ベル君が闇の剣士なのは間違っているだろうか   作:暗闇水明

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今日はソーマファミリアの話です。今回二人東方キャラを出します。一体誰なのか?それではどうぞ!!


Chaptear11ソーマファミリア

「ほう・・・リリルカわざわざ何のようだ?そこのもの達はルーナファミリアだな・・・まさか男もいるなぞ思ってもいなかったが・・・」

 

ベル達は現在ソーマファミリアに来ていた。リリをソーマファミリアから退団させるために。コポコポと試験管の中の音が聞こえる部屋でソーマファミリア団長ザニスと乳鉢で酒の材料をかき混ぜている主神ソーマだった。

 

「ソーマ様!!リリはこのソーマファミリアから退団したいです!!」

 

リリの一声が強く響いた。それに反応したのかザニスはイヤらしい目つきで笑った。

 

「退団したい・・・そう言っているんだな、まぁそれは個人の自由だ。お前は私たちの家族だ。だがソーマ様にここまで育てくれた恩があるからな・・・その分の金を用意してもらわなければ・・・」

 

「いくら要求するんだい?」

 

金髪で少し豪快な女性星熊勇儀は荒々しい声でザニスを睨み付けながら声を出した。

 

星熊勇儀はレベル5のエルフとドワーフのハーフで二つ名は「鬼」らしい。ソーマファミリアに乗り込むと聞いてついて行くと言ってきた。酒にはうるさいらしく来たというのだ。何でもソーマの酒は気に入らないだとか。昔ロキにも会っていたがそれで驚かれたらしい。

 

「そこまで怒らないで欲しい、そうだなせいぜい4000万ヴァリスだな」

 

「なっ?!」

 

4000万ヴァリスこれは全員にも驚く金額だった。おそらく大手のファミリアからごっそりいただこうという戦法だろう。

 

「分かった」

 

しかしこれは想定内ではある。勇儀は金が入っている袋を出して床にばらまけた。念のために多めに入れといたのだ。

 

「な・・・?!」

 

「これでどうだい?4000万ヴァリスよりかは多いと思うんだがね?」

 

それにザニスはまた笑いながら急に杯を出した。

 

「ふふふ・・・そうも行かぬ。我々が定めた退団の儀式を受けてもらおう」

 

「何だい?それは?」

 

「なぁにルーナファミリアの皆にはこの神酒(ソーマ)を飲んでもらう、それだけさ・・・」

 

そう言ってザニスはベル達に神酒を差し出す。

 

「良いでしょう」

 

「フン!受けて立ってやるよ」

 

そしてベル達は神酒を受け取る。

 

「・・・ッ!駄目です!!ベル様!!勇儀様!!そしたらベル様達も!!!」

 

しかしベル達は既に神酒を口に含んでいた。リリは恐れていた。神酒のうまさは心を酔わせる。それに続いてまた飲みたくなる。そして団員達のように狂乱的になり神酒のために何でもしてしまう。人殺しをするまでも・・・

 

「・・・ぁ」

 

既に飲み干してしまった。心酔してしまう・・・その恐怖がリリを襲った。

 

「リリをください」

 

「・・・ッ!」

 

「聞こえなかったか?!ベルはこんなゴミ酒よりアーデをくれって言ってんだよ!!」

 

しかしその恐怖は打ち払われた。勇儀もベルも心酔していなかったのだ。そして二人とも杯を投げる。

 

「てめぇはこれを最高にうまいと思ってるがなぁ・・・私たちにとっちゃあこれはまずい!ドブ水よりまずいよ!!」

 

途端に勇儀が酒について語り出した。それにベルも加わった。

 

「酒というのは何のためにあるんですか?酒は宴会の時、誰かを祝うとき、他にも様々なことで、飲みます。大事なのは酒を飲むときその祝い、宴会を楽しむためでしょう?これは圧倒的にそれが足りていない!!」

 

「そういうこった!!いっとくがな!!酒ってのは楽しめればドブ水と同じ味だとしてもうまく感じる!!逆にそれをなくせばどんなにうまいもんでも不味いんだよ!!」

 

「ク・・・」

 

ザニスは食い下がった。そこにリリもベルがソーマファミリアに乗り込む前に行った言葉を思い出した

 

(覚悟を越えた先に希望はある)

 

 (何ですか?それ?)

