ベル君が闇の剣士なのは間違っているだろうか   作:暗闇水明

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こんにちは。今回で戦争遊戯編完結です。こいしの過去も少し明かします。それではどうぞ!!


Chaptear23月の事件

 

「な・・・?!どうして・・・?」

 

「ごめんなさい・・・こうするしかないの・・・」

 

雷が鳴り、雨が激しく降る中、ルーナファミリアのメンバーと他の者達は倒れていた。それはベルもこいしも同じ・・・何とかベルだけは顔を上げることができた。

 

「どうして・・・ッ!ルーナ様!!」

 

目の前に立っていたのはルーナファミリアの主神ルーナだった。何故こんなことになったと言うと・・・

 

 

 

 

「今日はホームでパーティーよ!!飲みなさい!!」

 

あれからホームで宴会を始めた。ちなみに戦争遊戯勝利もあるが他の意味が込められている。実はこいし以外このファミリア全員のレベルがアップしたのだ。レミリアとさとりはレベル7、フラン、パチュリー、勇儀はレベル6、咲夜、永琳はレベル5に、美鈴はレベル4に他のメンバーのレベルもアップした。ベルはレベル3、そしてチルノもレベル2になったのだ。よってこのファミリアは戦争遊戯の成果もあり三大派閥となってオラリオのトップになった。

 

「いやぁ・・・まさかオラリオ最強派閥になるなんて、正直信じられませんよ」

 

「まぁ今まで二大派閥より劣ると言われたからね・・・」

 

「それでもレベル7になってからあのオッタルと同じレベルになった自覚がない」

 

「まぁ・・・私のパワーならどんな奴でもぶん殴れるしな!!」

 

「私が最強だけど~」

 

「黙れ小娘、いずれお前を超えてみせるわ!!」

 

そうやって笑い合う。これがルーナファミリアの日常だった。それでもって高みに目指すのだ。そして酒を飲む。すこしたった後一人の客が来た。

 

「入るぞ・・・」

 

「「「「ソーマ!!」」」」

 

そこには大量の酒瓶をもってきたソーマだった。持ってきた酒はどれも神酒ではなく何処にも売られている酒だった。

 

「どうしたの?!こんな酒・・・まさか・・・ッ!」

 

「安心しろ・・・神酒は混ぜていない」

 

ルーナ達は警戒したときソーマが呼び止めた。そうしてすぐに勇儀が杯を出して一本の酒を注いだ。そして飲んだ。

 

「ふぅー!!やっぱりこの酒はうめぇな!!」

 

そして何時ものように勇儀は酒をのみ、何時ものように笑っていた。そしてベルも同じように杯を取り出して飲んだ。

 

「大丈夫ですよ、これに神酒は入っていません」

 

ベル達が飲んで証明されたことにより皆は酒を飲み始めた。やがて辺りには笑い声が聞こえた。そこには本当にソーマが造った酒は一つもなかった。代わりにあるのはどこらにでもある普通の酒。それに安心したのか皆は飲みまくるのだった。

 

「にしてもソーマ、なんで急に他の酒を買ったの?あの酒じゃなくても、売っている神酒でも良いんじゃないのかしら?」

 

レミリアが少し疑問を抱くもソーマは笑った顔で返した。

 

「私は昔忘れていた酒を飲んだ者を笑顔にしたいという信念を思い出しただけだ。暫く酒造りはできないしな・・・こうやって買ったものでも笑顔でいてくれるなら嬉しいかと思ったんだ。」

 

そしてソーマ自身も酒を飲んだ。そしてリリの方を向く。そして・・・

 

「アーデ・・・」

 

そしてリリの前に向かった。そして座り

 

「今まですまなかった・・・」

 

頭を下げながら謝罪した。そしてリリは涙を浮かべ・・・

 

「もう良いです・・・」

 

その一言だけだった。そしてソーマはすぐにルーナの元に向かい再び頭を下げる。

 

