ベル君が闇の剣士なのは間違っているだろうか   作:暗闇水明

28 / 57
こんにちは。今回は、あのモンスター娘と神会をやります。そして謎の人物も?ではどうぞ!


Chaptear26異端児と二つ名

 

18階層で桜花達を待たせ、ベル達は20階層につきモンスターを討伐し資源などをとっていた。ちなみに文の場合は何カ気になるネタを見つけたらしく18階層にとどまった。暫くしてベルは辺りを探索していた。来るモンスターもたいしたこともなかったので全て魔力を使わず倒せた。一応ヴェルフには防具も作っていた。慎重に考えてスピード重視にしようとしたので軽い防具をつけることにした。

 

兎鎧(ピョン吉)』と言う名前、ネーミングセンスは悪いが性能は抜群のライトアーマー。スピード重視のため軽く動きやすい。他にもエイナからもらった『サラマンダーウール』を着ている。サラマンダーウールは炎の攻撃を受け止めてダメージを減らす。中層には必須のアイテムらしい。

 

そんなこんなでベルは現在モンスターを『蛇龍』で切り裂き、少しずつ探索をしていた。皆と一旦分散して探索している。

(にしても、順調っすね)

 

(ええ、中層だからかしら・・・うまく取れるわ)

 

(だが、油断は禁物だ。しっかりしておけよ)

 

「分かっている・・・」

 

頭の中でモンスターと放しているほど余裕ではあったがインファント・ドラゴンの一言で少し集中した。

モンスターも着々と倒しており今回はいい収穫だと思っていた時だった

 

「・・・ッ!なんかいる・・・」

 

ベルは何かのモンスターの気配を察知し、剣を構える。そっと近づきベルはタイミングと共にベルは草木を切って向かっていった。そこには・・・

 

「『竜女(ヴィーヴル)』・・・?」

 

竜女とは一角獣と、同当の超希少種で出現するのはほぼ希でその素材は全部莫大な金額で売られる。その中でも額にある『ヴィーヴルの涙』と呼ばれているものは破格の値段で売られる。一つで億万長者というレベルで・・・だ。しかしウィーヴルはそれをとられると凶暴化する。ちなみに倒せば必ず砕けるのでとらなければ意味ないのである。だがウィーヴルの姿がどうも違った。普通は半人半蛇であるはずだがこれは完全に人型だった。ベルは詳しく見ているとウィーヴルを見るが次第にヴィーヴルの瞳が潤んできた。よく見たら骨折をしているようだった。切り傷も無数、今にも泣きそうな瞳でベルを見ていた。最初は切ろうとも考えていたベルだが・・・剣士としてのプライドか、或いは・・・ベルが昔から持っていた心が叫んだのか自然に剣を納める。そしてヴィーヴルの少女を見つめる。次第に彼女の瞳から助けを求めている瞳になっていた。この瞬間からだろうか・・・

 

「大丈夫?」

 

ベルは彼女をモンスターとして見られなくなった。ベルはすぐに高等回復薬をかける。ヴィーヴルの少女は何するのか分からなく警戒したが、

 

「これはね、ポーションって言ってかけると怪我を治してくれるんだよ」

 

「ポー・・・ション・・・?」

 

「しゃ、しゃべった・・・」

 

モンスターが人語をしゃべる異例の事態だがかまわずベルはポーションをかける。

 

「少しいたいかも知れないけど我慢してね・・・」

 

そして怪我をしていることにかける。すると・・・

 

「い・・・痛い・・・」

 

「ごめんね・・・」

 

骨折しているところは少し直るために痛みが生じる。少しずつ直ってきているが完治は難しかった。とりあえず太い棒で固定し包帯で巻き肌が見えないように抱き上げた。後でラントになんとかしてもらうことにした。

 

「これ、かぶっていて・・・」

 

ベルはヴィーヴルの少女にサラマンダーウールをかぶせる。肌が青白い他鱗があるため見えなくするためだ。そしてラント達と合流するため18階層に向かった。その途中だった。