 

(僕の魔法の言葉かな?これを思い出すとどんなことも乗り越えられる、そんな気がするんだ)

 

「私にも飲ませてください!!」

 

それを思い出しリリも杯を持って飲んだ。

 

「リリルカさん?!」

 

リリは一瞬視界がゆがんだがすぐに立ち直りソーマを見つめた。

 

「ソーマ様!!これがリリの覚悟です!!」

 

「リリルカさん・・・」

 

「オラ!!どうよ!!アーデも酔わなかったよ!!それでも渡すつもりがないなら良い案を出してやる!今度私たちはロキファミリアと戦争遊戯(ウォーゲーム)する!!そこでロキファミリアと同盟組んであんた達も参戦しな!私たちが勝ったらアーデをもらう!!私たちが負けたらあんた達に何でもしてやるよ!!なおアーデはこちら側につく!それでいいな!?」

 

その勢いに押されて食い下がっていたザニスだった。その後ろにソーマが出てきた。

 

「分かった・・・受けよう」

 

そこに今まで口を開かなかったソーマがいた。実はソーマはベル達が飲んでいたところからずっと見ていたのだ。

 

「ナ・・・?!」

 

「ロキファミリアとはこちらで話しておこう・・・条件はそれでいい」

 

「分かりました・・・」

 

「じゃあまた後でナ・・」

 

そして3人は立ち去ろうとする。その時だった。

 

「アーデ・・・」

 

「・・・?」

 

ソーマがリリを呼び止めた。そして・・・

 

「体には気をつけなさい・・・」

 

そう声をかけた。その時・・・その時だけソーマは父親のようなそんな表情だった。

 

「はい・・・!!」

 

その時だけソーマに感謝したリリだった。

 

三人称視点 end

 

ソーマside

 

(神酒が飲みたい!!神酒が飲みたい!!)

 

うるさい・・・それならもっとうまいもん作ってやるよ!!

 

(ソーマ様!一口!一口だけで良いので!!)

 

何処のの子どももみんなそうだ・・・私は何のために酒を造っていると思ってんだ・・・

 

その時から私は変わった。最初にのませたのは私の眷属がボロボロになって戻ってきた時だった。その時私は労いの言葉と同時に差し出したときだった。その時は普通にうまい・・・それだけだった。自分で飲んでみたが天界で飲んだときよりうまくはなかった。やはり神の力を使わないとなるとこれくらいかと思っていた。しかし酒を飲むことで喜んでいるところを見られたとき何かを感じた。

 

私は日に日に改良を続けた。それからだろうか・・・子ども達が神酒に飲まれるようになったのは・・・

 

いつの間にかザニスという人物がファミリアの経営をしていた。私は新入団員に神酒を飲ませるようになった。しかし前のような子ども達のような謎の感じはなかった。最初はアーデもそうだった。いずれか退団するものは金と儀式で退団させる制度まで入っていた。

 

(酒に簡単に飲まれる子ども達に何の価値がある)

 

何もかもどうでも良い・・・そんなときだった。前から私の酒を気に入らないと言っていた星熊勇儀、白髪で紅の瞳の少年ベル・クラネルが現れた。神酒を飲む限りまた飲まれるだろうと思っていた私をあの二人はそれを破ってきた。初めてだった、酒に飲まれないのが・・・そしてそれに続きアーデも飲まれそうだったがとどまった。そして彼らの言葉で私は思い出した。

