ベル君が闇の剣士なのは間違っているだろうか   作:暗闇水明

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こんにちは。すいません!アイズと戦わせると言いながら時間の都合上次回になってしまいました。次回は戦わせるのでよろしくお願いします!!


Chaptear18戦争遊戯③

城下町の戦いが起きて2時間、ロキ、アポロン、ソーマの送り込んだ500人の部隊はほとんど全滅した。ベートがやられて撤退したものもおり全ての部隊がいなくなった。それに気づいたのか勇儀はラウルとの戦いに終止符を打とうとしていた。

 

「どうやら、他の城下町お前達の部下がやられたらしいな、お前ももう無理そうだし行くか・・・」

 

勇儀の前には服も剣もボロボロの姿をしたラウルだった。この状況はどう考えても逆転はなかった。レベルは勇儀が上、しかも体力は万全でほとんど使ってない。対してラウルは体力もなく更には立っていられるのもやっとだった。勇儀はそのまま立ち去ろうとしていた。

 

「ま・・・て・・・」

 

「どうした?もうお前は終わりだろう?ならそこで寝ればいい話じゃねぇか・・・」

 

ラウルは残っている体力を振り絞り立ち上がり剣を構える。ラウルの目は諦めていなかった。

 

「何で諦めないんだい?どうせ勝負は決まったんだ・・・諦めた方が楽だろうに・・・」

 

立っているラウルに問いかける。それに答えるようににらみ返した。

 

「俺は、レベル4ながら・・・スキルも魔法もできない、半端者ッス・・・でも・・・」

 

そして勇儀を見る。

 

「でも諦めたくないんす!!俺はこのファミリアが大好きなんす!!だから絶対に諦めたくない!!!」

 

しばらく時がたった後その言葉に感化されたように勇儀は笑い出した。

 

「ハハハ!!お前ほんと面白いね!!きっと同じファミリアだったら良い酒仲間になれそうだったな・・・良いよ最後につきやってやる」

 

すると勇儀は杯を構える。ラウルも同じように剣を構えそして・・・

 

「はぁぁぁ!!」

 

そのまま向かっていた。

 

『四天王奥義「三歩必殺」』

 

勇儀はそのまま答えるように蹴りを何度も入れた。拳から炎が出ており更に拳を入れる。

 

「オラオラオラ!!」

 

やがてラウルの体は火傷の跡でいっぱいだった。暫くしてラウルは倒れた。

 

「ふぅ・・・さてどうしようか・・・」

 

流石のやり過ぎに少し戸惑ったようだ。まぁそうだろう。この技は勇儀の魔法と自分で作った武術を混ぜたもの。その威力は絶大で本気だったらレベル6でもただでは済まない。本気でやっていたらまず即死だったろう。今は気絶している。

 

(そう言えばこいつの剣何処に行った?見たところなさそうだが・・・)

 

勇儀はラウルの剣がないことに気づく。見たところ落ちているわけでもない。

 

(まさか・・・ッ!)

 

瞬間ボロボロの剣が勇儀にめがけて降っていた。最後の足掻きで相打ちにしたかったんだろう。確かにこれだったら落下速度から普通のレベル5が食らったらひとたまりもない。当たり所が悪かったら死んでいただろう・・・

 

 

普通ならば・・・

 

「こんなものでよく私を倒そうとしたね・・・」

 

しかし勇儀はドワーフとエルフのハーフ。見た目からしてエルフに見えるが彼女はドワーフのパワーがある。しかも彼女は鍛えてもいたのでパワーは普通のドワーフよりも上である。勇儀はそのまま剣を弾き返した。

 

「捨て身の刃ってヤツか・・・相打ちにしたかったんだろうが無駄だったな・・・でも・・・」

 

そのまま勇儀はどこからか出した酒瓶をラウルの元におき

 

「嫌いじゃないよ・・・そう言うの・・・」

 

そのまま去って行った。

 

一方城下町跡を殲滅したルーナファミリアのメンバーたちは中央堂まで突っ走っていった。城が目の前に到達したときに多数の人影があった。

 