 

「・・・ッ!」

 

モンスターとは違う気配を感じた。人間なのかも分からない状態だった。急いでヴィーヴルを地に置き、共に隠れ様子をうかがった。

 

(なんだ?この気配、人間なのか・・・)

 

感じたこともない気配に戸惑っているベルだったがヴィーヴルの少女を守るために冷静に対処していた。暫くすると先に不思議な服装をした青髪の青年がいた。

 

(あの人は・・・)

 

とりあえずヴィーヴルの少女を見て隠れるベルだったが・・・

 

「アレ・・・?」

 

その時青年はいなくなっていた。いつの間にか気配もなくなっていた。

 

(何だったんだ今の・・・)

 

とりあえずヴィーヴルの少女をまた担ぎベルは18階層に向かった。

 

 

 

「はぁ~また何かやらかしたと思ったら今度は何ですか?見たところ・・・」

 

「はい・・・一応モンスターです・・・」

 

一同は驚きの顔とあきれの顔だった。

 

「全く、大方傷ついた所を見つけ見捨てられなくなった・・・と言うことですか」

 

さとりは笑いながらベルを見つめていた。

 

「あなたの気持ちは分かります、見たところ無害そうですしあなたの判断に任せますよ」

 

案外受け入れるさとりに驚いていたが椛が口を開いた。

 

「私も他のファミリアですが賛成です。そのモンスター、『異端児(ゼノス)』というものなんですよ・・・」

 

「異端児?」

 

「知性があり、非常に穏やかな性格のモンスターで唯一共存を可能性があるモンスターよ。ガネーシャファミリアの幹部は異端児と共存を目指しているのよ、こいしちゃんから教えてもらった知識だけどね」

 

フランが続いて話す。ベルはとりあえずヴィーヴルの少女を見て頭を撫でる。すっかりなついているようだった。と言うか何故こいしが知っているのか疑問だったがさとりの目から察した

 

「他にも、ウラノス様達も協力していますからウラノス様に訪ねれば協力してくれるでしょう」

 

咲夜も知っているようだったのでとりあえずどうしようかと話し合った結果一旦ガネーシャファミリアのホームに連れて行くことにした。

 

一方地上では・・・

 

「はい、今日もやって参りました!神会の名物、二つなの名付け式だぁぁぁ!!」

 

「「「「「いやっほうううぅぅぅ!!」」」」」

 

「ついに来たぁ!」

 

「この時を待ってたぜ!」

 

「やっぱり神会はこうでなくちゃなぁ!!」

 

一部の神がため息を出している中多くの神が狂乱の雄叫びを上げる。今回常時の神会の場合はランクアップした眷属の二つ名を決めるのだが、娯楽に飢えている中で名前をつけられている。つまり痛い名前がつけられる可能性が高いのだ。それをやられる神とその眷属はさぞかし大変なのである。

 

「最初は、アラルのとこのグルウ・トーリアだ!」

 

「頼むからまともなので・・・」

 

「こいつ格闘技で炎の戦士だから・・・『炎火炎戦士(ファイヤー・インフェルノ・ファイター)』だ!」

 

「面白い!採用!!」

 

そしてバンという音と共に採用された。その神は悲鳴を上げる。

 

それが次々と採用されると今回の大目玉が来る。

 

「ついに来たぁ!ルーナファミリア!!」

 

「今回ルーナファミリアのほとんどがランクアップしたとよ!!」

 

「おかげでまつりだぁぁ!!」

 

ルーナは手を握りながら神に懇願していた。どうか皆まともであるように。

 

「決めたぞ!この娘は『氷吹雪剣士(アイス・ブリザード・ソードマスター)』だ!!」

 

「いやっほううう!!」

 

しかし現実は甘くなかった。いくらかはまともだったが他は痛かった。と言うか恥ずかしい名前でもあったのでルーナは頭を抱えた。ちなみにさっきのはチルノのである。

 