「酒というのは何のためにあるんですか?酒は宴会の時、誰かを祝うとき、他にも様々なことで、飲みます。大事なのは酒を飲むときその祝い、宴会を楽しむためでしょう?これは圧倒的にそれが足りていない!!」

 

「そういうこった!!いっとくがな!!酒ってのは楽しめればドブ水と同じ味だとしてもうまく感じる!!逆にそれをなくせばどんなにうまいもんでも不味いんだよ!!」

その時私はあの謎の感じを思い出した。そうだ・・・私は喜んでくれる子ども達の笑顔が見たかった。ただ楽しく飲んでくれればそれで良かったのだ・・・私は勝手に失望してそして勝手な失望ですべてほったらかしてきた、だがそんな私をこの二人特にあの少年は感謝しても仕切れないだろう。近頃戦争遊戯すると言うことを聞きつけた私はすぐにその案に乗ることにした。今私の子どもが大空に向けて旅立つ、それをみてみたいと思った。きっとこの少年はロキファミリアの幹部にも負けることはないだろう。ならば親を名乗る資格はないが私は彼にアーデをその場に預ける親として見届けることにした。

 

「アーデを頼んだぞ・・・ベル・クラネル・・・そしてルーナファミリア」

 

昼の太陽が光るその中で私はそうつぶやくのだった・・・

 

ソーマside end

 

 

 

「ふぅ~なんとかなった・・・」

 

ベルは安心したと同時によく分からない疲れが出ていた。

 

「大丈夫か?全くお前は私より強いんだから安心すれば良いじゃねえか」

 

「一応戦争遊戯受け入れてくれるか不安だったんですよ・・・正直ドキドキしました。」

 

「それは私ですよ~神酒を飲んだときはどうしようかと思いましたよ~」

 

「とりあえず、これでソーマファミリアを戦争遊戯に引き込めましたよ・・・後は・・・」

 

「ああ、戦争遊戯に勝つことだ!!」

 

そう意気込んでいる中だった・・・

 

「ベル!!勇儀!!いた!!」

 

「・・・?どうしたんですか?チルノさんにラントさん?」

 

「大変なんです!!うちのファミリアの団員がアポロンファミリアに襲撃されたんです!!」

 

その時3人に衝撃が走った。

 

「さっきレミリアさん達が応戦して何とか追い払いましたが怪我をしてしまい・・・」

 

「大丈夫なんですか?!」

 

「はい・・・一応怪我もそこまでではありませんでした」

 

それで何とか安心したのでほっと胸をなで下ろす。

 

「とりあえず一端ホームに戻りましょう」

 

「アア・・あの、変態神・・・ッ!」

 

そして5人は悪態をつきながらホームに戻った。

 

アポロンファミリアのホームでは窓から外を眺めていたアポロン、そしてその中には長い茶髪で高身長のヒューマンの男ヒュアキントス、赤髪で短髪の女性のヒューマンダフネと青髪で長髪の少女カサンドラそして赤髪の女性の猫人だった。

 

「アポロン様・・・襲撃はあまり被害は出ておりませんでした・・・」

 

「よくやった、ヒュアキントス。襲撃は別に被害はなくなってもいい。ただこっちの挑発に乗れば良いからナ・・・」

 

「はい・・・」

 

そしてアポロンはチェスの駒に、口をつけそしておき

 

「フフ・・・ベル・クラネル、君は私のものだ!!そしてルーナ決着だ・・・月は太陽に飲み込まれる運命なのだ・・・」

高らかに笑いながら手に入れた後の妄想に浸るのだった。

 

その様子を見ていたダフネは悪態をつきながら睨み付けていた。

 

 

 




どうでしたか、今回は勇儀を出しました。見た感じエルフのような耳があったのであの豪快さ酒の強さから勇儀はエルフとドワーフのハーフにしました。ちなみにここはダンまちの世界なので角生えていません。もう一人は名前を出していませんが出ております。誰なのか予想してみてください。では次回もお楽しみに!!
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