ここはダンジョン18階層、安全階層で『迷宮の楽園』と呼ばれた階層だ。鳥はさえずり、花はきれいに咲き誇る場所。そんな楽園は今・・・
「「「「「オオオオオオオオオオオオォォォォォォ!!」」」」」
地獄と化していた。突如現れたモンスター、ヴィオラスが現れそのヴィオラスを倒して数を少なくしていた瞬間ヴィオラスは別のモンスターに変化した。その体は透けており不気味な顔をしている。
「これは・・・」
「分からない・・・だがこのダンジョンのものでは無いのは確かだ」
フィン達がみたことも無いモンスターに戸惑いを見せる。暫く身を隠し様子をうかがっていた。そこに・・・
「とにかく倒さないと・・・」
アイズが愛剣デスペレートでヒトデ型のモンスターを攻撃する。その時だった。
「危ない!!」
何かを察知したのかこいしがアイズを持ち上げた。
「何を・・・ッ!」
次の瞬間ヒトデ型のモンスターが目から光を出したと思ったら一直線に伸びた。すると奥で爆発しその周りの木が燃えていた。その隙を突いたのかこいしはヒトデ型のモンスターを切り裂く。そしてヒトデ型のモンスターは消える。
「これは・・・」
「あんたばかじゃないの!?普通そう突っ込む?!」
「ごめん・・・」
少し声を荒げたこいしにアイズは押されていた。無意識に謝ってしまう。そして丘の上に立つ。そこにさとり、ティオナも来た。
「アイズ、大丈夫?!」
「ティオナ・・・」
「全く・・・相変わらずですね・・・それでもレベル6ですか?」
さとりはあきれ顔しながら丘の上から見下ろす。中には低く浮遊しているモンスターもいる。
「恐らくですが見つかればこちらに向かってくるでしょうね・・・」
「あっちでもロキファミリアとガネーシャファミリアが戦っているけどかなり苦戦しているってね・・・」
「ええ、正直かなり厳しいですね」
そう言ってさとりはチッと舌打ちをする。これをさとりがすると言うことはこいしがいても本当に犠牲者が出てしまうと言うほど危険な状況であること・・・
「どうする?」
そこに、レミリアと勇儀も来た。
「とりあえずリヴェラの街の人たちを18階層から避難を・・・」
「駄目よ・・・17階層の入り口もクノッソスの迷宮の入り口も瓦礫で崩れていた。ベルのモンスターだったらどかせるかも知れないけど敵もそれは十分承知の上・・・恐らくだけどジュラやあのレヴィスという女も調教師。それに何やら操っている奴はどこかでみていると思う」
「状況はクソッタレか・・・」
「だけどどうするの?!このままじゃ!!」
ティオナは焦りながら怒鳴る。それもそうだろう。今はルーナファミリアに入っているがそれでも元いたファミリアのロキファミリアの仲間も大切なのである。
「・・・いかなっきゃ!!」
「待ちなさい!」
ティオナはすぐフィンたちのもとに行こうとしていた。それをさとりが止める。
「落ち着きなさい、ティオナさん・・・」
「でも・・・!」
「気持ちは分かります!でもこういうときに熱くなってはいけません!!ロキファミリアの皆さんを助けたいのならば冷静になって状況を対処しなければいけません。あなたの友人を、家族を救いたいのなら!今やるべき事は分かるでしょう?!」
そうしてティオナの肩をつかむ。暫くして沈黙が続いた。
「ごめん・・・また私の悪い癖が出ちゃった」
「エヘヘ・・・」と言いながらティオナは頭をかく。そして両手で顔をパンと叩いた。そして顔を上げる。
「でも・・・これからどうするの?傍には咲夜もいるけどこれじゃあ・・・」
「ええ、皆死ぬでしょうね・・・」
「全滅させるにもあっちにはヴィオラスはうじゃうじゃいる、ベルのモンスター達も対処してくれてはいるがうまく立ち回れない状況だ・・・」
ベルのモンスター達も戦っているが状況は一向に変わらない。倒せてはいるものの減らないのが現状だ。むしろ急に増え続けている。このままでは全滅もあり得るのだ。更に複数いる謎のモンスターは未知、誰も対処方法が分からないのだ。並の方法では通用しない。
「どうすればいい?」
「・・・・・・・」
レミリア自身も悪態を着きながら指を噛む。現在考え中だったがそこに・・・
「・・・ッ!伏せて!