「そして、今回の大目玉、ルーナファミリア初の男性団員、ベル・クラネルだぁぁぁ!」

 

「「「「いよっしゃあああ!!」」」」

 

そして運命の時が来た。今まで散々だった為せめてベルの名前だけはちゃんとのにしたい。そして神々が名前を口にする。

 

「『邪龍剣士(ダークネスドラゴン・ソードマスター)』!」

 

「『暗闇闇黒剣士(ブラック・ダーク・ソードマスター)』!」

 

次々に痛い名が出てきてしまいついには・・・

 

「ちゃんと考えろやぁぁ!!」

 

ルーナは切れていた。何としてでもまともにしなければいけないのである。

 

「ねぇ・・・今回はちゃんとした二つ名にしないかしら」

 

その時だった、今まで黙っていたフレイヤが口を開いたのだ。そこにロキがにらみながら質問する。

 

「珍しいな、フレイヤ。お前がこういうことに口を挟むなんてなぁ」

 

「あら、ロキ。なんだか怖いじゃない。私は彼が英雄の器だと思ったからよ。それに・・・」

 

「・・・?」

 

「彼はこれからも大きな試練、そしてオラリオ最強の英雄になるかも知れないのだから・・・」

 

「確かに・・・」

 

神達はフレイヤの言葉に納得していた。それもそうだろう。ベルはこれから最強の冒険者になるかも知れない。そんな可能性があるのは全神だって分かることだ。もしオラリオで最強になり二つ名が痛いのだったり、変なのだったらそれは少し戸惑う。その言葉に感化されとりあえず神会はベルの二つ名は真剣に話し合われた。

 

(ベル、何とか守ったよ・・・)

 

ルーナが安堵している中こうしてベルの二つ名は決まった。

 

一方ベル達はガネーシャファミリアのホーム『アイアムガネーシャ』におり異端児のことで話しあわれた。

 

「まさか異端児を連れてくるとは・・・」

 

「どうします?ガネーシャファミリアで保護ができますが」

 

ベルは正直なやんでいた。このヴィーヴルの少女、名前を聞いたところウィーネはベルを今にも泣きそうな瞳でベルを見ていた。その瞳は離れたくないということを訴えていた。ベルが最初に救ってくれ、そして優しさだろうかベルがそばにいないと駄目のようだった。ワンダーワールドに連れて行くという手もあったが一応数は限られており何より直接はいるのではベル以外では時間制限もある。更に言えば、知性を持つモンスターはやったことがなかった。知性も力もジャアクドラゴンによって自動的に与えられるもので少なからずトラブルがあるかも知れないと思っていた。その時ベルはとあるケツイを抱いた。

 

「僕は・・・この子を家族として育てたいです」

 

「それはどうしてだい?」

 

ガネーシャファミリアの団長シャクティが質問する。それにベルは答えた。

 

「この子は誰もいない空間で育って孤独でした。だから、せめて僕がそれを受け止めたいんです。僕には孤独は辛いと言うのは分かります。だから僕が育てたいです」

 

そしてさとり達は微笑んでうなずいた。そこに椛が入る。

 

「私も手伝います、この子誰も手を差し伸べられなかったのは・・・悲しすぎるので・・・」

 

「私は全てベルきゅんのために協力するよ」

 

フランはいつも通りだった。そしてシャクティも・・・

 

「分かった、とりあえずそう話を通しておこう。ガネーシャ様に私がいっておく、椛。これは我々にも大きな進歩かも知れない。心して掛かれよ・・・」

 

「分かりました」

 

「レミリアさんからは私が伝えときます。レミリアさんもこいしから話を聞いているでしょうし・・・」

 

さとりも賛成した。

 

「皆さん、ありがとうございます!」

 

ベルはウィーネの手をにぎりながら頭を下げた。とりあえずここに新しい家族が誕生したのだった。

 




はい、ベルの二つ名は次回明かされるのでお楽しみにしてください。ここから異端児とオリジナルストーリーも・・・お楽しみに!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。