「私が言う資格はないかも知れないが・・・アーデを頼む・・・」

 

「ええ、分かったわ・・・あなたの子どもは私たちがしっかり支えるから・・・」

 

「ああ、ありがとう・・・」

 

そしてソーマはお礼を言い帰ろうとしていた。しかし・・・

 

「おい!ソーマ!!どうせならお前も宴会に参加しな!!酒は人数多い方が楽しいからよ!!」

 

勇儀がソーマも一緒に宴会参加を提案したのだ。そこにソーマは戸惑いを見せる。

 

「え・・・だが私h「そんなの関係ねぇよ!!あんたがちゃんと酒を語れるようになったじゃねぇか!!」・・・じゃあ参加させてもらおう・・・」

 

そしてソーマも参加することになった。『月影の館』には笑い声が辺りに響いた。酒に酔いつつもそれでもって明るく笑い時にはふざけたりもしている。このファミリアには笑顔があふれている。そんな場所だった。

 

「ねぇ・・・ベル、どうしたの?」

 

ベルがベランダにいたときこいしが話しかけてきた。

 

「少し空気を吸いに来たんですよ・・・」

 

ベルは夜空を見上げた。元ロキファミリアであると共に結構建物も高く星空がよく見える。オラリオも一望できこの屋敷の所有者の特権だろう。そこでベルは夜空を眺めた後次はオラリオを見た。

 

「にしても、未だに信じられませんよ・・・」

 

「何が?」

 

「僕があなたに負けたことですよ、黒龍の力を持ったとしても勝てないなんてびっくりしましたよ」

 

「はは、世の中には上がいるってものよ!」

 

「それ、おじいちゃんにも言われました」

 

そう言って笑い合う二人、端から見たら美少年と美少女二人、下手したら美少女同士の会話にも聞こえる様子にルーナファミリアは見守りつつも酒を飲んでいた。

 

「そう言えば、こいしさんは何故冒険者になったんですか?」

 

「え?なんで急にそんなこと・・・」

 

「いえ!すいません!!イヤだったら別に良いです。タダオラリオに来たってことはなんか目標でもあるんじゃないかな~って・・・」

 

「う~ン別にないかな?お姉ちゃんについてきただけだし」

 

「へ~そうなんですか。そう言えば、こいしさんも心読めるんですか?」

 

その瞬間こいしの顔が暗くなっていることに気がついた。それを見てベルは必死に謝る。

 

「すいません!!話したくなかったr「いいえ、大丈夫よ。これからのことを考えるといつかは話すしちょうど良いわ」・・・」

 

そして一呼吸おくとこいしは左手にある手袋を外した。

 

「・・・ッ!これは・・・ッ!」

 

そこにはひどい傷で紋章が潰れていた。まるで火傷をした、或いは何かで刺したような後だった。

 

「これね・・・自分でやったの」

 

「・・・ッ!」

 

次の一言でベルは絶句した。通常の人では見てられないほどの傷跡を自分でやったとなると何があったのか心配になってきた。同時にベルは辛い気持ちを思い出させた自分に罪悪感が出ていた。

 

「私もね・・・お姉ちゃんと同じスキルが出てきたんだよ、確かその時はレベル2だったかな?それでね、心が読めるようになって身体能力も高かった私は有名になったわ・・・でもある日ね・・・」

 

そしてベルは息をのむ。

 

「あるとき冒険者を助けたの、心が読めた時当時モンスターの動きを読めた。その時発動させたんだけどね・・・気持ち悪いって思われたの・・・」

 

「・・・ッ!」

 

「それだけじゃなくてね、信頼していた人もいたんだけどその人私を殺そうとしていたの・・・すぐに逃げ出して何とか捕まえたんだけど・・・その時の一言が・・・」

 

(お前は気持ち悪ぃんだよ!!オラリオから出て行け、この化け物!!)