「悪いけど・・・ここは通さないよ」

 

そこには火焔猫燐とダフネがいた。それに合わせて魔道士達がいた。

 

「お燐・・・ッ!」

 

お空が赤い猫人を見つめていた。

 

「お燐ッてことはあの人が?!」

 

ベル達もお燐を見つめる。

 

「ええ、あの子が火焔猫燐よ・・・」

 

「久しぶりですね・・・お空・・・本当は今すぐ抱きしめたかったのですが私もアポロンファミリアの幹部としての立場として・・・あなたたちと戦わなければなりません・・・先に謝っときます・・・」

 

「お燐・・・ッ!」

 

悔しそうに見つめるお空にベルは怒りをあらわにしていた。

 

「戦いましょう・・・お燐さんを助けるためにも・・・」

 

その時リリが口を開いた。その言葉に皆は覚悟を決めた。しかしお空だけは違った。それもそうだろう、親友と呼べる存在と戦わなきゃいけない。それが辛いのは誰だって同じだ。きっと他のみんなもためらうだろう。その時だった。

 

「覚悟を越えた先に希望はある!!」

 

「・・・ッ!」

 

ベルが強い言葉でお空に発した。驚いた一同だったがベルは続ける。

 

「僕は小さい頃大きな試練・・・命が尽きそうなときがありました・・・途中で楽になりたいと諦めたりもしました・・・でも!!戦う覚悟を持てたら・・・生きる希望を見つけた!!家族に出会えた!!今が幸せなんです!!希望に満ちあふれているんです!!リリもそれは同じで覚悟を決め今があります!!お空さん!!今がその時です!!覚悟を決めればいつかは希望があります!!だから・・・戦いましょう・・・お燐さんを助けるために・・・」

 

その言葉にバベルにいた神達は感動したように拍手が聞こえた。中には涙を流す者もいたとか・・・

 

そしてお空も・・・

 

「・・・うん!!ありがとうベル!!」

 

そしてお空も覚悟を決め武器を構えた。砲台のような形もしておりなんか威力がやばそうだった。

 

「みんな!!下がって!!」

 

「え・・・?何をs「ちょっとごめん避けて!!」へ・・・?」

 

「あまたの炎よ・・・敵を全て焼き尽くせ・・・・」

 

「ギガフレア!!」

 

その瞬間レベル2とは思えないほど辺りが炎に包まれた、それはもはやマグマのようにアポロンファミリアからの悲鳴も聞こえた・・・そして撃った後お空はすぐにお燐のそばに駆け寄った。

 

「お燐!!」

 

「お空・・・?」

 

「お燐!!良かった・・・ッ!」

 

「どうして・・・?私たち敵なんだよ・・・?ファミリアも違うし・・・」

 

「何言っているのよ!!たった一人の親友でしょ!?そんなの助けるも同然よ!」

 

お空は泣きながらお燐を抱きしめていた。

 

「はは・・・お空ってば・・・また泣いている・・・相変わらず泣き虫なのね・・・」

 

それに安心したのかお燐は涙を流し抱きしめた。

 

「そのままにしておきましょう・・・先に行きますよ・・・」

 

空気を読んだのかルーナファミリアのメンバー達はそのまま城に向かおうとした。

 

「ああ!絶対勝つ!!」

 

そしてベル達は中央堂に向かった。そこに

 

「ベル!!」

 

お空が呼び止めた。そして・・・

 

「お燐を助けてくれてありがとう・・・」

 

それにベルは笑い

「助けたのはお空さんですよ・・・今はそばにいてあげてください・・・」

 

「大将はフィンさんです!!きっと奥の方にいるので頑張ってください!」

 

お燐はそう言いベルを見た。

 

「はい!!」

 

そしてベルは城の中に入っていった・・・

 

お燐を助けるためリリを助けるため・・・二人の少女を解放すべくベルは絶対勝つと決意をし城に向かうのだった・・・

 

 




はい、今回は短めです。次回・・・次回こそはアイズと戦わせるのでよろしくお願いします!!
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