「:@9い@90@」
さっきこいしが倒したのと同じ種類のヒトデ型のモンスターが来た。その途端また一つの光が出ている。そしてまたダンジョンの壁が燃える。
「・・・さっきのより威力が高い」
「え・・・?」
「どういうこと・・・?」
すると突然またヒトデ型モンスターの頭上から青い光が出ていた。そして・・・
「・・・ッ!これは・・・」
「ゴァァ<+*{~=O==}’}=~」
狼のモンスターに変化した。それも神話に出てくる二つの頭を持つケルベロスのようなモンスターだった。
「もしかして・・・」
「ああ、これはやばいってもんじゃねぇ・・・」
「このモンスター達は・・・恐らく・・・」
そして辺りも見渡す。中には二重の光がはなっていた。そして新しいモンスターになっていく。
「やっぱり・・・」
「奴等の微量の魔力を感じます・・・恐らくですが・・・」
そう言っている間にケルベロス型のモンスターが噛みついてくる。何とか避けるもティオナの腕に傷が付く・・・
「グッ・・・ッ!」
「早い・・・ッ!」
更に次の瞬間口を開けた。その瞬間二つの光が分かれて別々の方向で一直線に伸びた。そして奥で爆発した。
「何・・・?!」
「あの能力・・・さっきのヒトデと同じ・・・」
「=」(`PL+*K`)」
相変わらずよく分からない叫び声を出しながら再び襲いかかる。こいしは襲いかかってきた瞬間『透明人間』を発動し姿を消した。
「L{``P+;+O=}L76[@]」
ケルベロス型のモンスターが消えたこいしに戸惑う。そこにこいしは上に飛ぶ。そして真上から切り裂いた。
「KU%&(&LU&)」
ケルベロス型のモンスターが最後にうめき声を上げた後ケルベロス型のモンスターは灰になって消えた。
「また強くなっていた・・・さっきこれと同じモンスターと戦ったけどここまで強くなかった」
それを聞きさとりは「やはり・・・」と言いながら舌打ちをする。そして告げる。
「これではっきりしましたね・・・奴は使用者の魔力がある限り無限に強化されるようです」
「しかも変身前のモンスターの能力を取り込んでいる・・・ってみて間違いないよね」
「「「・・・ッ!」」」
それを聞いた途端、ここにいる全員の顔が青ざめる。つまり時間がいずれ経てばレベル7のモンスターを相手にすることになるのだ。イヤ、レベルをつけるほどのモンスターじゃ無いだろう。下手したら黒龍並みのモンスターまでやるつもりだ。それを何体も・・・
「状況がクソッタレと言ったが撤回する・・・絶望的だ・・・」
勇儀も悪態をつきながら告げる。これは時間が掛かれば隻眼の黒龍を全開にしたベルとこいしがいても死ぬ。つまりこのままでは全員死ぬ・・・もし、レベル2以下の初心者がいれば死ぬのは必然だったろう。幹部だけで良かったと心底思う余裕すら無かった位だ。
「でも何かしないとやばいですね・・・」
「敵の大本を叩かないとこの事態は収まりません」
「でも・・・ッ!伏せて!!」
そうなやんでいた途端ティオナがアイズの頭を地面に突かせる。
(どうしたの!?)
(馬の足音が聞こえた・・・恐らくだけど・・・こちらに向かってくる)
突然足音が聞こえたのだ。段々と足音は近づいてくる。やがてティオナたちのもとにたどり着く。
(不味い・・・このままじゃ・・・「ちょっといいかな、お嬢ちゃん達・・・」・・・ッ!)
そこに長身的な男が現れた。傍には馬らしきものがいる。
「あなたは・・・」
「俺はしがない旅人でね・・・ちょっと相談なんだがあの化け物を倒すのを手伝って欲しいんだが・・・」
「え・・・?」
「あるんですか?!」
「ああ、そのためにはお嬢ちゃん達の力が必要だ」
そう聞いた途端全員は少し驚きながら男をみたがすぐに耳を傾けた。
「そう、教えて!どうやってあいつらを倒すの?!」
そうして男はうなずきレミリア達に作戦を話すのだった。
はい、今回はここまでです。最後に出てきたのは他作品キャラです。誰なのかぜひ予想してください。それではまた。