 

「ってね・・・それで私は耐えられなくてこの手をナイフで刺したの・・・」

 

「・・・ッ!」

 

ベルは拳を振るわせた。

 

「痛かった、辛かった・・・でもこれで解放されたんだって思った。スキルは消えたんだ。それでも結局変わらなかった。やがてレベル3になって私には二つのスキルが生まれた。一つはあなたが知っている『透明人間(インビジブル)』もう一つが『レクイエム』だよ・・・能力は分かっているだろうけど・・・」

 

「記憶の改変ですか?」

 

「そうよ・・・だからこそ、私は皆から私に関する記憶を消した。まぁルーナファミリアの幹部とルーナ様は無理だったけどね・・・」

 

そしてこいしは左手の手袋をつけ直した。

 

「あれ以来、私はどこか解放されたような気がしたんだ。誰にも縛られることがない、私一人だけの世界、気づけば私はレベル10になっていた。『影の女王』はレベル3でつけられたんだけど・・・それもどうでも良いって思っていたんだ。私感情豊かに見えるけど心の中は空っぽだから・・・だから、あなたも忘れたいなら言って。すぐ消えるから・・・」

 

「そ・・・ク・・・い・・・」

 

「うん・・・?」

 

ベルは小さな声でつぶやく位の小さな声で何かを言っていた。そしてそれはやがて大きくなる。

 

「そんなこと、言わないでください!!!」

 

「え・・・・」

 

そしてベルはうつむきながらこいしの肩をつかんだ。そして泣きながらベルは叫んだ。

 

「僕はイヤです!!せっかく見つけた好敵手なのに!!家族として仲良くできるのに!!初めて目指したいって思えたのに!!僕は・・・僕は・・・」

 

そしてベルは顔を上げる。

 

「こいしさんのことを・・・家族を・・・忘れたくないです」

 

泣きじゃくって顔には涙でいっぱいになったベルの姿はこいしの心に響いていた。自分の為に泣かれたことなんて姉とルーナファミリアの一部以外いなかった。そしてベルは手を握る。

 

「僕はこいしさんを忘れたくはありません。こいしさんを忘れたくない人だって大勢いるはずです。記憶は時間なんです・・・だから、自分の記憶を大切にしてください。あなたを忘れたくない人はここにいます」

 

それを聞いたこいしは涙を流していた。そしてベルは無意識にこいしを抱きしめていた。その後はこいしの泣き声が聞こえた・・・夜空の中、誰もいない空間でただ二人の空間で心が満足するまで・・・

 

暫くした後少しベルは抱きしめた後に大胆なことをしてしまったのか顔を赤らめ少し顔をそらした。それにこいしはニヤニヤしてからかっていた。まぁ女性陣は、ベルに抱きしめられると可愛さでからかいたくなるらしい。

 

「すいません・・・急に抱きついちゃって・・・」

 

「大丈夫だよ~もう、可愛いな~」

 

「うう・・・もう戻りますよ!!」

 

少し経った後ベルは宴会に戻ろうとした。その時・・・

 

「ベル!ちょっと待って!!」

 

「どうs「チュ・・・」ムグゥ!!」

こいしはそのままこいしにキスをした。長くベランダには少し水音が聞こえた。

 

「ちょ・・・?!こいしさん?!」

 

暫くして口を離したら顔を赤くして茹で蛸のようだった。

 

「お礼だよ・・・」

 

こいしは、笑顔でそう言った。そしてこいしは顔を近づけて

 

「私を忘れさせないの、後悔しないでよね。次は・・・もしかしたらこれ以上のこと、しちゃうかも知れないから・・・」

 

その一言でベルは顔を赤らめ急いで館に戻るのだった。ちなみにこいしも館に戻るのだった。その時は気づかなかったが・・・

 

「さ~て!!今日のしめは極東に伝わる鍋よ!!」

 

「「「「待ってましたぁぁ!!」」」」

 

