまくって進めます、よろしくお願いします


101番目の男

私立百花王学園。

創立百二十二年を迎えるこの場所は上流階級・政財界の子女が数多く通う名門校。

名門の名とその古くからの歴史が示す通りこの学園の卒業生は政財界などのあらゆる方面で大成しており生徒であるという事がステータスになるほどだ。

更に特筆するならこの学園ではギャンブルが推奨されており勉強やスポーツの成績は評価されないに等しい。

駆け引きや読心術、勝負強さが現れるギャンブルの強さでこの学園では全てが決まる。

学園では、ギャンブルの強さがそのまま根強い階級として表れ、ギャンブルに負けて借金を背負った生徒は家畜として虐げられ、しまいには人生すら奪われる運命にある。

ギャンブルに強い者はより多くの人望と資金が集まり、弱い者は搾取と迫害を受けることになる。

さらに、生徒会に収める上納金の額がワースト100位以内に入ると非協力傾向生徒・通称【家畜】と呼ばれ、人間としての尊厳すら奪われるほどの差別と虐待が待っており、そこから這い上がるのはほぼ不可能である。

 

そんなギャンブルによって支配される学園、その中でも絶大な権力を持つのは生徒の頂点に立つ生徒会長とその会長に認められた者のみが入会を許される生徒会。

その生徒会が集う生徒会室にて物語は始まる。

 

 

「会長と副会長は不在か、まぁ珍しくもないが」

 

生徒会室の長机に着いている数人のうち、眼鏡を付けた黒髪短髪の男子。

生徒会会計の2年生、豆生田(まにゅうだ) (かえで)はため息と共に発言する。

 

「そうそう、会長が行き先告げずに居なくなるなんて珍しくないからねー」

 

豆乳田の発言に便乗したのは動物の耳がついたオレンジ色のフードを被る小柄な少女。

生徒会役員にして選挙管理委員長を務める3年生、黄泉月(よもづき) るな。

これでもれっきとした高校生、会議中でも携帯ゲームを手放さないが生徒会では一番の古株。

 

「生志摩さんは……居なくても良いですね」

 

生徒会室を見回し発言したのは黒の長髪に着物姿で佇む、和を全身で表す糸目の女性。

生徒会役員で伝統文化研究会会長の3年生、京の名家出身の西洞院(にしのとういん) 百合子(ゆりこ)

 

「先輩が居ると話進みませんからねー」

 

机に肘を付いて便乗したのはウェーブのかかった栗色の髪にカチューシャを付けた女子。

生徒会役員で実家が世界有数のトイメーカーでその令嬢である1年生、(すめらぎ) 伊月(いつき)

 

「私はレッスンがあるから早く終わってほしいなー☆」

 

手鏡を見ながら自慢のツインテールを整える女子が心底帰りたそうに呟く。

生徒会広報で現役アイドルの2年生、夢見弖(ゆめみて) ユメミ。語尾と瞳には星が輝いている。

 

「では定例会議を開きます」

 

機を見計らい発言したのは黒い長髪を横に結んだサイドテールの女子。

生徒会書記の2年生、五十嵐(いがらし) 清華(せいか)。星の煌めくユメミとは対照的にその瞳は暗く宇宙のような闇が広がっている。

 

「待て、垰の姿が見えないが」

 

「そうですねー、ポチ先輩どこ行ったんですか?」

 

「垰さんなら生志摩さんと共に美化委員の仕事に向かっています」

 

会議の前に待ったをかけた豆生田と皇の言葉に五十嵐は淡々と答える。

 

「そうか、それなら良い」

 

その答えを聞いた豆生田を始めとした役員全員は問題児の相手をする羽目になっている、ここに居ない男に黙祷を捧げた。

 

「あのー、皆さんよく話題に出して気になってたんですけどポチ先輩って何やらかしたんですか?所詮家畜ですよね?」

 

生徒会に入って間もない皇はおずおずと挙手したのちに質問する。

その言葉に「お前には話していなかったな」と眼鏡を指で押しながら豆乳田が口を開き説明を始めた。

 

(会議、始めるタイミング逃したな)

 

突如始まった話に会議開始のタイミングを失った五十嵐は遠い目で天上を仰いだ。

 

 

 

 

 

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 

 

「ふぇっくし!」

 

「うわ、なんだよビックリすんだろ」

 

「噂されてんのかな」

 

【美化委員会室】と書かれたプレートのある部屋の中、ソファに腰かける男と机に足を乗せる女のうち男がくしゃみをすると女の方は驚いた様子を見せるがただのくしゃみと分かればふたたび椅子にふんぞり返る。

 

「無理もねぇよ、お前は生徒会が所有する唯一の家畜(ポチ)なんだからよォ」

 

「おかしいな……お前は美化委員長で俺は家畜なの、おかしくないか?」

 

「うへっ、文句があるなら会長に言えよ。んでそん時はあたしも誘えよ垰」

 

「それが無理なのは知ってるだろ生志摩」

 

彼女こそが先ほど西洞院からいらないやつ扱いされた当人。

生徒会役員で美化委員長の2年生、生志摩(いきしま) (みだり)

紫のカチューシャ、左目の眼帯、口元に2つのピアス、はだけた制服姿に荒々しい口調とインパクト満載だがれっきとした美化委員長である。実銃と思わしきリボルバー拳銃をくるくると指で回しているがれっきとした生徒会役員である。

 

そして彼女と漫才を繰り広げる男子。

生徒会が所有する家畜、2年生の(たお) 良晴(よしはる)

アッシュグレーの色の髪がところどころ跳ねているのが特徴で首元には【非協力傾向生徒】と刻まれたタグを首から下げている。タグは擦り切れていたり傷ついたりで読めない部分も多い。

 

「あぁ知ってるよ……仲間の借金を肩代わりして負うだけじゃなく自分の身を賭けて会長と未だにギャンブル中なんだろ、良いよなぁお前は。あたしも会長とヤりてぇよ」

 

「気に入らないやつぶちのめして仲間を助けただけなんだけどなぁ」

 

「生徒会に喧嘩売ってェ?5億の借金抱えてェ?誰かが自分の借金を卒業までに払ってくれるかどうか会長と賭けたんだろォ?」

 

「改めて口に出されると恥ずかしいんで止めてもらっていいですか」

 

「いいじゃねぇか!あたしはお前を褒めてるし気に入ってるんだぜ?学園全体を敵に回すリスクと一生を管理されるかもしれないリスク!会長が面白がるのも無理はねぇよォ」

 

「うへへへへっ」とおよそ女子がしてはいけないレベルの笑い声を上げながら生志摩を見て垰は溜息を吐き他の美化委員が早く来ることを願った。

 

 

 

 




後ガキ(仮)

妄「たおぉぉぉ!取り立てしようぜぇぇぇぇ!」
垰「野球のノリで誘うな」
妄「滞納者はボディビル研究会だ」
垰「絶対暴力に訴えてくるやつじゃん」
妄「お前が来ねぇなら濡羽と鳳に行かせる」
垰「人選酷いなオイ」

※結局協力した
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