鍋という物を聞いたとき大声で歓喜の声が聞こえた。ベル達も何回か食べたことがあり絶品だ。ファミリアの中で人気なのだ。ティオナは知らないがおいしいなら楽しみである。

 

「さあ開けるよ~」

 

そして巨大な鍋の蓋を開いた。

 

そこには野菜や肉が大量にあった。湯気が立っていておいしそうだった。それに声を上げる。

 

「「「「おおおぉぉぉ!」」」」

 

ベル達は目を輝かせながら箸を並べていた。そして食べ始める。熱い汁と共に口に入れる。

 

「「「「おいしいぃぃぃ!!」」」」

 

鍋を食べながらその声が屋敷中に響いた。ちなみにティオナも気に入った様子である。皆は更に食べ進め時間が経った。

 

「ハァ・・・幸せ・・・」

 

「私も~」

 

「本当に・・・これだけは生きているって感じです・・・」

 

人気な物だからかあっという間に平らげてしまった。食べ終わると皆はそれぞれ寝るか、酒を飲んだりした。酒をまた飲み始めそして宴会は盛り上がった。その時ベルが一言口にした

 

「僕、このファミリアに会えて本当に良かったです、ルーナ様やフランさん、レミリアさんさとりさん、こいしさんに出会えて、ルーナファミリアに会えて本当に良かったです・・・」

 

そして皆の顔を見て笑顔を見せた。

 

「「「「私もベルきゅんに会えて嬉しいよぉぉぉ!!」」」」

 

皆も飛びつき抱きしめようとした。しかし

 

「ウ・・・」

 

次の瞬間体が動かなくなっていた。

 

「皆さん?!」

 

「やばい・・・体がだる・・・い・・・」

 

体に倦怠感が出てきた。他にも次々と倒れていった。ついにはこいし、ベルも倒れていった。唯一ルーナだけが立っていた。そしてベルの目の前に立っている。

 

「ふふ、計画通りね・・・」

 

それで現在の状況がこれだ。

 

「どうなっている・・・」

 

「痺れ薬を入れたのよ・・・後はこれで・・・」

 

そしてベルの元に近づき

 

「ベルきゅんを独り占め♪」

 

(((し・・・しまった)))

 

そう、さとりも忘れていた。ルーナは一度前歴がある。つまりこの鍋にしびれ薬を入れてそのまま襲うという計画をやるなんて今のこの神なら目に見えていたはずだが気づけなかった。それに何人かの団員達も自分達もやろうとしたが先越されたと思う者もいたが・・・

 

「さぁ~て、それじゃあいっただきまーす!!」

 

そうして飛びつこうとしたが・・・

 

「アレ・・・?」

 

ルーナも倒れた。何故かと思ったが・・・

 

「ア・・・自分も食べちゃった」

 

ただの自滅であった。周りもあきれた顔になっていた。ちなみに30分後皆回復したという。もちろんさとりのお説教が鳴り響いたのは言うまでもない。

 

と言うわけで少しルーナファミリアにはこういう事件がつきものになったのだ。今日も彼らの日常は何時も月のように明るいのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さてと・・・これで良しと・・・」

 

ダンジョンの18階層で一人の青髪の青年が何かの道具と共に何かを作っていた。そこにはあの植物モンスター『ヴィオラス』が、無数にいた。

 

「あの女と交渉してこれか・・・実験としてはいいが、まさかこんな世界があったなんてな・・・まあいい我々の目的のために犠牲となれば良い」

 

「「「「オオオオ!!」」」」」

 

青髪の青年がみまもるなかモンスターの雄叫びがダンジョンに響くのであった。

 




はい、宴会らへんはシリアスとギャグどちらも書きました。ちなみに最後に出てきたキャラも他作品です。前回出てきたのも関係していますが一体誰なのか予想してください!!それでは次回でまたお会いしましょう!!!
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